自然が育んだ巨大フキと
季節により姿を変えるアーチ橋
神秘的な造形美に触れる |
道東エリアからは、2つの北海道遺産を紹介しましょう。
北海道地図の中心近くに位置する上士幌町。山がちの地形には糠平湖や音更川を擁し、変化に富んだ景観が見られます。その中をかつて「国鉄士幌線」が運行していました。路線に渓谷が多いため橋が多く作られ、50以上の橋が完成。その多くは景観を損なわないよう、優美なカーブを持つアーチ橋でした。国道273号沿いには、今も多くのアーチ橋を見ることができ、その姿は多くの観光客からカメラを向けられています。中でも代表格は、水面に均整の取れた姿が映し出される「タウシュベツ川橋梁」。ダムの水位上昇により、6月頃から秋にかけて水没するため「幻の橋」とも呼ばれています。
実はこれらは上士幌線の廃線後、一度は取り壊されることになっていました。しかし官民を超えた保存運動により存続が決定。かくして今も有志により大切に保管され、環境が整えられているのです。
「上士幌町鉄道資料館」(電話01564−4−2041)では、その歴史を振り返れるほか、同館を起点に約8qの散策路を歩くことも可能。また国道から雄大な姿を見渡せる「第五音更川橋梁」や、アプローチが良く、通行可能の(多くの橋の上は歩行禁止)「糠平川橋梁」などもお勧めです。
上士幌町の東隣に位置する足寄町には、世界にここだけの北海道遺産があります。
それは全長1m80cm超える螺湾ブキ。その昔は、子供が傘に使うなど身近な存在でしたが、近年は、その大きさから町の顔として知られるように。また味わいにも定評があり、道の駅「あしょろ銀河ホール21」などでは、その美味が味わえます。上足寄にある「鑑賞ほ場」では、螺湾ブキを実際に見ることも可能。見ごろは例年8月上旬くらいまで。むせかえる緑の香りの中、風に揺れるフキを見上げれば、しばし日常を忘れることができそうですね。
※取材協力/NPOひがし大雪アーチ橋友の会
(http://www3.ocn.ne.jp/~arch/)、
らわんグリーン研究グループ、NPOあしょろ観光協会
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DATA |
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●問い合わせ/電話01564-4-2261
(NPOひがし大雪自然ガイドセンター) |
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●問い合わせ/電話0156-25-6131
(NPOあしょろ観光協会) |
帯広からのおもなアクセス |
●旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群
JR帯広駅より十勝バスに乗り換え、糠平バス停へ。帯広から約1時間30分。車で約1時間10分
●螺湾ブキ鑑賞ほ場
帯広から車で約1時間15分 |
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| タウシュベツ川橋梁(水没の程度は事前に確認を) |
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| 糠平川橋梁 |
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| 大人の身長を超える螺湾ブキ |
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| あしょろ銀河ホール21の「ふきソフト」(300円) |
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