海外通信
ウランバートル〜モンゴル〜 2003.4.4 up
“何も無い”のがいい ゴビ砂漠でキャンプ体験 海外通信バックナンバー
(読者リポーター/中島清子さん)
 相撲の朝青龍の活躍などで、最近注目されているモンゴル。成田からの直行便で5時間ほどでウランバートルに到着します。
 同じモンゴロイド系だけあって、モンゴルで会う人々は日本人のそっくりさんばかり。これでなぜ話す言葉が違うのか、不思議なくらいです。ざっと日本の4倍くらいの面積があるモンゴル。恐竜化石発掘、鉱物の発掘、ナーダム祭(革命記念日の国民体育大会)見物、馬やラクダやバイクで大草原を駆け巡る、ゴビ砂漠、ゲルでの暮らしなど…、さまざまな楽しみ方ができます。でも、“何にも無い”というのが何物にも替えがたいこの国の魅力。時空を超えた、モンゴル流のゆったりモードに身をゆだねていると、1週間くらいはあっという間に過ぎてしまいます。
 
 私はというと、ゴビ砂漠のツーリストキャンプ訪問の旅を体験しました。首都ウランバートルから600km を超える距離を、日産サファリでドライブしたのです。ウランバートルから30分も走ると、もう大草原。案内表示はもちろん、信号もありません。見渡す限りの草原にわだちの跡のみが目に入ります。前方をさえぎる建物などはなく、照りつける太陽のもと、遠く先方に蜃気楼(しんきろう)がゆれる世界。時折出合うのは、水場にいるラクダや羊、ヤギぐらいです。
 また、日没後は大空全体がプラネタリウムに。真夜中を過ぎると、数え切れないほどの星空が広がります。天の川が白い帯となり、星が大きく近くに見え、感激するうちに夜はふけていきました。
 空がとてつもなく高いし、雲の表情が楽しい。日本のあくせくした生活はなんなのだろう、とふと考えてしまいました。しかし、近年のモンゴルでも、だんだん都市の近代化が進み、お店やタクシーなどの車の数が増加の一途をたどっています。いつまでも、この自然を大事にしてほしいと願うばかりです。