2001.7.11up
ステキなB&Bで出会った優しい紳士?たち
(読者リポーター/赤羽素子さん)
 五大湖の一つオンタリオ湖に面している緑が美しい、人と文化という点で最もカナダらしさを味わえる都市、トロントを旅してきました。

 人種のモザイクと言われ、世界中から民族が集まる移民都市。でもどの民族も、ここではみんなフレンドリーでのんびり穏やかです。ポルトガル人街、ギリシャ人街、ユダヤ人街などのエスニックストリートが数多くあり、のんびり散歩を楽しみました。

 車で1時間ぐらい離れたところにある、セント・ジェイコブスという町にも足を延ばしました。この町には、「メノナイト」というアーミッシュと同じドイツ系再洗礼派の人たちが住んでいて、19世紀のままの自給自足生活や彼らのマーケットを見ることもできました。


 緊張感も忘れてしまうくらい治安もよいこの都市での宿泊は、きちんとしたホテルより、断然B&B! 大邸宅が並ぶトロントには、ステキなB&Bがたくさんあるのです。私が地元の人にすすめられて泊まったのは、ダウンタウンの高級ショッピング街と高級住宅街の一角にある「Cawthra Square」というB&B。約120年前のビクトリア朝時代に有名な建築家によってデザインされた、大邸宅です。元住んでいた人は、美術館にも彼のコレクションが並んでいるというほどの有数の美術収集家。建物内のインテリアも、その当時のものが多数置かれていました。タンスや食器棚、いすやテーブルの美しくステキなことといったら! 品とセンスの良さに感動してしまいました。古い家といっても修復されているので、部屋は清潔できれい。各部屋にバス・トイレが付いていて、ホテルより広く快適でした。


 実はこのB&Bのオーナーは、かっこいいゲイのお兄さん。そのせいか、次の日の朝に起きて食堂に行くと、私以外の宿泊客はなぜか全員男性でした。でも話をすると、みんな親切で優しいし、とても紳士(?)的。そんな意味でもこのB&Bは、特に女性一人でも安心ですよ(笑い)。
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