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 宇宙には果てはありません。また、「ここまでが宇宙でここからは外」という境目はなく、空間的には無限です。「地の果て」が、「地球の終端」でないのと同じですね。
 でも、どうしても見ることのできない限界はあります。ある天体が見えるのは、その天体から発した光が地球に届いたということですが、光が届くには時間がかかります。宇宙は約137 億年前に誕生したので、光の速さで137億年以上かかる、つまり137億光年(1光年=約9兆4600億km)より遠い天体は、どうしても見ることができないのです。(石坂さん)



 地球から約20光年離れたてんびん座の恒星(※1)グリーゼ581や、約42光年離れた連星(※2)かに座55番星には、地球と同様に、水が存在する可能性の惑星(※3)が。そこには、生命の存在もあるかもしれませんが、まだ未確認です。
 この場合、人間が適応できる環境を想定しがちですが、人間よりも過酷な環境で生存できる生物、または、地球の生命とは全く異なったタイプの生命体を想定すれば、生命が存在できる範囲も広がるでしょう。(天文情報センター)



※1 自ら光を放つ天体
※2 2つの恒星が両者の重心の周りを軌道運動している天体
※3 恒星の周りを回る天体の一つ





 本当です。宇宙の“チリ”とは、岩石などからできる粒で、地球のような惑星の材料となります。チリの塊は、自身の重力で、さらに周りのチリを集め、もっと大きな岩石の塊に。それらが衝突、合体を繰り返し、大きな惑星になっていきます。
 また、地球の周りには、使い終わった数mの人工衛星からその破片まで、本当のチリ(ゴミ)が回っています。これらを回収、除去する開発が進められていますが、巨額の費用がかかるなど実現は厳しいため、チリ(ゴミ)が人工衛星などと衝突しないよう監視するとともに、チリ(ゴミ)が増えないような対策が取られています。(天文情報センター)




 太陽が月に完全に覆われる皆既日食は、7月22日(水)、東京から南へ約1000qの小笠原近海から、鹿児島県の種子島・奄美大島・トカラ列島近海を通り、中国の上海・武漢方面につながる帯状の地域で観測できます。
 場所により、皆既の始めから終わりまでの時間が6分44秒と、今世紀に起こる皆既日食の中では最長。また、日本で観測できるのは46年ぶりとあって話題です。関西では太陽の一部だけが欠ける、部分日食を見ることができるので、日食の最大になる午前11時頃に、「日食グラス」(※)を利用して観測してみてください。(飯山さん)


(※)日食を直接見ることは危険です。太陽観察に適さない望遠鏡・双眼鏡も使用しないでください。また、サングラスなどを利用するとまぶしくはありませんが、赤外線により、目を痛めますので危険です。なお、日食グラスを使用しても、長時間見続けることは避けたほうがよいでしょう。

より日食を楽しめるGOODSたち




 母船となる飛行機で、高度約16q付近まで宇宙船を運びます。その後、母船から切り離した宇宙船を、ロケットエンジンを点火して、音速の3倍のスピードで飛ばし、高度100qの宇宙空間へ。この旅行が再来年、実現予定ですが、数日にわたる訓練、地上から宇宙までのフライト約2 時間で、なんと約2000万円!!
 ちなみに、50億円で何度も利用できる20人乗り(現在、宇宙船は1度きりしか利用できず、乗員5、6人が限度)の機体を完成させ、年に300回のフライトができれば、旅行費は1人50万円とグッと身近に。ただし30年〜50年以上先のことでしょう。(橋本さん)

 
 天文学者によって、研究の方法はさまざま。望遠鏡および、特殊な観測機器を使う人は、毎晩星を眺めているのではなく、目で見える光をはじめ、赤外線や電波など、さまざまな波長を使って観測するとともに、結果を解析して、その性質や成り立ちを調べます。また、大型計算機などのコンピューターを用いて、星や宇宙の構造などを理論的に解き明かす学者も。
 ほかにも、天体の位置を精密に測ったり、重力波という遠い宇宙からやってくる波をとらえる観測に挑戦する人もいます。(天文情報センター)







 重力が強く、光さえも抜け出せない時空の領域、ブラックホールは、直接に見ることはできません。しかし、強いX線(放射線の一種)が観測されているのに、その場所に光を発する天体がなければ、ブラックホールが疑われます。また、ある天体の周囲を別の天体が公転する運動から、中心の天体の質量が求められるので、その状況によっては、中心の天体がブラックホールだと確かめられることも。
 ちなみに、ホワイトホールは、計算上の単なるモデルにすぎず、ブラックホールとは逆に、物質を放出するなどと考えられていますが、観測されたことはありません。(天文情報センター)