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日常のこんなことから始まるボランティア
普段、何げなくやっている行動が、実はボランティアの一歩に。落ちているゴミ、しおれた花、道に迷って困っている人…、そんな他者を思いやって起こす行動は、ほかにもたくさんあるもの。あなたの一日の中でも見つけてみて
あなたが気になる出会いは?“楽しそう”から始めてみよう 担当編集Sが体験&潜入調査

 いまだに、“奉仕の精神”“堅苦しい”なんてイメージを、ボランティアについて抱いている人もいるのでは? でも、最近のボランティアは、参加者が“楽しめる”ことを前提にしたものや、ちょっとおしゃれなものが増えているよう。そんな、イマドキのボランティアを紹介します。

“思いをはせる”ことがきっかけにも
 ボランティアとは―? 大阪大学大学院人間科学研究科・准教授の渥美公秀さんによると、(1)本職・本業ではない(2)“楽しさ”“やりがい”など、お金とは違う価値観で動いている(お金をもらってもおかしくないことにもかかわらず)(3)さまざまな人やモノ(環境など)に触れ合える、という行いのこと。あれ、気づかないうちに、意外と近いことをやっていませんか? 「社会的マナーや、ちょっとした思いやりは、ボランティアの入り口ともいえます」と渥美さんは話します。
  ただ、ボランティアの参加へ、尻込みをしてしまう人も少なくないはず。「結局は、“きっかけ”がない。ボランティア活動に参加していないときに大切なのは、“思いをはせる”ことです。例えば、フェアトレード商品を購入したときに、その国について考えてみたり、落ちているゴミを拾ったときに、地球環境を考えてみたり―。それが、きっかけにつながっていければ」
  いざ、活動に参加するときに、意識したいこととして、「効率を優先させないでください。効率を重視するのは“仕事”で、ボランティアではありません。ボランティアは、もたもたしていてOK。その中でのふれあいを体験してほしいですね」と、渥美さんは話してくれました。

渥美公秀さん 大阪大学コミュニケーションデザイン・センター、大阪大学学院人間科学研究科ボランティア人間科学講座、准教授。ほかに、日本災害救援ボランティアネットワーク理事長として、被災地の復興支援活動を実施中