
現代の家族間コミュニケーションについて、大阪大学コミュニケーションデザイン・センター教授の平田オリザさんに聞くと、「旅行や趣味など、時間を共有する“友達型”と、良い意味でも悪い意味でも、互いに干渉しない“不干渉型”に二分化されています」。
読者アンケートからは、「外食や旅行をして、よく会話をする」(25歳/商社)、「好きなテレビ番組が同じなので、一緒に見る」(27歳/保険)など、仲の良い“友達型”の傾向が強いよう。ただ、「親が団塊世代の子供たちは、一般的に他者との接触が苦手といわれています。自分のことを分かってくれる輪の中だけで、過ごしていないかの見極めも大切」と、平田さんは話します。
大阪大学 コミュニケーションデザイン・センター教授
平田オリザさん
劇作家・演出家。2006年、大阪大学コミュニケーションデザイン・センター教授に就任。著書に「対話のレッスン」(小学館)、「演劇入門」(講談社現代新書)ほか。

7割近くの人が「とれている」という答え。特に「食事をしながら、その日のことを報告しあう」(26歳/出版)、「休日は、家族全員で食事をする」(29歳/機械)と、食卓を囲むときがコミュニケーションを図る大切な時間に。

「母とは毎日話す」(30歳/建設)という人がほとんど。そのため、「いつも、父だけが話から取り残される」(35歳/メーカー)という家族像が見えてきました。家父長型は、もはや風前のともしび…。

直接話す人が多い一方で、「まめにメールをする」(33歳/保険)と、その手軽さから大活躍しているのが“ケータイのメール”。また、親世代もメールを使いこなしていることがうかがえます。

「親が興味のありそうな映画や、食事に誘う」(23歳/サービス)など、自分が予定を立てて、家族がそれに賛同するという家族関係。これからは、娘が家長になる時代なのかも!? |
|
シティ読者の家族関係に欠かせない、「ケータイ」「旅行」「趣味」をクローズアップ。この3つが、コミュニケーションに果たす役割を探りつつ、今よりもっとイイ関係を築くためのヒントを、コミュニケーショントレーナーの山本美保さんに教えてもらいました。
コミュニケーショントレーナー
山本美保さん
岸和田市立女性センターで勤めた後、独立(Newとらる代表、http://newtoral.com)。各地でコミュニケーション・コーチング研修、カウンセリング研修などを行う。 |


|