| 記録づくめの2004年。芥川賞受賞作など文芸書が好調 |
| どんな本が読まれた年だったのか、全国出版協会出版科学研究所の綾部二美代さんに分析してもらいました。 |
2004年の出版は記録づくめ、特に文芸書が絶好調な年でした。1月には史上最年少の女性2人が芥川賞を受賞して大きな話題となり、「蹴りたい背中」(河出書房新社)と「蛇にピアス」(集英社)が大ヒットしました。純愛 ・感動ものでは「世界の中心で、愛をさけぶ」(小学館)が映像化されて大ブレイク、日本の小説として過去最高の売れ行きを記録しています。
韓流ブームもヒートアップし、「冬のソナタ」(日本放送出版協会)など、韓国ドラマのノベライズや俳優の写真集が、飛ぶように売れました。また、春には「バカの壁」(新潮社)が教養新書の部数記録を塗り替え、秋には「ハリー ・ポッターと不死鳥の騎士団」(静山社)が出版史上最多の初版290万部で刊行。
ほかにも、女性には「キッパリ!」(幻冬舎)などの生き方指南本や「負け犬の遠吠え」(講談社)が、中高年層には「川島隆太教授の脳を鍛える大人の計算ドリル」(くもん出版)など脳活性化(ボケ防止)ドリルが、また、子供向けの職業案内「13歳のハローワーク」(幻冬舎)などもヒット。ビジネス書では株関連書や金持ち・成功法則が好調でした。 |
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印象的なカバーの「キッパリ!」。「だまされたと思いつつ自分の部屋でポーズしちゃいました」(E・S 25歳/派遣) |
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「どこの書店でも必ず目にした」(M・K 30歳/派遣)くらい「13歳のハローワーク」は、オトナにも人気でした |
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| 「読んだ後、印象が強く残った」(M・T 25歳/メーカー)と、衝撃度が高かった作品「蛇にピアス」。作者の金原ひとみは綿矢りさと並んで、注目を集めました |
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| 「若者らしい爽やかな作品だと思った。今後どんな小説家に成長するのか楽しみ」(R・H 31歳/金融)という意見が上がった、綿矢りさの「蹴りたい背中」 |
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| 「“負け犬”という呼び名ができ、テレビでもたくさん取り上げられていた」(Y・T 31歳/メーカー)と読者からも多数の支持。“負け犬”論争があらゆるメディアに登場した「負け犬の遠吠え」。年末にはドラマ化もされるというから注目です |
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