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大相撲のナゾ・徹底リサーチ「日本相撲協会って?親方のお仕事は?」

日本の伝統文化のひとつとして存在し、唯一の国技である「大相撲」。崇高な神事であり、鍛えられた肉体を持つ男たちの戦いでもありー。そんな奥深い国技「大相撲」を担う組織が「財団法人 日本相撲協会」です。
日本相撲協会について、近畿大学相撲部出身、1985年大阪場所で涙の初優勝を果たした「大阪太郎」─元大関朝潮の高砂親方に、お話をうかがってきました!

高砂浦五郎(たかさご・うらごろう)

高砂浦五郎
(たかさご・うらごろう)
元・大関朝潮。1955年、高知県出身。近畿大学卒業後、高砂部屋に入門。83年5月大関昇進。85年3月初優勝。89年3月場所で引退。2000年から理事を4期務め、08年1月末まで広報部長として活躍。

国技を担う「日本相撲協会」とは?

まず、日本相撲協会が財団法人として文部大臣に認可されたのが、大正14年12月のことです。相撲協会は、現役を引退した109人の年寄(親方)たちにより運営されています。年寄名跡の数は限られていて、105。そのほか、功績の認められた横綱が「一代年寄」として現役時代のしこ名のまま、一代限りでその名を名乗ることが許されています(北の湖、貴乃花)。横綱と大関は、年寄名跡がなくとも、それぞれ5年間、3年間と、現役時代の名前のままで相撲協会の年寄として残れる特権もあります(武蔵丸、栃東)。

5つある一門は、それぞれが親戚関係

現在、53の相撲部屋があり、部屋を持つ年寄は「師匠」とも呼ばれます。53の部屋すべてが、それぞれの「一門」に所属しています。これは、一般社会でいう親戚関係のようなものでしょうか。

現在は、出羽海一門、立浪一門、二所ノ関一門、時津風一門、高砂一門と、5つの一門に分かれています。

相撲協会の執行部は、各一門から選出された理事10人により、選挙で理事長が決定します。事業部長、巡業部長、総合企画部長、各地方場所部長、審判部長、広報部長と、理事がそれぞれの要職を担うことになります。以下、それぞれの年寄が各部署に配属されるのです。そのほか、事務職として、たくさんの一般職員も働いており、元力士の「若者頭」「世話人」という名称の職員が、現場の雑務をこなしてもいるんですよ。

若手親方の最初のお仕事は?

引退したばかりの若手の年寄 ─ 若手の年寄って、なんだか変ですね(笑)。「親方」と呼びましょう。若手の親方は、まず場内警備を担当したり、記者クラブ担当となる例が多いですね。協会在勤ではなく、本場所開催中の職務が多いですが、相撲教習所担当の親方は、期間中は毎日、教習所に勤務しますし、巡業部の親方は、一年も前に巡業先を訪れて、勧進元と打ち合わせをしたりと、それぞれ多忙でもあります。

本場所開催中は、「木戸担当」といって、国技館の入場口で切符をもぎるのも、親方の仕事です。人気力士だった親方がいきなり現れ、お客さまも驚いたり喜んだりしているようですね。

なるほど。親方たちはれっきとした「サラリーマン」でもあるのですね〜。高砂親方、ありがとうございました!

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