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05 |
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結婚にまつわるミッションを、クリアしていくこのコラム。
精神科医・名越康文さんが、幸せの処方箋をおくります。
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今のカレと結婚に踏み込めない…。これからどうすればいい?
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自分へ問いかけて、本心と向き合って

彼は、経済的にも問題ないし私にも誠実、でも結婚に踏み込めない…。なぜか? 私はセラピストですから具体的に言わせてください。例えば、あなたが、「彼の子どもを産みたいと思えるか」と一度考えてみてください。多くの女性はそこで、本能的に結婚相手を峻別しているんです。子どもを産むことは、命を懸けるということ。それを女性の体は知っています。
もう一つ重要なのは、「この人の妻」という現実が「私」を満足させられるかー。つまり、結婚することで、自分のアイデンティティーを保てるかということ。実は1970年代〜80年代と比べると現代の恋愛・性意識はすごく古くなっているんです。以前は、何人も恋人がいる男性や、結婚しても恋愛すればいいという女性もいましたが、今はかなり画一的。「この人の妻」に依存する価値観と、それに抵抗する価値観の二者択一しかないから、そこで女性は悩むんですね。
また、自分の仕事にプライドを持ち、満足している人は、「妻」の看板にさほどこだわらないけれど、仕事が嫌だから結婚でも…という人は、結婚を自分の社会的アイデンティティー、つまり肩書と思ってしまう。だから「夫」という看板に見合う男性であってほしいと願い、愛しているけれど結婚できないという事態が起こるんです。
彼の子どもを産みたいと感じるか、彼の妻と呼ばれることに対しどう感じるか。もっと言えば、「彼を尊敬しているか」。わかりやすい問いかけを通じて、自分の本心と向き合ってください。自分で決断する以外、解決策はないのですから。
◇ ◇
転勤や親の病気、そういう人生のアクシデントが結婚のきっかけになるのも“アリ”だと思います。
運命は変えられない。周囲の状況も結婚に向かう要因になるわけですから。
たとえば彼の転勤が突然決まった。その前に結婚しておきたいという気持ちが自然に芽生えたとします。
そのとき、この転勤を偶然と思うか、これを機会にこの人と歩む人生を本気で考えろという、あなたの運命からのサインととらえるのか。
前者は、慌ててバタバタ結婚して、後で「あの転勤がなかったら、あなたとは結婚しなかったのに」と後悔するかもしれない。
後者は、人生の中で偶然を“必然”に変える認識力がある人です。それは、心の持ち方の違い。成熟した大人の人間の、一つの形だと思います。
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