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本にまつわるオモシロ情報やニュース、人気作家の最新情報などを紹介します。 2006.3/8UP
4月5日(水)の発表に向けて、
2006年本屋大賞ノミネート作品が発表されました。
今年の傾向とは? 話題作品5冊を紹介
 4月5日(水)に受賞作品が発表される、2006年本屋大賞。先日ついにノミネート作品10冊が発表されました。OL文庫ひろばでは、2回に分けてノミネート作品を紹介します。まず、今年の傾向を、本屋大賞実行委員の古幡瑞穂さん(日販)に聞きました。

  「例年に比べて今年は、発売前の評判よりも書店員が作品にほれ込んで販売し、結果に結びついた作品が多いのが特徴です。また、新鋭作家が多いのも今年ならではですね」と古幡さん。
 また、「死神の精度」「魔王」の2冊がノミネートされているのが伊坂幸太郎。「毎年、票が割れてしまうのが残念なのですが、それでも2冊入るというのはさすが。ポップな文章と、とがった音楽のような感覚は今という色が強く出ています。村上春樹の再来とも言われており、同時代性を感じるであろう若い本好きに絶大なる支持を受けているんですよね。男性ファンが多いのも村上さんっぽいかもしれません」。
 また、「個性的なキャラクターがファンの心をガッチリつかんでいる」というのが、奥田英朗「サウスバウンド」と桂望実「県庁の星」。「どちらも痛快で、とにかく明るくておもしろい。キャラクター小説のヒットも最近の傾向かもしれませんね」。
 さらに、町田康「告白」と古川日出男「ベルカ、吠えないのか?」など、読書フリークも納得の読み応えのある2冊もノミネートされました。
 「どの作品も、本好きの間ではおなじみの作品ばかり。書店員が選んだというだけあって、どれも個性的ではありながら世界観はしっかりしているので、読んで後悔はないはず。すべて読めば、最近の話題作の傾向が分かるかも!」
 来月は、ノミネート作品の中から、感動できる5冊を紹介します。

魔王
「魔王」1300円、伊坂幸太郎、講談社
自分の読んだことがない作品を書きたいということで書かれた作品。不思議な力を身につけた男が、大衆を扇動する政治家と対決する物語「魔王」。さらに、静かな感動をよぶ「呼吸」が収録されています。まさに新文学と呼ぶのにふさわしい作品
告白
「告白」1995円、町田康、中央公論新社
河内音頭の1曲にもなっており、実際に起きた大量殺人事件「河内十人斬り」をモチーフに、人はなぜ人を殺すのかという永遠のテーマを描いた作品。第1回受賞者小川洋子に続き、芥川賞作家の受賞になるか?
ベルカ、吠えないのか?
「ベルカ、吠えないのか?」1800円、古川日出男、文藝春秋
1943年に日本軍が捨てた4頭の犬から始まる、壮大な犬の現代史。犬の目を通して戦争の世紀について書かれた、ほかに類を見ないディープな作品。直木賞候補にも挙がった、文章の力強さに圧倒される作品です
死神の精度
「死神の精度」1500円、伊坂幸太郎、文藝春秋
クールで音楽を愛する死神が出会った6つの物語を収録。少しズレた死神の前で、さまざまな人間模様が繰り広げられます。直木賞候補にもなった作品で、ファン層拡大にも貢献しました

サウスバウンド
「サウスバウンド」1785円、奥田英朗、角川書店
元過激派の父・一郎が繰り広げる熱くて奇想天外な行動を小6の主人公・二郎の視点を通して展開。笑えて、胸が熱くなる作品。本屋大賞の前哨戦であり、毎年受賞作が同じになっているキノベス(紀伊國屋書店スタッフがおすすめする今年のベスト30)で1位をとった作品です
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