美しい唇が、好きです
美しい唇が、好きです かさつき・ひび割れ…気になる季節
(2008年) 10月 14日 火曜日 産経新聞 東京朝刊 生活面)
■美容液やパック、クリームでケアを
秋から冬にかけて気になるのが、唇のかさつきやひび割れ。シワやくすみなどに悩む女性も多く、唇専用の美容液やパック、夜用クリームなど多彩なリップケア製品が続々と誕生している。乾燥が激しくなるこれからの季節こそ、こまめな手入れでみずみずしい口元を演出したい。(中曽根聖子)
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・薄い角質層
5月、ユースキン製薬が約1万人の女性を対象に「唇の悩み」を調べたところ、「乾燥(ガサガサ)」が74%に上り、次いで「ひび割れ」「ただれ・皮むけ」の順だった。約9割の女性が、年間を通してリップクリームなどで手入れしている実態もわかった。
唇が荒れやすいのは、その組織に原因がある。唇は皮膚より角質層が薄いため水分を保つ力が弱く、皮脂も分泌されないので乾燥によるトラブルを起こしがち。また「話す、食べるといった日常生活での動きに加え、紫外線や化粧品、食品などの外的刺激の影響を直接受けやすい器官」と、同社開発部研究室の飯野隼人主任は説明する。
・夜専用
年代を問わず唇のトラブルに悩む女性が増えたことから、新タイプのリップケア製品が続々と登場。
カネボウ化粧品は来月、百貨店専用ブランド「ルナソル」から初の夜用トリートメント「リップエッセンス(フォーナイト)キット」(3150円)を発売する。海洋性コラーゲンなどを含む毎晩用クリームは唇に素早く浸透して古い角質の再生を促し、乾燥を防ぐのが特徴という。週に1度の手入れ用に、アボカドエキスや植物性スクワランを含むジェル状シートマスクを5枚セットする。
同社プレステージ商品開発グループの本間貴美子主任は「女性らしいふっくらプルンとした唇の流行もあって、20代、30代の女性は特に口元への関心が強い。お肌よりデリケートな唇だからこそ、週末はエステを楽しむ感覚でしっかりケアして」と呼びかける。
ニベア花王が先月発売した「ウォータリングリップ ナイトパック」(450円前後)も夜専用だ。こってりしたジェル状美容液が唇の縦ジワにまでピタッと密着。ローヤルゼリーエキスなどの保湿成分で唇を包み込み、荒れや乾燥を防ぐという。
・砂糖ですっきり
一方、老化防止(アンチエイジング)の新製品を売り出したのは仏化粧品メーカー、クラランス。唇・口元専用スクラブ(つぶつぶ)洗浄料(4200円)は、溶けにくくした砂糖のクリスタルシュガーでざらつきを取り、ラズベリーの種子オイルが潤い感を保持。シアの実から抽出した植物油脂のシアバターや、漢方薬にも用いられるカンゾウエキスを配合した唇・口元専用クリーム(5460円)は、潤いと栄養を与え、ふっくら滑らかに整える。
「1日に1万5000回も動くといわれる唇はシワやくすみなど老化が進みやすい部位。専用製品で、年齢を感じさせないハリのある若々しい口元を保って」とマーケティング部の西村カナコさん。
医薬部外品や日常用のリップクリームでトラブルが改善しない場合は、薬局・薬店で扱う医薬品を試すのもいい。
ユースキン製薬の「メディリップ」(1155円)は頑固なひび割れ、ただれ、端が切れる口角炎、亀裂や皮めくれが起きる口唇炎を改善する治療薬。指でしっかり塗れる広口容器入りで、口紅の下地にも使えるのが特徴だ。
野渡和義社長は「荒れを感じたら、なめたり、皮を無理にむいたりすると逆効果。空気が乾燥する季節は口角炎や口唇炎が特に発症しやすいので、早めの治療を心がけて」と話している。
