7月も値上げ 食用油は今年4回目

7月も値上げ 食用油は今年4回目、ミルキーは18年ぶり、ガソリン180円
(2008年) 6月 30日 月曜日 産経新聞 東京朝刊 総合・内政面)

 7月から食品やガソリン、電気・ガス料金など生活に密着する商品・サービスの価格が引き上げられる。原油など原材料価格の高騰が収まらないためで、家計負担は一段と重くなる。買い控えなどにつながれば、国内景気にも影響が出そうだ。
 漁獲量制限によるすり身価格の高騰を理由に、マルハニチロ食品はちくわなど練り製品11品を18〜27%、魚肉ハムやソーセージ60品を8〜40%値上げする。紀文食品も同様の方向だ。伊藤ハムは、鶏肉や小麦粉の価格上昇を受けて、チキンナゲットやピザなど約50品目を平均17%引き上げる。
 日清オイリオグループは、食用油の出荷価格を10%値上げする。主原料の大豆価格の高騰が影響しており、今年4回目の値上げとなる。食用油の高騰は食用油を原料とするマヨネーズに連鎖し、味の素が7月下旬、キユーピーが8月に、いずれも約1年ぶりに再値上げに踏み切る。
 菓子も例外ではない。不二家は袋入り「ミルキー」(参考小売価格210円)の容量を18グラム減らし、実質的に値上げするなど6品目で平均14%・3上げる方針だ。ミルキーの値上げは18年ぶりとなる。
 ガソリン180円時代が現実味を帯びてきた。7月の卸値について、新日本石油は1リットル当たり8円40銭、ジャパンエナジーは10円引き上げる。石油情報センターによると、レギュラーガソリンの全国平均小売価格は172円ちょうど(23日時点)。180円台となれば、昭和62年の調査開始以来初めてだ。
 電力10社と、都市ガス大手4社も7〜9月の料金を引き上げる。標準世帯1カ月当たりの値上げ幅は、4〜6月に比べて電力が60〜159円、ガスは128〜166円となる。
 一方、日本航空と全日本空輸は、燃料価格上昇分を運賃に上乗せする燃油特別付加運賃(サーチャージ)を片道で1000〜8000円引き上げる。欧米線は現在の2万円から2万8000円に上昇することになり、海外旅行をあきらめる動きも出そうだ。