●森優子プロフィール
2005.11/9 更新
森優子の楽しむ旅行術バックナンバー
アジアン屋台でのお食事マナー(1) 食器の使い方編
スプーンとフォークには意外な役割分担があったのだ!

*アジアでB級グルメを楽しむ際の、箸・スプーン・レンゲ・器などの正しい使い方をこのさいしっかり覚えておきましょう。

「よくわかんないけど、なんとなくやりすごしているうちに食べ終わり、あげく旅行も終るので、結局よくわかんないまま」なものだったりしますが、実は日本人の食べ方はアジアのおおかたの地域で「へんなの」という視線を投げかけられているのです。

まずはおもにタイ・マレーシア・インドネシア・などの屋台で登場する、スプーンとフォークについて。

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スプーンとフォークの正しい使い方↓
  • 右手にスプーン、左手にフォーク

    西洋式でいうところのナイフがスプーンにかわると覚えましょう。

  • 切る、すくう、食べる、なにもかもスプーンで

    スプーンにはナイフの役割があります。
    もっと厳密に言うと、切って→すくって→口に運ぶ、すべてをこのスプーン一本でおこなうというのが正しい。

    では左手のフォークはなにをしてるのかというと、フォークは切るときに添えるだけ、基本的にはヒマ。

    イメージとしては、日本でハンバーグを食べるときとシルバーの持ち方はかわらないけど、左手のフォークは口に運ばず、右手だけがんばれ!という感じでいけばいいでしょう。

  • フォーク一本で食べるのはタブー

    とにかくタブーなのは、フォークやスプーンいずれか一本だけを使って片手で食べることだそうです。つまりカツカレーをスプーン一本で食べる「スプーン一刀流」の日本人方式はNGってことですね。
麺の食べ方 焼きそばは細かく切って食べるもの?!

焼きそば・焼きビーフン・などの汁なし麺。フォークとスプーンが供される場合。日本人なら箸かフォークでズルズル、あるいはひと口ぶんを巻きつけてパクッという感じですが、どうやらそれもNGらしい。

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焼きそばの正しい食べ方↓
  • スプーンで麺を切る(ハンバーグを食べるときみたいに、左手のフォークを添えながら)

  • スプーンですくってパクッ

これ、じっさいにやってみると日本人にとってはかなりヘンな感じです。音を立てずに食べることはパスタで慣れてはいるものの、うやうやしく切るって部分が仰々しいというか、こっぱずかしいというか、「短く切ったら麺の意味ないじゃん!」なーんて反抗心さえ湧いてきたりして。

でもとにかく、ダメなんだそうですわよ。

ラーメンなどの汁麺は「三つ子の魂」をおさえこんで食べる

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  • 麺はすすらず、すくって食べるもの

    汁麺の場合「箸+レンゲ(あるいはスプーン)」という組み合わせがテーブルに登場します。

    正しい食べ方は次のとおりです。
    ズルズルッとすすらずに、レンゲやスプーンにひと口ぶんの麺とスープをとって、パクリと口に入れる。 
    これは日本でも、すでに実践している人が多いと思います。

    しかし「レンゲでパクリ」方式を心がけてはいても、三つ子の魂百までも。食べなれたものだけに、麺が残り少なくなったあたりでつい「ドンブリの底から麺を箸でかきあつめてそのまま口に運ぶ」という動きがつい出てしまったりするので、ご用心。

  • スープはレンゲですくう

    言わずもがな、器に口をつけてゴクゴクと飲んではなりません。器はテーブルから持ち上げない。
「日本人だから日本人方式で食べればよいのじゃ」とはやっぱり思わない、その根拠

べつに気にせずに、日本人が食べやすいように食べてもいいんじゃないか?という気がしないでもありません。むしろ日本人の食べ方を現地の人に見てもらうほうがいいのではないか、それが国際相互理解への一歩といえるのではないかとも思います。

が、やっぱりなんだかんだいって現代のアジア屋台では、上記にあげた程度のことはおさえておいて損はしないというのが結論です。なぜなら、白い目で見られることなく、おいしく食べられるから。

以上で紹介したハウトゥは、「上品な食べ方のマナー」というよりは、「うな重はフォークではなく箸で食べる」「靴は玄関で脱いであがる」に等しい大前提・常識と考えればよいでしょう。

で、それをふまえて現地になじもうとするも、やっぱりたどたどしい感じが漂って現地の人の微笑を誘う……というぐらいのあたりから、始まるのがいいのではないかと。

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