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| 旅の理不尽(小学館文庫・500円) |
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一介のサラリーマンが大型連休や有給休暇を利用したり上司の目をくらませたりして出かけた数々の旅の記。
そもそもは氏がサラリーマンだったころ部内報に書いていた一コーナーだった。
部内報→自費出版→それを読んだ編集者の強い希望により文庫化……という華々しい経緯を踏むにふさわしい、パンチ炸裂のメジャーデビュー作(それにしても……部内報作りも仕事の一貫とはいえ、これが会社で書かれたとは)。 |
| 「まずはインド人から悔い改めよ」「雪山を勘弁してやる」「花畑パカパカ王子」など16篇。 |
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| 東南アジア四次元日記(旅行人・1365円) |
| ※文春文庫PLUSの文庫版もあり。670円 |
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タマキング氏が東南アジアのヘンな寺院やら仏像やら「不思議な風景」をめぐった記録と考察。
歴史解説などガイドブック的お役立ち要素はなし。写真が多く、その脇にすらっと添えられたキャプションを見るだけでも読者は笑い死にの脅威にさらされる。とはいえただ指差して笑いとばす類のものではなくて、対象を「鑑賞」する筆者の価値観がきっぱり明確で小気味よい。 |
「精霊無法地帯」「地獄の沙汰も遊園地」など12篇。 |
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ウはウミウシのウ シュノーケル偏愛旅行記
(小学館・1365円) |
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ヘンな形の生き物を見るのが好きな筆者が、世界各地の海で見たイソギンチャクやら岩ガニやらゴマモンガラやらの記録。
ダイビングによる勇猛果敢な海中探検でも生態研究でもなく、著者の関心はただひたすら「ヘンな形」に注がれる。
タマキング氏自身によるイラスト満載、これがまた秀逸。 |
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| ジェットコースターにもほどがある(小学館・1575円) |
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日本国内・本場アメリカはもちろん、ブルネイから台湾にいたるまで、ありとあらゆる場所でジェットコースターに乗りまくった記録と、氏のジェットコースターへの愛と理想と分析と好き嫌いがゴージャスに展開。
この本のせいで氏は「ジェットコースター評論家」の異名をとることにも。またこの本の口絵(カラー写真)によって初めておおっぴらに公開されたと思われるタマキングの容姿を見て、氏の文体や絵とのギャップに驚愕・悶絶し、あげくそのギャップをも丸抱えで虜になった読者も多いとみられる。 |
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| 52%調子のいい旅(旅行人・1365円) |
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なにが52%かというと、28編のエッセイのうち旅の話題がしめる割合がおよそ52%ということで、それ以上の深い意味はないとのこと。残り48%は近所の散歩・テレビ出演・父親・趣味・さぬきうどんについてなど。
旅の話に特に興味はない、むしろどうでもいい、という人をタマキンガーに陥れるにはこれが最適かも(なぜわざわざ他人を陥れる方法を問うのか、その理由はわかる人にはわかると思う)。
ちなみに私はタマキング本の中ではこれをいちばん多い回数読み返しております。 |
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| 晴れた日は巨大仏を見に(白水社・1680円) |
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ウルトラマンより大きな仏像が、日本各地に存在している。
周囲の風景とほとんど何のつながりもなく唐突に立っている巨大仏。これをもっと見たい。胸に湧き上がる奇妙な感触を解き明かしたい。
タマキング氏の真骨頂ともいえる「風景論」が炸裂した会心の最新刊。
書店の新刊エッセイコーナーに並んでいることが多いけど、タイトルのせいか「宗教・倫理・哲学」の棚にひっそりと置かれていることも。 |
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