●森優子プロフィール 森優子の楽しむ旅行術バックナンバー
2004.6.30up
スーツケースをより上手に使うコツ
●予備キーを追加オーダーするすすめ
 スーツケースを買うとふつう2本のキーがついてきますが、同時に予備キーを追加注文することをすすめます。
 費用は2本セットで1500円ぐらいから、高性能なもので5000円ぐらい。頼んでから1〜2週間必要。
 買ったその場でなくても、品番がわかれば後日オーダーすることも可能(以上、サムソナイトなど一般的なブランドの場合)。
 たとえば家族3人でひとつのスーツケースを使う場合はやっぱり1人1本もっているほうが便利だし、2本しかないとなんだかんだいって心もとないから。
●キーは一本のみ使用、1本は貴重品扱いで保存
 私の場合、キーは持ち歩きバッグの内側にひもやコードでつないでいます。旅行用バッグにはこのためのホルダーが内側についているものも多いですね。これは普通に使うためのもの。
 で、もう1本は予備として、ハラマキ式貴重品入れの内側に安全ピンでとめる。これはほとんど使う可能性のない、あくまでも「いざというとき」のためのキー。
 旅行メンバーの誰か1人でも「予備キー」をハラに巻いておくと安心で、いざ誰かがキーをなくしてもカリカリせずに済みます。ぜひおためしを。
●バンダナはNG、ステッカーはマル
 目印として取っ手にバンダナを巻くのは、もはや世界各地で「バンダナ=日本人」というのが定説になっているので絶対に避けたほうがよし。
 では他の目印はどうか。
(1)ベルト
 カギが壊れた時の応急処置(布テープと併用すればなんとか旅行続行&帰国できる)、スーツケースのボディの色とのかけあわせで「あれが私のだ」と見分けやすいので、ぜひ。
(2)ステッカー
 ぜひはりましょう。目印になって、とり違いを防げます。
 ホテルでスーツケースを開ける際、どっちがフタ面でどっちが底面かも一目瞭然。
 ただし次のようなものは避けたほうがよし。
・政治的な意味を含むもの。政党・国家のシンボルなど。
・宗教的な意味をもつもの。
 
●ネームタグは絶対にカバーつきを
 ネームタグは必要です。
 たとえばロストバゲージ(荷物の迷子)になったさいには航空会社がチェックイン時の引換券の番号などで追跡調査してくれますが、やはり持ち主の名前や住所などが確認できるタグがついているほうがベターだから。
 ただし名前や住所が丸出しにならないカバーつきのものを選ぶこと。
(1) 日本人だと見破られる
 プロ(ドロボーや白タクの運転手)にとってはこっちが日本人ってことは一目瞭然なのでしょうが、それでもわざわざ「これは日本人のカバンです」とアピールするような要素はできるだけ排したほうがいい。
(2) 名前を読み取って悪用する詐欺もある
 空港に出迎えが来ることになっている場合、こっちは必然的にゲートを出たところできょろきょろと周りを見渡します。
 そこへいかにも「自分が出迎えのものです」といった顔で近づいてまんまと車に乗せ、しばらく走った先で強盗やぼったくりを働く輩がいるので要注意。
 そう、やつらはネームタグを素早く読み取って「スズキサン、オマチシテマシタ」という風に声をかけるのです。
 まさかって感じがしますが、実際に被害にあった人は少なくない。特に東南アジア一帯で頻発しています。
●じゃあツアー参加者用のタグはどうすれば?
 ツアーの場合、透明ビニール製のツアー参加者用タグを渡されますね。旅行会社のロゴがついていて、あらかじめローマ字で参加者の名前が記入されている。
 これは添乗員や現地スタッフが荷物を管理するのに不可欠なものなので、つけるべきでしょう。
 対外的に「日本人」と知られることがトラブルに直結するわけではないし、添乗員や送迎つきツアーなら前述の「出迎え詐欺」や白タクの運転手は関係ない。
 「現地で係員がお出迎え」のツアーの場合、詐欺被害や混乱を避けるために本物の係員はツアー主催会社のロゴつきのボードやバッジを準備しているはず。基本的な注意をおこたらなければいいのです。
 ツアーといってもほとんど個人旅行・手配旅行(現地係員の世話にならない)という場合は、単に慣習で渡されるだけってことがあるので、つけるべきか否かは旅行会社に問い合わせましょう。
 あっさりと「サービスでお渡しするだけです。べつにつけなくていいですよ」と言われることもあります。
●カバーつきタグが手に入らない場合のひと工夫
 スーツケース用のベルトにはネームタグが一体化してくっついているものもあります。これにはカバーがありません。
 私は下のように小さい字で書いたカードを入れています。
「address & name
 Please turn over.」
 つまり「住所と名前 裏返してね」の意。で、その紙の裏には日本語とローマ字表記で住所・電話番号・名前を記入。
 ここまでしなくてもいいような気がするけど、カバーつきタグがすぐ手に入らないなど、場合によっては使える手かと。
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