働きざかりのOLほど旅先ではバテやすい
「私は健康だけにゃあ自信あるからだいじょーぶ」という人こそぜひ読んでください。健康な人ほど注意が必要なんてヘンだ、と思われるかもしれませんが。たしかに、たかが1〜2週間の旅行中に「実は私は○○病だった」と判明するなんてことはめったにないでしょう。でも「旅先で下痢になった」という程度の話なら身近に聞いたり、あるいは自身でも経験したことがあるのではないでしょうか。それは、こういうパターンの上でよく起こります。
会社勤めの場合、たいていは旅行前に仕事をやっつけるため残業が続きますよね。連休に有給休暇をくっつけてちょっと長い休みをとらせてもらったなんて場合は特に、上司や同僚に気を使ってバリバリ働いてしまう。やっと仕事を片付けて帰宅したら旅行の準備。
鏡の前で服をとっかえひっかえ、カバンはどれがいいかな、忘れ物はないかなとチェックしてるうちに東の空が白んできて、そのまま空港へ直行。まーいいか、機内で寝りゃいいや…と思っていたのにクーラーが強すぎて眠れない、機内は乾燥している。さあ、これでバテる条件は揃いました。
旅先で体調を崩すのはほとんどが「寝不足」と「機内の乾燥」がもたらす、次の2パターンなのです。
(1)風邪(体力が落ちている上、乾燥で粘膜が弱り、気温差も原因となってあっさりひく)
(2)下痢(体力が落ちているところへ食べ慣れない香辛料・油・水が入ってくるので拒絶反応を起こす)
もともと持病のある人はスケジュールや健康管理に工夫をするでしょうが、健康な人はどうしても無理をしてしまう。この「無理」がいちばんヤバイというわけです。 たかが軽い下痢や風邪でも旅行中は深刻問題です。乗り物の移動は多い、やっとみつけたトイレは汚い、ツアーの集合時間に遅れるわけにはいかない、そもそも体調不良で観光が楽しめるわけはない。やっととった休みも数十万円もパーです。
「ホテルのベッドでずっと寝てたのもそれなりに面白い経験だった」という人もいますが、あんまりうらやましい話ではないですよねー。
朝ひとつぶの梅干しは金
とにかくたっぷり睡眠をとって疲れを翌日に残さないのが基本…とはいえ、枕も環境も異なる外国のホテルで熟睡できないのも無理はありません。そこでおすすめしたいのが、梅干しです。私は朝起きたら必ず、日本から持参した梅干しを一個口に入れます。
(1)食中毒予防
梅干しには殺菌作用があります。コレラやO-157などには効力はないかもしれませんが、「現地の人は大丈夫だけど日本人は免疫がなくて下痢する」という程度の細菌には有効だそうです。胃袋に抵抗力をつけておく、というぐらいの気持ちで。
(2)疲労回復
脂肪分の高い食事が続いて酸性にかたよった体をアルカリ食品の梅干しが中和してくれて、疲れがとれやすくなります。気休めかもしれないけれど、口にスーッと酸味が走るだけで元気が回復するような気がしません?梅を濃縮したペースト状の「梅肉エキス」もおすすめです。
緑茶パワーで疲れ知らず
梅干しと同じ理由で、緑茶もおすすめします。緑茶には殺菌効果があるしビタミンも豊富、それにリラグゼーション効果が抜群です。夜、ホテルでお風呂上りに緑茶を飲むと、その香りをかぐだけで「ホーッ」っとすることうけあい。私は旅先で「緑茶がこんなにおいしいものだったとは!」と涙を流したこともありました。
ティーバッグなら軽くてかさばらないし、現地の人へのプレゼントにもグー。「ルームサービスでお湯をもらったり携帯ポットを持参するのが面倒だ」という人には水出しティーバッグをおすすめします。ミネラルウオーターのボトルにぶち込んでシェイクするだけでOKです。ただしカフェインに弱い人は就寝前には飲まないでね。
しょうゆ一滴でぶっとぶホームシック
お湯をかけるだけのフリーズドライおにぎり、レトルトおかゆ、カップうどん、お煎餅などなど、和食が恋しくなった時の夜食として持参する人も多いでしょう。でも私の経験ではそういうものってなかなか手がつけられなくて(今よりもっとほしくなる時があるかもしれないと考えてしまって)、結局食べるのは帰国直前だったり、日本に持ち帰ってきたことさえありました。けっこうかさばるものなのに、これではあんまり意味がない。
そこでおすすめしたいのが醤油です。シュノーケルやヨット好きな人が「つかまえた魚を刺身にして食べるために」と持っていくことが多いようですが、海に限らず、普通の観光旅行にもおすすめです。
(1)ホームシックがぶっとぶ
ごちそうや口に合わない食事が続くとストレスがたまったり、和食が恋しくなります。そんな時、料理に一滴醤油をかけるとあら不思議。舌や脳の「和」をつかさどる部分が満たされるのか、味覚のホームシックがぶっとんで元気がでます。
(2)まずい料理がうまくなる
大味なカニ、バターばかりが濃厚な魚のソテー、オリーブオイルのきついピザなどなど…旅行中は「現地の料理は食べたいけれど、はっきりいっておいしいとは思えない」というケースに多々ぶちあたります。最初は珍しいと喜んでいても、そのうち飽きたり、大味に辟易してしまうのです。そんなときにもすばらしい効果を発揮するのが醤油。どんなにまずい料理でも、醤油をチャッと一滴まぜこむだけでとたんにおいしくなるってことが珍しくありません。醤油って、ピザやフランス料理にも意外とあうんですよ。
お弁当用の小分けパックや、お寿司についてる魚型容器、キャンプ用のちっちゃいペットボトル入りなら邪魔になりません。今や世界中どこでもキッコーマンブランドのしょうゆは入手可能ですが、でっかいビンしか売られていないので、携帯用は持参が正解。



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