HOME >  ラブ >  乙女ノ姿シバシトドメム
 
乙女ノ姿シバシトドメム
Vol.16
ラストクエスチョン!「乙女」ってなんだろう?
今月の作者ちゃん
最後の原稿をいざ送信というときに、パソコンが突如意識不明に!
 絶体絶命の状況で、初めて携帯メールで原稿を再作成しました。みなさん、またどこかでお会いしましょう!
今月の作者ちゃん
今月の今月の暴走族ちゃん
Profile
瀧波ユカリ
漫画家。1980年生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。月刊アフタヌーンで4コマ漫画「臨死!! 江古田ちゃん」を連載中。全裸で生活する江古田ちゃんの日常をリアリティーある筆致で描き、女性の支持を集めている。
 5月23日から、単行本第3巻が販売中。
臨死!!江古田ちゃん

 1年以上にわたりお送りしてきたこのコラム。ここに来て、今さらながら「乙女」ってなんだろう?という疑問がわきました。

 「乙女」。辞書をひくと「未婚の女性、処女」とありますが、全然フに落ちません。紋切り型の辞書に軽くいら立ちを覚えました。

 では私は「乙女」なのか?と自問してみたところ、28にもなって何言ってんだ、と即座に自答が返ってきました。どうやら簡単に自己判断できるたぐいのものではなさそうです。そこで知人らの顔を思い浮かべて、「乙女」か否か分類してみたところ、未婚既婚男女問わず「乙女」と「そうじゃない人」に分けられることに気付きました。何かしら判断基準があるようです。

 さらに「乙女認定」された面々の共通点を分析してみたところ、驚くべきことが分かりました。みんな、恋愛が「へたくそ」なのです。たいていいちずでまっすぐで、憶病かと思いきやいざとなると当たって砕けろ戦法に走りがち。忘れ下手で過去にとらわれやすく、そんな自分に多少のコンプレックスを感じてる。つまり、上手に恋をたくらみたいけどたくらめない人たち。

 経験を重ねると、人は駆け引きしたり、てんびんにかけたりもてあそんだり、恋を応用することを覚えます。でも「乙女」は、常に基本に忠実です。「恋」は「乞い」。愛がほしいと願うこと。乙女にとって恋愛とは、それ以上でもそれ以下でもないのかもしれません。

 たくらみがないから、まっすぐに恋愛を楽しんだり苦しんだりできる乙女。自分がそうありたいかと問われれば素直にうなずけないけど、乙女心のかけらくらいは常に自分の内にとどめておきたいなあと私は思います。あ、それが「乙女ノ姿シバシトドメム」の意味だったのか!

 うまくまとまったところで、実は今回で最終回。ご愛読ありがとうございました!

[情報掲載日:2008.9/3]