
相手と方針を絞り
最小限の努力をすれば大丈夫
“ホモフィリー”になる
“ヘテロフィリー”になる
友達ができないことと、あなたの言うトラウマは多分関係ないでしょう。あなたは友達ができないのではなく、人付き合いが苦手なのだと思います。ネットワーク理論というモノのつながりを研究する学問の分野があり、その中にホモフィリーとヘテロフィリーという概念があります。今回はそれを参考に、人付き合いがうまくいく2つのポイントをお話します。
“ホモフィリー”になる
ホモフィリーは、同じ考え、同じ価値観であるがゆえにつながっている関係です。この関係では、お互いに本音で話すことができ、一緒にいて居心地がよくなります。人は同じ価値観、同じ考えを持っている人を仲間と思ってつながるのです。この関係を意図的に築くには、我(が)を捨てないとなりません。相手が明らかに間違っていてもそれを指摘せず、相手の価値観に同調できれば、その人と仲良くなれます。おばちゃんたちのうわさ話も、女の子同士の“派閥”もホモフィリーのつながりでしょう。「私たち同じ価値観だよね」と互いに確認し合っているのです。
さらに言えば、部下が上司にゴマをするとき、「部長のおっしゃることはもっともです!」と言ったり、落ち込んだ同僚の愚痴を「分かる、あれは部長が悪いよね」と共感するのも、ホモフィリーの関係を築こうとする行動です。
“ヘテロフィリー”になる
一方ヘテロフィリーは、考えや価値観が同じでなくても、利益があるためにつながっている関係です。その利益とはたとえば、ほかの部署の情報を持っている、おごってくれる、一緒にいると勉強になる、話がおもしろい、といったことです。もし、あなたがほかの人にない何かを持っていて、かつそれが人に必要とされていれば、そう感じる人と友達として仲良くなれます。逆に言えば、あなたが“退屈な人”や“どうでもよい人”であるなら、ヘテロフィリーになれていないということでしょう。これは、たとえば誰かが困っているときに助けたり、よい情報を伝えたり、仕事を紹介したり、複数人が参加する飲み会を企画・運営したりすることで作れます。
では女友達がいなくて、男友達ばかりの女性はどうか。おそらく彼女は性的な魅力が高く、男性にはヘテロフィリーだけれど女性には意味を成さず、それ以外では誰にとってもヘテロフィリーでもホモフィリーでもないのでしょう。
あなたに友達ができないのは、ホモフィリーでもヘテロフィリーでもないからだと思います。どちらを目指すにしても、それなりの努力が必要です。ホモフィリーなら無理して他人に価値観を合わせる、ヘテロフィリーなら努力して相手にとって利益のある存在になる、ということです。
とはいえ、実は友達を作ってもメリットはそれほどなく、しがらみが増えたり、疲れてしまったりします。友達はそこまで努力して作るものでもありません。結婚後の人間関係を円滑にすることだけが目的なら、最低限の努力で十分でしょう。2人の両親と親族、家の近所の人たち、子どもが生まれたらそれにかかわる人たちに対して、1・2の努力を必要最小限行えばよいと思います。それでさえ、人によっては、大変な努力が必要で苦痛なことだと感じるかもしれません。
トラウマは関係なし! 相手に“共感”か“利益”を与えよう
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