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| 長谷川綉二さん |
特に多かったのがこの質問。でも残念ながら、俗説はいくつかあるものの、確実なことは分かっていません。そもそも「大文字五山送り火」とは、精霊を送るという意味を持つお盆行事の一形態。始まったとされる時期は、平安時代や鎌倉時代、室町時代ともいわれていて、それぞれの山によっても異なります。一般に広く行われるようになったのは、仏教が庶民の間に深く浸透した室町時代以降だといわれ、以来600年もの間途絶えることなく受け継がれてきた伝統ある行事です。昭和58年6月1日には、京都市登録無形民俗文化財として登録されました。
「ほかの文字もあったと聞いたけど、本当?」(ぺりどっと・リフレクソロジスト・28歳)という質問もありましたが、これは、本当なんです。以前は、貴船・鞍馬の玄関口にあたる市原野に「い」、鳴滝に「一」、北嵯峨に「蛇」、観音寺村に「長刀」などの文字が点火されていたそうですが、早くになくなってしまいました。
「それぞれの文字にはどんな意味があるの?」(匿名希望・事務・22歳)という質問には、大文字保存会の副理事長・長谷川綉二(しゅうじ)さんが答えてくれました。「詳しいことは分かりませんが、私がおじいさんから伝え聞いているのは、大の字は人が両手を広げた形を表し、東の山に人が登り、妙法はお経を意味し、船に乗って、最後に鳥居をくぐって冥府に帰るということです」 |
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