楽しく育てて、おいしく食べちゃお プチガーデニングでハーフ作り
暖かくなると、植物だって元気いっぱい活動モード。ガーデニングを始めるには絶好のタイミングだよ。今回は、ベランダやキッチンで育てられる、初心者でも始めやすいハーブ作りに挑戦。楽しく育てた後は、おいしく召し上がれ。
ハーブ、野菜写真提供/タキイ種苗


ベランダやキッチンでの水やりならコンパクトでおしゃれなものを選びたい! 真ちゅうのジョウロ・1260円A、真ちゅうの霧吹き・1785円A、ガラスの霧吹き・609円A

シンプルな植木鉢もこんなカバーをつけたらすてきなインテリアになりそう。クローシェバスケットNT大・714円B、小・735円B


スコップ、フォーク、移植ゴテの3点セット。イラストのワンポイントがキュート。788円B

取材協力
AALBA京都店=下京区四条麩屋町角 日新火災ビル1階・2階、TEL:075(255)2300
BINOBUN 四条本店=下京区四条通河原町西入ル、TEL:075(221)0854
松重友七さん タキイ種苗直売部部長
松重友七さん
「ハーブや野菜は、植物が成長する楽しみはもちろん、収穫の喜びが味わえるのも魅力。自分で育てると、おいしさも格別ですよ。私も、自宅でハーブを育てて、摘みたてをサラダにしたり、味つけのアクセントに加えたりしています」

 始める前に

「苗や種、鉢などを購入する前に、植物をどこで育てるのか、あらかじめ決めておきましょう。植物に適した環境は、日光と風通しのよさがポイント。1日のうち4、5時間は日光が当たり、午後より午前中、夕日より朝日がよく当たるような場所が理想的です」

用意するもの

「素材は、通気のよい素焼き(テラコッタ)がおすすめ。形や大きさは、鉢を置くスペースに合わせて選びます。 また、植物が成長したときを見越して、その品種に適したサイズの鉢を選ぶことも大切。種や苗を購入するときに、お店で確認するといいですよ」

鉢底ネット(防虫ネット) 「鉢の底に敷いて、鉢穴から土が流れ出るのを防いだり、害虫の侵入を防ぎます」 鉢穴の大きさに合わせて、カットして使ってね

「土選びは、ガーデニングの重要な要素のひとつ。よい土を見極めるポイントは、触ると“ふわふわ”して、土の質が均等なもの。安価な土の中には、木の破片や小石、粘りのある土などが混ざっていることもありますので、予算の許す限り上質なものを使って下さい。よい土は上手に使うと何度も使えるので、長い目で見るとお得ですよ」

育てる

苗から育てる
あらかじめ苗まで成長しているので、ビギナーでも育てやすく、
早めに収穫できるのがメリット。

STEP1 苗の選び方
葉がイキイキとしたグリーンで、根は白く土にしっかり張っているものを選びます。葉のふちや下葉が黄色くなっていたり、根が茶色かったり、鉢の底でぐるぐる巻きになっているものは避けましょう。

STEP2 鉢に植える
※鉢が口径12センチの場合
1.水はけをよくするため、鉢底に1センチの高さまで鉢底石または赤玉土を入れる

2.1.の上に、土を高さ1センチ入れる

3.苗をポットから出して2.の上に置き、鉢とのすき間に土を入れる

4.鉢の上部に1センチのウオータースペース(水をためておくスペース)を作るよう、土を入れる
5.じょうろで上からたっぷり水をやる(鉢底から水が流れ出るくらい)

種から育てる
かわいい双葉から成長していく様子が楽しめます。余った種は、ポリ袋に乾燥剤のシリカゲルと一緒に入れて冷蔵庫に。発芽率の低下を防ぐことができます。

STEP1 土を準備する
鉢に土を入れ、水をたっぷりやって土を十分に湿らせておく。手で土をギュッとつかんだとき、土が団子状に固まるくらいの水分を目安に。

STEP2 種をまく
1.厚紙を2つに折り、その上に種をのせる

2.土の上にうずまきを描くよう、パラパラと均一の間隔でまいていく

3.まき終わったら、種の厚みの2〜3倍の土をかける。種が小さい場合は、種が隠れる程度に薄めにかける

4.目の細かいじょうろか霧吹きで、土全体に水を含ませる気持ちで水をかける

5.芽が出るまで、木漏れ日程度の半日陰に置くか、新聞紙またはラップで表面を覆っておく

水やり
水やりは、土の表面が白っぽく乾いてきたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと。 「水やりには、鉢内に新鮮な酸素を届け、空気を入れ替える役割もあります。だからと言って、水のやり過ぎは禁物。“土が乾くまでやらない”“やるときはたっぷり”というふうに、メリハリをつけることが肝心です。 また、水やりのタイミングは朝がベスト。病気の発生や、植物の徒長(※)を防ぐことができます」※ヒョロヒョロと伸びた状態のこと

肥料
植物を元気に育てるには、栄養補給も大切。「市販されている良い土にはもともと肥料が含まれていますが、時間がたつにつれてその効果がなくなっていきます。肥料が必要になるタイミングは、土のパッケージなどに表記されているので確認を。 油かすなどの有機肥料、化学肥料などの種類があり、それぞれの特徴をよくチェックして使い分けましょう」

収穫
「十分に育たないうちに収穫すると、いつまでたっても株が大きくなりません。タイミングは葉なら10枚以上、草丈なら20センチを目安に。あせらずに、大きく育ってから収穫するようにしましょう」

オススメ品種
ナスタチウム
別名キンレンカ。「丸い葉はピリッとした辛みがあり、花は“エディブルフラワー”として食べられています」

レモンバーム
レモンやオレンジを思わせるかんきつ系の香りが特徴。「葉を乾燥させると、ハーブティーも楽しめますよ」

ロケット
ゴマに似た味わいが特徴で、サラダにピッタリ。「日光の当たりにくい北側でも育てられます。種から植えれば、約3週間で収穫OK」

イタリアンパセリ
葉が平らで、おなじみの葉が縮れたパセリより香りは強め。「洋風の料理に添えると、見た目も味わいもぐんと本格的に」

スイートバジル
イタリア料理でおなじみの香り豊かなハーブ。「成長すると草丈は1メートル近くになります。肥料や水が不足すると、辛味が出てくるので注意」
STEP UP

ハーブで慣れたら、野菜作りにもチャレンジしよう。コマツナやサンチュ、ハツカダイコン、ゴーヤなどはベランダやキッチンなどのスペースでも手軽に作れるよ。