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スポーツ界で輝いている選手をピックアップ
甘さは封印、強い自分を信じて 再び頂点を目指します!
【競泳】柴田亜衣 (チームアリーナ/鹿屋体育大学大学院)
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柴田亜衣/競泳
柴田亜衣

1982年5月14日、福岡県生まれ。176cm。3歳から水泳を始め、徳島県穴吹高等学校を経て鹿屋体育大学へ。2004年にアテネ五輪800m自由形で優勝し、女子自由形で日本人初の金メダルを獲得。一躍時の人となる。その後、デサントに入社。同時に大学院に進み、同大学教授の田中孝夫コーチに指導を受け競技活動を続ける。2008年4月に行われた日本選手権水泳競技大会では、女子800m自由形で派遣標準記録を突破し見事優勝。北京五輪の切符を手にした

http://www.arena-jp.com/

 まだ記憶に新しい今年4月、北京オリンピック選考会をかねた日本選手権初日のこと。アテネ五輪の金メダリスト柴田亜衣は、400m自由形で期待された派遣標準記録を切れず、五輪出場権を獲得できずにいた。「調子が悪かった。あんなに緊張した試合は初めて。気持ちばかり焦ってしまって」

柴田亜衣/競泳

 決勝が終わり、800mの予選まで残された時間は中2日。その短い間に、どう気持ちを立て直したのかと問うと、「その日は思いっきりへこんで泣きましたよ。でも、次の日から涙は封印しました」。

 大事なのは、不安を引きずらないこと。「泣き続けたら、さらに落ち込むだけ。実は、決勝前のアップでいいタイムが出なくて、正直“うわー”って思いました。でも本番では、気持ちで負けたら駄目。そう思いながら集中力を高めていったんです」

 見事800mで結果を出し、オリンピック2大会連続出場を決めた。この一瞬の勝負強さ、精神力が、柴田亜衣の底力の根元。ただ、振り返って思うのは「4年前とは違って、試合慣れしてしまった自分がいた」ということ。「去年、3年ぶりに自己ベストが出たんです。北京に向けて自信になったのは事実。一方でどこか安心してしまった。甘かった」

 大舞台であればあるほど「闘志がわいてくる」という柴田に、北京へのプレッシャーはない。むしろ課題は、“勝ちたい、記録を出したい”という強い気持ちを持ち続けること。再び、世界の頂点に立つために「メダルより記録を狙います。結果はついてくると思うから」。

撮影/奥西淳二 文/及川夕子

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[情報掲載日:2008.5/21]
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