映画「脇役物語」の中で、益岡徹さん演じる万年脇役俳優のヒロシが恋に落ちる相手、新進女優・アヤを演じた永作博美さん。
「アヤは私とも私の周りの人ともまったく違うタイプの女性。若さゆえ、まだ自分はなんでもできると思う“無知のエネルギー”にあふれていて、夢をかなえたい野心や打算も隠さずとにかく前へ前へと突き進んでいく。思ったことがその瞬間に口からでているような人で、“言わなくてもわかるでしょ”って思うことが多くて、客観的で省エネタイプの私とは本当に正反対」
そんな個性的な役と、海外を中心に活躍する異色の経歴を持つ監督…。撮影現場では、驚きと発見の連続だったのだとか。「たとえば私が怒るシーンで“怒る演技”をする。すると監督は“今、本気で怒っていなかったんじゃないか?”と(笑)。それこそ新進女優のころ、“もっとうまくなりたい”と思っていたころのことを思い出させていただきましたね」と振り返ります。


自分を見失いがちなすべての人に贈る人生賛歌「脇役物語」10月23日(土)からヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー
©2010 Dream On Productions
公式サイト
http://www.wakiyakuthemovie.com/jp/
「しばらく仕事を休んでいたこともあって、今は仕事やいろんな人と話すことで活性化されている気がします」と言う一方、日常生活のモットーは“決まりごとを作らないこと”。やらなきゃいけないことに縛られず、感覚的に生きる生活が今は心地いいのだとか。
「年を重ねる中で確信したのは“人の本質は変わらない”ということ。若いうちは試行錯誤や遠回りもする。年齢とともに選択肢が減るし、経験値から、これはないなと即断できることが増えて迷わなくなる。でも結局は同じところにたどりついてることに気付いたんですね。だから人生は年をとるほどに楽しくなる!」。年を重ね、ますます輝きを増している永作さん。本質を見失わずかつ自由にしなやかに生きる姿とキュートな笑顔に魅了されてしまいました。
1970年茨城県生まれ。映画「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」(2007年)でブルーリボン賞ほか数々の助演女優賞を受賞。ほか「人のセックスを笑うな」(2008年)、12月4日(土)に公開の「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」など。ドラマ、舞台へも出演多数。また、ウェブ「InRed Buyers」(宝島社)でコラム「永作博美の前途洋々」の連載など幅広く活躍中
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