“知的”“華やか”というイメージがある俳優・松田翔太さん。しかし、今回出演した映画「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」では一転、極貧生活を送る青年を演じています。「どんな役であれ、その作品ならではの世界観が感じられる役柄にひかれます」と語る松田さんは、今作の脚本を読んで、「出演したら何かが生まれるような気がして、どうしても演じたかった」と話します。
施設で兄弟同然に育った若者たちが、過酷な労働環境で働かされている解体現場の仕事にいら立ちを募らせ、人生の新たな一歩を踏み出す。かすかな希望を携えて旅をする異色の青春ストーリーは、派遣労働者切りや低賃金労働が問題になる今、考えさせられる作品です。松田さんが演じたのは、青年・ケンタ。「彼の抱えている、“現状から抜け出したい、だけどそのやり方が分からない”という感情に共感します。でも、僕は彼のような抜け出し方は選ばず、違う方法を考えますね」
映画「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」は、6月12日(土)から新宿ピカデリー、渋谷ユーロスペース、池袋テアトルダイヤほか全国ロードショー
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役作りでは今までとは違った苦労があったよう。「頭で考えすぎてしまうと今回はやりづらくなってしまうので、旅に出る理由や人物の関係性などをあまり考えないようにしていました。情報を入れないこと、考えないことは普段と真逆の作業なので」
劇中でケンタが“世の中には2種類の人間がいる。人生を自分で選べる人と、選べない人”と語るシーンについて、「僕なりの言い方をすると、世の中には“成功する人”と“成功しない人”に分けられる」とハッキリと答えました。「俳優になる前から、今回のスタッフと仕事がしたかったので、夢が一つかないました。何より、自分を意識せずに、ケンタとして作品の中に生きられたのはスタッフのおかげです」。新境地ともいえる役をやり切り、着々と“成功”へとたどる彼から目が離せません。
1985年9月10日、東京生まれ。2005年にTBSドラマ「ヤンキー母校に帰る〜不良少年の夢〜」で俳優デビュー。連続ドラマ「花より男子」「トップキャスター」、映画「ワ ルボロ」「イキガミ」「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」など多数出演。現在、フジテレビドラマ「月の恋人〜 Moon Lovers 〜」(月曜午後9時)出演中
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