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俳優、お笑い、ミュージシャンetc…にインタビュー |

美しい―。映画「余命」のポスターを見た瞬間、松雪泰子さんの愛にあふれた表情にくぎ付けになった。
松雪さんが演じたのは、大学病院に勤める38歳の外科医・百田滴。結婚10年にして待望の妊娠。と同時に、過去に患った乳がんの再発が発覚する。出産か治療か、滴が選んだのは…。「滴の選択は衝撃的でした。1人ですべてを抱えるなんて、私にはマネできない。正直、エゴイスティックに感じてしまって。自分で演じながらも、イライラすることがありました」
普段はカットの声がかかるとすぐ素に戻れるが、今回は違ったという。「涙が止まらなくなることが何度かありました。特に出産シーンでは、自分の出産を追体験してしまって。その感覚がカラダに残っているんでしょうね。何かこう、感覚があふれてくるような感じ。うまく言葉にできないのですが…」。実体験と重なる部分も多く、さらに常に揺れる感情を抱える滴役は、かなりハードだったようだ。

滴から得られたことは?と聞いてみると、ハードさを感じさせないほど温かな答えが返ってきた。「当たり前に存在してくれている家族に対して、一緒に過ごせる時間を大切にしたい、みんな健やかでいることが大事だなと、あらためて思いました。そして、愛する存在を悲しませたくないなと」。松雪さんが持つ、穏やかで愛情にあふれた母性が、その美しさを一層引き立てているのだろう。
この映画を機に、乳がん検診を受けたそう。「なかなか今まで、足が向かなかったんです。食生活を見直すなど、自分の体をいたわるきっかけになりました。乳がんがテーマの映画ですが、そこには命の大切さ、夫婦愛、人間の成長も描かれています。とにかく多くの女性に見てほしいですね」
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