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俳優、お笑い、ミュージシャンetc…にインタビュー
坂井真紀
坂井真紀
38年間生きて、抜けられないトンネルはなかった

 仕事なし、男なし、やる気なしの30代半ばの女を描いた「ノン子36歳(家事手伝い)」で、主人公ノン子を演じているのが坂井真紀さんだ。

 やる気なしのノン子は、バツイチの女友達が経営するスナック通いが唯一のお出かけ。夫も子供もいる妹には「この人、終わってる」と言われてしまう。そんなノン子の前に、世間知らずで情けないけど真っすぐな年下の青年が現れる。笑顔を忘れたノン子の心が少しずつ開かれて…。

 30代も、40代も自分らしく前向きに過ごしたいと思える映画だ。

 「私自身、20代よりも30代の方が断然楽しい! 自分自身とも長く付き合ってきて、だんだん好きになった。自分のいい所もイヤな所も受け入れて、いとおしいと思ってあげることが大切だと思う。自分を幸せに置いてあげないと、他人に対して優しくできないんじゃないかな」

 インタビュー中、坂井さんは笑顔を絶やさない。女優のそれというよりも、周囲にパワーをもたらす強くて優しい太陽のような笑顔だ。


「ノン子36歳(家事手伝い)」
監督:熊切和嘉、出演:坂井真紀、星野源ほか。12月20日(土)銀座シネパトスほかにて公開。配給:ゼアリズエンタープライズ
©『ノン子36歳(家事手伝い)』Film Partners
公式サイト  http://nonko36.jp/

 「悲しいときもあります。笑えないときは無理しない。家にこもって悲劇のヒロインになります(笑)。キリカエは上手じゃないし、時間がかかる。でも、落ち込んでいるうちにその状態がシンプルにイヤになってきて、何かやってみようかなって気になる。ちょっとしたことや、何かが1oだけ動いただけで、変わることってあると思う。例えば外に出てみる、歩いてみる、窓を開けるだけでも何かが違うときってあるから」

 映画のノン子のようにどん底の状態でも、太陽は昇ってくる。

 「今が納得できない状態でも、行きたい方向やイメージを持つことがすごく大切。何とかしたいともがくうちに、どんなに長いトンネルも抜けられる。38年間生きて、抜けられないトンネルはなかったから」

PROFILE

1970年生まれ。92年にテレビドラマ「90日間・トテナム・パブ」でデビュー。その後、数多くのテレビドラマや映画、舞台で活躍。近年では、映画「青春☆ 金属バット」(2006年)、「赤い文化住宅の初子」(2007年)、「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」(2008年)、来年には映画「ACACIA」が春に公開予定。舞台「夜の来訪者」は2009年2月14日(土)から紀伊國屋ホールで公演。独自の世界観を持ち、シリアスからコメディーまで幅広い役をこなす
ワンピース/サポートサーフェス8万1900円、ネックレス/ CASUCA7万9500円、スタイリング/安野ともこ、 ヘア&メイク/牧田健史、
撮影/千葉美幸、取材・文/猪俣沙織(シティ編集部)
[情報掲載日:2008.12/10]