![]() |
俳優、お笑い、ミュージシャンetc…にインタビュー |
「なんで僕なんやろ(笑)」。映画「ホームレス中学生」の主人公として、原作者・田村裕さんから熱望された小池徹平さん。「初めは戸惑いましたが、“中学生”という作り込みはせず、小池ありのままやりました」
“ホームレス”という特殊な設定だが、物語は今の私たちが忘れかけている温かさを思い出させる。「ウチのメシ食ってけよ、みたいな大阪らしい人情味は僕も懐かしかった。東京に来てそんなんないんで(笑)。近所の人や見知らぬ人、先生や兄弟の優しさで裕少年が成長していく温かい作品です」。人懐っこい笑顔に時折交ざる大阪弁で、場が和む。
段ボールや雑草で飢えをしのぐシーンもあるが、「ご飯そのものより、“兄弟そろってテーブルを囲んで”食事できるありがたみを忘れてるなと身に染みました」。彼をとりまく人々の中、とりわけ兄姉(西野亮廣・池脇千鶴)が魅力的だ。彼ら自身も関西出身だけあり、絶妙なコンビネーション。「頼れる兄ちゃんと、不安定でコワイけど優しい姉ちゃん。アホって言いながらおにぎりを作ってくれたり、素直じゃないのが姉ちゃんのよさ。カメラが回ってないときもそのままでした。姉ちゃんに腹をけられるシーンは、池脇さんが本気でけったので、初めて女優さんに腹が立ちました(笑)。僕自身は姉がいないんで、ああいう姉ちゃんおったらええなって思いました」
物理的な衣食住はどん底でも、温かい人たちに囲まれていれば、ホーム=心のよりどころは失わない。順風満帆に見える小池さんにも、ピンチはたくさんあったそうだ。「オーディションも落ちまくって仕事が全然ないときもありました。マネジャーに大阪帰りや、なんて言われて…。心の支えになったのはWaTの存在。それと何でも話せる友達は自分のホームです」
今は、共演の先輩たちから刺激を受ける毎日。「ベテランでもまだまだ勉強されてる。めっちゃストイックや、オレはなんやねん、とあらためて自分の甘さに気付かされる」。実は社会人一年生と同年代。「同世代は分からんことだらけだと思うけど、必死にやっていれば誰かが見てくれてると思うんで、いやなことがあっても、あきらめずに続けることが大事かなと思います。…って僕、大丈夫ですかね? エラソーにと言われるのもイヤやしなぁ(笑)」
当サイト掲載の記事、写真、イラスト等の無断掲載を禁じます。
copyright © 1996-2009 SANKEILIVING SHIMBUN,inc.