ある月の輝く夜ニューヨークで、ロマンチックな音楽が響きわたる中、恋に落ちてしまったふたり。若きチェリスト(ケリ−・ラッセル)と野心あるロック・ミュージシャン(ジョナサン・リース=マイヤーズ)にとって、それは一度限りのロマンチックな幻想でしかなかった。10年以上たった後、フレディ・ハイモア演じる音楽天才児オーガスト・ラッシュが、セントラルパークで彼の作ったシンフォニーを奏でるまでは。映画「奇跡のシンフォニー」は、若すぎた恋によって誕生し、それゆえに離ればなれになった3人の家族が、音楽の力に導かれ奇跡的に巡り会う、現代の大人のためのファンタジーともいえる作品だ。
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「奇跡のシンフォニー」(主演:フレディ・ハイモア)は6月21日(土)から日比谷スカラ座ほか全国ロードショー (c)2007 Warner
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「こんなことあり得ないと思う人もいるのかもしれないけど、僕には信じられたんだ。人って、人生において世界中の何億人という中から“運命の人”と巡り会うわけだよね。だから、愛する3人の家族が巡り会うことも、絶対にあると思ったんだ」と、作品の撮影中14歳になったばかりのフレディは言う。
映画「ネバーランド」でジョニー・デップと共演。デップのたっての希望により「チャーリーとチョコレート工場」でも共演した天才子役。「スパイダーウィックの謎」では見事二役も演じきった彼こそ、実は“夢の世界を生きる真実”のような俳優だと思える。しかし、「6週間の特訓で本当にギターを弾けるようになったんだ。でも難しかったのはオーケストラを指揮するシーン。分かる人が見ても間違いがないようにマスターしたかった」と、才能を授かりながらも、常に謙虚な努力家でもある。そんな彼の姿はけなげでもあり、作品同様どこか心打たれるところがある。
「この間の日曜日にジョナサンと一緒にロンドンでアーセナル(サッカー・チーム)の試合を見たんだ。ふたりとも、シーズン・チケットを持ってるからね」と、世界で一番怖いのは、大好きなチームが負けることだと教えてくれたときは、ようやく等身大の顔が見えて少し安心した。