エンターテインメント

オフィスライフ指南

 今回のテーマは「オフィスメイク」。私のオフィスメイクは、ほぼすっぴん。まゆげを足すのみ。あと、あまりにもシミが気になるときは、コンシーラーをチョンチョンと。「オロナインH軟膏」を塗る感覚で。

 すっぴんに自信があるわけでは、もちろんないです。そりゃもうひどいひどい。茶だんすみたいな顔色。しかし前にも書いたけど、会社に特別、男性として意識する人はいないし、基本、うつむき加減で黙々と仕事をこなす職人タイプなので、多分、ひとさまにそんな不快な思いもさせてないと思われる。

 テレビの仕事のときは、塗装工事に近い感じでこれでもかと厚塗りしているから、普段は何も塗りたくない。やっぱり毛穴を埋めるのは、肌によくないと思う。だって「世界ウルルン滞在記」でも、アフリカ奥地とかで首に輪っかを何重にも巻いたり、口にお皿入れてる女の人の肌って超キメが細かくキレイだし。

 では、周りの同僚はどうかというと、結構ちゃんとしている人が多い。特に30代後半の主婦グループ。子育てにひと段落つき、でもまだ女盛りなんでしょう。

 この前も、Sさん(ばれないように仮イニシャル・主婦・38歳・伊集院光似)が、本人いわく「春メイク」とやらをしてきた。「山田優ちゃんがおすすめしてたアイシャドーなの」。グリーン系のアイシャドーが、シラスのような目を囲んでいる。囲み漁を想像させる大胆テク。チークもそれに合わせてか、オレンジ系を濃いめに。顔面フラワーパーク状態。地方のさびれたフラワーパーク状態。

 Sさん、朝からご機嫌で、「さぁ、働かざるもの食うべからずってね」とパソコンの前に座った。すると不思議なことに、「プチッ」とパソコンの電源が落ち…。Sさん、「何? どうして?」ともう一度入れる。パソコンも頑張って起動しようとするがやはり「プチッ」と。「えー!? 何で? 私の春メイクに驚いた?(自ら爆笑)」。自虐ネタに、さらに自ら誘い笑い(?)してくれたが、周りは「ホントそうかも」と思ってしまったから愛想笑いしかできずで。どうやら、メイクが電磁波を寄せ付けない魔よけ的役割をすると見た。

 そんなSさん、休憩室での話を盗み聞きしたところ、その日は「魚民」にて、ナンパ待ち飲み会らしい。ここ最近、主婦の皆さんの間ではやっているらしく、4人くらいで夕方6時から飲んでいると、たまに声をかけてくるおっさんたちがいて、おごってくれるらしいのだ。おごられる人生こそ女の人生。モテるためにメイクをする。これも本来のメイクの役割。素晴らしいね。

魔よけ兼モテるためのメイクを目指そう

2008.07/16 10:00 | コメント (0) | トラックバック (0)

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オアシズ
(光浦靖子/大久保佳代子)
1971年、愛知県生まれ。1992年8月、幼なじみであった2人が大学のお笑いサークルでコンビを結成。現在、「めちゃ2イケてるッ!」(フジテレビ)などにレギュラー出演中。著書に「不細工な友情」(幻冬舎)。