
今回のテーマの整理整頓ですが…。
私は、整理整頓が苦手です。テーブルの上はいつもモノでいっぱいです。食事のときは、食器を全部おぼんにのせて、そのおぼんでザザザーと押しのけて、スペースを作って食べます。床にすぐモノをポイと置いてしまいます。それが、歩く時どれだけ邪魔になろうと、絶対に拾いません。よけるという労力と、拾うという労力を天秤にかけると、拾うの方が重いんですよ。疲れるでしょう?
どうも几帳面(きちょうめん)なイメージがあるようで、部屋に遊びに来た人はたいてい驚きます。「あら、けっこう汚いのね」って。あ、でも、けっして、汚くはないんです。まめにコロコロやらクイックルやらして、ホコリ、髪の毛は落ちていないんです。散らかってるけど清潔な部屋です。人が帰った後は、掃除機をかけます。だって、人の髪の毛とか、嫌じゃないですか? 都合の良い潔癖症です。18年独り暮らししていた結果ですね。
人の家に行って思うんですが、モデルルームのようにきれいな、おしゃれな家って、くつろげませんよね。なんでしょうね、あの緊張感。私は嫌いですねぇ。ある程度の生活感、これは人をリラックスさせてくれます。

最近の、私の、くつろげる人んちナンバーワンは、清水ミチコさん宅です。清水さんの家に、女芸人数人で遊びに行ったりしています。清水さんちには、大きなプラズマテレビのある、広いリビングがあるんですが、私たちはいつも流し台の前の、ダイニングテーブルで過ごします。テレビは、地デジ対応していない、古い、小さいほうを見ます。なんか、ほどよい実家風味が安心するんですよね。
清水さんはお料理を作るのが大好きで、いつも6、7品、お料理を作って迎えてくれます。次から次へとお料理を持ってきては、「みんな自分のお皿出して」と言って、よそってくれるんですが、そのよそい方が、外国映画みたいでいいんですよ。大きなスプーンみたいなので、ベチャッ、ベチャッと。…ま、簡単に言えば、雑です。「あ、こっちの汁とまざっちゃた」みたいな。でもね、これが人を緊張させない、お代わり自由、放屁自由な空気を作ってくれるんです。いい先輩です。
ただ…、毎回、最後に出すご飯物を失敗します。私たちに熱々をふるまおうと、食事がある程度済んだころ、火を入れてくれるんですが、そのある程度の間に、ビールをけっこう飲むもんだから、酔っ払うんですね。何をどう間違うのか知りませんが、あるときは、生米の鯛めしでした。あるときは、火事場で食べてるような、臭い鮭めしでした。「酔っ払ってる」が原因だとはっきりしてるのに、清水さんは「私は今まで、ご飯物を失敗したことないのに、お前たちが来ると必ず失敗する。お前たちは、なんか縁起悪い」と言ってきます。全く、困ったもんです。
清水さんちで開かれる、そのご飯会の名前は「火事飯会」と呼ばれるようになりました。
実家風味が心地よい
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