
シティ読者データによると、78.8%の方が「占い」を好きと答えています。もちろん、私も「占い」は好きです。朝のテレビ番組の占いは、「やじお君とうまこちゃん」派です。
年齢と「占い」への興味は正比例しますね。20代よりは30代、そして35歳を超えると、比例定数はぐんと大きくなります。だって、この先に光らしいものは全く見えず、漠然とした不安に常に包まれている状況において、言ってほしいですよ。「2年以内に結婚できそうですね」とか、「今年あたり大きい仕事が入ります」とか。実際、結婚どころか彼氏もできず、仕事も入ったためしもないんだけど、それでもいいんです。2年間、ちょっと期待して生きられるじゃないですか? 大きい仕事に備え、頑張れるじゃないですか? それが「占い」に求めることだと思いますよ。なのに…。
以前、知り合いの紹介で、よく当たるというスピリチュアル系の占い師に見てもらいました。料金1万円。正直、高いです。でも、「占いと食パンは、値段が高ければ高いほど良い(おいしい)」と思ってるので、払いました。この占いを機に、何か変われたらいいなと思い…。

扉を開けると、待っていたのは、貫禄のある〈太った〉オリエンタルな色彩〈ど派手、南国の蛾(が)〉の服を着たおばさんがいました。
「名前、生年月日を教えて」と言われ、教えました。しばらくの間、私の周りのオーラをじっと見ていました。そして開口一番、「あなたに、言うことはありません」と。
「あのね、あなたから今の状態や今後のこと、いろいろ感じられますよ。でもね、それを言った方がいい人と言わない方がいい人がいて、あなたは言わない方がいいから言わない!」
言い切りました。びっくりです。1万円払うのに。もちろん食い下がりますよ。
「私、今2つ仕事をしてて、1つに絞った方がいいのか、それだけ教えてください」
「自分で考えろ! いつもお前は、他力本願で人任せだ。母親のおなかの中にいたときからそうだ!」
「どういうことですか?」
「でた! 他力本願。もう言うことないから帰れ! はい、1万円!」
1万円払って分かったことは、私は、胎児のときから他力本願だったらしい。胎児は他力本願でいいだろ。
占いも食パンも値段じゃない
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