
会社で生きるOLにとって、お土産って重要です。人間は現金なもので、お菓子ひとつで円滑な人間関係が築けたりします。
シティ読者のデータしかり、会社へのお土産ってお菓子ですよね。私の会社でも、夏休み明けになると各地域のお土産があふれ、プチ物産展のようになります。お土産ってその人のセンスと思いが表れます。私のお土産の歴史は、全盛期⇒衰退期⇒滅亡期とたどります。
全盛期は、好きな同僚(M君)がいたとき。M君に喜んでもらおうと、帰省した際のお土産は、いつも地元銘菓の「あさりせんべい」。あさりが丸ごと入り、程よい塩加減と軽い歯ごたえが美味です。10個の小袋が入って2000円と割高なんですがこれもM君へ近づくため。

M君「大久保さんの田舎って、あさりが有名なの?」
私「そう。うちの田舎なんて海と山ばっかで、小さいころよく潮干狩りに行ったなぁ」
この会話で、“自然の中ですくすくと育った性格のいい女”を印象づけられるはずです。2000円なんて安いもんです。
衰退期は、好きなM君も異動になり、とりあえずお土産を買っていった時期です。「こんなとこに遊びに行きました」というアピール的な部分もあるので、夏休みにどこにも行ってないと思われるのも嫌で、「○○へ行って来ました」クッキーとか、「萩の月」のばったもんのようなカスタードケーキとか、おざなりなお土産に…。だいたい20個入って1000円は超えたくありません。
そして、現在の滅亡期。会社の中で仲良い人もいなくなり、「腫れ物」的存在になった今は、お土産なんて買っていきません。おべっか使うとこもないんで、お金も使いません。ただ、私のポリシーとして、「お土産を買ってこない人間は、他人のお土産に手を出してはいけない」というのがあります。だから、他人のお土産にも無関心でないといけない。欲しがってはいけないのです。
でも、先日、上司の出張のお土産で北海道六花亭の「マルセイバターサンド」がありました。私、超大好物なんです。私の中のお土産ベスト1なんです。「食べたいなぁ。超甘いけどおいしいんだよなぁ。食べたいなぁ」とずっと思っていたら、普段ほとんど口をきかないEさんが「これ大久保さんの分」と持ってきてくれたのです。恐らく、すごく物欲しげな顔、雰囲気を出していたんでしょう。
ありがとう、Eさん。それ以来、Eさんの評価はグンと上がりました。
お土産から始まる恋もある
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