
シティ読者のデータによると、ランチにお金をかけないOLさんが多いようだが、かく言う私もその1人。「楽しいことには惜しみなく金を出すが、どうでもいいことには1円たりとも出したくない」。これが、私のお金に対する基本コンセプトである。よって空腹を満たすだけが主な目的のランチには、極力お金をかけない。
先日、男友達2人と飲んだ(女1人、男2人という夢のドリカム配分)際には、2万円ポーンと使った。「お金なら私が払うからいいよ。こんなカバみたいな女に付き合わせて申し訳ないもん! お金出すくらいしか能がない女だから。タクシー代出すからもう少し飲んでもらえる?」。酔っ払うと、意味が分からない謙虚さが顔を出しつつ、すべてが金で解決できるような気になってしまう。

今日のランチは、家から持ってきたお手製のおにぎりとコンビニで買った春雨スープで、合計158円なり。春雨スープは正直悩んだ。本当は0円で済ませたかったが、おにぎりオンリーって世間体も悪いし、新商品の“参鶏湯味”食べてみたかったんだよなぁ。「ぜいたくだけど、買っちゃえ!」。大げさに聞こえるが、一大決心して購入した。銀紙に包まれた冷たいおにぎりを一口かじる。私ってなんて質素でけなげで…。「私ってめっちゃお嫁さんタイプなんですけど! 誰か!」
いい加減、誰か気づいてくれないかなと思いつつ、おちょぼ口で食べていると、一応上司のT氏(男、41歳、独身、元バンドマンらしい)がやってきた。別名「一口ちょーだい妖怪」だ。ふらっと現れては、他人の昼ご飯を一口だけもらっていく。「その春雨スープ新商品? 一口ちょーだい」。一口がでかいからまたむかつく。私がどんな思いでこの春雨スープを購入したか分かってんのか!
同僚たちも続々と被害を受けている。「もう食べないの? 一口ちょーだい」。「汁飲まないの? 一口ちょーだい」。「一口ちょーだい」が許される人間はわずかだぞ。小池徹平君だって3回までだ。4回目にはイラッとくる。
T氏はゴリラタイプの下品系口元をしているのに、よくあっけらかんと言えたもんだ。本人は気づいていないが、みんなT氏が大嫌い。思っている以上に、OLの食べ物の恨みは怖いんだからな。お金の話からずれてしまったが、どうしてもT氏の悪口が言いたかったから仕方ない。
ちなみに、最近買った一番高いモノは、自転車で1万9800円なり。「私、めっちゃいい財務大臣になりますけど! 誰か!」
一口ほしくても我慢!
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