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監督:ベニー・チャン 出演:ニコラス・ツェー、ジェイシー・チャン、ショーン・ユーほか
8月30日(土)、シネマスクエアとうきゅうほか全国公開
公式サイト
http://www.invisible-target.jp/
香港映画界“GEN X”世代の成長に感激!
90年代半ばにバブルがはじけ、中国への返還問題で活気を失っていった香港の映画界。そんな状況を憂える大スター、ジャッキー・チェンと盟友ベニー・チャン監督が若手スターを起用して作ったのが「ジェネックス・コップ」シリーズ。アクションの切れもよく、笑いも取れて、演技もなかなかなニコラス・ツェーやサム・リーら新世代スターへの期待は高まり、大物スターがハリウッド進出した後の香港映画界を支える基盤のひとつとなった。
ハリウッド大作がひしめく夏に挑む「インビジブル・ターゲット」は、そんな“GEN X”世代のさらなる成長が見られる快作だ。大筋は、凶悪なギャング一味に婚約者を殺された刑事、検問突破された上、大恥かかされたエース刑事、兄が事件に関与していると疑われる潜入捜査中の新米警官の3人が正義をまっとうするまでの物語。
警察サスペンスらしく、アクションは痛快! 冒頭の輸送車襲撃事件から激しい銃撃戦が繰り広げられ、香港警察をギャングが襲うクライマックスまで銃撃や爆発、追跡劇がこれでもかというほど続く。しかも人間ドラマとしても見応えあり。モラルと私怨(しえん)のはざまで葛藤(かっとう)する刑事やがけっぷちでしか生きられない業を背負った犯罪者の苦悩がドラマチックに描写され、ベニー・チャン監督ならではの人間洞察が感じられる。
役者陣も成熟したドラマを支える実力をいかんなく発揮。進化したアクション演技と複雑な心理演技を見せるツェーやショーン・ユーは貫録もついてきたし、父ジャッキーの温かさを受け継いだジェイシー・チャンのセミ素人っぽさも役にハマっている。韓流に押されていた香港映画だが、復活の日は近そう!
(ライター 山縣みどり)
[ 活躍する女性4人のcinema essay ] | 2008.08/27 10:15 | コメント (0) | トラックバック (0)
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