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[第27回] 2004.4.28更新

教えてさとしくんタイトル

FOMA900iシリーズ発売記念
ケータイメモリアル
〜NTTドコモ携帯電話の歴史〜後編
 ドコモ端末の歴史を振り返る「ケータイメモリアル」。今回は1999年から2003年までの端末を一挙に紹介するよ!

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[1999年]
「iモード」開始!
携帯電話から“ケータイ”へ

 この年のトピックスとして思い出すのが「電話番号の11ケタ化」。それまで030や080とまちまちだったのが、「090」に統一されてわかりやすくなりました。コンビニなどでも「11ケタ変換機」などが用意されていたよね。また、“第一世代”アナログ携帯電話がとうとう廃止になったのもこの年。

 そして何より、ついに“iモードサービス”が開始に! あくまで“電話”でしかなかった“携帯電話”が、ネット機能を備えた情報端末の“ケータイ”へと大進化。新しい道に進み始めたんですな〜。もっとも最初は「小さな画面でネットやメールをしようなんて思わない」なんて声も多く、普及するまでにはもう少し時間が必要やったけどね。iモードの開始にともなって、「iメロディ」が開始され、着メロのダウンロードが可能に。音質もかなりよくなってきました。

●主なトピックス
ドコモ加入者数2500万突破(99年6月)/総加入者数5100万(99年末)

名称 端末画像 仕様/コメント
デジタル・ムーバ
F501iHYPER
1999年2月発売
高さ 135mm
幅  43mm
厚さ 19mm
重量 約92g
連続通話時間 約120分
連続待受時間 約200時間

●この頃もFの独自路線は健在。今見ると斬新で、デザイン的にもかなり完成度が高いかも。当時は斬新すぎたのかあんまり受けなかったけど、今なら「INFOBAR」のヒットもあり、こんな感じの直線的なスタイルのストレート端末はけっこう支持されるかもね。ボタンが線みたいに細くてちょっと押しにくかったけど、表面がアクリルのクリアパネルで覆われていて、バックライトで光るというキレイな端末でした。
デジタル・ムーバ
N501iHYPER
1999年3月発売
高さ 96mm
幅  50mm
厚さ 24mm
重量 約115g
連続通話時間 約110分
連続待受時間 約270時間

●保守路線に走りはじめた「N501」。すでに折り畳みのデザインが完成の域に達していたのもあると思うけど、この頃からみょうに丸っこくて、モデルごとにあんまり特色のない、面白味のないデザインになってきたのが残念。
デジタル・ムーバ
F601ev
1999年2月発売
高さ 125mm
幅  43mm
厚さ 21mm
重量 約97g
連続通話時間 約130分
連続待受時間 約200時間

●注目の「F601ev」。「ev」とは“executive version”の略で、ようするに「エグゼクティブな人向け」の端末。他の端末がプラスチック製でどんどん安っぽくなっていく中で、マグネシウム合金製の高級感のあるボディを採用したり、ボディの一部が革張り調になっていたりと、かなり“モノ”としての高級感を追求した、非常にかっこ良いモデルでした。Fの他にはPが発売されたけど、この2モデルで終了。個人的にはぜひこういった方向性の端末を復活させてほしいな〜と思うねんけど。
DoCoMo by ERICSSON
ER207
1999年10月発売
高さ 95mm
幅  49mm
厚さ 19mm
重量 約93g
連続通話時間 約120分
連続待受時間 約240時間

●スウェーデンのメーカー「エリクソン」が出していた「ER207」。風変わりなデザインと、そもそもスペックが国内メーカーのものと比べて劣っていたりと、日本人にはあんまり受けなかったようです。
DoCoMo by NOKIA
NM207
1999年6月発売
高さ 114mm
幅  49mm
厚さ 23mm
重量 約92g
連続通話時間 約105分
連続待受時間 約220時間

●映画「マトリックス」でも使われていたタイプのノキア製端末。ガチャっとパネルがスライドするのがカッコイイ!
デジタル・ムーバ
F502iHYPER
1999年12月発売
高さ 125mm
幅  40mm
厚さ 19mm
重量 約71g
連続通話時間 約130分
連続待受時間 約340時間

●初のカラー液晶端末F502i。今のようにカメラが付いているわけでもなく、カラー画面があまり活用出来る場面はまだそんなになかったけどね。
デジタル・ムーバ
P208HYPER
1999年11月発売
高さ 123mm
幅  39mm
厚さ 14mm
重量 約57g
連続通話時間 約125分
連続待受時間 約350時間

●ドコモ史上、最も軽い57gを達成したP208。この後軽量化は一段落して、一転大型化に向かうことに。

[2000年]
液晶のカラー・大画面化始まる

 「502iシリーズ」の一部の端末がカラー表示に対応して、カラー化が進み始めました。ただ、まだカメラが付いているわけでもなく、メールやサイトを見るだけでは、そんなにカラー表示のメリットがなかったのもたしか。逆にカラー表示になったせいで表示が遅かったり、動作が鈍かったりと、デメリットも多かったです。

名称 端末画像 仕様/コメント
デジタル・ムーバ
D502iHYPER
2000年1月発売
高さ 132mm
幅  43mm
厚さ 20mm
重量 約84g
連続通話時間 約130分
連続待受時間 約350時間
デジタル・ムーバ
P502iHYPER
2000年3月発売
高さ 130mm
幅  43mm
厚さ 16mm
重量 約69g
連続通話時間 約125分
連続待受時間 約300時間
DoCoMo by SONY
SO502i
高さ 122mm
幅 42mm
厚さ 17mm
重量 約73g
連続通話時間 約120分
連続待受時間 約210時間

●久しぶりのSO端末。ジョグダイヤルがサイドからセンターに移りました。
デジタル・ムーバ
P209is
2000年8月発売
高さ 92mm
幅  47mm
厚さ 25mm
連続通話時間 約135分
連続待受時間 約380時間

●Pの初の折り畳み型端末。 N以外のメーカーから初めて折り畳み型が出ました。
デジタル・ムーバ
N502itHYPER
2000年9月発売
高さ 93mm
幅  48mm
厚さ 22mm
重量 約105g
連続通話時間 約130分
連続待受時間 約460時間

●N初のカラー端末。この端末で、iモード時代のケータイは折り畳み型の方がメリットが多いと確認され、他メーカーも折り畳み型に追従することになりました。

[2001年]
FOMAサービス開始
第二世代から第三世代へ

 ついに「第三世代携帯電話」こと「FOMA」が姿を現したね〜。5月に始まった試験サービスでは、幸運にも試験端末を使う機会に恵まれ、10月の本サービス開始までいろいろ試すことができました。

  FOMAのモニターだということで、海外の経済誌やケータイ雑誌のインタビューを受けたことも。でも当初の印象といえば正直な話、「こりゃアカンわ…」。FOMAといえば“重い”“電池が持たない”“つながらない”の三重苦で、しばらくは乗り換える意味ないな〜と思ったもんでしたな。それでもTV電話などはケータイの未来の姿を見ているようでかなりコーフンしたけどね。

 50xシリーズでは、新サービス「iアプリ」が開始。パソコンと同じようにアプリケーションが利用できるようになり、携帯ゲーム端末としても利用できるようになりました。まだこの頃はアプリの容量が小さくて、ファミコン程度の表現力しかなかったけど、ネットワークを利用するiアプリの登場などで「パケ死」という言葉が生まれました。RPGのアプリにハマってしまって月に10万円以上もパケット代を払ったという話も。ちょっと頭の痛い話でもありますな。

●主なトピックス
ドコモ加入者数4000万突破/総加入者数6900万突破


名称 端末画像 仕様/コメント
FOMA P2121V
2001年10月発売
高さ 104mm
幅  56mm
厚さ 55mm
重量 約150g
連続通話時間 約100分
連続待受時間 約55時間

●史上初の「携帯TV電話」。“未来”の通信端末がまさに現実になった瞬間でした。発売当初は5万円弱と、めちゃめちゃ高かったです。いかにも未来チックで「速そう」なデザインは評価がわかれるところ。
FOMA N2001
2001年10月発売
高さ 103mm
幅  52mm
厚さ 20mm
重量 約105g
連続通話時間 約90分
連続待受時間 約55時間

●P2101Vと比べて、FOMA端末としては地味なN2001。ただ、液晶画面に次世代液晶といわれる「有機EL」を使っていたので、画面に関しては今までのどの端末よりも明るくキレイでした。しかもパネル部分がメチャ薄! でもこの後に発売されたN2002では普通の液晶の戻ってしまったのが残念。メイン画面に有機ELを採用したものは未だにこの端末のみ。
デジタル・ムーバ
P503iHYPER
2001年1月発売
高さ 128mm
幅  45mm
厚さ 17mm
重量 約74g
連続通話時間 約140分
連続待受時間 約400時間
デジタル・ムーバ
N503iHYPER
2001年3月発売
高さ 93mm
幅  48mm
厚さ 22mm
重量 約98g
連続通話時間 約135分
連続待受時間 約460時間
DoCoMo by SONY
SO503i
2001年3月発売
高さ 約98mm
幅  約49mm
厚さ 約28mm
重量 約115g
連続通話時間 約140分
連続待受時間 約210時間

●長く使っていると蝶つがい部分がギシギシと音をたてて不安定になるのが欠点。ちなみに、SOはこの端末までは“DoCoMo by SONY”という型番のとおり、デジタル・ムーバではありませんでした。
 この半年後にほぼ同じ形・同じスペックの「SO503is」が発売。これは新機種というよりも不具合の改善版のような位置づけという珍しいパターンの端末でした。ケータイが高機能化することで、開発時には想定できなかったような不具合が出ることが増えて、販売中止・回収などの措置が取られることが多くなってきたよね。
デジタル・ムーバ
P503isHYPER
2001年5月発売
高さ 97mm
幅  50mm
厚さ 27mm
重量 約98g
連続通話時間 約145分
連続待受時間 約440時間

●初めて背面液晶がつきました。閉じたままでも着信番号などが確認できるので便利でした。
デジタル・ムーバ
D503isHYPER
2001年10月発売
高さ 105mm
幅  50mm
厚さ 23mm
重量 約105g
連続通話時間 約130分
連続待受時間 約450時間

●ついにDも折り畳みに! 503のセカンドモデル“is”シリーズから、D・Fとこれまでフリップ型・ストレート型を採用していたメーカーまで、折り畳み型を採用するようになってしまいました。

[2002年]
“遅い登場”カメラ付きケータイ
それでもなんとか大ヒット

 2000年に登場したJ-PHONE(現ボーダフォン)の史上初カメラ付きケータイ「J-SH04」の発売から長〜い時間が経って、ようやくドコモからもカメラ付きケータイが発売。「写メール」の大ヒットで“カメラ付きといえばJ-PHONE”というイメージが世間的に広まっていたので、ドコモとしてはそのマネや後追いはしたくない、でもユーザーは失いたくないんだよな〜というジレンマに陥っていました。それでも市場のニーズに押されて、「出すのか?出さないのか?」という状況が長く続いたあとの発売だったので、かなりのユーザーがこれに飛びつきました。当時のユーザーの心境は「さっさと出さんかい!」という感じやったと思います。

  まぁこれはもともとiモードのシステムが、画像などのファイルを添付して送信するようには出来ていなかった(FOMA以外はファイル添付ができない仕組み)ので、サービスを開始するのに少し時間がかかったっていうのもあるみたいやけどね。

●主なトピックス
ドコモ加入者数4300万突破/総加入者数7500万突破

名称 端末画像 仕様/コメント
FOMA D2101V
2002年4月発売
高さ 150mm
幅  55mm
厚さ 28mm
重量 約160g
連続通話時間 約60分
連続待受時間 約55時間

●まるで7〜8年過去にタイムスリップしてしまったかのようなスペックの、D初のFOMA端末。「マジかよ!」っていうようなデカさとデザインで、“オモシロFOMA端末”として話題になりました(笑)。ほんとにデカくて、実物は写真で受ける印象の倍くらいのサイズです。
ムーバSH251i
2002年6月発売
高さ 98mm
幅  49mm
厚さ 25mm
重量 約115g
連続通話時間 約120分
連続待受時間 約250時間

●記念すべき「iショット」対応第一弾端末。iモードの仕様上、端末同士で添付ファイルが送受信できないため、送信された画像はいったんサーバーに保管されて、そのサーバーのアドレスが相手端末に送られるという複雑な方式になってしまいました。しかも送信容量は10キロバイトと小さく、画像のサイズを小さくして画質を落とさないと収まりきらないという、他のキャリアに比べて劣った仕様なのが残念。“最新の端末”のFOMAですらこの10キロバイトという容量制限に縛られていて不便極まりないので、早く改善してほしいもんです。
ムーバP504i
2002年6月発売
高さ 100mm
幅  50mm
厚さ 16.8mm
重量 約99g
連続通話時間 約140分
連続待受時間 約490時間
ムーバSO504i
2002年6月発売
高さ 96mm
幅  49mm
厚さ 29mm
重量 約120g
連続通話時間 約130分
連続待受時間 約320時間

●SOシリーズはジョグダイヤルの快適さと、予測変換機能「POBox」のおかげでとても操作性がよく、この端末もかなりお気に入りでした。
ムーバR692i
2002年8月発売
高さ 約135mm
幅  約52mm
厚さ 約23mm
重量 約120g
連続通話時間 約140分
連続待受時間 約400時間

●「ジオフリー」こと耐水機能搭載のR692i。“R”とは日本無線のこと。海や山などへレジャーに行くと、けっこうケータイって重宝するもんね。アウトドアにはもってこいの端末。

[2003年]
メガピクセルケータイ発売
そしてFOMAの時代に

 SO505iなど、カメラ付きケータイというより“ケータイ付きデジカメ”と言えるような端末も発売されて、ますます情報端末としての性格を強めていったケータイ。デザインや機能の個性が強い端末も増え、また面白くなってきました。50xシリーズの新製品はこの後「506」で打ち止めという話もあり、いよいよFOMAの時代へと移っていくことになるようです。

発売予定の506iシリーズ。左からF/D/N。このシリーズでムーバも終了か!?

 
 「iモード」でネット機能、「iショット」でデジカメ機能をプラスしてきたドコモのケータイは、この後もICチップ搭載で決済機能を持ったり、タッチパネルやBluetoothで無線機能を持ったものなど、さらにバリエーションが増えてくるとのこと。最近は契約者の純増数などで他社に押され気味だったけど、これからもケータイを面白くするために頑張って欲しいもんです!

名称 端末画像
ムーバ505i
シリーズ

P505i
阪神優勝バージョン
【特徴】
(1)縦縞模様や優勝ロゴをデザインした「阪神タイガース優勝バージョン」。
(2)選手の顔写真をメニューアイコンに採用。
(3)「六甲おろし」や選手のヒッティングマーチを着信音として内蔵。
(4)優勝ロゴ、星野監督写真などを待受画面として内蔵。
(5)大小2種類の背番号シールを同梱。

●Pといえば松下、松下といえば関西ということで発売された「阪神優勝バージョン」。地元ではまさにプレミアもの。

参考資料:NTTドコモ中国 DoCoMo PLAZA「データブック」
NTTドコモ電子図書館「DoCoMoの歴史」
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