2008年02月20日

「フォーマット戦争」に思いをはせる

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東芝がHD DVDから撤退することが正式に発表されましたが、今回の件はこれまでに繰り返されてきた「フォーマット戦争」の中では、ユーザーにとっては比較的被害が少なく済んで良かったね、という印象です。

●「フォーマット戦争」と聞いて思いをはせるのは

「フォーマット戦争」と聞くと、VHS対ベータ、というのがまず上がるけど、今までにもいろんな「戦争、そして死」がありました。

[MD対DCC]
今やMD自体も消えつつありますが、MDが普及する前にDCC(デジタルコンパクトカセット)という規格と競っていたということを覚えている人はもう少ないのではと思いますが、ソニーの推すMDに対して、松下の推すDCCという規格がありました。アナログのカセットテープと同じサイズで、そこにデジタル記録するという、発表当初からすでに古びていた規格です。MDがランダムアクセスなどの先進性をそなえていたのに対して、操作性はアナログ時代とほとんど変わりがないということで、全くといっていいほど普及せず即死。

[8mm対VHS-C]
ビデオカメラの規格ですが、ソニーの推す8mmビデオに対して、ビクターや松下などのVHS陣営の推すVHS-Cというものがありました。VHSのカセットよりも小型のテープに記録して、VHSカセットアダプターを使うと普通のVHSのビデオデッキで再生ができるという互換性を持っていました。互換性の点では8mmビデオより有利だったものの、VHS規格を単純に小型化したためにテープが短くなり、録画時間が短くなってしまったことや、ソニーのビデオカメラに勢いのある魅力的な製品が多かったので、徐々に死亡。

[LD対VHD]
パイオニア1社の推すLD(レーザーディスク)に対して、東芝やNECや松下など多数のメーカーが推すVHDというものがありました。しかし国内メーカーのほとんどが支持していたにもかかわらず、ビデオディスク市場ではLDに圧倒的な差をつけられて死亡。しかしLD自体もDVDの普及にともない死亡。ちなみにこの時代のビデオディスクはデジタルではなくアナログ記録でした。


「次世代LD」として発売が予定されていた記録型のLD「LD-R」。12センチディスクにデジタル記録するというものでした(※)


LDはカラオケでヒットしたというのもあるけど、VHDに比べてLDのほうが画質が良く、マニアに受けが良かったというのもあります。まあ当時のビデオディスク市場というのは非常に小さかったので、ちょっとした勢いの差が死につながってしまったということだと思いますが。90年代の初めごろは高画質な映画ソフトがLDでたくさん出ていたので、小遣いをはたいてたくさん揃えていた記憶があります。「ブレードランナー」なんかVHSとかLDとかDVDとかで何回買ったかわからんし。

ゲーム機なんかはセガマークIIIとかゲームギアとかジャガーとかPC-FXとかワンダースワンとか3DOとか、語り出すとキリがありませんのでこれくらいで。

※はウソです

●実害は少なかったけど…

昨日の記者会見によると、HD DVDの日本での販売数はプレーヤーが約1万台、レコーダーが約2万台だそうで、流通在庫なども考えると実数はどちらも数千台〜レベルと予測されます。日本の市場規模にとってはほとんど“誤差”と言えるような販売数しかなかったことを考えると、PC以外で専用のプレーヤーを使って実際にHD DVDの映画ソフトを楽しんだり、レコーダーでHD DVDに録画しているユーザーというのはほとんどいないのでは、と思います。

もともと2007年に入ってからは、世の中の趨勢は「ほぼBDで決まり」という見方が拡がっており、HD DVDの勝利を確信して新製品に無条件で飛びつく、というような「空気を読めない」人はいなかったので、ほとんど売れていなかったというのが幸いでした。

でも昨年に「トランスフォーマー」がHD DVDでしか発売されないと決まったときに、ぼくもXbox360用のHD DVDプレーヤー(2万円)を買おうかどうか死ぬほど悩んだけど、確実に「トランスフォーマー専用機」となってしまうので結局DVD版を買ってしまったという経緯があります。すんでのところで踏みとどまれたけど、「トランスフォーマー」のおかげでHD DVDを買ってしまった、という人はけっこう多いんじゃないでしょうか。ただし買ってしまったことは残念だけど、ポジティブに考えれば「幻のアイテム」として後世に伝えることができるので、HD DVD版を買ったほどのマニアであるのなら、これはまたコレクター冥利に尽きるのではと思います。


●今でも空気が読めてない?

会見では「ワーナーの離脱で勝ち目がなくなった」(西田社長)ということをアピールしていたけど、それは全く逆の話で、「ワーナーが離脱して勝ち目がなくなった」のではなく、「勝ち目がなくなったからワーナーが離脱した」というのが正しいはず。なのに東芝は「ワーナーさえ離脱しなければ勝ち目があった」とまだ思ってるのかというKYっぷりですが、これがHD DVDが世の中の支持を得られなかった原因なのかもしれません。

映画スタジオや消費者はちゃんと空気を読んでいたのに、東芝だけが読めていなかった、ということでしょうか。そういえば東芝が陣頭で大旗を掲げて頓挫したものとしては「SED」というものもありました。AV事業で連敗するというのは痛いですね。


●レコーダー事業の今後はどうなる?

ただ、これからが心配なのはHD DVD事業と一心同体であった東芝のレコーダー事業です。「VARDIAシリーズ」は操作性や設計思想に共感してずっと使っている、というユーザーも多いし、そもそも東芝は2001年に「RD-2000」という世界初のHDD&DVDレコーダーを世に出した立役者だったから、それがHD DVDと共に沈んでいくとなってしまうと残念でなりません。会見では「今のところBD搭載の予定は全くない」とのことだし、もし搭載することになったとしても、BDとHD DVDでは録画フォーマットに関する設計思想が全く違うので、ドライブを入れ替えればそれで済むというわけじゃないから、一旦白紙に戻して開発を進めないといけなくなってしまいます。つまり、DVDレコーダー事業に関しては一旦リセットがかかるというわけで、シェアもわずかしかないという厳しい環境の中では、レコーダー事業は現行機で打ち止め、次世代はや〜めた、ということになってもおかしくはありません。

東芝は今まで「いかにHD DVDがBDよりも優れているか」ということをさんざん言ってきたので、今さらBDにします!なんてことは言いづらいとは思うけど、VARDIAの新機種を待ち望んでいる人のために、できるだけ早いBD対応をしてほしいです。


東芝「HD DVD事業の終息について」
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2008_02/pr_j1903.htm

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2008年01月22日

DVDレコーダーのドライブ交換にチャレンジ!

デジタルレコーダーで録画したものを久しぶりにDVDに焼こうとしたら、DVDドライブが全然メディアを認識しなくなっていました。サポートセンターに電話をしたらけっこうな修理代金が取られるということがわかったので、自分でドライブ交換にチャレンジしてみました。

2年ほど前に購入したハイビジョンレコーダー「日立 Wooo DV-DH500W」は、ダブルチューナーでハードディスク容量も大きいので、けっこう便利に使っていました(以前の記事)。録画した番組は「見て消す」派なので、今までDVDに焼いたことも数えるほどしかなかったけど、どうしてもDVDに焼いておきたい番組があったので、久しぶりにCPRM対応のDVD-Rを買ってきて、さあダビングしよか、とメディアを突っ込んでみたら、何回やっても「使用可能なメディアを挿入してください」などと表示されて全く認識してくれません。

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「DV-DH500W」。当時はデジタルダブルチューナーというのは珍しく、かつ大容量HDD&低価格でお買い得機種だったんですけど…。

DVDクリーナーがあったので何度か試してみたけど、症状は変わらず。そもそも再生専用のDVDソフトを入れても、認識するまでに5分くらいかかるという異常な遅さです。これはどう考えてもドライブがおかしくなってしまったようなので、ネットで何か情報がないか探してみたところ、どうもこの機種はDVDドライブの不具合が非常に多いようで、いたるところに書き込みがありました。いわゆる“ハズレ”の機種だったようです。


●自分でできることは自分でやってみる

日立製のレコーダーは自社製のDVDドライブ(当時の日立LG)を搭載しているというのに、この不具合報告の多さは何じゃ!と思いつつ、サポートに電話してみると、保証期間が切れているので出張料・技術料と部品代で1万5千円かかるとのこと。ほとんど使わないDVDドライブのために、そんな金額はとても出せません。そもそも使ってないのに何で壊れるねんな、って話ですし。

でもどうしてもダビングしておきたいんです。そこで、DVDドライブなんてPCパーツショップとかで5千円もしない値段で売ってるから、交換するだけだったらPCを組むより簡単とちゃうの?と思ったので、とりあえずパカっと開けて調べてみました。

外側のネジを外して開けてみると、中身は意外なほど単純でした。大きなものはHDDとDVDドライブがあるだけで、接続もPCと同じATAケーブルと電源ケーブル。使われている製品もレコーダー用のカスタム製品ではなく、型番が違うくらいで中身はPC用と全く同じもののようです。専用品じゃなくて汎用品をそのまま使うほうがコストダウンにつながるから当然といえば当然ですよね。

ドライブの型番を見ると日立LG製の「GDA-4164L」(ATAPI接続)となっています。検索してみると、全く同じ型番のPC用の製品はないけど、名前が似ている製品ならいくつも発売されているので、LG製の似たようなドライブを買ってきてスコっと交換したら何とかなるんやろ〜、と思い、近くのPCショップに行って買ってきました。

できれば古いモデルのほうが何となくうまく行きそうな感じがしたんだけど、店頭には新しいモデルしか置いてなかったので、あまり深く考えずにATAPI接続の「GSA-H58N」を購入(4980円)。間違えてシリアルATA対応のドライブを買ってしまわないように注意。

DVDドライブはHDDと一緒にネジで止めてあり、HDDも一緒に外す必要がありました。基板のネジとケーブルを外すと金属製のシャーシごとカパっと取り出せます。難易度はPCにドライブを取り付けるのとほとんど変わらない感じなので、PCのパーツ交換や自作ができる人なら全く問題なく交換できると思います。

買ってきたドライブをそのまま取り付けると、トレイの前面部分のベゼルが引っかかってトレイが出てこないので、旧ドライブのベゼルと交換しておきます。爪で引っかかっているだけなので簡単に外せます。


●新しすぎるドライブはダメ?

交換作業は30分ほどで終了。起動も問題なし。ためしに再生用のDVDを入れてみると、すばやくちゃんと認識してくれます。「おぉ、成功か〜!?」と思ったところ、DVDを入れ替えようとOPENボタンを押すと、なぜか「OPEN」のあとにすぐに「LOAD」と表示されて、トレイが出てきてくれない…。どうもOPENボタンを連打したように認識されているみたい。

何とか取り出そうといろいろ試したら、いったん電源を切って、OPENボタンをずっと押しながら起動するとトレイが出てきてくれました。むむ、微妙な操作性だ…と思いつつDVD-Rを入れてみると、ちゃんと認識してくれます。

トレイを開けるのにウラワザみたいな操作をしないといけないけど、何とか使えるか?と思い、いざダビングを開始すると、開始してからすぐ「DVDを認識しません」とのエラーが。どうも失敗のような気がします。2年前のレコーダーなので、「GSA-H58N」は新しすぎて良くなかったようです。ドライブを制御している「ファームウェア」がレコーダーと合わなかったのかもしれません。


●ためしにPCのドライブと入れ替えると…!

やっぱりそう簡単にはいかんか…と思って、ふとこの前新たにパーツを追加したPCを見てみると、そういえばこのPCのドライブ「GSA-H44N」も日立LG製でした。去年の秋に買ったやつなのでけっこう新しめだけど、やってみる価値はあります。「H44N」をPCから取り外して、かわりに今回買った「H58N」に入れ替えれば、無駄にならなくてすみそうです。

再びレコーダーの筐体を開けて、ドライブを交換。今度は慣れているのでサクッと作業終了しました。DVD-Rを入れてみると…認識OK。フォーマットも完了し、ダビング開始…うまくいきました! OPENボタンを押すとちゃんと出てきてくれます。これは大成功! ダビングしたものは、PS3に入れてみるとバッチリ再生できる(PS3はデジタル放送を録画したDVD-Rと-RWに対応しているのです)ので、何も問題はなさそうです。

「H44N」と「H58N」は半年くらいしか製造日が変わらないんですが、「H44N」は成功、「H58」は失敗というわけです。機種によってけっこう違うものなんですね。オークションなどで無理に旧モデルを探さなくても済んだのは幸いでした。


●やる時は自己責任でお願いします。

ネットで見てみると、DVDドライブだけでなくHDDも容量の大きい物に交換している人も多いみたいです。500GBのHDDでも1万円前後で買えるから、成功すればコストパフォーマンスはかなり良く、これは魅力的です。レコーダーの中にはHDDを2台積めるようになっているものもあるので、交換ではなく増設するというのも手かも。その際にはネット上で十分情報を収集してから実行してみてください。「レコーダー ドライブ 交換」などで検索すると、参考になるサイトがたくさん出てきます。

昔のレコーダーは専用品が多くて簡単には改造できないようになっていたけど、最近のものはコストダウンのために、汎用品をそのまま使って組み上げていることが多いので、こういった“DIY”もできるようになったんですね。ユーザーとしてはありがたい傾向です。

保証期間が切れたあとに故障して有償修理になったり、容量がどうしても足らなくなってきたら、自分でやってみるのも良いかもしれません。ただし、自己責任でお願いしますよ!


[関連記事]
“デジ×デジ”のダブル録画がとにかく便利! 日立のハイビジョンレコーダー「Wooo DH500W」
iPod touchで買い物がとめどなく連鎖してしまいました

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2007年07月10日

iPodの音に合わせて光るクマ

渋谷のcocotiにあるインテリアショップ「VICEVERSA」内に、アメリカのデザイン家電メーカー「THE SHARPER IMAGE」のショップinショップが7/11(水)にオープン。ユニークな電化製品の数々が日本に上陸します。

iPulse Bear」は、スピーカー内蔵のクマのぬいぐるみ。おなかのポケットからへその緒のようにステレオケーブルが伸びていて、iPodなどの音楽プレーヤーを繋ぐと、音に合わせて手足がピカピカと光るようになっています。ランダムに光るのではなく、音の強弱やリズムに合わせて光るので、激しい曲は激しく、静かな曲は優しく点灯するのが面白いです。乾電池で動くので持ち運びにも便利。色は3色あります。

編集部内でしばらくピカピカと光らせていたら、「なにコレ!? えっスピーカー? おもしろ〜い!!」と、足を止める人が多く、女子たちの反応はなかなか良かったです。価格も7800円と、まあお手頃なので、プレゼントに良いかも?

ただし、スピーカーがぬいぐるみの中に内蔵されているので、音質はそれなりです。机の上に置いてなんとなく聞くとか、枕元に置いたりするといいですね。眼が緑だったりと、デザインが微妙にアメリカンなのもポイントでしょうか?



トーキングピクチャー」は、音声を記録できる写真アルバム。24枚の写真を保管できて、さらに写真ごとに10秒のメッセージが録音できるようになっています。再生ボタンを押すと、その写真に対応する音声が再生されます。

これは今までありそうでなかった製品で、とても面白いです。プリント写真に音声付きという“ちょっとアナログ”な手段なのが、かえって見た人の思い出やイメージがふくらみそう。退職する人へプレゼントしたり、孫の写真を入れておじいちゃんおばあちゃんにプレゼントしたりすれば、すごく喜んでもらえるんじゃないでしょうか。価格は8295円。


以上の商品は「THE SHARPER IMAGE」で取り扱い中です。渋谷の店舗に続いて、これから国内での展開を広げていくそう。ユニークな商品に期待したいです。

「THE SHARPER IMAGE」
http://www.sharperimage.jp/

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2006年10月11日

来年春にもブルーレイ・HD DVDの両方が記録再生できる機器が登場しそう

映画ソフトやプレーヤー、レコーダーが発売を迎えて、規格争いがこれから激しくなっていきそうな次世代DVD。消費者としては、規格が統一されなかったのは残念だけど、そんな悩みが早くも解消されそうです。

次世代DVDの両方の規格の記録・再生を実現するのは、NECエレクトロニクスが10日に発表した新しいLSI。このLSIをレコーダー・プレーヤーに使えば、ブルーレイとHD DVDの両方はもちろん、現行のDVD・DVD-RAM・DVD-RW・CDなど全ての記録方式で読み書きができるということ。

今発売されている製品では、ブルーレイ機器ではブルーレイのディスクしか再生できないし、HD DVD機器ではHD DVDのソフトしか再生できないようになっています。例えばディズニーは今のところブルーレイ陣営に属しているから、ディズニー映画はHD DVD用のソフトは発売されないかもしれません。もしかしたら、HD DVD機器を購入した人はディズニー映画を楽しめないかもしれないという可能性もあります。

とにかく規格が分裂した状態というのは、消費者にとって不便であるというだけではなく、映画会社にとっても両規格に対応した映像ソフトを作らないといけない手間とコストがかかったり(そしてそのコストは価格に反映される)と、デメリットが非常に多いのです。それが解決されるというのは素晴らしい!

そこで思い出されるのは、DVDレコーダーの普及期のこと。DVDレコーダーにも同じような規格争いがありました。「DVD-RAM」か「DVD-RW」のどっちがいいのか?ということで、松下・東芝のRAM陣営と、パイオニア・シャープのRW陣営に分かれて一時期争っていたことがあり、「いかに我々の規格が優れているか」についてメーカーもユーザーも熱く語っていたものでした。

しかし全規格に対応したドライブが普及したおかげで、そんな話も全く無意味になり、今やどっちのドライブを使っているかなんてことが話題になることもなくなりました。このLSIが普及すれば、次世代DVDも同じようなことになるかもしれません。

とにかく、次世代DVD機器がまだほとんど市場に出回っていない段階で発表されたのは、非常にいいタイミングだったと言えるのではないでしょうか。チップの量産開始は来年春ということで、実際に製品になるのもそう遠くない時期と思われるので、どっちかを買おうかな〜と検討している人は待ったほうがいいですね。両陣営はユーザー無視のプライド争いにこだわらずに、両規格に対応した機器を速やかに発売してほしいです。


NECエレクトロニクス(ニュースリリース)
http://www.necel.com/news/ja/archive/0610/1001.html

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2006年08月29日

ブルーレイディスクがいよいよ始動! 今秋発売のタイトルが一挙に発表

次世代DVD「ブルーレイディスク」の映画タイトルの発表会が都内で行われたので、HD(ハイビジョン)の映画ソフトって、どんなもんなんよ?と見てきました。

11月発売のプレイステーション3への採用でブルーレイディスク(以下BD)への注目が高まっている中、BDでの発売予定の映画ソフトの充実ぶりをアピールすべく、各映画会社から数多くの作品が出展されました。

主な映画作品としては、

●ブエナビスタ(ディズニー)
「チキンリトル」「パイレーツ・オブ・カリビアン」「イノセンス」「スターシップ・トゥルーパーズ」
●ソニーピクチャーズ
「ダ・ヴィンチ・コード」「バイオハザードII」「カンフーハッスル」「スタンド・バイ・ミー」
●パラマウント
「ブラック・レイン」「ミッション・インポッシブル」「M:I-2」
●ワーナー
「逃亡者」「ファイヤーウォール」「沈黙の戦艦」

など、ハリウッドのメジャーどころを押さえたラインナップ。またソニーミュージック(平井堅、奥田民生など)やポニーキャニオンなどの音楽作品、角川エンタテインメントやジェネオンエンタテインメントなどのアニメ作品などもラインナップされています。各作品とも、11月初旬から年末にかけて一挙に発売される予定で、ほぼPS3の立ち上がりに合わせた形に。価格は4〜5千円で、だいたい現行のDVDの価格+1000円程度に収まっています。

発表会では、ハイビジョンを愛して止まない「ハイビジョン・ラバー」こと映像評論家の麻倉怜士氏が、ブルーレイへの期待をアピール。“全く個人的な意見ですが”との前置きの上で、「DVDで映画を視聴したときの感動度を50とすると、BDの映画は“満足度250”。オーディオ・ビジュアルの歴史の中でも最大のエポックです」と述べていました。


自宅ではHD対応プロジェクターなどを揃えて、すでに「BDレディ」の状態という麻倉氏。NHK BS-Hiで放映された「風とともに去りぬ」の映像の美しさに非常に感動し、ワーナーにはBD版をぜひ発売してほしい、とコメントしていました。


確かにBDの解像度である1920×1080ピクセルは、視聴距離やテレビの物理的な大きさを考えると、これ以上の解像度はもう必要ないと言えるほど高画質なので、ビデオテープの時代から続いてきた家庭用映像ソフトのひとつの到達点といえるでは。

会場に置かれたプラズマテレビや液晶テレビで、実際にBDの映像を視聴することができました。正直な感想としては、「BDは文句なしにキレイだけど、BDを一度見たからといってDVDを捨てたくなるほどのもんじゃない」ということ。最近のDVDソフトは圧縮技術が発達してかなりの高画質になっていて、普段見ていてもそんなに不満に感じるというわけでもないです。とくに動きの激しい場面では、HD(高解像度)とSD(標準解像度)の区別がつきにくかったりするので、今すぐにDVDを捨てる、というほどのインパクトはないかも。ただ、動きが少なくてじっくりと観賞するようなソフト、例えばTBSの「世界遺産」(発売予定)やNHKの「世界ふれあい街歩き」(以前の記事)などの番組は非常にBDに向いていると思えるので、そういったソフトが増えてプレーヤーの価格が安くなれば、ぜひ購入したいと思いました。


「イノセンス」や「チキン・リトル」などの一部映像が見られました。BDの高画質を生かすには、それなりの大画面が必要かと。




日立から参考出品されたBDプレーヤー。上にデッキを重ねづらそうですが、非常にアグレッシブなデザインで興味深いです。

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2006年08月02日

HDDとDVDのどちらにも記録できるビデオカメラ「ハイブリッドカム Wooo」

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秋の運動会・行楽シーズンをターゲットに、ビデオカメラの新製品の発表が相次いでいるけど、今度はHDDとDVDの両方を内蔵したビデオカメラが登場。どちらのメディアの弱点をもカバーできるのが特徴です。

「ハイブリッドカムWooo DZ-HS303」は、記録メディアに8GBのHDD(マイクロドライブ)と8cmDVD-Rを採用した「HDD+DVDビデオカメラ」。HDDに撮ってDVDに残す、という形はレコーダーではもはや一般的だけど、ビデオカメラでは初めてです。

DVDビデオカメラの場合、高価な8cmDVDにごく短い時間しか録画できない反面、DVDプレーヤーさえあれば気軽に撮影したものを見ることができます。逆にHDDビデオカメラの場合は、大容量を生かして長時間録画が可能な反面、いったんDVDなどのメディアに移さないと気軽に見るということはできませんでした。

その点「HDD+DVD」なら、普段はHDDに記録しておいて、人に渡したり気軽に見たい、と思ったときにはDVDに移すということができるのが便利。本体だけの操作で、まるごとDVDにダビングしたり、必要なシーンだけを選んでダビングしたりといった使い方ができます。

2つのドライブを内蔵しているということで気になるのはその重さだけど、バッテリー込みで560gと、標準的なビデオカメラとそう変わらない重さに収まっています。記録時間はHDDの場合、FINE(高画質)で約180分、STD(標準画質)で約360分、DVD(片面)への記録はFINEで約60分、STDで約120分となっています。HDDで8GBというのは最近のHDDカメラとしては少ないかもと思ってしまうけど、「とりあえずためておく場所」としてはこれくらいが相当だという判断らしいです。もし足らなくなってもDVDに逃がせばいいしね。市場予想価格は13万円程度、8月30日発売予定。

それにしても思うのは、ビデオカメラ自体にHDDとDVDが内蔵されているのは確かにいいアイデアだと思うけど、移せるのが8cmDVDだというのがネックだな〜ということ。1枚100円以下で売られている12cmのDVD-Rに比べると、12cmよりも容量がずっと小さいのに1枚400円近くもする8cmDVDは、普段使いしたり配ったりするにはちょっと高いな〜と思います。

それよりも一般的なDVDレコーダーやPCと、iLinkやUSB端子などでデジタル接続ができて、簡単に12cmDVDにコピーできるような仕組みがあったほうがいいような気がします。そう考えると、ソニーのHDDカメラ「DCR-SR60」に搭載されている「ワンタッチDVD」のような機能がついているほうがありがたいかも。個人的には内蔵DVDへの記録は“非常用”で、基本はPCかDVDレコーダー経由で12cmDVDにするというスタイルが普及してほしいです。

日立「ハイブリッドカムWooo DZ-HS303」(ニュースリリース)
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2006/08/0802.html

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2006年07月26日

“16:9”のワイド撮影や、強化されたブレ補正機能を搭載したデジカメ新モデルが登場

パナソニックから、16:9のワイド撮影が可能なコンパクトカメラとしてヒットした「LUMIX DMC-LX1」の後継機種として、1000万画素オーバーになった「LX2」が登場。手ブレと被写体ブレの両方を自動で補正する機能を搭載しています。

16:9の画角が新鮮な驚きを与えてくれた「LX1」。いろんなシーンを撮影するのに何かと便利なこのカメラは、デジカメで写真を撮る楽しみをまたひとつ増やしてくれました。以前の記事でも書いたように今も愛用しているわけですが、その後継機種として「LX2」が登場。本体デザインに大きな変更はなく、ブレ補正機能の強化と画素数アップが主な機能向上のポイントとなっています。

新たに搭載されたブレ補正機能「インテリジェントISO感度コントロール機能」は、カメラが被写体の動きを検知して、自動でシャッタースピードとISO感度を設定してくれるというもの。例えば動きのある被写体の場合、シャッタースピードが遅いといくらカメラをしっかりと構えていたとしても被写体がブレてしまうけど、ISO感度を高くすることでシャッタースピードを速くして、ブレないようにするということを自動で行ってくれます。光学式手ブレ補正機能と組み合わせることで、今までよりもブレない写真が撮れるようになったというわけです。

画像処理のLSIには新しい「ヴィーナスエンジンIII」を搭載。今までのパナソニックのカメラは、暗い場所で撮影したときのノイズの多さが指摘されることがあったけど、ノイズ除去性能を向上させたほか、色の再現性や省電力性能が向上。

また液晶モニターも、写真の比率に合わせた16:9サイズに変更。LX1では16:9撮影時にはモニターの上下に黒い帯が現れて、せっかくの大画面がもったいない感じだったけど、画像とモニターの比率が合ったおかげで撮影画像もより見やすくなりました。市場予想価格は6万円前後、8月25日発売。


またコンパクトの主力機種の新モデルとして、「FX07」「FX50」が登場。28ミリの広角レンズを搭載してヒットした「FX01」の上位機種です。「FX50」には3型で23万画素の高精細液晶モニターが採用され、大画面を生かした多彩な表示モードを搭載しています。どちらも「インテリジェントISO感度コントロール機能」を搭載。LX2同様に、いっそうブレに強いカメラとなっています。ちなみにこちらの機種でも16:9撮影が可能。市場予想価格はFX07が4万8千円前後、FX50が5万円前後、8月25日発売。

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「FX07」。FX01は継続販売されるそうです。

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「FX50」。「ジョイスティック」が搭載され、マニュアル撮影時の各種設定が可能。モニターの大きさ以外はFX07とほぼ同じ性能となっています。



パナソニック「LUMIX DMC-LX2」
http://panasonic.jp/dc/lx2/

「同FX50」
http://panasonic.jp/dc/fx50/

「同FX07」
http://panasonic.jp/dc/fx07/

[関連記事]
「16:9サイズの撮影がめっちゃ楽しい! Panasonic「LUMIX DMC-LX1」の魅力を徹底解剖」
http://www.citywave.com/dennou/archives/2005/10/169panasoniclum.html

「LUMIXの新モデルは広角28ミリで世界最小&高感度」
http://www.citywave.com/dennou/archives/2006/02/lumix28.html

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2006年07月24日

音楽を聴くことがいっそう楽しくなる ソニーの高音質イヤホン「MDR-EX90SL」

オーディオプレーヤーで良い音を楽しむためには、イヤホンを変えるのが最も効果的です。今までいくつかのイヤホンを使ってきて、「これだ!」と思ったのがソニーの「MDR-EX90SL」。自分にとって最も“良い音”が鳴るイヤホンでした。

本体に付属しているイヤホンで聴くことを否定するわけではないけど、まああくまでオマケのようなもの、少しお金を出せば格段に高音質の環境が手に入れられるので、本当に音楽を楽しみたいのならそれはもったいないです。“良い音”(好みの音)というのは人によって全然違うので、自分にあったイヤホンを探すというのも、なかなか楽しいですよ。

自分としては、通勤時に音楽を聴くことがほとんどなので、電車の中などのわりと周りが騒がしい環境が多いです。だから遮音性の高い耳栓型(カナル型)のイヤホンで、低音がしっかりと出るものを好んで使っていました。周囲のノイズが多いと、シャカシャカする音楽の高音部だけ残ってベースなどの低音部が聞こえづらくなるので、もっぱら遮音性と低音重視だったわけです。そこで長く使っていたのがソニーの「MDR-EX71SL」というイヤホン。実売価格が4000円台半ばと手頃で、多少低音が派手な印象があるものの、同程度の価格帯では一番好みの音が出ていました。

ただ、お気に入りではあったものの、どうも音質のクリアさには欠ける部分がありました。楽器のひとつひとつまでをクッキリハッキリ再生する、という性質のイヤホンではなく、じっくりと音楽を楽しむというのにはあんまり向いてないかも?と感じ始めたので、また新たな“良い音”を探すことにしました。

そんなときに発売されたのが、ソニーの「MDR-EX90SL」。原音に忠実な再生を使命とする、レコーディングスタジオ用のモニターヘッドホンの設計コンセプトを、インナーイヤホンの世界に持ってきて作ったという、ソニー渾身のイヤホンです。見た目にもアルミの削り出しボディで、なかなか高級感もあります。

ただ価格が実売1万円程度と、オーディオマニアでない人間にとってはちょっと二の足を踏む金額。しかしこれはかなり絶妙な価格で、今4〜5千円程度のイヤホンを使っていて必ずしも音質に満足していない人が、次にステップアップするのに出せるギリギリの金額であるとも言えましょう。「イヤホンに1万円か〜。高いとは思うけど、確実にいい音が出るのなら、出せない金額ではないかも。高級感もあるし」と考えさせる価格です。海外製の高級イヤホンが数万円という価格で販売されているけど、それらと比べると格段に安いというのもポイントです。

発売後しばらく様子見をしていたら、どこに行っても売り切れ! 量販店にかかる「入荷未定」の札がいつまで立っても消えない上に、ネット上の評判を見ても「すごくいい」「万人におすすめ」「ソニー万歳」みたいな評価が多かったので、これはぜひ買わねば!と思い続けていたものの、全然買えなかったので結局忘れてしまっていました。

最近になって友人が「ソニーのアレは買ったの? なかなか良かったよ」とさらっと言うので「むお〜、いつの間にか忘れとった! アレはもうどこでも買えるのか!? 明日行ったら買えるのか!?」と言ったら「どこでも並んでるよ」とのことだったので「いつの間にそんな状況に…じゃあ明日買ってくる!」と速攻で買ってきました。




パッケージもかっこいいです。ハードケースの持ち運び用イヤホンケースが付属するというのも高級イヤホンならでは。普段本体にイヤホンをグルグル巻きにしている人でも、このイヤホンは丁寧に扱わないと!という気にさせてくれます。




で、使ってみての感想ですが、結論から言うと「もうこれでOK」というイヤホンが現れた!と感じました。中音域から高音域が非常にクリアで、楽器のひとつひとつの音色がはっきり聞こえるために、曲の立体感(臨場感)が際立つという感じ。アコースティックギターや管楽器の音が、よりツヤが出てキレイに聞こえます。

音を言葉で説明するのは非常に難しいけど、例えていうなら普通のブラウン管のテレビからハイビジョンの液晶テレビに買い換えたときのような驚き(ちょっと大げさだけど)です。聴き慣れた曲でも「あれ、この曲ってこんなに丁寧なアレンジだったの!?」などと、曲自体の印象が変わったりすることもあります。低音域も「71SL」に比べてもしっかり再生されて迫力があるので、ジャンルを問わずいろんな音楽の再生に対応できるイヤホンだと言えるんじゃないでしょうか。

ボリュームをさほど上げなくても個別の音がはっきり聞こえるので、音漏れを気にするような電車の中でもさほど心配はないかも。ただし普通のカナル型よりは音漏れが大きいので、普段聴く音量でどれくらい漏れているかを確認しておいたほうがいいでしょう。

このイヤホンを使ってみたら、今まで使っていたイヤホンが、いかに“音が出ていなかったか”ということがわかりました。オーディオの世界は天井知らずで、何十万円どころか何百万円もするようなスピーカーが売られているけど、そういった製品を求めるマニアの心情がちょっとだけ理解できたかも。「気軽に音楽を聴くのに、べらぼうに高いお金を出したくはないけど、いい音で聴けるに越したことはない」という人には、このイヤホンは最適だと思います。


ソニー「MDR-EX90SL」
http://www.sony.jp/products/headphone/mdr-ex90sl/

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2006年07月19日

ソニーの新ハイビジョンハンディカムはDVDとHDDに対応

テレビやレコーダーのハイビジョン製品の普及が進んでいるけど、ビデオカメラの世界もハイビジョン化が加速。大ヒットしたテープ式のハイビジョンハンディカムに続いて、記録媒体にDVDとHDDを採用したモデルが登場しました。

ソニーが発表した新ハイビジョンハンディカム「HDR-UX1」は、ブルーレイなどの次世代DVDではなく、現行のDVD(8cm)にハイビジョンで記録できるビデオカメラ。2005年に発売された「HDR-HC1」とその後継機「HC3」は、家庭用のハイビジョンビデオカメラとして、コンパクトで安価なDVテープに記録できるということでヒットしました。しかし通常のデジタルビデオカメラでは、すでにテープだけでなくDVDやHDD、メモリーカードなど、記録メディアが多様化しており、ハイビジョンの世界でもその流れに対応するべく開発されたとのこと。DVDを記録媒体に採用することで、操作性などの面でテープよりも扱いやすくなっています。

また同時に記録媒体に1.8インチの30GB HDDを採用した「HDR-SR1」も発表。こちらはハイビジョン画質で最長約11時間(LPモード時/5Mbps)もの長時間録画が可能、最高画質(XPモード/15Mbps)でも約4時間録画可能ということで、記録時間の面で不利なDVDモデルの弱点をカバーする製品。ハイビジョンでHDD搭載ということで、現時点ではまさに“最強”のビデオカメラといってもいいのでは。




「HDR-UX1」(写真上)と「HDR-SR1」。UX1のDVDドライブ部分に円形のモチーフが使われているところが本体デザインの違いです。


「HDR-UX1」の録画可能時間

録画モード
1回だけ録画
繰り返し録画
録画時間
DVD+R DL
(2層記録)
DVD-R
(片面/両面)
DVD-RW/+RW
(片面/両面)
HQ+(12Mbps)
約27分
約15分/約30分
約15分/約30分
HQ(9Mbps)
約35分
約20分/約40分
約20分/約40分
SP(7Mbps)
約45分
約25分/約50分
約25分/約50分
LP(5Mbps)
約60分
約32分/約64分
約32分/約64分



「ハイビジョンは次世代DVDで」というのが暗黙の了解のようになっていたのに、なぜ現行のDVDでハイビジョンの記録が可能になったのか?という秘密は、新しい記録フォーマットが採用されたため。新ハンディカムに採用されたのは「AVCHD」という規格で、この規格はDVDだけではなくHDDやメモリーカードなど、多様なメディアに対応しており、ハイビジョンの映像を圧縮して、画質は同程度のままで容量を半分以下にできるというもの。DVDレコーダーで言うところの「XPモード」程度の容量でハイビジョン映像が記録できるという、非常に圧縮効率の高い規格です。




AVCHDで記録された映像。通常のHDVで撮影された映像と比較してもほとんど遜色のない画質で、十分な高画質を保っていました。



さて気になるのが、このビデオカメラで撮った映像は、本体以外のどんな機器で再生や編集ができるの?ということ。発表では「ブルーレイドライブ(BD)を搭載した機器」、例えばBD搭載のVAIOや未発売のプレイステーション3などでのみ再生が可能で、一般的なDVDプレーヤーやレコーダーでは再生は不可。BDの規格にはこのAVCHDへの対応が定義されており、これから発売される予定のBD搭載機器ならほぼ再生できるそうです。スゴ録など、現行のDVDレコーダーなどで再生が可能な機器を発売する予定はないそうで、これは少し残念な点ともいえます。もし現行のレコーダーでAVCHDでの録画が可能な機種があれば、ハイビジョンの記録に次世代DVDを使う必要なくなるので、かなり面白いというかありがたいんだけど、そういった予定は全くないらしいです。まあ次世代DVDの普及に思いっきり水を差すことになるから無理もないかも。





会場には再生機器としてBDプレーヤーやプレイステーション3も展示されていました。



編集に関しては、本体に搭載されているUSB端子経由でPCにファイルを転送し、付属の「Picture Motion Browser」でイン/アウトのカット編集が可能。また本体の「ワンタッチディスク」ボタンを押すだけで、PCのDVDドライブを使用して12cmDVDにそのままコピーすることも可能です。ただしこの機能で作成したDVDは、もちろん通常のDVDプレーヤーでは再生できないし、PC上での再生も相当高いスペック(具体的にはペンティアム4/3.6GHz以上、インテルCore Duo1.66GHz以上)が必要とのこと。DVDは作れるのに、並みのPCでは見ることすらできないという状況だそうです。ハイビジョンをデコードするのにはかなりのCPUパワーを必要とするというわけですね。




本体にはHDMI出力端子とD端子(D3/D1)、S映像/コンポーネント映像出力端子が搭載。HDMIケーブルかD端子ケーブルで接続すれば、対応テレビでハイビジョン画質が楽しめます。もしHDMI“入力”端子付きのハイビジョンレコーダーがあれば(今発売されてたかどうかわからないけど)映像をレコーダーに移せそうな気が…。



連続撮影時間は付属のバッテリー使用時で1時間35分(UX1)/1時間40分(SR1)、実時間で50分/55分と短めなので、予備のバッテリーは必須かも。市場推定価格はUX1(DVDモデル)が17万円前後で9月10日発売、SR1(HDDモデル)が18万円前後で10月10日発売。

この機種の投入で、2006年末にはSDとHDのビデオカメラの比率を50%超にするのが目標だそう。ハイビジョン放送を一度見るともう通常のテレビには戻れないように、ビデオカメラもハイビジョン画質を味わってしまうと、もう普通のには戻れないという魅力があります。再生環境にまだ問題はあるものの、次に買うのならビデオカメラもぜひハイビジョンにしたい!

「HDR-UX1」
http://www.sony.jp/products/Consumer/handycam/PRODUCTS/HDR-UX1/

「HDR-SR1」
http://www.sony.jp/products/Consumer/handycam/PRODUCTS/HDR-SR1/

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2006年06月14日

安い5.1chサラウンドをミニコンポのスピーカーと組み合わせるといい感じになった

060614_ht_k215r.jpg

写真のような4年ほど前に買ったソニー製の安い5.1chのサラウンド(アンプとスピーカーのセット)をずっと使い続けていたんだけど、これがまたテレビのスピーカーよりも音がショボイというシロモノ。ブラウン管のときにはそんなに不満に思わなかったのに、今となってはこれでは5.1chの意味が全くないではないか!と考えて、ちょっと改善してみることにしました。

最初は例のごとく「新しいサラウンドスピーカーが必要だ!」と、サラウンドシステムのカタログなどをながめていたんだけど、そこそこいいやつとなると、どれもこれも高い! “いい音”を追求すれば音響製品は天井知らずだけど、そんなに音にこだわっているわけでもないから、“音がショボイ”原因である小さいサテライトスピーカー(前方と後方に設置するスピーカー)だけでも交換すればかなり改善されるんじゃないかな〜と思いました。画面に見合った音さえ出てくれればOK。何でもかんでもすぐに買うのイクナイ!

で、物置をのぞいてみると、ずいぶん前に使わなくなって埃をかぶっているMDコンポを発見。「お、このミニコンポのスピーカーだけ再利用すればけっこういけるんじゃないか!?」と思い、さっそく引っ張り出してきてアンプと接続してみました。接続は普通のスピーカーケーブルなので、今のフロントの左右のスピーカーと交換するだけ。

テストしてみると、音響が見違えるように改善! 5万円もしない安いミニコンポでも、さすがにオーディオ用だけあってちゃんとした音を出してくれました。リアスピーカーは変えずにフロントのみの交換だけど、今までよりも格段に迫力を増したのでかなり満足です。

ついでにサラウンドのアンプにiPodのドックも接続して、テレビやDVDの音だけじゃなくてオーディオも聞けるようにしてみたら、サブウーファーで低音も効くようになり、聴きなれた音楽も迫力満点になりました。

安い5.1chサラウンドとミニコンポの融合、なかなかオススメです。

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2006年04月25日

ユニークな液晶テレビ「ハンスプリー(HANNspree)」の日本第一号店が六本木ヒルズにオープン

050928_hannspree01.jpg

昨年10月のCEATEC 2005にも出展していた台湾の液晶テレビメーカー「ハンスプリー」の直営店が、六本木ヒルズにオープンしました。

以前の記事(1)(2)でも紹介した、とてもユニークな液晶テレビをたくさん作っているハンスプリーが、ついに日本に上陸。ディズニーキャラやスポーツなどをモチーフにしたデザインで、見た目にもかなりのインパクトがあります。

背面やリモコンなど、細部のディテールにもこだわった完成度の高さで、海外では人気のテレビとなっています。店舗では液晶テレビだけではなく、DVDプレーヤーなど関連雑貨も販売しているそうです。日本独自のキャラクターでの展開も検討しているとのことなので、これから期待できそう。ゴールデンウィークに六本木ヒルズに行くのなら、ぜひ寄ってみたいお店です(写真はCEATEC 2005の展示)。



背面が革張りになっている「サッカーボール」。凝っている分、普通の液晶テレビに比べるとちょっと値段は高めです。ぜひ地上デジタルに対応してほしい…。

六本木ヒルズ ウェストウォーク4F「ハンスプリー」
http://www.roppongihills.com/jp/shops_restaurants/details/shop.php?id=104330156

「ハンスプリー」日本サイト
http://www.hannspree.com/jp/jp/

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2006年03月09日

「SED」はこのまま幻のディスプレイで終わってしまうのか?

液晶、プラズマに続く「第3の薄型テレビ」としてキヤノンと東芝が開発し、注目を集めていた「SED」。最初は2005年中に発売されるという予定だったのが今年の春になり、今回さらに2007年末頃に延期されることになってしまいました。

SEDについては、昨年10月に行われたCEATECでも試作機が展示され、実際に映像を見ることができたのでこのブログでもレポートしてきました。「出る出る」といいながら全然発売される気配がないので、「あれは幻になってしまったのか!?」と思っていたところ、2007年末に延期との発表。SEDは量産するのが難しく、市場に出して他のディスプレイと競争できるレベルにまだ達していない、というのがその理由のようです。

実際昨年のCEATECに展示されていたのは36型のもので、フルHDの55型から発売されるといいつつ、現物がまだ公開されたことがないという状況では、そもそも今年の春の発売というのは相当困難だったということがうかがえます。たとえ発売できたとしても、1インチ=1万円を大幅に割ってきている液晶やプラズマに価格で対抗することは不可能で、「画質がよければいくらでも出す」というような一部のマニアにしか受け入れられないのでは?ということが言われていました。

現在の薄型テレビの価格(3/9の価格.comの最安価格より)
液晶
パナソニックTH-32LX500(32型)
185,800円
シャープAQUOS LC-37GE2(37型)
286,000円
ソニーBRAVIA KDL-40V1000(40型)
230,000円
シャープAQUOS LC-45BE1W(45型)
395,000円
プラズマ
パナソニックTH-37PX500(37型)
229,000円
パイオニアPDP-436HD(43型)
275,000円
パナソニックTH-50PX500(50型)
345,000円


これを見ると、1インチ=1万円というレベルはとっくに昔の話。今では6,000円程度になっています。

量産化に手間取っている間に他のディスプレイがどんどん進化して、弱点と言われていた部分もほぼ解消されていったので、他に比べて優れていると言われていた部分だけでは競争力がなくなってしまい、発売時期を逃してしまったというわけです。今回は「北京オリンピック商戦をターゲットに発売する」と発表されているけど、北京オリンピックの頃には他のディスプレイもさらに省エネ・高画質・低価格となっていくことは当然のこと。「究極のディスプレイ」と称されていたSEDが、発売時にもその評価のままでいられるかは疑問です。

「北京まで待つ」といっても、発売時にいきなりこなれた技術と価格で出すというのは非常に難しいのでは。時期がくるまで寝かせておくよりも、今はマニアや業務用にしか買われないかもしれないけど、ニッチ商品として発売しておいて、市場の波にさらされながら少しずつ価格的にも技術的にもこなれていくというのが理想じゃないのかな〜と思うんだけど、ひょっとしてそのレベルにもまだ達していないのかと疑ってしまいます。テレビよりも厳密な色の再現性が要求される印刷現場などで、PCのディスプレイに使うのなんかにはいいと思うんだけどね。PCの周辺機器に強いキヤノンなら可能なことかも。

SEDは「液晶もプラズマもダメダメだ! SEDこそが本命なのだ!」と、現物もまだ市場にないのに頑なに薄型テレビを買わずにガマンしているという“SED信者”のような人もいるくらい期待の大きいテレビなので、なんとか“幻のテレビ”にだけはならないことを願いたいです。

東芝(ニュースリリース)
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2006_03/pr_j0801.htm

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2006年02月09日

東芝からHDDビデオカメラ「gigashot」のHDDを増量した新モデルが登場

格安のHDDビデオカメラとして話題になった「gigashot」シリーズに、30GBと60GBのHDDを搭載した新モデルが追加されました。メーカー直販だけでなく、店頭販売も開始に。

2005年9月29日の記事で紹介した「gigashot V10」は4GBのHDDが内蔵されていて、高画質で約85分録画できるというものだったけど、今回発表された「gigashot R30/60」は、30GBと60GBの大容量HDDで、高画質でそれぞれ6時間40分、13時間30分もの長時間録画ができるようになりました。テープやDVDなどのメディアを使わずに、長時間録画できるというのが最大の特徴です。

「V10」と決定的に違うところは、「東芝が本格的にビデオカメラを作った」というところ。東芝のビデオカメラへの参入は15年ぶりとのことです。「V10」はかなりコンパクトだったけど、格安だけに作りが少々チープな部分があり、レンズなどの光学部分もデジカメそのもので、どちらかというと「デジカメの進化版」という感じでした。

それに比べて「gigashot R」は光学10倍ズームのキヤノンレンズなど、光学部分が一般的なビデオカメラとほぼ同じになり、その分ボディも大型化。見た目や大きさは一般的なデジタルビデオカメラと変わらないものになっています。

SDカードスロットも搭載しており、動画・静止画の両方をHDD、SDメモリーカードのどちらにも記録が可能。動画はHDD、静止画はメモリーカードというように使い分けたり、いざというとき(これだけ容量が大きければ、不足するということはまずないだろうけど)にメモリーカードが使えるというのはメリットだと思います。

また、クレードルにはUSB端子、LAN端子、ビデオ端子を装備しており、PCとUSBで接続して動画を転送してDVDに記録したり、LAN端子を使って東芝のDVDレコーダー「RD」シリーズに転送し、PCを使わずにDVDに記録するということもできます。RDシリーズを持っている人ならかなり便利に使えそうです。(クレードルはR60に同梱。R30はUSBケーブルが付属)

ちょっと残念なのは、あまりに“まっとうなビデオカメラ”になってしまい、「V10」にあったような驚くほどのコンパクトさがなくなってしまったところ。「V10」が約260gなのに対して、「R30/60」は約390g/約410gと、一般的なビデオカメラよりは軽いものの、デジカメ並みとはいえない大きさになっています。これは「V10」が0.85インチという極小のHDDを搭載していたのに対して、「R30/60」は音楽プレーヤーなどに採用されている1.8インチのHDDを搭載していることなどが理由。

また、光学部分がビデオカメラ相当になったため、ズームは光学10倍とかなり拡大したものの、レンズの広角側が48.7mm相当になっており、「V10」の38mm相当に比べてかなり“狭く”なっています(一般的にビデオカメラは、デジカメに比べて広角側がかなり“狭い”です)。デジカメに近い広角で動画が撮れるというのは魅力だっただけにここは残念です。また、CCDの画素数も約200万画素で、「V10」の500万画素から大幅減になっています。200万画素と言えば5年くらい前のデジカメ並みだから、デジカメの代わりとしては期待できなさそう。静止画性能も「ビデオカメラ並み」になってしまったというわけです。

個人的には、遊びに行くときにいつも「今日はビデオとデジカメ、どっちを持って行こうか…」と悩んでしまい、結局軽いデジカメを選んでビデオはいつもお蔵入りとなってしまうので、「ビデオカメラの動画性能を持ったデジカメ」というのがあればいいなと思ってます。「動画もそこそこ撮れるデジカメ」や「静止画もそこそこ撮れるビデオカメラ」では物足らないので、「V10」はまさにその本命かも!?と思っていました。

なので、どちらかというと既存のビデオカメラに近づけるのではなくて、「V10」のような方向性を強化していってほしいな〜と思います。HDDは10GBくらいでいいのでコンパクトさのほうを重視して、一般的なコンパクトデジカメ相当の静止画性能があって7〜8万円くらいなら即買いなので、V10の後継機種にも期待したいです。

価格は「R30」が市場予想価格10万円前後、「R60」が13万円前後となっています。2月25日発売。また、「V10」もバッテリーが2個付属し、7万円前後で店頭販売が開始されます。


東芝「gigashot R30/60」
http://www.gigashot.net/mobileav/movie/index_j.htm

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2006年01月23日

“ビデオカメラの本命”ソニーからもHDDビデオカメラが登場

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ビクター(2005年7月19日の記事)、東芝(同9月29日の記事)に続いて、ソニーからもHDDビデオカメラが登場。ビデオカメラ市場ではまだまだ元気なソニーがHDD方式に参入したことで、本格的な普及が期待できそうです。

ソニーが発表したデジタルビデオカメラ「DCR-SR100」は、30GBの1.8インチHDDを搭載しており、高画質モードで約7時間20分、最長で約20時間50分の長時間録画が可能。USB2.0でパソコンと接続し、本体のボタンを押すだけで簡単にDVDにダビングできる機能を備えているのが特徴です。

液晶モニターはワイドテレビと同じ16:9の画角で、タッチパネル式の操作が可能。音声は内蔵マイクで「5.1ch」のサラウンド記録が可能で、ステレオよりも臨場感のある音声が楽しめる「ドルビーデジタル5.1クリエーター」を搭載しています。静止画はメモリーカードではなくHDDに記録する方式になっているので、静止画ならほぼ無尽蔵に記録できるといっても過言ではないかも。

今はDVDカメラがヒットしているけど、「高画質ではごく短時間しか記録できない」「メディアの単価が非常に高い」といったデメリットがありました。その不満を解消してくれるのがこのHDDタイプ。ビデオカメラ市場ではトップシェアを誇る「ハンディカム」シリーズにHDD搭載モデルが登場したことで、今までわりと“すき間的”な商品だったHDDビデオカメラが、より一般的なものとして認知されることになりそう。どうせならパソコンとの連携だけでなく「スゴ録」などのDVDレコーダーと連携するような機能もあればよかったけど、そこはこれからのラインナップに期待したいです。価格はオープンプライス(市場推定価格13万5,000円前後)、3月3日発売予定。

ソニー「DCR-SR100」
http://www.sony.jp/products/Consumer/handycam/PRODUCTS/DCR-SR100/

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2006年01月13日

“デジ×デジ”のダブル録画がとにかく便利! 日立のハイビジョンレコーダー「Wooo DH500W」

060112_wooo.jpg

自宅でもやっと地上デジタル放送が受信可能になり、アナログ放送を見なくてもよくなったので、ついにハイビジョンレコーダーを購入することに。アナログ時代とはひと味違う、デジタル放送時代のレコーダーに必要なものとは?ということを考え、その条件を唯一満たしていたのが、日立の「Wooo DH500W」でした。

●ハイビジョン録画時代に必要な条件とは?

ぼくが考えていたハイビジョンレコーダーに必要な条件というのは、とにかく「大容量である」ということ。地上デジタル放送のハイビジョン番組では約17Mbps、BSデジタル放送では20〜22Mbpsというビットレート(1秒当たりのデータ量)で放送されています。これは4.7GBのDVD1枚に換算すると30分程度しか記録できないくらいの大きなデータ量で、よく使われているSPモードの4〜5倍の容量になる(実際にはDVDには記録できないけど)ので、アナログ時代と同じ感覚で選ぶと、意外なほど短い時間しか録画できないことに驚くことになります。HDD容量を4か5で割った数字で考えると、アナログのレコーダーに近い感覚でわかりやすいかも。

なので、160GBや200GBといった“小容量”だと、せっかくのハイビジョン放送を画質を落として録画しないといけなくなるハメになる可能性が。それだとハイビジョンレコーダーの意味が半減してしまう! デジタル放送はチャンネル数も多いので、活用するのであればできれば400GB以上は欲しいところです。「DH500W」は500GBの大容量HDDを内蔵していて、ハイビジョン画質でも50時間の録画が可能になっているので、この条件にはぴったり当てはまります。


●巷にあふれる“ダブル録画”のワナ

また「デジタル放送をダブル録画(2番組の同時録画)ができるか」ということも非常に重要でした。BS/CS/地上と相当数のチャンネル数があるデジタル放送では、録画したい番組が重なる可能性はアナログよりもずっと高いので、ダブル録画というのはデジタル時代のレコーダーには必須の機能だといえます。

しかし巷のハイビジョンレコーダーでは、「ダブル録画が可能!」とうたっているのに、「デジタル×アナログ」のダブル録画は可能だけど「デジタル×デジタル」のダブル録画はできないという製品がほとんど。今のところ日立とシャープ製品だけがデジタルのダブル録画に対応しています。デジタル放送を見られる環境では、アナログで録画する意味というのはほとんどない(あるとすれば、コピー制限されたくないのであえてアナログで録画するという場合くらい)ので、「デジタル×アナログ」をダブル録画と称するのはユーザーの誤解を招くおそれがあります。

メーカー別のダブル録画の組み合わせの可否
アナログ×デジタル
アナログ×デジタルと
デジタル×デジタル
松下/東芝/パイオニア/ソニー
日立/シャープ※地上デジタルのみ

「デジタル×デジタル」のダブル録画を実現するには、高価なデジタルチューナーを2つ搭載する必要があるので、製造コストがかなり高くなってしまうという問題があり、アナログを捨てきれないメーカーにとっては「デジタル×アナログ」で当面はお茶を濁しておこうか、ということのようです。

デジタルのダブル録画を重要視すると、自動的に松下・東芝・ソニーといった「レコーダー御三家」は外れてしまうことに。選択肢としては日立かシャープということになるけど、シャープはダブル録画できるのは、片方が地上デジタル放送の場合のみと、中途半端な仕様になっています。真のダブル録画を実現しているのは日立のみ。

アナログ放送のレコーダーではかなり出遅れていて、製品に対するイメージというのもほとんどなかった日立のレコーダーを検討するというのは、ちょっと抵抗があったというのは事実。だけど、デジタル時代になって世代が変わったことで、アナログ時代の製品の評価やイメージが一旦リセットされているというのも確か。その中で、いち早く「デジタル一本槍で行く!」とばかりに、デジタル放送に力を注いだ日立製品は注目に値します。

また、HDDやデジタルチューナー、DVDドライブなど、ほとんどの部品を内製できるというのも日立の特色で、これはコスト面ではかなりの強みになっています。実際に「Wooo」は他メーカーの製品に比べてかなり安く、ちょうど価格.comでは500GBモデルでも10万円を切るという破格値になっていたので、通販でゲットしました。量販店では値引き後(ポイント込みの実質価格)で10〜11万円程度で販売されています。500GBのハイビジョンレコーダーが、3年半前に40GBのレコーダーを買ったのと同じ価格で買えるとは…いい時代になりましたな。


●実際の使用感は?

本体のデザインは黒を基調としたもので、ツヤのある質感。他のレコーダーと比較しても薄型で軽いので、これだけのボディに大容量と高機能を詰め込まれているのが驚きです。

接続端子はD端子のほかにHDMI端子、光デジタル端子、LAN端子、iLink端子、USB端子、デジカメ用のSDメモリーカードスロットを搭載。テレビにHDMI端子があるのなら、ケーブル1本で映像と音声をデジタル接続できるHDMIで接続するのがいいでしょう。

LAN端子は東芝のRDシリーズのように他の機器へ映像を転送できるわけではなく、単にデジタル放送の双方向通信にのみ使うということ。iLink端子へのDVカメラの接続は不可で、D-VHSなどの他の機器へハイビジョン番組を転送するのに使います。USB端子には文字入力用にPC用のキーボードを接続したり、カードリーダーを繋いでデジカメ画像を閲覧したりできます。ただしデジカメ画像に関しては、HDD内に取り込むことはできないようになっています。

デジタル時代には重要なHDMI端子を搭載。LAN端子がデータ放送にしか利用されないというのはもったいないです。

付属するリモコンは一見するとゴテゴテしている印象だけど、よく使うボタンは中心下部にある円形のカーソルボタン周辺に集中しているので、操作性は良い方だと思います。液晶ディスプレイに現在選択している放送波が表示されるのでわかりやすいのもグッド。むむ、しかし何かに似ている…。

というか、どう見てもモビルスーツです。本当にありがとうございました。
円周状の「ジョグリング」が動力パイプに見えてきます。リモコンをデザインした人がガンダム世代だということは間違いなさそうです。

全面パネルが青く光るのも、好きな人にとっては好きなポイントだと思います。このイルミネーションは設定で消すことができるのでご安心を。


番組の予約は、デジタル放送はEPG、アナログ放送はGコードまたは時間の手入力で行います。アナログ放送はEPGに対応していないという割り切った仕様なので、アナログ放送もまだ録画したいという人は注意したい点です。自宅の環境ではアナログ放送のアンテナ線はもう繋いでいないので、アナログに関する機能は不問。逆にこの“割り切りっぷり”がこのレコーダーの性格をはっきり表していて、気持ちがいいと感じられます。

EPGで予約した番組については、「毎週録画」や「平日のみの録画」に変更したり、録画画質を変更することも可能。帯で録画した番組は自動的に番組のタイトルがついたフォルダに分かれて整理されるという「ワケ録」という機能があり、ドラマなどをたくさん録画していても、再生したい番組に簡単にたどりつくことができるというのがとても便利。

録画した番組を見るには「ディスクナビゲーション」ボタンを押します。サムネールの動画がうっとうしいというのであれば、シンプルなリスト表示を選択することも可能です。番組を削除するときには一度“ゴミ箱”に移されて、ゴミ箱を空にするまではずっと本体内には保存されるという方式で、完全に削除するにはさらに別のメニューから指示する必要があり、少し手間はかかるけど、間違って削除してしまう危険性もありません。また、操作がわからなくても「おしえて」ボタンを押すことで基本的なメニューが出てくるので、そこからたどることが可能。

文字も大きくて読みやすい「おしえて」メニュー画面。とりあえずこのボタンを押せば基本的な機能が使えるので、操作に慣れた後も便利ボタンとして利用できます。


番組の再生は、HDDやDVDへの録画中の追っかけ再生はもちろんとして、デジタル放送のダブル録画中でも、他の番組を再生することができます。途中で停止して電源を切った後でも、次に同じところから再生できる「レジューム機能」もあります。


●ダブル録画には少し注意が必要

ダブル録画できる機種の特徴として、録画時に2つあるレコーダーのうちどちらかを選ぶというものがあるけど、この機種でも「R1」か「R2」の2つのレコーダーを選択するという方式になっています。「R1」と「R2」は全く同じ仕様ではなく、「R1」でのみアナログ放送の録画とエンコード処理が可能。ここを理解するのはちょっとややこしいけど、「R1」での録画中は「R2」を使ってのアナログ放送の録画やDVDへのダビングができない、と理解すればいいです。「R2」はデジタル放送のTS録画(ハイビジョン画質での録画)にしか使用できないので、TS録画にはR2をメインに使ってR1をできるだけ空けておくようにしておけば、実際の利用上で制限を受けることは少ないと思います。しかし他メーカーの製品に見られるような、あらかじめHDDをアナログ放送用とデジタル放送用の領域にわけておく必要があるといったよくわからない制限はないので、容量をフルにアナログ・デジタルの両方に使うことができるのは良い点です。


●気になった点は?

まずハイビジョンレコーダーの全体的な印象として、アナログ時代よりも動作が少し“もっさり”になってしまっているということがいえます。これは日立に限らず、ほとんどのメーカーに当てはまること。例えていうなら、ドコモのケータイでPDCからFOMAに乗り換えた時のような感覚(わかる人にはわかるかな…)です。起動時間も1分程度と少し遅め。アナログ用レコーダーと比べると格段に高度な処理が必要だけど、ちょっと処理性能が追いついていない感じがするので、ここは改善してほしいポイントです。ただイライラするほど遅いというわけではないので、実用上困るということはないかと。

他には内部処理が複雑になった影響なのか、しばらく使っている中ですこし不安定になったこともありました。「CMスキップ」を続けて押していると、再生が中断してしまったということが1回、録画した番組で、途中まで音声が記録されていなかったということが1回と、ちょっと安定感には欠ける印象。ただしハイビジョンレコーダーは、放送波を使って内部ソフトのアップデートが可能という利点もあります。PCを普段使っている身としてはフリーズやバグには慣れているので、デジタル機器に完全な安定感は求めてはいないけど、これから改善されることを期待したいです。


●“ハイビジョン録画”重視の人におすすめ!

デジタル放送の本格的な普及が始まり、HDDレコーダーの市場はメーカーはすでにアナログからハイビジョンへと足場を移しつつあるけど、「まだすこし様子見とこうか」的なものが多い中で、この製品は「アナログでは出遅れたけど、デジタルでは一番とってやるぜ!」みたいな日立の意気込みが感じられます。今のところ唯一の“デジタルダブル録画”を実現した機種であり、アナログ放送の録画機能は「とりあえずアナログも録れます」みたいな割り切り方なので、アナログ放送を“捨てられる”人にとっては、今のところベストバイと言えるのでは。おそらく他メーカーも次のモデルからは「デジタル×デジタル」のダブル録画を採用してくるはずなので、その時にいかにリードできるか、というのが課題になってくるのでは。上位モデルには「1TB」(=1000GB)という製品もあり、デジタル放送を存分に楽しむのに最適なシリーズだと思います。ぜひこの機種を使って、このようなユルい番組たち(http://www.citywave.com/dennou/archives/2005/08/bs.html)をバリバリ録画していきたいです!


●オマケ ハイビジョンレコーダーならDVDもハイビジョン画質で見られるのか!?

実はハイビジョンレコーダーの中には、普通の映画DVDソフトでも“擬似的”にハイビジョン画質にして再生するという機能が備わっているものがあります。「HDMI端子」を搭載したレコーダーのほとんどの機種で、この端子を使ってテレビと接続することで、DVDの低い解像度をハイビジョンの解像度にアップ(アップスケーリングという)できるようになっており、「DH500W」にもこの機能が搭載されています。今使っている「VIERA」にもHDMI端子が搭載されているので、ここはぜひ効果のほどを試してみたいところ。

さて本当にハイビジョン相当の画質になるのか!? もしなるのであれば、これはかなりオイシイ機能と言えそうだけど…。

結論からいうと、ハイビジョン相当とは言えないものの、普通にD端子で接続するよりはチラツキやエッジのギザギザが解消され、それなりに高画質になるということがわかりました。もともと低い解像度を高い解像度にして再生するということは、「ない部分の映像情報を作る」という補完処理が行われるということ。そのため少しフォーカスが甘くなるので、本当のハイビジョン放送のようにディテールくっきり、という画質にはならないです(元々の情報がないので当たり前)。多少粗くてもエッジがクッキリハッキリしているほうがいい、という人もいると思うので、「断然こっちのほうがイイ!」と言えるものでもないです。「アップスケーリング」はあくまで付加機能として考えて、過度な期待をするものではないかも。


日立「Wooo DV-DH500W」
http://av.hitachi.co.jp/deck/product/dvdh1000w/toru/index.html

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2005年12月21日

次世代DVDの再生には、HDMI端子が必須というわけではなくなった模様

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7月28日の記事「これからテレビを買うのなら端子の種類に注意」やや11月22日の記事「テレビにHDMI端子はやっぱりあったほうがいいの?」で、「ブルーレイなどの次世代DVDのハイビジョン再生にはHDMI端子が必須になるかもしれない」と書いていたけど、そういうわけでもなくなった模様です。

次世代DVDでは著作権保護のために、テレビへのアナログ出力を制限する(D端子で繋ぐと、ハイビジョンじゃなくて普通の解像度の映像になる)ということが検討されていたんだけど、今回その著作権保護機能の運用規定が決まり、日本では実質的にその制限がされないことになったそうです(12月19日のITmedia記事)。

これはどういうことかというと、以前の電脳ブログの記事では「HDMI」というデジタル規格の端子がテレビについてないと、次世代DVDの映画ソフトを買ってきて再生したときに、ハイビジョン画質で見られなくなる可能性があると書いていたんだけど、HDMI端子じゃなくてもD端子(D3以上)で繋げばハイビジョン画質で再生できることに決まった、ということです。現在店頭で販売されているテレビの中にはHDMI端子がついていないものも多く、もしハイビジョン再生にHDMI端子が必須ということになれば、次世代DVDの普及に大きな壁が立ちはだかることになっていたんだよね。

それがD端子でも可能となれば、多くのテレビで次世代DVDをハイビジョンで楽しめるということになるので、これは消費者としては大歓迎なことだと思います。「せっかくハイビジョン対応のテレビを買ったのに、ブルーレイをハイビジョンで楽しめないなんて!」とあとで気づくのは悲しすぎるもんね。D端子(D3以上の端子。D2以下はハイビジョン対応ではない)なら最近のワイドテレビでついていないものはまずないと言ってもいいので安心です。

とはいっても、HDMI端子が不要になったというわけではなく、ケーブル1本で映像と音声がフルデジタルの高品質で接続できる、というメリットは変わらないので、画質にこだわる人ならHDMI端子がついているかどうかはチェックしたほうがいいと思います。

コンテンツを持っている人の権利はもちろん保護されるべきだけど、それを楽しむ消費者の利便性を無視したようなコピー管理機能はどんどん消えていって欲しいよね〜。コピーコントロールCDのように。お金を出してソフトを買っているのに、その楽しみ方を勝手に決められるなんてのはまっぴらゴメンです。次世代DVDだけでなく、本格的に普及しだしたデジタル放送のコピー管理機能なども、ユーザーにとっては非常に使い勝手が悪いので早く改善されてほしいところです。

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2005年12月05日

来年くらいには42インチのテレビが20万円以下で買えるかも

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プラズマテレビ最大手の松下電器が、プラズマパネルの生産拠点としては最大の工場を尼崎に開設し、生産力の大幅アップを実現。5月10日の記事で「大画面テレビの値下がりが激しい」と書いたけど、このままいけば、来年くらいには42インチでも20万円以下で買えるようになるかも。

松下電器産業が開設した「松下プラズマディスプレイ 尼崎工場」は、月産12万5千台の生産力を誇るプラズマパネル工場。この工場がフル稼働したことで、松下全体では月産30万台の体制が整ったそうです。全体の半分近い量を生産するということで、その規模の大きさがわかるよね。さらに来年、第2期の生産設備が稼働すれば月産25万台の生産が可能になり、トータルでは月産42万台の生産量になるとのこと。

シェア2位のパイオニアが、リストラのためにプラズマ工場のラインの一部停止などを行っているのに比べると、松下のこのジャンルでの一人勝ちの様子が浮かび上がってきます。デジタルオーディオなどもそうだけど、デジタル家電の世界ではトップのメーカーが大きなシェアを持つという“一強皆弱”のような状況が増えてきているように見えます。

さて需要が拡大して生産量が増えると、どんどん値段も安くなっていくというのが市場の原理。大画面テレビは高い物、という印象が強かったけど、ここに来てさらに値下がりが激しくなってきています。価格.comの価格を見てみると、デジタルチューナー内蔵の42インチのプラズマテレビの平均価格はすでに20万円台に突入していて、20万円台前半というのもちらほら見えてきているという状況。去年の今頃はまだ50万円をやっと切ったくらい、という感じだったので、1年で半額近くまで下がってしまったというのはすごいよね〜。デジタル製品の値下がりは早いというのはみんなよくわかっているとは思うけど、5万円のものが3万円に下がった、というのとはまたわけが違うから、早くに買った人は複雑な心境かもしれません。大画面テレビは、この冬のボーナスで買うのには一番いい買い物だといえます。

ちなみに“大画面”ということを意識してテレビを買うのなら、少なくとも40インチ以上じゃないと、1週間もすれば「なんか思ったより大きくないな…むしろ小さい!?」と思い始めてしまうことは確実なので、予算の許す限り、いやこの際予算は度外視してでも大きなサイズのものを買ったほうが後々のためになると思われます。29インチのブラウン管テレビのスペースに42インチが置けるので、場所の心配もないかと。

2005年末でこの状況だから、松下が2007年頃に想定しているという「1インチ=5000円」というのはもう来年にはクリアしてしまいそうな予感が。地上デジタル放送のエリア拡大やトリノオリンピック、ワールドカップなどの大型イベントの開催も控えているし、来年はとくに大画面テレビの需要が高まりそうなので、再来年には42インチで15万円以下、つまり「1インチ=3500円」くらいまで行ってしまうのでは!?(と希望も含めて予想)


松下電器産業(ニュースリリース)
「世界最大 PDP尼崎工場(国内第三工場)が開所式を挙行」
http://www.panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn051202-2/jn051202-2.html

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2005年11月21日

“幻のHDDレコーダー”が値下げ! そして新モデルも登場

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6月15日の記事でも紹介した東芝のネット専売のHDDレコーダー「RD-H1」が値下げ。同時に、容量が400GBにアップした「RD-H2」も新登場しました。

「RD-H1」の詳細については以前の記事を読んでもらうとして、その価格が31,990円から約4千円値下げしてなんと27,800円に。DVDが非搭載といっても、250GBのレコーダーが3万円を切ったというのはかなりのインパクトがあります。ジャンルは全然違うけど、iPodやケータイの新機種並みの価格でHDDレコーダーが買えるなんて、いい世の中になりましたな〜。こんだけ安くなると、4台買っても11万円なので、1TB(テラバイト)&4番組同時録画が可能なレコーダーとして考えても面白いかも!?(リモコンで操作しにくいだろうけど…)

また、機能はそのままでハードディスク容量を400GBに増量した「RD-H2」も新発売に。こちらは41,990円となっていて、これもH1以上に“激安”といえる価格。400GBのハードディスクといえば、それ単体でも秋葉原の店頭で2万5千〜3万円くらいはするので、いったいどこで儲けてるんだ!?と思わずにはいられません。

DVDがないので、さすがにこれだけを唯一の録画機として使うのは厳しいけど、DVDレコーダーの容量不足で買い換えを考えている人などは、ハイビジョンレコーダーがこなれてくるまでの“つなぎ”として買うには最適なんじゃないかな〜と思います。さらに+2万円くらいで、ハイビジョン対応モデルも用意してくれれば、DVDレコーダーにブルーレイなどの次世代DVDが搭載されるまでのつなぎとしても使えるのでうれしいんだけどね〜。今日11月21日(月)から販売開始しています。

「Shop 1048 RD-H1・RD-H2特別販売ページ」
http://shop1048.jp/premium/rd_series/product_list.htm

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2005年11月07日

大型テレビだけでなく、19型未満のテレビにもちゃんとデジタルチューナーを内蔵してほしい

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「寝室に置くような小さなテレビが欲しいな〜」と思って、家電量販店のチラシやメーカーサイトをながめていると、あることに気が付くと思います。それは「19型未満の液晶テレビで、デジタルチューナーを内蔵しているものがない」ということ。店頭に行けば、こんな黄色いシールの貼られたものばかりです。

2011年にアナログ放送が終了」というのは、ずいぶん前から話題になっていることなので、近々テレビの買い換えを考えている人にとってはよく知られていることだと思います。37型などのリビングに置くような大画面テレビでは、デジタルチューナ非搭載というものはほとんどないけど、逆に15型や17型といった小型の液晶テレビでは、デジタル放送が受信できずアナログ放送のみにしか対応していません。

もちろんアナログ終了後も、別売りのチューナーを買えば見られるとはいうものの、それは外部入力を通じて、テレビを単にモニターとして使えるというだけの話。別売りのチューナーなんて、実際にいくらで販売されるかわからないから(今出ているものは6〜7万円と、非現実的な高価格で販売されている)あてにできるもんじゃないしね。「デジタル放送なんて別に興味ないから、またその時になったら考えればいいや!」と思って非搭載のものを買ってしまうと、近い将来に激しく後悔すると思います。

6年後というと、今テレビを買ったとしたらまだまだ全然買い換えの時期じゃないし、逆に2台目で使うような小さなテレビのほうが、メインで使うものよりも寿命が長い場合もあるので、これから買うなら絶対デジタルチューナー内蔵のものがいいと思ってます。BSアナログ放送の時のように、数年後にはチューナー内蔵が当たり前、空気のようなもの、という状況になっている可能性が高いしね。デジタルチューナー内蔵のものには、下の画像のようなシールが貼られているのでわかりやすいです。

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今のところ、デジタルチューナー内蔵で一番小さいものは19型。ベッドサイドや机の上に置くにはこれでも大きい! できれば15型や17型のものが欲しいけど、まだメーカーにとっては市場性がないと思われているのか、出てくる気配がありません。17型でハイビジョンだと、ただでさえ細密な映像がより凝縮された感じになってキレイやと思うねんけどな〜。19型などで比較すると、チューナー搭載/非搭載のものの価格差はだいたい3〜4万円なので、それくらいの価格差なら出すぜ〜という人はけっこういるのでは。というか、デジタルチューナー内蔵じゃなければいくら安くても買わねぇ!という人も多いはず。メーカーさんお願いします!

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2005年09月29日

東芝のDVDレコーダー「RD」シリーズと連携できるHDDビデオカメラ

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 過去の記事でも紹介してきている“HDDビデオカメラ”の市場はビクターの独壇場だったけど、ついに東芝が参入。同社のDVDレコーダー「RD」シリーズとの連携が魅力です。

 東芝から発売される「gigashot V10」は、記録媒体にHDDを利用したビデオカメラ。記憶容量は4GBで、高画質モードで約85分(最大約255分)の録画が可能となっています。静止画も500万画素で撮影できるので、デジカメのような楽しみ方もできます。
 
 面白いのはSDカードスロットも装備していること。HDDとSDカードの両方に、動画・静止画のどちらでも記録が可能になっているので、SDカードスロットに大容量のカードを差しておけば、動画の記録時間を伸ばすこともできます。これなら記憶媒体が交換できないHDDビデオカメラの弱点をうまくカバーできそう。
 
 他の機器との転送には付属のクレードルを使うようになっていて、クレードルにはビデオとUSB2.0端子の他に、LAN端子を装備。PCとの接続にはUSB2.0を使用します。LAN端子は何のために使うのかというと、同社のDVDレコーダー「RD」シリーズはLAN端子を装備しているので、これを使ってレコーダーへ映像を転送できるようになっています。レコーダーに転送した後は編集したりDVDに焼いたりできるので、これはかなり便利。「撮影した後の映像をどうするか」というのは常に問題になるので、これは大きなポイントになるかな〜。「RD」シリーズとセットになって、その本領を発揮する製品だと言えます。ちなみに「RD」シリーズへの転送は高画質モードの場合、記録時間と同程度の時間がかかるそう。
 
 価格も59,800円と、この手の製品としてはかなり安い印象。9月16日の記事で紹介した「SDR-S100」なんかは、光学部分がかなり違うにしても2GBの容量で市価13万円前後となっているし、同じHDDを搭載したビクターの「エブリオ GZ-MG40」も市価99,800円(ただしHDDは20GBと多い)なので、ビデオというよりもデジカメに近い価格というのはインパクトがあります。
 
 デジカメっぽい価格や500万画素での静止画記録、液晶モニターのみでファインダーがないなど、「gigashot V10」はどちらかというとデジカメの進化系といった印象を受けます。「デジカメにHDDを搭載すれば、こんな製品になります」というアピールなのかな。店頭販売の予定はなく、東芝の直販サイト「shop 1048」のみでの販売で、59,800円で購入するにはアンケートへの回答が必要ということなので、ある意味テスト的な意図を持った製品なのかもしれません。10月21日発売。
 
東芝「gigashot V10」
http://www.gigashot.net/mobileav/movie/

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2005年09月28日

台湾発の超個性派 ハンスプリーの液晶テレビには注目していきたい

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 32や37型といった大きいサイズの液晶テレビが売れているけど、寝室やキッチンなどに小さいサイズの2台目、3台目を買うという人も増えています。せっかく買うなら1台目とはちょっと違ったものを置きたいと思うよね。

 台湾の液晶テレビメーカー「ハンスプリー」(HANNspree)の製品は、どれを見ても今までの液晶テレビとは全く違うものばかり。「え、これテレビなの!?」というユニークなデザインがあふれていて、しかもめちゃめちゃ数が多い! クールなものからカワイイものまで、置いているだけで楽しくなりそうです。ディズニーやワーナーブラザーズ、MLBなどともライセンス契約を結んでおり、キャラクター好きが引つけれらるようなデザインのものもあります。
 
 同社の製品には流行の大型テレビのラインナップはなく、10〜15型といった小型のもので、他のメーカーにはないような個性的な製品を作るという独自路線をとっているそう。製品は3つのカテゴリーに分かれていて、若い女性向けの「Style」、若い男性向けの「Sports」、子供向けの「Fantasy」と、それぞれ全く異なったテーストの製品群になっています。見た目の奇抜さだけじゃなくて、テレビの裏側のデザインや表面処理などのディテール、それぞれ付属するリモコンのデザインも違うという気の配りようで、よくあるような得体のしれないメーカーの“単に奇抜なデザイン”の製品とは一線を画したものとなっています。

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「Style」だけでもこの数。カタログを眺めているだけでも飽きないかも。
 
 現在は台湾と米国のみで展開されているけど、年内には東京に直営店ができるということ。日本での展開時には日本独自のキャラクターも採用されるそうで、出店がこれから楽しみやね〜。
 
「HANNspree」 
http://www.hannspree.com/global/

追記:「CEATEC JAPAN 2005」で出展されていました。
10月7日の記事でレポートしています。

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2005年09月16日

テープ、ディスクから“メモリー”へ SDメモリーカードで録画できるビデオカメラ

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 ビデオカメラの世界では、DVDやハードディスク(7月19日の記事)に録画できるというものが増えてきているけど、記録媒体の究極ともいえる「メモリー」に録画できるビデオカメラが発売に。

 Panasonicの「SDR-S100」「同S300」は、記録媒体にSDメモリーカードを利用するビデオカメラ。テープやディスクを動かすための駆動部分がなく、記録媒体も小さいので、本体のサイズはほぼデジカメ並みと、ビデオカメラとしては格段の小ささに。デジカメなどでもメモリーに動画は録画できるけど、これはDVDで採用されているMPEG-2という方式を使って高解像度で記録するので、映像の滑らかさが全然違います。
 
 レンズ部分は光学式の手ぶれ補正機能を内蔵した10倍ズームで、F1.8という明るいレンズを採用。3CCD搭載ということで、色の再現性にも優れています。カメラ部分に関してはDVビデオカメラの人気機種「NV-GS250」相当になっているので、スペック的にはかなり上位の部類に入るといえるんじゃないかな。
 
 あと、これは便利だな〜と思ったのが、DVDレコーダーの「DIGA」シリーズに搭載されたSDメモリーカードスロット(最近のDIGAに限定されるけど)を利用して、動画をレコーダーに移して編集やDVDに記録できるということ。録画したものをどんどんハードディスクに移して貯めておいたり、撮ったビデオをDVDにして配る、なんてことも簡単にできるというのがすごくいいです。
 
 これだけ見るとまさに「理想のビデオカメラ」といえるものではあるんやけど、今のところはまだ「買いだ!」とは太鼓判を押せない部分があります。それは記録時間が非常に短いということ。付属の2GBのSDメモリーカードでは、DVDレコーダーで言うXPモードで約25分、SPモードで約50分、LPモードで約100分という記録時間。既存のDVカメラ並みというとXPモードでの記録になるけど、それだととても短い時間しか記録できなくなってしまいます。わざわざビデオで記録しようというような大切なシーンだと、LPというモードはまず選択肢には入らないと思うしね。

 もちろん追加でメモリーカードを買えばもっと撮れるようになるけど、2GBのSDメモリーカードだと2万5千円程度が相場。1GBでも1万円弱くらいなので、予備のカードを揃えるとなるとかなりの出費を強いられることになるから、あんまり現実的じゃないよね〜。メモリーの価格が今の1/4くらいにならないと、既存のビデオカメラにはなかなかトータルの使い勝手では勝てないのでは。メモリーの価格の下がり方を考えると、それにはまだちょっと時間がかかりそうです。買うなら「DIGA」とセットで使って、こまめにレコーダーへ動画を移すという使い方になりそう。
 
 あと不思議に思ったのが、駆動部分がないのにバッテリの持ち時間がテープの機種よりもだいぶ短いということ。テープ採用の「NV-GS250」が付属バッテリーで約2時間撮影可能なのに対して、「SDR-S100」は約45分〜約1時間20分と、半分くらいしか持ちません。おそらくMPEG-2のエンコード(撮った映像をデータに変換する処理)などにかなり電力を消費してしまうためだと思われるんやけど、これはぜひ改善してほしい部分です。10月15日発売、市価13万円前後(SDR-S100)、11月中旬発売、市価16万円前後(SDR-S300)。

Panasonic「SDR-S100・S300」
http://panasonic.jp/dvc/s100-s300/index.html

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2005年08月22日

「amadana」の新しい電話機は欲しいと思った

 家電店に行くとパソコン売り場を覗くのは当然のこととして、その他にも「電話機売り場」にもよく足を運びます。そして「あ〜電話機(家庭用FAX)のデザインというのは“すでに終わってしまった”デザインなんやねぇ」といつも感じさせられるねんけど…

 ケータイが普及して家庭の固定電話があまり使われなくなったためというのもあるけど、ケータイのデザインが各社趣向を凝らしてどんどん進化しているのに比べて、固定電話のそれは、まるで“止まってしまった”かのように思えます。同じ家電でも白物やAV家電はデザインも機能も大きく進化しているけど、電話機だけはなかなかロクなものが出てこないよな〜と。新規需要はおろか、買い換え需要というのもあまりない(実際ウチの電話機もそろそろ10年選手)から、一般の家電メーカーでは新しいのを開発するのもなかなか難しいのかも。
 
 ぼくも家の電話はほとんど使わないので、8月17日の記事のような複合機を買って、リビングには電話のみのシンプルなものを置きたいな〜と思っているので、かっちょいい電話はないかな〜と探してるんやけど、そんな中で、「amadana」から発表された電話機には、「おぉ!」と惹きつけられました。
 
 「amadana」はリアルフリートが展開するデザイン家電のブランドで、今までにも優れたデザインでお手頃な価格の商品をいくつも発売しています。デザインもいいけど値段もバカ高いというようなデザイン家電もあるけど、「amadana」のものはそこまで高くなくて、値頃感のあるものが多いという印象。
 
 この電話機は、クレードルには木とアクリルが用いられ、受話器部分の背面には本革が使用されてい