2008年10月07日
ドコモの広告が変なカンジ
某雑誌でなんとなくドコモの広告を見ていて、
なんとなく変な感じだな〜と思ったら、変な漢字でした。
気になった部分は下の細かい文字の部分なんですけど、
拡大すると、
どこが変かわかりますかね?
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↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
活字なのに「しんにょう」がなんか下手っぽい!
しんにょうの漢字だけ手書きしたみたいに見えます。
中国製の花火を買って説明書きを読んだときの
「日本語だけど何この違和感は!?」みたいな。
でも下手っぽいけど、漢字としては正しい形ですよね。
このフォントは「学参フォント」と言って、通常は小学生向けの教科書とか参考書で使われるフォントです。
普通のフォントだと、可読性などを考慮して、本当の漢字の形をけっこう変えていることが多いんですけど、漢字を学んでいる途中の子供がそういう文字を目にして混乱してしまわないように、と配慮されているわけです。

上が通常のフォント、下が学参フォントです。

この広告に使われているフォントはたぶんモリサワの「G-OTF 中ゴシックBBB Pro Medium」というフォントなんですけど、大人向けの雑誌に掲載される広告で学参フォントを使うっていうことは考えられないので、「A-OTF 中ゴシックBBB」と間違えて指定してしまったっぽい。
フォント名はAとGの違いだけという微妙さなので、「モリサワパスポート」みたいに多くのフォントを使える契約だと、ついついインストールしすぎてしまって、間違って選んでしまうこともありますよね〜。
でもこれはけっこう恥ずかしいので
注意したいところです(自戒)。
投稿者 dennou : 17:00
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2007年06月04日
モリサワの新フォントで吹きました
モリサワといえば老舗のフォントメーカーで、昔から出版界では業界標準になっており、ウチでも数々のモリサワフォントを使っているのですが、新開発のフォントとして送られてきたカタログを見て思わず吹きました。
モリサワフォントには「モリサワパスポート」というライセンスがありまして、年間契約でライセンス料を支払えば、モリサワの全書体と新たに追加される書体が全て使いホーダイになるという便利なプランがあるんですが、新たに送られてきた下のようなカタログを見て、フォント業界にも打ち寄せる、大きな時代のうねりを実感した次第です。
待望の新書体!
「見出しゴMB1」!
「隷書E1」!!!
「はるひ学園」!!!!?
「はるひ」で「学園」といえば、その筋の人なら「ビクビクッ!」と反応してしまうということが予想される(と友達のお兄さんが言っていました)ので、言わずもがな、のフォントなのでしょう。そのあたりの事情には疎いので良くわかりませんが。
とにかくデザイナーとしては、専門外なのでよくわかりませんが、


みたいに使えばいいのでしょうか? いいんでしょうかッ!?
モリサワ
http://www.morisawa.co.jp/
「はるひ学園」
http://www.morisawa.co.jp/font/fontlist/details/fontfamily028.html
投稿者 dennou : 15:30
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2007年02月07日
メディアで“悪用”されるデザインとは?
「あるある問題」などで、マスコミが提供する情報についての信頼性が大きく取りざたされています。情報の発信元が信頼できないとなれば、受け手側にはどんな心構えが必要になるんでしょうか?
ニュースでない娯楽番組の場合、そこで提供される情報がいい加減だということは、「あるある問題」以前からよくあったことです。例えば情報番組で「丸の内のOLに人気のお店ベスト5」みたいな企画があったりするけど、そのへんを歩いている何人かのOLさんにインタビューしただけでベスト5をでっちあげる、ということは普通にあります。このケースの場合、例えば「丸の内の企業に勤務するOL150人へのアンケート」というように、サンプリング対象の属性について明記されていれば、まあ信頼するに足りる情報だと言えるけど、何も書かれていない場合は、もしかしたら単に「番組ディレクターの知り合いのOL5人に聞いたランキング」なのかもしれません(「何人に聞きました」と言ってない以上、ウソをついているわけではないもんね)。こういったランキングものは、元となったデータがどういうものかという部分に注意したいですね。
厳密に言うのであれば、「丸の内OLに人気」とあったら、それは何人に対してのアンケートなのか、“丸の内”が示すエリアはどこまでなのか、“OL”にはどういった属性の人までを含むのか、ということを明記するのが情報発信者としての責任ではないかと思います。
学生のころ、テレビの制作会社で働いている先輩から「今自分たちの間で流行ってる映画ってなに?」と電話がかかってきたので、仲間内で話題になっていた映画数本を挙げたところ、その先輩が携わっている映画番組の中で「学生の間で注目の映画ベスト5」という形で回答が使われたことがありました。こんなふうにデータの出自をあいまいにして、番組の企画意図に沿うように作られていることがよくあるので気を付けたいです。
●グラフが表すのは必ずしも“客観的データ”ではない!?
また、紹介されるデータについて、視聴者(または読者)の理解を助けるためにグラフなどの図表が使われることが多いですが、図表は視聴者に与えるインパクトが大きいだけに、その印象も操作しやすいのです。統計データをグラフ化したりアイコン化してわかりやすくするのはデザイナーの仕事のひとつ(インフォメーショングラフィクスという分野)なのですが、やり方次第では読者に与える印象を、ある意図に沿った形に変えてしまうことも可能です。

これは簡単な例だけど、興味がある人を「興味がある+まあ興味がある」とまとめてしまって、濃い色で文字も大きく太くすることで、実際には「興味がない」人のほうが多いにもかかわらず、全体としては「興味がある」人のほうが多いような印象になっています。データのまとめ方や色・文字の処理で、見た人のとらえ方は大きくかわります。
次の例は、報道やドキュメントなどの硬派な番組なんかでも本当によくあるんだけど、犯罪の増加件数とか、なにかの物事が大きく増減しているということをテーマとして伝えたい場合に使われることが多いようです。

このグラフをぱっと見ると、10年間で件数が何倍にもなったかのような印象を受けるけど、このグラフのキモは波線でグラフの下部分が大きく省略されている、ということ。

左側の縦軸の単位を見ると、グラフが表しているのは1000から1100の間であって、1996年に比べて2006年は何倍にもなっているわけではありません。実際には100件程度しか増えていないのです。割合でいえば10%程度しか増加していないものでも、大幅に増えた、という印象を与えることができます。
こういうグラフが提示されると、番組の企画方針として、わかってて変化の度合いをより誇張したいんだろうな〜、という意図が見えます。棒グラフをこんな形でデザインするのは反則ワザじゃないのか?と思うんですけど、でもこのグラフは報道番組でもかなり頻繁に使われているんですよね〜。昨日某局の夜のニュース番組でも見ました。皆さんもグラフがあったら注意して見ていてください。広告なんかはこの形のグラフの無法地帯かもしれません。
それでも新聞や雑誌など、手元に残る印刷媒体なら何度も見返すことができるので、実際は言ってることと違うじゃないか!と気づくというもんなんだけど、テレビの場合はフリップやスーパーで何秒間か映るだけということがほとんどなので、より誇張された部分に印象が引っ張られやすいのです。
番組の企画意図として、よりテーマを強調して、問題意識を伝わりやすくしたい、というのがあるのかもしれないけど、一般的には客観的なデータだと思われるグラフや図版が、ある意図に基づいて歪曲・誇張されたりするのは、言ってみればデザインの力を悪用したもので、デザイナーとしては非常に腹が立つものです。
そのような“図表の悪用”の数々を紹介している「日本図表審査機構 [JGRO]」というブログもありました。テレビ番組の中で、都合のいいように利用されているグラフをしっかり検証しているのが面白いです。
以前書いた記事の「マイナスイオン」のような疑似科学と同じく、受け取った情報は鵜呑みにしないで、それが正しいものであるのかどうかちゃんと自分で判断できる力をつけたいですね。
日本図表審査機構 [JGRO]
http://grp.cocolog-nifty.com/jgro/
[関連記事]
「今どき“マイナスイオン”なんて言ってたらまずいんじゃない?」
http://www.citywave.com/dennou/archives/2006/12/post_93.html
投稿者 dennou : 13:00
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2006年10月25日
大賞は「大根おろし」か「サイボーグ」か!? 2006年のグッドデザイン大賞が決定
都内の会場で「2006年度グッドデザイン大賞選出/表彰式」が行われ、非常にユニークな「グッドデザイン」の数々が集まりました。
「Gマーク」でおなじみのグッドデザイン賞も、今年で創設50周年を迎えたということ。グッドデザイン賞は、単なる見た目の美しさを競うのではなく、良いデザインが社会に広く普及することで産業が発展し、生活を豊かにする、ということを目指して行われている運動です。以前は「通産省」という名前が前面に出すぎていて、なんとなく“お上”が下々に与える賞、というようなイメージがあったけど、今は第一線で活躍するデザイナーや専門家、審査員の手によって何段階にも渡って選抜されるという、非常に厳正な仕組みになっています。
グッドデザイン賞の選定基準には、「良いデザインであるか」「優れたデザインであるか」「未来を拓くデザインであるか」という、大きな3つの柱があります。それらの基準をクリアして「ベスト15」に選ばれた製品のプレゼンテーションが行われました。最終的にはこのプレゼンをもとに、会場の審査員による投票で本年度の「グッドデザイン大賞」が選ばれるというわけです。
最初の投票で選ばれたのは、三洋電機の充電式ニッケル水素電池「eneloop」、パイオニアの家庭用のコンセントを使った音楽配信システム「music tap」、三菱自動車の軽自動車「i(アイ)」、オクソー・インターナショナルの大根おろし器「ダイコン グレーター」、サイバーダイン社のロボットスーツ「HAL-5」の5製品。
え、ちょ、サイバーダイン社って、あれやん、「T-1000」のことか〜!! そんな危険な企業が何喰わぬ顔をして出ているとは…あやしすぎる!
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初回の投票で1位を取ったのがこの「HAL-5」。実際はターミネーターじゃなくて真面目な「身体機能補助機器」。この“パワードスーツ”を身につけることで、筋力の弱った人でも自立して歩くことができたり、通常では持ち運べないような重い物を、一人で持ち運ぶことができるという「装着型ロボット」です。近い将来はこのようなスーツを身にまとった「サイボーグじいちゃん」が街中を闊歩するようになるという、非常に素晴らしいことになりそうですね。
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こっちの赤いバージョンは、もちろん例のごとく通常の3倍の速度で行動できます。
というのはウソですが、これが進化したらパワーローダーみたいなのが実現するかもと想像すると、興奮して夜も寝られません。ちなみにこのスーツは各所からの引き合いが非常に強く、量産化も始まるそうです。
そして初回投票の2位が「ダイコン グレーター」。これからの季節に活躍しそうな「大根おろし器」です。一見地味な製品ながら、とても高い評価を受けていました。
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職人が作る銅の大根おろしの歯並びを研究してたどり着いたのが“ランダムさ”というキーワード。これを再現するためにCADとNC(数値制御の工作機械)を駆使して試作を重ね、2年がかりで制作したそう。大根おろし一つに2年もかけるというのはすごい。オクソー社の「グッドグリップス」というシリーズの製品で、非常に使いやすそう。写真のように縦置きも可能。
もしかしてこの2つのどちらかが大賞なのか…!? とにわかに期待が高まります。「HAL-5」のプレゼンでは実演が行われたのでそのインパクトが強く、投票にもかなり影響したのではと思います。
そして1回目、2回目と、投票の上位による決選投票が行われた結果、2006年度のグッドデザイン大賞は三菱自動車の「i(アイ)」に決定。「HAL-5」は惜しくも破れました。
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「i」は見た目がまさに“未来形”。昔図鑑で見ていたような「21世紀のクルマ」が実現したというような、独特の形をしています。エンジンを後輪の車軸前に配置するという「リヤ・ミッドシップ」というレイアウトを採用することで、前面にエンジンがなくなった結果、前輪の可動範囲が大きくなり、小さい半径でも回転が可能、さらに空間を確保できたことで衝突時にも最大限のクッションの効果が得られるということ。後ろからぶつけられた場合も、後部に配置されたエンジンが防御の役割を果たすので安全性も高いという、非常に理にかなったデザインになっています。審査員も少し冷静になって、落ち着くところに落ち着いた、という感じですね。
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他に、人気の高かったソニーの携帯型レコーダー「PCM-D1」。最新のデジタル技術を採用した、プロフェッショナル仕様のレコーダーながら、アナログ感のあふれる“懐かしいデザイン”になっているのがいいです。
グッドデザイン賞
http://www.g-mark.org/
投稿者 dennou : 18:30
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2006年09月19日
ソフトバンク(ボーダフォン)のお店が目立たなくなった

よく通る道にソフトバンク(ボーダフォン)ショップがあったんですが、この前そこを通ってみると、お店がなくなっていました。
「あ、いつの間にかなくなったのか」と思ってよく見たら、赤い「Vodafone」の看板が白い「SoftBank」に切り替わっていただけでした。
自分はボーダフォンユーザーではないので、ボーダフォンショップの場所はとくに意識することはなかったけど、赤い看板がよく目立っていたから「ボーダフォンショップはこことあそこにあったな」と勝手に刷り込まれていたようです。目立つデザインだから、普段は利用しない人でも「あ、そういえばあそこにあった」とすぐに思い浮かぶのがなかなか良かったんじゃないかと。
で目立たなくなった原因ですが、「そりゃ〜赤から白になったら目立たないに決まってるだろう」とわざわざ言うまでもなく、ソフトバンクのロゴデザインを含めたCIにあります。
●ロゴに込められた意味
ソフトバンク本体のロゴは、黄色い二本線に「SoftBank」というセリフ書体を組み合わせたもの。それに対してソフトバンクモバイルのロゴは、グレー(シルバー)の二本線という違いがあります。このロゴがどういう意味を持つのかは、リリースに詳しいです。
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[ソフトバンクのリリースより]
(文字に関して)
「SoftBank」の文字の字体は、手段としてのデジタルの先に人々の幸せを目指すソフトバンクを表現すべく、由緒ある明朝体を採用しました。
(ソフトバンクモバイルのロゴについて)
シルバーは、携帯電話本来のベーシックな色です。他の彩りに影響されずその色自体で輝くリアルなイメージ、また時代を経ても色あせることのないプリミティブな力強さは、自らを磨きながら革新的なサービスを提供する会社であることを表現しています。
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欧文でいわゆる“明朝体”というのはセリフと呼び、ラインの末尾にヒゲのような飾りがある文字のことを指します。それに対していわゆる“ゴシック体”はサンセリフと呼び、角張ったシンプルなラインで構成された文字のことを指します。
「SoftBank」に使われているフォントが何かはよくわからなかったけど(Timesを一部修正したような感じ)、上記の文章から読み解くに、その意図するところとしては「老舗・信頼といった雰囲気で、クセのない印象にする」ために、あえてセリフ体を使っているということでしょうか。字の形そのものに意味を込めているデザインではないということはわかります。
次にシルバーの二本線については、「携帯電話本来のベーシックな色」が実は黒だということはさておいて(ケータイメモリアル参照)、周囲の色あいや流行に影響されない色だということはよく理解できます。ただ印刷物やディスプレイ、Webサイトではグレーとしてしか表現できない(印刷では銀の特色が使えますが、雑誌や新聞広告などのメディアは4色なので使えない)という問題点も抱えています。つまりメディアに露出する機会のほとんどで、本来の色であるシルバーが使えずに、代替色であるグレーが使用されるということになります。
要するに、あえて「目立たない色でありふれた書体」を使っている、というわけです。auのオレンジやNTTドコモの水色と比べると、目立たないことにかけては追随を許さないといっても過言ではないでしょう。そういう意味ではまさに狙い通りのデザインと言えます。そもそもロゴのデザインに正解などというものは存在しないので、デザイナーが「このデザインにはこんな意味が込められています」とつけた理屈に対して、クライアントが納得すればそれでOKなのです。
●目立たないデザインはアリなのか?
良いのか悪いのかは別として、デザインの方法論としてはもちろんこのようなデザインも“アリ”なわけです。例えば高級レストランやホテルの看板などはまさにこういった方法論で、お店の雰囲気に合わせた、高級感のあるさりげないデザインがされていることが多いですが、これらのお店は道を歩いている人がフラっと入ってくるようなデザインは求めていないわけで、もしパチンコ屋の看板のように、歩いている人の首根っこをつかまえて強引に店舗内へ吸入するようなデザインになっていたら、雰囲気もぶち壊しというものです。
ただ、ソフトバンクモバイルがそういった路線を目指しているのなら話は別ですが、ナンバーポータビリティを前に、他の業者よりも少しでも目立たないといけないという今の時期、このデザインで大丈夫なんかいな〜という心配はあります。ソフトバンクの携帯を買おう、と思い立ったときに、お店の場所がすぐに思い浮かぶのとそうでないのとでは、けっこうな違いがあるのでは。量販店でも、今までは水色、オレンジ、赤が並んでいたのに、水色、オレンジ、グレーとなると「あれ? ドコモとauと、あと1社はどこ行った?」なんてことになるかも。
あと店舗のデザインを見て感じたのですが、「これをデザインしている人は苦労しているだろうな〜」と思いました。まずロゴの扱いが難しい。横長でセリフ体の細い線で構成されているので、白く光る看板にレイアウトするとロゴそのものが目立たなくなるし、デザインの収まりも悪い。白地にグレー、黒文字という組み合わせでは、何かポッカリと抜けたような感じになってしまっています。その点ボーダフォンショップのデザインはかっこ良かったし、よく目立っていたなぁ…と、今さら思ってもどうしようもありませんが。
で、こんなことを書くだけではまた建設的じゃないと言われそうなので、全くもって余計なお世話なのですが、今からリ・デザインするとすればどうしたらいいかを考えました。
メインカラーは「緑」にします。理由としては、
(1)他社とバッティングしない色であること
(2)緑は樹木など自然を想起させる色であることから、逆に街中ではよく目立つこと
(3)緑は安心・信頼を想起させる色であり、キャリアとしての信頼感をイメージさせる
(4)スターバックスと間違えて入ってくる人がいる
以上の理由により、デザインを変更することを提案したいと思います。
※ソフトバンクの一連のCIデザインを行ったのは、愛知万博のシンボルマーク(愛・地球博のロゴじゃないほう)や新潮社の「Yonda?」キャンペーン、カップヌードルの広告「hungry?」を手掛けたアートディレクターの大貫卓也氏だそう。日本のグラフィックデザイン界においては重鎮といえる方です。
投稿者 dennou : 16:00
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2006年09月13日
これを作った人の頭の中をのぞいてみたい
11日の記事「使う人が悪いんじゃなくてデザインが悪いんだ」に関連して、ウチの家の中にある“これはヒドイ”というものをピックアップしてきました。
写真はウチのお風呂の給湯器です。沸き上がりの時間を予約しておけば、その時間にお湯を張ってくれるという、一般的な自動給湯器です。予約できるということは、まず何よりも先に、内蔵時計を正しく設定しておかないといけません。
この手の家電に内蔵されている時計って、なんかしょっちゅうズレまくるんだよね。普通の時計よりも誤差が大きいというか、朝なんかはわりと“時計そのもの”を見ずに、行動半径内にある「時刻を表示しているもの」を見ながら支度するということが多いと思いますが、これに従って行動していたら、実は5分も遅れていた!などということが判明し大あわてになる、という経験がある人も少なくないと思います。
そこで問題です。このパネルを操作して、時刻を合わせるにはどうしたらいいでしょうか。ここに表示されているボタンをどうにかこうにかすれば、時刻設定モードに入ることができるはずですが…。
まあ「時・分」というボタンがあることから、普通なら「このボタンをどうにか操作したら…」と予測できると思います。さらに最近の機器に慣れた人なら、「このボタンを長押しするといいんじゃない?」とも予測できるかと思います。ここまでは、おそらく10人中5〜6人くらいまではたどり着くことができるはず(この時点ですでに問題があるんだけど)。
しかしそこまで予測できたとして、一生かかってもこの時計を合わせることはできないでしょう。ぼくはこの操作に30分以上悩んで、マニュアルを探した方が早いという結論に達し、そこからさらにマニュアルを探すのに数十分費やしたあげく、ようやく見つけた記述を見て「キシャァァァァッツ!!!!!」と何かに襲いかかりそうになりました。

ウル技(テク)かよ!!
ファミマガに投稿しなきゃ!
などと言って喜んでいる場合ではありません。
運良く「同時押し」にたどり着き、さらにそれを「長押し」するところまでたどり着いたとしても、最後に「5秒押し」という、世の中の常識から外れて天空の高さまでそびえ立つハードルが用意されているおかげで、誰一人として時刻合わせに成功できる人はいないという寸法です。こんな強固な“セキュリティ”が施されているのなら、常人にはもうお手上げというわけです。設計した人はよっぽど時計を合わせてほしくなかったとしか思えません。
ちなみにこの会社の製品で、サイトを見てたらこんなことも言っていましたが。
( ´_ゝ`)フーン
次はIH調理器の操作パネル。最近の家電製品は昔のように機械的なスイッチじゃなく、電子的なボタンを採用しているものがほとんどなので、ボタンの形や位置で機能を表す、ということがなくなりました。ボタンはどれもほぼ同じ大きさ・形で、もし説明がなければ操作は不可能。デザインすることを放棄して、文字に頼りきっているという例です。
ボタンに大きな文字で説明を付けることが「使いやすさ」だ、と思っているメーカーも多いけど、日本語を読めない人が使う場合は? 視力の弱い人が使う場合は? などと考えると、文字に頼りきった設計というのはとても「使いやすい」とは言い難いものです。
確かに電子的なスイッチのほうが押しやすいし、慣れればスマートに使えます。ただこういった製品の場合は、新しく買い換えたとき、または普段使っていない人が使おうとするときには、説明を読まないと使えるものではありません。可動部分がないのでコスト的にも電子ボタンのほうが有利だけど、同じような形で同じような感触のボタンばかりになってしまうと、使う人はどんどん混乱していってしまうと思います。内部的には電子的だけど、感触としては機械的、というような操作方法を取り入れることも必要なんじゃないでしょうか。
ソニーのリモコン。一時のソニーのリモコンはこんなのばっかりで、本当にひどかったです。この中で手元を見ずに操作できる機能は、電源と音量ボタンくらいじゃないでしょうか。同じ形のボタンが整然と並んでいるのは見た目にも気持ちいいですが、使う人のことは全く考えていないデザインです。
ある製品に対して、「デザイン優先なので使いやすさは今ひとつ」などと評されることがありますが、ここで言っている“デザイン”はデザインじゃなくて、単なる“見た目”でしかありません。当然ながら使いやすさもデザインの大きな要素の一つなので、使いやすさを重きに置いていないものは「デザイン重視」と呼ぶのはおこがましいです。
これは良い例ですが、ディスポーザーの動作ボタン。ディスポーザーは「生ゴミのシュレッダー」なので、作動中は非常に危険です。
このボタン自体は何の変哲もないけど、良いというのはこのボタンが設置されている位置。流し台の正面に立つと手が届かず、そこから一歩動かないと押せない位置に設置されています。
流しの排水口に生ゴミを放り込んでからこのボタンを押すとガーッと動いて粉砕してくれるんだけど、もしこのボタンが、流しから手を伸ばせばすぐ届く位置に設置されていたとしたら…。
もちろんその方が便利になるかもしれないけど、前の例のシュレッダーの事故のようなことが頻発することは想像に難くありません。物理的に手が届かない位置にすることで、事故の可能性を少しでも低くするということが図られています。
位置や形状によって、使う人の行動を物理的に制限する、というのもデザインの手法のひとつ。意味のない(または使う人にとって意味がないと思われる)制限はストレスにつながるけど、それが理にかなっていれば問題なしです。
皆さんの生活の中にも気になるデザインがあったら、ぜひ教えていただきたいです。
投稿者 dennou : 18:20
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2006年09月11日
使う人が悪いんじゃなくてデザインが悪いんだ
このようなサイトを運営していると、「機械には弱いからよくわからないんです」「不器用だからこういうのはうまく使えないんだよね」という声をよく聞きます。でもその内容を聞くと、「それは機械の方が悪いだろう!」「そんなのわからなくて当然。あんたは悪くないよ」と思ってしまうことも少なくありません。いちデザイナーとして、この件について考えてみました。
●身の回りにたくさんある「間違えるデザイン」
命にかかわるような事故とまでいかなくても、日常生活の中で、道具を使っていて問題が起こったり、そもそも使い方がわからなかったり、間違えた使い方をしてしまったり、ということはよくあるのでは。たとえばざっと身の回りを見渡したところ、以下の様な例がすぐに見つかりました。
・USBポートの形
PCを使っていると頻繁に抜き差しするUSBポート。これは長方形の対称な形をしているので、反対の向きに入れてしまって中の端子がつっかえてしまう、ということが頻繁にあります。PCの背面のポートに手探りで差そうとしてもかなり困難なので(しかもこういったことはよくある)、そのたびに『これデザインした奴出てこんかい!』などと呪詛の言葉を吐きながら本体を引きずりだして作業をする羽目になります。これを無理に差そうとして、本体側の端子を折ってしまったというケースもあるのでは。USBメモリーなどで使う機会も増えているだけあって、ストレスを感じている人も多いことでしょう。
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代表的なUSBポートの例。たとえケーブル・ポートの双方の向きを確認したとしてもまだ間違えてしまうので、いったん差して入らなければひっくり返して差すという感じ(ですよね?>皆さん)。前面にあればまだマシだけど、背面のポートに差すときは手探りでできないので非常にめんどくさい。
よく似た用途を持つポートとして「Firewireポート」がありますが、こちらは非対称な形をしているので、決まった向きにしか入らないようになっています。家電で使われるということも想定して作られたという規格だけに、十分使い勝手に配慮されていて、“間違えない”デザインだと思います。
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代表的なFireWireポートの例。これなら間違えて差すのは物理的に不可能です。USBが“PC的”な発想で作られたとすると、こちらは“家電的”な発想で作られた、と言えるかもしれません。ちなみに、USBの規格を作ったのはコンパック/インテル/マイクロソフト/NECで、FireWireの規格を作ったのはアップルコンピュータです。この名前を見ると、なんとなく納得してしまいます。
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ケーブル側の端子の先部分がプラスチックになっているので、USBに比べて「スルッ」と円滑に差し込めます。
・メモリーカードリーダー
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普通の使い方をすると本体を上から見る視線になるので、どこにどのカードを差せばいいのかわからないし、どっち向きで差せばいいのかということもわかりません。数多くのメモリーカードに対応するのなら、ひと目でわかるようにしておいてほしいところ。
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よく見ると下の方に「SD」のアイコンがありますが、こんな位置についていても全く意味をなさないことだけは一目でわかります。
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こちらも同じメーカーの製品。最初からこのように上面にアイコンが記載されていれば一目瞭然なのにね〜。どっちが使い勝手がいいのかは言うまでもないでしょう。
・ニンテンドーDSの電源ボタン

ニンテンドーDSの電源ボタンはこの赤丸の位置についています。右側の同じ高さの位置にはスタートボタンとセレクトボタンがあり、デザインの意味的には「スタート・セレクトボタンと並列」ということになるのでしょうか。
でもちょっと待っていただきたい!
スタートボタンはゲーム中では“スタート”という機能を持つことはもちろん、ポーズ(一時停止)機能などに割り当てられることも多く、比較的使う機会も多いですが、電源ボタンは本体の起動時と終了時に使うのみ。使用頻度の違うボタンが意味的に並列のデザインになっているのは問題があるし、親指を伸ばすだけで届く非常に押しやすいこの位置にあることで、ゲーム中に間違えて電源を切ってしまったという人は多いんじゃないでしょうか? ぼくも遊んでいて、ポーズするつもりが間違えて切ってしまい、「せっかくここまでやったのに〜!!!」と叫びそうになったことも数知れず。
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DS Liteでは電源ボタンは本体の側面に移動していて、さらに引っ張る方式に改善されています。これなら間違う心配もなさそう。DSのデザインは明らかにテスト不足だったと思われます。
・ケータイのボタン
特定の機種の写真を出すまでもなく、ケータイのボタンは悪い例の見本市といってもいいのでは。一見しただけでは機能と関連性のわからないボタンが羅列されていて、しかもその操作のしかたも一定じゃなく、「短く押す」「長く押す」など、いろんな要素が詰め込まれています。もちろん多機能化に従って、仕方なくこのような操作方法が取られているのはわかるけど、最も日常的にあらゆる層が使うという電子機器のわりには、未だにマニュアルを読まないと機能のほとんどが使えないというデザインなのは、デザイナーが仕事を放棄した(または放棄させられた?)と言われても仕方ないんじゃないでしょうか。
・<番外編>事務所のドア
これは電子機器じゃないけど、パーティションで区切られた各部屋に設置されたドア。いまぼくがいる部署に入るためのドアは内開きなのに、隣の違う部署に入るためのドアはなんと外開き。見た目は同じなのに開き方が違う。ここに入ろうとするたびに間違えて引いてしまって開かなかったり、「このドアは内開きだったっけ、外開きだったっけ…あ、ウチの部署とは反対だから外開きか」と、約0.5秒考えないといけないわけです。見た目が同じだけに混乱度も大きく、その罪も大きいと言えます。
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何ヶ月経っても全く慣れないんですけど…。押さないといけないのに渾身の力で引いてしまい、大きな音を出してよく恥ずかしい思いをします。
…とまあ、ぱっと目につくだけでもいくつも挙げられるほど、このような「使う人に無用な負担を感じさせるもの」というものがあふれているわけです。説明書を読むのは苦にならないし、むしろ好きな方だけど、よく読んだ上でも「あれ、ここはこうだったっけ?」と迷ってしまうことも少なくありません。
●想定外の使い方が重大な結果を引き起こすことも
ま〜でも上に挙げたようなことは、たとえ間違ってしまったとしても少しイライラするだけで済んでしまうこと。しかし工業製品の中には、ちょっと使い方を間違えただけで、致命的な結果をもたらすものが意外なほど身近に多くあるということが、最近の一連の工業製品にまつわる事故のニュースで再認識されてきました。
例えばシュレッダーで指を失ったという事故について、これらの道具とシュレッダーの件に共通するのは、起こった結果に対して、その製品のデザイン自体が大きく関わっているということ。「ここの構造がもう少しこうなっていれば、このようなことにはならなかったのに」ということが大きな要因のひとつであることは間違いありません。まだ記憶に新しい六本木ヒルズの回転ドアの事故にしても、人間が当然起こすであろう“失敗”を、作った人が少しでも想像することができたら防げたという事故です。
工業製品はその構造の複雑さから、それを使ったことでどんな結果をもたらすかイメージしにくいことがあります。例えば包丁なら、握り手以外の部分は鋭利な金属で出来ていることから、握り手以外の部分に触れると危険であり、またそれを使えば「ものを切る」ことができるというのはひと目でわかるし、幼児であっても少し教えるだけで容易に理解できるものだと思います。
それに対して件のシュレッダーなどは、全く予備知識のない人が外見だけを見て、その用途を理解することは難しいです。直方体の上部に開口部があることから、そこに何かを入れることができる、ということまでは理解できたとしても、そこに指を突っ込んで動作させてしまうと、どうしようもなく悲劇的な結果に結びつく、ということまでは想像できるものではありません。「こうやったらこのような結果になる」という結びつきがイメージしづらいために、間違えて指を入れてしまうということも当然起こりうることです。
また、包丁は見るからに危険なものなので注意を払いやすいが、シュレッダーはそうではないので注意を払いづらい、ということもあります。日常的にシュレッダーを使っている人がその危険性について十分認識していたとしても、例えば友人が子供を連れてきたときに、台所にある包丁は片づけたとしても、自分の部屋にあるシュレッダーを片づける、もしくは電源が入らないようにコンセントを抜いておく、といったことまで気が回らないということもあるのではないでしょうか。
シュレッダーは、そのような状況も当然想定してデザインされるべき種類の製品です。このような事故が起こりうるということを想像できなかったデザイナーの責任は重大だといえます。
●使う人間は悪くない!
いくら使う人が注意をしていたとしても、このように道具を使う上では必ず間違いは起こります。必ず間違えるから、その間違いをどう防ぐか、損失を最小限にするか、というのが工業デザインの最も重要な部分のひとつなのです。使い方を間違えて、「自分はこの手の機械には弱いから…」などと考えている人は、自分が悪いのではなく、間違えるようなデザインをしている製品の方が悪いのだ、と胸を張るべきだと思います。消費者の逆ギレではなく、より使いやすい製品が世の中に増えるためには、そのような「間違える製品」を作るようなメーカーを見限るということも必要なんじゃないでしょうか。メーカーとしては、「マニュアルをよく読んでお使い下さい」などと責任逃れの表示をするだけじゃなく、「マニュアルを読まなくても使える、しかも間違えない」ことが当たり前だというくらいに、デザインに力を入れていただきたいです。
投稿者 dennou : 18:00
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2006年06月29日
DVD-Rのレーベルプリントで遊ぶ
日立マクセルさんからインクジェットプリンターでホワイトレーベル面に印刷できるというDVD-Rをいただき、「この真っ白なキャンバスに、あなたのイマジネーションを奔出させてください」的なことを言われたので、再び(以前の記事参照)創作意欲が沸いてきました。
DVD-Rは年に数十枚は使うけど、めんどくさがり屋なのでレーベル面は油性ペンでタイトルを書くくらいです。そういったタイプの人間にとっては、プリンターで印刷することが前提になってるホワイトレーベルって、なんか味気なくてあんまり好きじゃないんだよねぇ、と思っていました。
がしかし! よく考えたら、自分で使いやすいようにデザインしたらいいんじゃないか! 用途や内容によっていろんなデザインを使い分ければ楽しいかも!! あと今思い出したけど自分の本業はたしかデザイナーだったからDVDのレーベル面のデザインだって朝メシ前じゃない!?
ということで、ぼくのような「ホワイトレーベルを真っ白なまま使っている」めんどくさがり屋さんのために、いろいろ作ってみました。
とりあえず「シティリビングのオリジナルレーベルをお願いします」ということだったので、シティリビングならでは、というものを作ります。
シティリビングには知る人ぞ知る「シティねこ」というオリジナルキャラクターがおりまして、かのハピネット様の人気キャラクター「むかねこ番地」というシリーズから生まれたキャラでもあるのですが、なかなか愛らしいねこ様であるこのキャラを使って何か作れないかと、ハピネット様にお伺いを立てたところ、ご快諾いただきました。
そこで作ってみたら、か、かわいいかも!
これは万人の方に楽しんでいただけそうなものが出来上がったのではないでしょうか。
では次! 表面的な絵柄よりも、
デザイナーとしては素材にこだわりたい!
なんといってもやっぱり素材が命です!
木目!!
飛騨高山産の高級杉材から、職人が精魂を込めて1枚1枚削り出しました。
ご贈答用にも最適です。
そして次! DVDといえば、やっぱり人には見られたくないあんな映像やこんな映像を大量に記録するというのが人の常。
業の深い人間としては致し方ありませんが、そんな映像をうっかり他の人が見てしまわないために用意しました。
一見してあまりにもデンジャラス!!
こんな危険そうなものを、いったい誰が見ようというのでしょうか!?
否、いません。もちろん、あえてタイトル記入欄はつけていません。
しかし! このような危険極まりない物体にもかかわらず、
注意を喚起した結果、逆に目立ってしまって「中に何が記録されているのか気になって仕方がない!」というケースも、ごく稀にあるかもしれません。
そこでこのようなものも用意してみました。
一見して何の興味もわかない!!
そこに存在することすら忘れてしまうほどのタイトル、そしてデザイン。
各所に施されたアラビア文字がリアリティを高めます。
(何と書いてあるかさっぱりわかりませんが)
ただし何枚も同じデザインのDVDがあると、「アラビア語勉強してるの? なんかしゃべってみてよ」などと言われてしまう可能性があるので、
ご利用は控えめに。
最後! あのLDがコンパクトになって帰ってきた!?
しかも1回記録が可能!!
見た人は「えっ!? LD…なの…!? まだLDってあったんだ!!」と、話題の渦が広がること間違いありません。
でもLDのロゴはテキトーです。
実はこれらのデザインは日立マクセルさんのサイトにてダウンロードが可能になる予定だったのですが、なんと「シティねこ」以外は全部却下! 大ショック!
っていうか当たり前です。こんなのを載せたら企業としての姿勢が問われかねませんのでむしろ賢明だといえましょう。
とはいっても、自分用にだけ作ったというのではあまりにももったいないので、どうぞ下のリストからご自由にダウンロードしてください。
また、これらのプリント済みDVD-Rメディア10枚(シティねこ4枚・その他5枚、ホワイト1枚)を1人にプレゼントします(欲しい人がいるのかわかりませんが…)。応募は下のアドレスでどうぞ。
![]()
応募はこちら!
https://www.citywave.com/les/g/L/jLg613055
●ダウンロード方法
下の画像をクリックし、表示された大きな画像をドラッグ&ドロップしてデスクトップなどに保存してください。画像はJPEG形式になっています。またDVDレーベル面への印刷は、CD/DVDレーベル印刷が可能なインクジェットプリンターが必要です。印刷方法は「Epson Multi-PrintQuicker」(エプソンの場合)など、プリンターに付属のソフトを使うと簡単です。外枠の黒い線を外周のラインから少しはみ出るくらいに合わせるとピッタリになるよ。
※内径が小さい「ワイドタイプ」に合わせて作ってあるので、内側まで広く印刷できないメディアに印刷した場合は、絵柄が欠けてしまう可能性があります。「内径21mm」まで印刷可能なメディアを使うと丁度良いです。
あと上に紹介したものだけだとあまりにも使い勝手がアレなので、「ドラマの録画など、シリーズものを録画するときに普通に使いやすそうなデザインがあればいいな〜絵柄とかいらないからシンプルなの」と思ったので、シンプルシリーズも追加しておきます。
投稿者 dennou : 12:00
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2006年02月20日
NHKのうーたんぬりえが非常によくできている件について

タイトルとは直接関係ないですが、「ピタゴラスイッチ」という大変面白いNHK教育の番組があり、毎朝楽しみに見ています。
「ピタゴラスイッチ」は「ばざーるでござーる」「ポリンキー」等のCMで有名なクリエイター佐藤雅彦氏(慶應義塾大学佐藤雅彦研究室)が総合監修を行っているNHKの教育番組ですが、その中に毎回出てくる「ピタゴラ装置」というからくり装置に毎回心を奪われております。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の冒頭でも、目覚まし時計に連動していくつもの機械が次々に作動していって、トーストや目玉焼きが出来上がる、という装置があったけど、「ピタゴラ装置」はビー玉が途中にあるいろんな仕掛けを作動させつつ転がっていき、最終的に「ピタゴラスイッチ」と書かれた旗が上がって終わりというパターンになっています。毎回趣向をこらしたかなり大がかりな仕掛けが出てくるので、思わず「オホッ」とか「ウハッ」とかいう恥ずかしい声が出てしまうくらいに見入っております。ピタゴラ装置ばかりを集めたDVDがあったら1万円くらまでなら出すぜ!思っているけど、今のところ発売の予定などはないのが残念です。
他にも「アルゴリズム体操」や「アルゴリズム行進」(子供向けでは全くないプログラミング用語の「アルゴリズム」という用語が出てくるのが面白い)といったコーナーもあり、昨今の子供向け番組のレベルの高さには、膝を叩いて感心してしまいます。
前置きはこれくらいにして本題に移りたいと思います。
その「ピタゴラスイッチ」の後に、「いないいないばあっ!」という幼児向けの番組があります。チャンネルはそのままで漫然とテレビをながめていると、興味のない者にも次第にその世界観が理解できてくるというものですが、そこには毎回「ワンワン」という犬(ここだけの話だが実は犬ではなく、着ぐるみを装着した男性と推測される。巨漢)と、そのワンワンを足下に従えているにも関わらず、彼を陥れようと策略を巡らす「ふうか」という少女(若干7才というに相当な策謀家)、そしてその2人にまとわりつく「うーたん」(性別不明だが何者かに操られているようだ)というキャラクターが出てきます。
この「うーたん」が大変可愛らしく、また興奮状態になると頭部に屹立した2本のマラカスを小刻みに振動させながら走り回るという特徴を持った珍妙なキャラクターであるので、毎回その活躍を楽しみにしているわけですが、彼(もしくは彼女)についての情報をもう少し欲しいと思い、NHKのサイトを覗いてみたところ、「うーたんぬりえ」なるものを発見しました。
この「うーたんぬりえ」は単なる塗り絵ではなく、3DCGとしてモデリングされたうーたんを自在に回転させつつ、好きなようにうーたんの各部位を着色できるという、子供向けにしては非常に高度な技術が惜しげもなく投入されている塗り絵です。そこでうーたんに並々ならぬ興味と愛情をそそぐ僕としては、これを試さないわけにはいきません。デザイナーとしての創作意欲をかき立てられます。
実際に試してみました。

(C)NHK
これがオリジナルですが、
如何ようにも着色することができます。
まずはNHKのある渋谷区に敬意を表して、コギャル風にしてみました。

血の気の多いうーたんにしてみました。

なかなか凶悪でいい感じに仕上がりました。
ゴスロリ風もオシャレです。

むむ、本物のようだがどこか違う…この違和感は…

さてはニセモノだな貴様!?
惜しむらくは、あと256色程度カラーパレットが欲しい!ということです。
これはおすすめですので皆さんもぜひ試してみてください。
「ピタゴラスイッチ」
毎週火曜日・午前9:15〜9:30、毎週水曜日・午前10:30〜10:45
毎週月〜金曜日・午前8:10〜8:15、 午後5:35〜5:40 「ピタゴラスイッチミニ」(ダイジェスト版)
http://www.nhk.or.jp/youho/pitagora.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/ピタゴラスイッチ
「いないいないばあっ!」
教育テレビ:月〜金曜日 午前 8:15〜8:30(15分)
午後 4:00〜4:15(再・15分)
http://www.nhk.or.jp/kids/program/index.html
投稿者 dennou : 14:00
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2006年01月30日
今さらだけどYahoo!とライブドアが似すぎている件について

“虚業”ともっぱら評されているライブドアだけど、ライブドア本体にもPCソフトの販売やサーバー事業といった“実業”の部分ももちろん存在します。
編集部でも標準エディタとして8年以上愛用している「Jedit」というテキストエディタや、メールソフトの元祖とも言える「Eudora」などの実用ソフトをはじめ、海外の優れたゲームソフトの日本語版をたくさん販売(開発ではない)してくれていたりするので、PCユーザーにとってはパブリッシャー(ソフトを流通させる業者)として重要な存在になっています。Mac用のソフトの取り扱いが多いのも、堀江元社長がMac好きだからだと風の噂に聞いたことがあるしね。ITが身近な人間にとっては、決して「何やってるのかわからん」会社というわけではないです。
そんなライブドアの中でも、「ポータルサイト」は最重要の事業として位置づけられていたということ。色んな話題作りもポータルサイトの集客に繋げるためだったらしいけど、実際に利用している人なんているのか? 「Yahoo!とライブドアのサイトが似ている」ということはわりと以前からよく言われていたけど、どこまで似ているのか? と思い、実際に比べてみたらあまりに似すぎていてなかなか面白いので、“おもしろポイント”をぜひ紹介していこうと思います。
●トップページ
まず「Yahoo!JAPAN」と「livedoor」のトップページ。ポータルサイトなので多数のジャンルが並列で並ぶような構成というのはどこも無意識的に似通ってしまう可能性がある…という言い訳があったとしても、ここまで似てしまう構造的・技術的な必然性はないと思います。たぶん上の「livedoor」のロゴをこっそり「Yahoo!」に変えても、気づかない人が多いのでは。他のポータルサイト「exite」や「Infoseek」にはポータルだからといってこのような類似性は感じられません。
まず赤い印で囲まれた「NEW!」という文字。黒に黄色の縁取りというデザイン処理が同じです。Yahoo!のほうはリズムを付けるように若干上下にずらしたりしている点で工夫が見られます。
次に検索窓の横にある「検索」「辞書」というボタン。livedoorでは「ウェブ」「ブログ」「画像」ボタンになっているけど、グラデーションで角が取れているデザインと、黒い文字に白い影という処理が同じです。ちなみにどちらも天地21ピクセルと、サイズまで同じになっています。
右側の見出しが並ぶ欄の下の方に行くと、Yahoo!では「特集」「お知らせ」「Yahoo!モバイルのQRコード」という配置になっているけど、livedoorの方でも「特集」「お知らせ」「livedoorモバイルのQRコード」という並びになっています。ジャンルの並びまで同じになるという構造的・技術的な必然性はどこにもないのは言うまでもありません。また、この欄の横幅はどちらも224ピクセルと、全く同じサイズになっています。220とか230なら偶然同じになったと言えるけどねぇ〜。
また画面の下のほうにある「便利ツール」の並び順もだいたい同じです。
●通販ページ
「Yahoo!ショッピング」と「livedoorデパート」を比べてみます。
このサイトもレイアウトはだいたい同じだけど、Webサイトの場合はレイアウトが似通うのは技術的にも構成的にも仕方ないことです。で、これはページのヘッダーの部分ですが、でもこれは似すぎかな〜。
●ビューティページ
「Yahoo! ビューティ」と「livedoor ビューティライフ」です。Yahoo!ではこのページには上部にタブが現れますが、livedoorのほうも同じようなタブが出てきます。
このタブはYahoo!のどのジャンルのページにもあるわけではなく、ビューティだけこのデザインのタブが出てくるんだけど、livedoorのほうも律儀にこのジャンルだけこのタブが出てきます。
●辞書
「Yahoo!辞書」と「livedoor辞書」です。辞書なので、ここでオリジナリティを出すのは難しいですね。検索窓があって辞書のジャンルがあって…という構成は、たいがい同じになってしまうと思います。
しかし「新語探検」まで同じにすることはないんじゃないかな…。どちらも「JapanKnowledge」という会社が提供しているコラムを掲載しているので、内容は同じです。まるでYahoo!からこのページがOEMで提供されているかのようです。あと全体の色も似てますね。ただし検索できる単語数はYahoo!の方が多いようです。
●Yahoo!だけじゃなかったパクった似ているサイト
Yahoo!だけでなく、他のサイトから“インスパイア”されたと思しきサイトもあります。「mixi」は日本で最も多く会員を集めているソーシャルネットワークサービス(SNS)ですが、ライブドアにも「FrePa」という後発のSNSサービスがあります。会員登録するのにものすごく抵抗がありましたが、怖いもの見たさで中を見てみたかったので、思い切って登録してみました。ちなみに招待制ではないので、誰でも登録すれば入会できます。
おそらく企画書に「mixiに似たデザインで」と明記されているに違いありません。
サイト内はこんな感じです。
レイアウトが似ているのはもちろん、「メッセージ」や「日記」といったツールバーの並びや、mixiの特徴である「足あと」という項目名まで同じです。
また「キーワード検索」欄の横にあるジャンル指定のボタンも、どこかで見たな〜と思ったら、ポータルサイトにも使われているYahoo!からパクったボタンをそのまま使っているようです。
Frepaの方はだれもフレンドがいない(笑)ので、フレンド欄は空欄になっていますが、フレンド欄の下にコミュニティ欄があるというレイアウトが同じです。
![]()
そもそもロゴからしてこれですからね。
※「PostPet」は、ソニーコミュニケーションネットワーク株式会社の登録商標です。
mixiのトップページの画像は使用権フリー素材集「彼女たちの休日2」というシリーズに入っていて、誰でもお金を出せば利用できる写真が使用されています。でも写真自体がオリジナルのものではないとはいえ、mixiはSNSに対して「女性受けする明るい爽やかなイメージ」というデザインコンセプトを作り上げました。それに乗っかろうとしているのは間違いないでしょう。
いや、ものづくりをしている人間がこれではねぇ…。ライブドアは前身のオン・ザ・エッヂがホームページ制作から成り上がった企業だから、Webデザインについても老舗のはずなのに、なんでこんなことになってしまったんでしょうか。
●みんなあんまり気にしてない?
で、ここまでいろんな部分が似ているのに、あまり大きな問題にならないのはどうしてなのか?ということを考えると、やはり「誰も使ってないから」だということなのではないかと推測されます。話題があるたびにライブドアのサイト自体のページビューは上がるけど、実際にブログ以外のサービスを利用している人は驚くほど少ないのでは。
またYahoo!やmixiにとっても、「競争相手ってほどでもないから別にいいや〜」と考えられている可能性もあります。デザインの類似性について裁判を起こしたとしても、レイアウト自体に著作権が認められるのは今までの例からもかなり難しいことだと思われるので、争うことに労力を費やすのも無駄だという判断なのかもしれません。ユーザーから見ても、ここまで似ているんだったらあえて劣化コピーを使う理由もなく、初めから素直にオリジナルを使えばいいだけの話。真似をすることで自分の首を絞めているということになります。
“いい部分”をどんどん取り入れるというのは良いことだと思うけど、オリジナルを超えるものがなければ全く意味がないことは当たり前のことです。ライブドアのサイトからは、とりあえずポータルサイトとしての体裁を取り繕って、内容は二の次という印象しか受けないし、さらに事件でのイメージダウンで媒体としてのポータルの価値も激減したと思われるので、いっそのこと閉鎖してサイトの構成を大幅に見直す必要があるのでは…って別にぼくが言うことでもないけどね。
ライブドアの中の人たちには、自社の数少ない“実業”を見直して、大事にしてほしいもんだと思います。
投稿者 dennou : 17:30
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2005年10月20日
職業柄、ついやってしまうこと

日常生活でも自分の仕事柄、ついやってしまうっていうことがあると思います。職業病というかクセというか、普通とはちょっと違う見方をしてしまったりとか。
ぼくの“日常生活においてもついやってしまうこと”の場合ですが。
(1)色を4色のかけあわせの%で表してしまう
印刷物というのはシアン(藍)=C、マゼンタ(赤)=M、イエロー=Y、ブラック=Kの4色でフルカラーを再現しているので、印刷物で色を指定するときは「このベタはC100M50で」とか「ここは目立たせたいからM100Y100のキンアカで」なんていうのが共通の言語になってます。C100というのはシアン100%、M50というのはマゼンタ50%のことで、「キンアカ」というのは「真っ赤」ってことです。
普段色をこういうふうに表していると、「あのM50のシャツを着た人だよ」とか「Y100の電車に乗れば大丈夫」とか「今日の空はC100のベタに白マドだね〜」とか「なんか顔色がC100M50だよ」とか、「そろそろ肉がY100M100C50みたいになってきたから早く食べて」などと言ってしまいます。
これらを順に翻訳すると「あのピンクのシャツを着た人だよ」「総武線に乗れば大丈夫」「今日の空はいい天気だけど、ところどころに雲が出てるね」「なんか顔色が真っ青だよ」「そろそろ肉が焼けすぎてきたから早く食べて」という感じになります。最後のはちょっとウソです。
(2)広告やポスターを見ると内容よりも書体が目に付く
広告の内容よりも書体のデザインが目に入ってきてしまうので、「ここでもまた丸明オールドかよ! いいフォントだけど、最近は猫も杓子も丸明オールドやな! ちょっとは使いどころ考えろや!」とか「子供向けだからといってじゃんけん使っておけばいいと思ってるだろう!」とか「この見出しで麗雅宋だと内容まで安っぽいな! ケッ!」などと、人の使った書体に対して心の中でブツブツ言ってしまうということです。デザイナーというのは人の作ったものに対してケチをつけることが大好きなのです。
(3)「256」や「4096」「65536」「16777216」という数字を見ると「キリのいい数字だ」と思ってしまう
買い物をしていて合計額が「4096円になります」などと言われたら「ビンゴ!」と思ってしまうのは、IT業界にいる人なら誰でも理解できると思います。なぜかという説明は省くけど…。要するにコンピューターで扱いやすい数字なので、パソコン周辺にはよく登場する数字だということ。IT業界に知り合いがいたら、「その話って256回くらい聞いたよ」とか「それって映画版デビルマンの4096倍くらい面白い?」などというように使えば、ウケてくれること間違いなしです。
どの業界にもこんな話ってあるよね?
投稿者 dennou : 16:00
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