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2006年12月07日
今なら無線LANルーターがタダでもらえる 無線LANコミュニティ「FON」
スペイン発の、個人の無線LANをみんなで共有するというプロジェクト「FON」が日本に上陸。12/9までに登録すれば、無線LANルーターが先着でタダでもらえるというキャンペーンもやっています。
「FON」は、個人や企業の無線LANのネットワークを開放して、無料または有料で共有しよう、というプロジェクト。ひとつの企業が自前で無線LANの基地局を設置して、広い範囲でカバーしようとするのは非常にコストと手間がかかるけど、すでにあるインフラを共有するのであれば、その点でかなり有利になりそうです。
FONを利用するには、まず「フォネロ」というメンバーに登録する必要があります。フォネロのタイプは3種類で、
(1)自分の無線アクセスポイントを無料で開放するかわりに、他のアクセスポイントを無料で利用できるという「Linus(ライナス)」
(2)自分のアクセスポイントを有料で開放し、他人のアクセスポイントも有料で利用するという「Bill」
(3)アクセスポイントは開放せずに、他人のアクセスポイントを有料で利用する「Aliens」
となっています。ただし、日本でのサービスは当面は無料開放/無料利用の「Linus」のみとなるということ。
このネーミングですが、IT業界にいる人ならすぐわかると思いますが、無料の「Linus」はLinuxの創始者リーナス・トーバルズ氏、有料の「Bill」はマイクロソフトのビル・ゲイツ氏から取ったという、シャレの効いたものであるということは言うまでもないですね。基本的には“互助”の精神で提供されるサービスということです。
メンバーに登録した後は、専用の「FONソーシャルルーター」を購入して、自宅のLANにセットアップすればOK。12/9(土)までに登録すれば、通常は1980円で販売されるものが0円でもらえます。普通に無線LANルーターを買うと1万円くらいはかかってしまうので、この点だけでもかなりオトクと言えるのではないでしょうか(ただし、ルーターだけもらってアクセスポイントを開放しないというセコいことはできませんので注意しましょう)
すでにあるインフラに“乗っかる”ということで、低コストで一気にサービス範囲を広げるということができ、登録者が増えればとても便利なサービスになりそう。都市部なら電波の2本や3本はそこら中でキャッチできるから、携帯電話並みのカバー率も夢ではなさそうだし、Skypeなどのインターネット電話を利用して、PDAや専用機器で世界中のどこでも無料通話、ということも可能になるかもしれません。
気になるのは、他人にアクセスポイントを開放することで、セキュリティに問題があったり、速度が遅くなったりはしないのか?ということです。まずセキュリティ面では、「FONソーシャルルーター」には無線LANネットワークを識別する「SSID」が2つあり、個人側と共有側でそれぞれのネットワークを切り離すことで不正なアクセスができないようにしているということ。物理的に別のネットワークになっているので、自分のPCの共有フォルダが他人からまる見え、なんてことにはならないようです。速度面では、共有する帯域幅(容量)をルーターの設定でコントロールできるようになっています。
また、たいていのプロバイダーでは、「契約者以外のネットワークの利用を禁止する」という利用規約があるので、それには違反しないのか?という問題もあります。ただ、利用するには自分もどこかのプロバイダーに加入している必要があるので、「ただ乗り」しているわけではないという考え方もあるので、この点は議論を呼びそうです。
「FON」
http://jp.fon.com/
投稿者 dennou : 2006年12月07日 13:00
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