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2005年12月16日

“広告”を判断するチカラ

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雑誌などを読んでいると、「この記事ってメーカーからお金もらってるから、いいことばっかり書いてるんじゃないの?」と思ってしまうことがあったりしませんか?

ある製品に関する記事が、あまりにいい所ばかりを書いていているような内容だと、読んでいる人間としては「これってメーカーからお金をもらって、悪いところには目をつぶっていいことばっかり書いてるんじゃないか?」などと思ってしまうよね。

いわゆる“広告”とひと目でわかるものであれば、もちろん良いことばかり書いてあっても、「広告だから」ということで納得できると思います。チラシやポスターの煽り文句を鵜呑みにして買う、なんて人は今どきいないだろうし、スペックや値段などの客観的な情報を参考にするくらいで、実際その製品を買うかどうかは自分で情報を集めて検討してから購入に至る、という人がほとんどでしょう。広告はあくまで、その商品を知るきっかけでしかないという位置づけだと思います。

自分で情報を集めるときに参考になるのが、雑誌やWebの記事。製品レビューや掲示板のクチコミ情報などを集めて参考にすることが多いけど、記事の中には「なんでこんなに褒めてばっかりで、悪いところは存在しないか、もしくは目をつぶっているような書き方なんだ?」というものもあるかと思います。

そういった記事は、だいたい「記事型広告」という広告であることが多いです。一見すると“記事”に見えるので「記事型広告」と呼ぶんだけど、これはタイアップ広告の一種で「ペイドパブリシティ」と呼ばれることもあります。別にこれは読者をだまそうとして記事の形を装っているというわけではなくて、普通の広告よりも長い文章でより詳しく、踏み込んだ内容まで表現できるので、こういった形をとるというわけです。またメーカー自身がアピールするものではなく、第三者(記事を書く人)的な視点が入ることで、より読者にわかりやすく、身近なものとして広告を捉えてもらおう、という意図があるんですな。シティリビングの場合も、特集や最終面以外の記事の7〜8割程度がこの「ペイドパブ」で構成されています。

記事型広告の場合は、必ず記事の隅あたりに<PR>や<広告>などの標記があったり、「Presented by ○○」などとメーカー名や連絡先がことさらに強調されていたりするので、すぐにそれだとわかるようになっています。読んでいて「あれ?これは記事かな?」と思ったら、そういった標記を探せば広告か記事なのかを判別できるよ。

もしどこをどう見ても記事なのに、実は広告だった、ということになれば、読者をだましたことで信頼性を損なうことになってしまうし、結果的にそのメディアにとってマイナスになるので、このへんの線引きはわりとはっきりとしているはず。中には非常にまぎらわしいものもあるけど、そういうのは読者の反感を買うので、広告としては逆効果になってしまうよね。

これらはあくまで広告なので、いわゆる“ちょうちん記事”とは趣が異なります。ペイドパブを見て「なんだよ、ちょうちんだな〜。お金もらってるのか?」と思うのは筋違いということですな。広告なんだし。雑誌や新聞や民放テレビ、シティリビングのようなフリーペーパーなど、巷にあるメディアというのはほとんどが広告を主な収入源としているので、このようなタイアップ広告というのはかなり多いです。どれが広告でどれが記事(ニュース)なのかというのは、読む側としてもちゃんと判断できておかないと、惑わされることになってしまいます。

最近増えているブログでのアフィリエイト広告(報酬型広告)というのは、このペイドパブに近いことを、メディアではなくて一般の人がやっているという点で、大きな可能性や利便性を持っているのと同時に、ブログの魅力である「クチコミ」というものの利点を損なってしまう危険性も備えていると思っています。

ブログの作者は「自分の感想」としてブログに記事を投稿するわけだけど、アフィリエイトの商品を売らんがために、いい部分だけをアピールするような内容のものも多いです。意識的じゃないにしても、アフィリエイトがあるために、いいことばかりを書いてしまうということもあるのでは。そうなると、そのブログがバリバリのアフィリエイト目的なのか、純粋に感想を書いているのかというのも、同じブログの他の記事や行間(ニュアンス)から判断することが重要になってきます。

「クチコミと思って記事を読んでたら、最後に売りつけられそうになった」というようなうさんくさいブログがあまりに多いと、良いブログがgoogleの検索結果の後ろの方に埋もれてしまうことにもなりかねないよね。できることなら「売る気マンマンのアフィリエイトブログ」は早くに淘汰されていってほしいです。アフィリエイトを貼るのであれば、批評精神を持って正直な意見を書いてほしいよね。

また、企業側からブログのクチコミの力を利用しようとするケースも増えています。つい最近ネット上でも話題になったソニーの「ウォークマンAシリーズ」の体験ブログは、実はメーカーがからんだプロモーションで、内容にもヤラセと思われるものが多いということで、批判の嵐にさらされてすぐに閉鎖されてしまいました(月刊FACTA 編集長・陣中ブログ)。これは「ウォークマン」という注目度の高い商品ということもあってやり玉にあげられたけど、ブログの流行に目を付けた企業が、同じような手法でブログを利用しようということもこれから頻繁にあると思います。そのときに「書いているのはどういった人なのか?」「これはプロモーションなのか?」ということを読む側も判断しないといけません。「広告を読むチカラ」というのが、これから先ネットの世界ではますます重要になってくるのでは。

情報を発信する側は正直に、受ける側も鵜呑みにせずに自分で判断する、というのがネットの世界をうまく活用する方法だと思います。

投稿者 dennou : 2005年12月16日 17:30
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コメント

ネットで広いメーカーをBLOGすればよかった?


投稿者 BlogPetのさとぬ : 2005年12月19日 13:27

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