« 外見も中身もディズニー仕様 ディズニーキャラを満喫できるノートPC | メイン | マンションでテレビをJ:COM経由で見ている人は、今日から地上デジタル放送が見られます »

2005年11月30日

携帯電話の「ナンバーポータビリティ」の実施は来年11月1日から

051130_MNP.gif

総務省が、携帯電話の番号がそのままでキャリア(通信会社)を乗り換えられる「ナンバーポータビリティ」制度の導入に関する省令を、2006年11月1日から施行すると公表しました。

今回公表されたのは、「電気通信番号規則および電気通信事業報告規則の一部を改正する省令案」。その案の中で、「携帯電話に係る端末系伝送路設備を識別するための電気通信番号の指定を受けた電気通信事業者(携帯電話事業者)は、双方向の番号ポータビリティを可能とするための措置を講じなければならないこととします」と書かれていて、「本規定は2006年11月1日に施行する」となっています。

うへ〜意味わからん〜! と思ったけどなんとか解読してみると、要するに「2006年の11月1日以降、携帯電話会社は、契約者が番号をそのままで携帯電話会社を移れるようにしておきなさい」ということ。「ナンバーポータビリティ」が2006年に開始されるということは、今までにもニュースなどで言われていたけど、具体的な実施日が公表されたのは初めてです(あくまで省令がこの日に実施されるということで、実際のサービスはもっと早くなる可能性もあります。少なくともこれよりは遅くはならないということ)。

携帯番号がそのままで契約会社を変更できるとなると、一番期待されるのは「料金の値下げ」と「サービスの向上」。今までは「番号変わるのがイヤだからな〜」と、指をくわえて見ていた魅力的な他社の端末やサービスに、気兼ねなく乗り換えられるようになれば、業者間の競争は激しくなることは必至だもんね。

すでに携帯各社はユーザーをつなぎ止めておくために、割引制度を拡充したり、料金を値下げしたり、より魅力的な端末を開発したりということを始めつつあります。最近増えている「家族割」や「LOVE定額」みたいな、指定の番号同士が割引き、または定額になるようなサービスは、「ナンバーポータビリティ」が始まる前にユーザーを囲い込んでおこう、という作戦。単純に通話料を下げるだけでは、より安い会社へとカンタンに乗り換えられてしまうけど、一人のユーザーの周囲まで囲い込んでしまえば、そうやすやすとは乗り換えないだろう、ということを見込んでいるようです。

ただ、この制度が導入されたとしても、そんなに劇的に料金や端末が安くなったり、シェアが変化することはないんじゃないかと思っています。それは電話番号自体の重要度が昔に比べて下がっていることと、「メールの互換性がない」という問題があるため。またケータイ独特の販売方法にもその理由があります。

電話番号というのはケータイのメモリに記憶しておくもので、全部を手帳にメモしたり友達の番号まで覚えているという人はあんまりいないだろうし、もし番号を変えたとしてもメールの同報で連絡すればそれでOKだったりと、昔からの番号にこだわる、という状況でもなくなってきています。実際のところ、縛られているのは「電話番号」そのものじゃなくて、同じ番号を使い続けているという「長期割引」のほうなのでは。個人的には、番号よりも長期割引をそのままで移行できるほうがありがたいかな〜と思います。実際にそういうサービスも出てきそうだけど…。

また番号がそのままで乗り換えられたとしても、「○○○.docomo.ne.jp」「×××.ezweb.ne.jp」みたいなキャリア名が入ったアドレスは変更せざるを得ないだろうし、今まで使っていた絵文字も、auに変えたらドコモの友達から来たメールがたくさん文字化けして、いちいち「auに変えたから絵文字使わないで!」なんて連絡するのも悲しいもんね。同じ絵文字が使えるというのはけっこう重要。今は通話よりもメール端末としてのほうが重要視されるから、そのあたりの互換性も解消されないと、まだ大勢に影響はないんじゃないかなと思います。

また安くならないもうひとつの理由の「ケータイ独特の販売方法」とは、端末を格安で売って契約者を増やし、基本料と通話料で元を取る、という方法。店頭で安く販売されている端末の場合、長く使ってもらわないと利益が出ないので、もしコロコロとキャリアを乗り換えられてしまうと、「赤字でも端末を売って、あとで元を取る」という方法がとれなくなります。そうなると端末の販売で赤字を出すわけにはいかなくなるので、「0円」や「ウン百円」といった格安端末が店頭から消える可能性もあり、今のように“新規契約はタダ同然”ということもなくなるかもしれません。

とはいっても、消費者のメリットが大きい「ナンバーポータビリティ」の導入は喜ばしいことに変わりはありません。携帯会社には、より一層のサービスの充実に力を注いで欲しいよね。

総務省(発表資料)
http://www.soumu.go.jp/s-news/2005/051122_2.html

投稿者 dennou : 2005年11月30日 16:30
固定リンクURL:http://www.citywave.com/dennou/archives/2005/11/111.html
はてなブックマークに追加

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.citywave.com/cgi-bin/blog/mt-tb.cgi/183

このリストは、次のエントリーを参照しています: 携帯電話の「ナンバーポータビリティ」の実施は来年11月1日から:

» 番号ポータビリティ開始は10月24日から! from あのケータイい〓よぉ〓!「携帯機種変更日記」
前々から話題になってた番号ポータビリティって知ってるよね?携帯加入者が別のキャリアに契約を切り替えても電話番号をそのまま継続して利用できる制度だよ。簡単に言うと... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2006年08月09日 01:22

» 番号ポータビリティ from エンタメ亭
番号ポータビリティ 著 者: 池田 康祐 携帯電話の番号がそのままで他社に変更できる 「番号ポー... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2006年10月28日 15:33

» ▼ 番号ボータビリティ制度の結果は? from TOEIC ハイスコアラーの英語
番号ボータビリティ制度の結果 携帯各社から10月末の時点での契約結果が発表された。 それによると, 業界2位のKDDIだけが いわゆる転入超過(他の会社からの転... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2006年11月09日 12:06

このエントリーを含むはてなブックマーク

コメント

そうなのそうなの!メアド変更しなきゃとなると、結局みんなにお知らせメールとかするわけだし。
キャリア替えすると、WEBの仕様とか変わるし、何か面倒なことばっかり思い浮かんでしまう・・・
当然、キャリア替えの手数料とか取られるんでしょ?メリットはなんだろー、家族割りぐらい?

投稿者 sora : 2005年11月30日 22:24

日本では乗り換えの手数料は数千円程度になると言われてます。隣の韓国では2004年から実施されていて、1000ウォン(100円)で乗り換えられるので競争が激しくなり、契約を増やすために違法行為まで行われたそう。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/NEWS/20050525/161499/
上のアンケートでは、手数料が1000円以下なら3割程度の人が乗り換える、と答えたそうだけど、これって答えた人は1000円で乗り換えられる、と勘違いしてそうな予感がするね〜。
端末買って新規契約手数料払って、と結局お金と手間はかかるということがわかれば、そんなに大勢は乗り換えようとは思わないんじゃないかな。

投稿者 電脳 : 2005年12月01日 10:41

コメントしてください



保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)