« 職業柄、ついやってしまうこと | メイン | 「IXY」もワイヤレスに 無線LANで画像を転送できる「IXY DIGITAL WIRELESS」 »
2005年10月25日
「16:9」サイズの撮影がめっちゃ楽しい! Panasonic「LUMIX DMC-LX1」の魅力を徹底解剖
いわゆる“ハイビジョンサイズ”と呼ばれる「16:9」の比率の写真が撮影できるということで、発売当初からかなりの評判になっているデジカメ「LUMIX DMC-LX1」。7月22日の記事でも紹介したけど、さとしもやっとゲットしたので、その魅力をレポートします!
この8月に発売になった「LUMIX DMC-LX1」は、840万画素、手ぶれ補正、光学4倍ズームといった今どきのスペックを搭載したコンパクトデジカメ。はっきりいって、こういったスペックだけでデジカメを語ると、種類がいっぱいありすぎて「もうどれを選んだらいいかわからん〜」となってしまうねんけど、「LX1」の秀でた最大の特徴は、広角28mmの「16:9」という画角で撮影できるということ。つまり「ハイビジョンテレビ」と同じ比率のワイドな写真が撮れるというわけです。ちなみに普通のデジカメは「4:3」という画角になっています。
| 4:3の画角 | 16:9の画角 |
昔流行した「パノラマ写真」は、普通の画角で撮影した写真の上下を切っただけのもので、プリント写真自体は横長だけど“単に上下が狭いだけ”の写真だったのですぐに廃れてしまいました。「LX1」の場合はCCD自体が16:9になっているので、“真のワイド写真”が撮影できるようになっています。レンズ脇にあるスイッチで切り替えることで、もちろん普通の「4:3」や、フィルムカメラと同じ「3:2」といった様々な比率で撮影も可能。16:9よりも狭い画角で撮影するときは、「16:9」の左右をトリミングするという仕組みです。「16:9」を強調しすぎてしまったけど、「コンパクトカメラの上位機種の性能」+「16:9の撮影の楽しさ」というのが味わえるカメラなんですな〜。
「16:9」の魅力というのは、言葉で説明するよりも実際の写真をみたほうがピンとくると思うので、例をいくつか載せてみます。
LX1のサイトではプロが撮影した作例が見られます。
普通の写真よりも横に長いということで、とくに風景や建物を撮るときには絶大な威力を発揮します。狭い室内でもワイド写真だとその場の雰囲気がよく伝わるし、人が切れずにうまく収めることもできます。要するに「16:9」の画角というのは、限られた場面だけでなく、実はけっこういろんな場面において効果的やってんな〜。“横に長い”ということは縦に構えれば“縦に長い”ということにもなるわけで、縦位置で撮影した写真もかなり面白いです。ビルもてっぺんまで写ります。
この比率で撮影していて感じたことは、「16:9」という画面でフレーミングすると、どんな場面でも文字通り「画になる」気がするということ。ちょっと大げさかもしれないけど、まるで映画の1シーンを切り取ったかのような気分になってしまいます。世の中にあるいろんなものを、この「16:9」で撮ってみたいという欲求にかられて、「あれも撮ってみよう」「これも撮ってみよう」と、撮影することがこんなに楽しくなるとは思いませんでした。
●撮った後はどう楽しむ?
で、気になるのが「撮影した後どうするか」という点。「16:9」というあまり見ないサイズだと、プリントはどうするのかというのが非常に気になるところ。実際問題、今のところこの部分の環境は限られています。16:9をフチなしでプリントしようと思うと、今のところ3つの方法が考えられるかな。
(1)A4などの写真専用紙に複数枚レイアウトしてプリントし、カッターで断裁する
(2)対応プリンターを購入する
(3)16:9のプリントに対応しているお店で注文する
(1)の方法ならサイズを調整してレイアウトして、カットする必要があるけど、どんなプリンターでも可能。ステンレス定規を使うと厚い紙でも切りやすいよ。ただし非常に面倒くさいし、A4などの写真用紙はかなり高いです。
(2)の方法は、今のところ数少ない対応機種の1つと言えるEPSON「PM-A890」を使うというもの。「PM-A890」はハイビジョンサイズのフチなしプリントに対応しているので、同機種と同時発売になった「ハイビジョンサイズフォトペーパー」を併せて使えば、何も考えずに簡単にフチなしプリントが楽しめます。ネックはこの「フォトペーパー」がえらく高くて、なかなか売ってないこと! 20枚入りで実売840円程度と、L判の3〜4倍くらいの価格で、印刷コストに換算すると1枚あたり50〜60円くらいになってしまいます。これからプリンターも買い換えるというのであれば、試してみてもいいかな〜という方法です。
(3)16:9のプリントに対応しているお店はまだ少ないけど、大手では「フジカラープリントのお店」と「カメラのキタムラ」が対応しています。注文時に「ハイビジョンサイズ(HV)」と指定すればOK。1枚37円〜で、今のところこれが一番スマートかつ簡単な方法と言えるかな。「FUJICOLORネットサービス」で注文すれば、自分のパソコンからブラウザ経由、または専用ソフトで画像を選んでアップロードして、3時間後には最寄りのお店で受け取れるのですごく便利です。
仕上がりは抜群にキレイ!
まあプリントに関しては、これからおそらく16:9サイズが普及していくと思われるので、対応プリンターや対応用紙、対応DPE店はもっと増えていくはず。少し待っていれば、当たり前のようにプリントできるようになるんじゃないかな〜と、ちょっと楽観的に考えています。ちなみに16:9の写真をセルフプリント機などでL判プリントすると、上下に黒い帯が入るというわけではなく、はみ出す左右(縦位置の場合は上下)がトリミングされて、中央部分のみがプリントされます。
また、環境は限られるけど「ハイビジョンテレビで楽しむ」という方法も強力におすすめしたいです。Panasonicの「VIERA」シリーズや東芝の「FACE」シリーズなど、SDカードスロット搭載の大画面テレビを使えば、パソコンで見るのとはまた違った感じで、ハイビジョンテレビの高画素・高画質がフルに活かされた、色鮮やかでキレイな写真が楽しめます。もし対応テレビを持っていたら、ぜひ試してみて!
●操作性や画質はどんな感じ?
カメラの細かな仕様についてはサイトを見てもらうとして、肝心の画質については、Panasonicのカメラ独特の色鮮やかな画質といえるかな。標準の設定では実際の色よりも少し彩度が高く、作例を見てのとおり、青い空や植物の緑が強調されるので、一般の人がパッと見で「キレイだな〜」と思えるような画作りになっています(彩度は調整可能)。とくに空の青なんかは、かなり鮮やかな水色になるという傾向があります。素材としてオリジナルを再現するというのとはちょっと違う方向性やけど、普通にスナップを撮ってプリントして楽しむという用途には、これくらいのほうがいいのかも。記憶色(実際の色とは違った、人がその物に対してイメージしている色)というのはデフォルメされるので、実際の色と同じ発色だと「なんか鮮やかさが足りないな〜」という印象になってしまうことが多いからね。ただ、ホワイトバランスの精度があまり高くないようで、室内の電球光なんかだとうまく補正してくれず、マニュアルでの補正が必要な場面もありました。
ネットなんかでは「ノイズが多い」ということについてよく書かれているんだけど、これも高感度で撮影したものをかなり拡大して見た場合に目立つというくらいで、とくに気になるところではないです。実際の鑑賞やプリントなどで問題になることはまずないと思います。
にゅっと伸びる沈胴式のレンズを採用しているにもかかわらず起動は早く、電源を入れてから1秒程度で撮影が可能。撮影時にはレンズキャップを外さないといけないけど、付け外しのしやすいキャップになっているので、あまり面倒くさいとは感じません。マニュアルを読まなくてもたいていの操作は直感的にできたので、操作性はわりと優れた部類に入るといえるかな。
撮影時には「ジョイスティック」を長押し(長押し嫌いなんだけど…)すると、ホワイトバランスやISO、シャッタースピードなどを簡単に変えられるので、気軽な撮影から凝った撮影までを簡単にこなせるようになっています。
液晶モニターは2.5型と大きく、20.7万画素の高解像度のものを採用しているので、ピントの確認もしやすいです。ただ液晶画面の比率は4:3なので、16:9の画像を表示すると上下に黒い帯が入ってしまうのがちょっと残念。

デザインも、ライカのカメラを意識したような「少しレトロなコンパクトカメラ」という感じでいい! 「アクセサリーのように身につける」というようなコンセプトで、カメラとはもはや違ったところで勝負したようなものが増えているけど、やっぱりモノとして愛着がわくのはこういうデザインなんだろうな〜と思います。ちなみにライカ社と松下は協業関係にあり、「LX1」のレンズはライカレンズを採用しているし、ライカ自体からもこの「LX1」をベースにした「D-LUX2」というものが発売されるので、ライカのパクリというわけではなく、今風に言えば「ライカにインスパイアされた」デザイン?という感じになるのかな。
●実はけっこう安く買えるかも
発売当初は6万2千円程度と、コンパクトカメラとしてはかなり高い値段がついていたけど、ジリジリと値を下げて今では5万2千円前後というところが多くなっています。この価格だと、同じLUMIXシリーズでは「FX9」よりも5千円ほど高いくらいなので、もしFX9クラスのカメラを検討しているのなら、このカメラも検討対象にする価値はあると思います。ちなみにぼくはビックカメラで、特価5万3,200円のところを、さらに「当社指定機種が10%引き」というセール日だったので、税込み4万7,880円+10%ポイント還元という価格で購入しました。価格.comの最安値(10月25日現在)よりもだいぶ安かった! 大手量販店でもたまに“特別に安い日”というのがあるのであなどれないね〜。チラシ等はよくチェックしておこう!
Panasonic「LUMIX DMC-LX1」
http://panasonic.jp/dc/lx1/
投稿者 dennou : 2005年10月25日 16:00
固定リンクURL:http://www.citywave.com/dennou/archives/2005/10/169panasoniclum.html
はてなブックマークに追加
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.citywave.com/cgi-bin/blog/mt-tb.cgi/167
コメント
LUMIXのFXシリーズは「あゆのカメラ」イメージが強すぎて抵抗あったんだけど、これはいいね。
なによりカメラっぽい筐体がいい!
投稿者 Anonymous : 2005年10月25日 17:35
レンズが出っ張ってしまうのをうまくデザインに取り入れているので、なんか愛着がわく形なんですよね。
さすがにポケットには入らないけど、カバンに入れておくのには全然ジャマにはなりません。軽いし。
持ち歩きカメラの決定版だね!
投稿者 電脳 : 2005年10月26日 18:03
一番上のコスモスの写真は、ご自分で撮影されたのですか?すごく素敵ですね!ハイジみたいな気分になりました〜。
投稿者 ヨピカリ : 2005年11月01日 11:22
ありがとう^^
写真は昭和記念公園のコスモスです。
めちゃキレイなので毎年見に行くのが楽しみなんですよね〜。
紅葉もおすすめですよ。
他は多摩動物園と東京駅と丸の内仲通りのビルです。
投稿者 電脳 : 2005年11月01日 12:30
