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2007年11月28日
オトナも気になるキッズ向けカードゲーム機事情〈その2〉
カードゲーム機事情〈その2〉は、今までのゲーム機とは一線を画す「ポケモンバトリオ」についてです。
もうひとつの人気ゲーム「ポケモンバトリオ」は、言うまでもなくポケモンで戦うというゲームなのですが、新しい点が3つあります。
まずひとつは、今までのカードに替えて「パック」というものを導入したということ。このパックは牛乳のフタのようなサイズの円形プラスチック製で、見た目はポケモンボールのようになっており、表面にキャラクターが描かれていて、これをスキャンすると画面にキャラクターが登場するという仕組みになっています。

100円を入れるとこのようなパックが1枚出てきます。
2つ目は、3体のポケモンのパックをスキャンして盤面に置き、パックをスライドさせると画面上のポケモンも同じように動くという「フォーメーション」が組めること。わかる人にはアーケードゲームにある「三国志大戦」の超簡易版のような感じ、と言えば理解できるでしょうか。フォーメーションによって攻守に有利不利が生じるので、臨機応変でささっと動かしていかないと、バトルを有利に進められないというわけです。
3つ目は、別売りの「メモリーキー」でゲームの進行状況が保存できるということ。RPGのようにキャラクターのデータが保存できるので、ひとりで遊んでキャラを成長させてから対戦、というような遊び方もできます。
カードを動かしたりデータを保存するという仕組みは、最近の大人向けのアーケードゲームにはよく採用されている方式なのですが、まさにそのトレンドをチビっ子向けのゲームに採用したというのがこの「ポケモンバトリオ」なのです。
で、さすがにこの人気ゲームをヨーカドーのおもちゃ売場でチビっ子に混じって遊ぶというのはとても恥ずかしい、というくらいの常識は持ち合わせているので、ビックカメラ有楽町店で参考にとパックをひとつ買おうかな、と向かいました。ここは平日の昼間なら子供がプレイしていることはまずないという超穴場なので、紳士淑女の皆さんが連コインでカードを大人買いしようが、誰にとがめられることもありません。職場の同僚に見られないように、背後に気を付けながら100円玉を投入すると、出てきたのは!
だ、ダークライ!
どうみても超レアです本当にありがとうございました。
でもヤフオクなどには出したりはしません。
ポケモンについてあまりよく知らないぼくでも、「ダークライ」というのがいかに貴重なポケモンかというのはなんとなくわかります。映画もあったし。「宝の持ち腐れ」とはまさにこのことですな。
●スキャンの仕組みは?
パックの背面をよく見ると、肉眼ではパターンが見えないくらいの極小のドットが印刷されており、これがモンスターのパターンとなっています。写真では撮れないくらいに細かいので、印刷用の超高精細なウルトラプロフェッショナルスキャナーでスキャンしてみました。
![]()
拡大すると同じパターンが繰り返し印刷されているのがわかります。繰り返し印刷されていることで、この面のどの部分を読み取っても同じデータが読み取れるというわけです。
調べてみると、情報が公開されていないので確定ではないですが、このコードはどうもグリッドマークという会社のGrid Onputという技術のようで、2mm角に48bit相当の情報量(英数字6文字ということになるのかな?)のドットパターンを生成するというものだそうです。これもコード自体に情報を埋め込むのではなく、あくまで背番号のようなものなので、このコードにいろんな情報をリンクして呼び出すという仕組みになっているとのこと。
このポケモンBTもオトナ的視点で見てみると、9月末で1000台設置済み、年度目標で3000台、売り上げも当初の13億円見込みから20億円に上方修正するなど、タカラトミーの売り上げに大きく貢献するのはもちろん、このゲームを共同開発したAQインタラクティブの株価も大幅に上昇するなど、バトリオ関連はかなりの好材料となっております。タカラトミーだけに、関連玩具のラインナップの拡充はもちろん、映画との連動も注目です。
「子供の遊び」として普段は見過ごしがちなキッズゲーム機市場も、注目してみるとなかなか面白いことになってますね。子供がいる人はもちろん、たまには甥っ子や姪っ子と一緒になって遊んでみると面白いですよ!
「ポケモンバトリオ」
http://battrio.com/
【おたからをカードをゲットしよう!】
ここまでよんでくれたみんなに、でんのうバトルカードコレクションのなかから、スーパーレアカードを2まいプレゼントするぞ! したのPDFファイルをダウンロードして、はがきサイズのかみにプリントアウトしよう。これでライバルにさをつけろ!
※やりかたがわからないときはおうちのひとにきいてください
投稿者 dennou : 12:00
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2007年11月27日
オトナも気になるキッズ向けカードゲーム機事情〈その1〉
「子供たちの間で今なにが流行ってるか」というのは、われわれ社会人にとってはほとんど知るところがない世界ですが、「かわいい甥っ子や姪っ子が身近にいて、子供たちと話を合わせたい!」というシティ読者のために、ちょっとのぞいてみることにしました。
チョロQやミニ四駆、ビーダマン、ハイパーヨーヨー、ポケモンなどの「コロコロ的なもの」で育ったわれわれ“永遠の小学生男子”としては、やっぱり「今の子供って何して遊んでるの?」というのが非常に気になります。あ、コロコロというのはもちろんコロコロコミックのことですよ。
ちなみにわれわれの時代には「コロコロ派」と「ボンボン派」(コミックボンボン)がありまして、コロコロ派はメジャー路線でボンボン派はマニアック路線、例えて言うならメインストリームのコロコロに対するカウンターカルチャーのボンボンという感じです。半径5mの友人に調査すると、ボンボン派だったという人間は例外なくマニアックな道に進んでいるのがその証拠です。この2誌のわれわれ世代に対する影響は非常に大きく、以下のようにあらゆる嗜好を「コロコロ派」か「ボンボン派」にわけることができるのです。
小学生向けコミック誌読者における嗜好比較 |
|
コロコロ派 |
ボンボン派 |
| ファミコン | セガマークIII |
| ドラクエ | FF |
| ナイキ | プーマ |
| 少年ジャンプ | 少年サンデー |
| マクドナルド | ドムドム |
| PC-88 | FM-7 |
| カルビー | コイケヤ |
| ドコモ | au |
| トヨタ | ホンダ |
| Windows | Mac |
あなたの近くの男性にも「どっち派?」と聞いてみてください。ボンボン派と答える人は、ちょっと変人だと思います。
あ、ぼくの場合は低学年のときはコロコロで、ガンプラを作る高学年になってボンボンという感じなので、メジャーとマイナーを行ったり来たりする人生でした。
で、コロコロとかボンボンは今回の話には全然関係ないんですが、ヨーカドーやイオンモールみたいな大きなショッピングセンターに行くと、そこのおもちゃ売場ってだいたいカードゲーム機が何種類か置いてあって、子供たちが群がって遊んでいるというのがここ数年の風景です。身近に子供がいない人でも「ムシキング」の名前くらいは聞いたことがあると思いますが、これはその「ムシキング」が社会的なブームになって以来の定着した情景で、人気のあるカード型ゲーム機というのはゲームメーカーにとってはかなりの稼ぎ頭になっています。「恐竜キング」「ドラゴンボール」「ウルトラマン」、女の子向けの「ラブ&ベリー」「プリキュア」などなど、数多くのカードゲーム機が稼働中です。どれも100円を入れるとカードが1枚出てきて、キャラクターやわざのカードを組み合わせて戦う、というのが基本ルールになっています。
そんなカードゲーム機の現在ですが、ムシキングが隆盛を誇ったのは昔の話で、今や行列もなく閑古鳥が鳴いています。「ポストムシキング」である恐竜キングも、たまに遊んでいる子供がいるけど行列するほどではないという微妙な感じで、ブームは去ったという状況です。子供は移り気かつ評価が非常にシビアなので、誰も並んでいない筐体を見ると少し悲しくもあります。今子供に「ほら〜ムシキングのカードだよ〜」といっても「ダッセぇ! そんなのもう流行ってないよ!」と言われるのがオチなので、お土産にもっていくときは注意しましょう。
●いま人気の2大タイトルはこれ!
そんな移り気な男子たちに、今ダントツに人気があるのが、「ドラゴンクエストモンスターバトルロード」(発売・スクウェアエニックス、以下ドラクエMB)と「ポケモンバトリオ」(発売・タカラトミー)です。
ドラクエMBは大きな剣が刺さったユニークな筐体が目立つので、「ああ、そういえばそんなの見たことがあるな」という人もいるかもしれませんが、これが非常に人気があります。
ドラクエに出てくるモンスターが3体ずつのチームでバトルするというゲームで、モンスターの組み合わせによって強力な攻撃が繰り出せたり、特定のモンスターを組み合わせると合体して特別なモンスターになったり、「ゆうきポイント」が貯まるとあの剣がぐぐっと上にせり出してきて、剣をグサっと差すと「とどめの一撃」が出せるなど、かなり奥の深いチームバトルが楽しめます。はっきりいって、ドラクエ世代なら大人がやっても面白いです。
「えぇっ? スライムとスライムベスとメタルスライムを出したらキングスライムに合体するの!?」とか「『おうごんのはどう』と『しゃくねつ斬り』と『ギラ』で攻撃したら『ベギラゴン』になるんだってー!?」みたいに、本家のドラクエで得た基本知識がなんとなく活かせるというのがオトナ世代にも面白いポイントなのです。
さらにオトナ的な視点でこのドラクエMBがどれくらい人気なのかを見ると、2008年3月期のスクウェアエニックスの中間決算資料によれば、一般的なカードゲーム機の平均インカムが約1,500円/日のところ、ドラクエMBは約10,000円/日と、ダントツの売り上げ。カード発行枚数は稼働から2ヶ月で3170万枚を突破しており、単純計算でも100円×3170万枚なので、約32億の売り上げということになります。
この手のゲーム機の場合、メーカー側は筐体を無料で設置するかわりに、カード販売で利益を上げるというビジネスモデルになっているので、カードの売り上げがそのままメーカーの利益につながるというのがポイントです。無料で設置するため、メーカー側はいかに利益率の高い場所に効率よく筐体を配置するか、というのが重要なため、スクエニとしては無闇に台数を増やすということはしないとのこと。「人気のある=行列のあるものに惹かれる」というチビッ子の習性を考えると、常にある程度の行列ができる状態を理想としているようです。いかに人気を維持してランニング期間を長くできるか、というのが課題ですね。
●カードスキャンの仕組みは?
電脳的には「カードをスキャンする仕組み」というのに興味津々なんですが、ドラクエMBの場合、一般的な白黒のバーコードではなく、カードの背面に赤緑青黒の4色で構成されているカラーコードが印刷されており、これをスキャンするとモンスターを登場させることができるようになっています。

これは「カラージップジャパン」という会社が作成しているコードということで、サイトから携帯用のカラーコードリーダーがダウンロードできるようになっています。また、QRコードのように、コードに直接情報を埋め込むというのではなく、サーバーと連携して情報をやりとりするという仕組みになっており、このコード自体に埋め込まれているのは単なる背番号みたいなもので、コード自体にはそれほど意味がないということがわかりました。
そこで、このリーダーをダウンロードしてドラクエMBのカードを読み取ってみると、ドラクエMBのケータイサイトに接続して、そのモンスターの相性や必殺技などの情報を知ることができるようになっていました。ちゃんと連携してたんですね〜。ドラクエMBがケータイで遊べるアプリも用意されています。
〈その2へ続く〉
「ドラゴンクエストモンスターバトルロード」
http://www.dq-card.com/
「カラージップジャパン」
http://www.colorzip.co.jp/ja/
投稿者 dennou : 17:00
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2007年11月16日
[1998-2007]家庭用ゲーム機の10年〈その2〉

ドリームキャストが生産中止になって、セガが家庭用ゲーム機ハードの生産から撤退することになり、据え置き型ゲーム機のシェアは事実上ソニーがほとんどを占めるということになりました。
ドリームキャストの発売後からちらほらと出ていた“次世代プレイステーション”のウワサが現実になったのが、2000年3月に発売された「プレイステーション2」(以下PS2、発売価格39,800円)。PS2は当時の高性能なPCやアーケードゲームよりも3Dの表現力に優れており、家庭用のゲームでこんなすごい3DCGが見られるなんてすごいな〜と感激しました。
●DVD再生機能搭載でゲーマー以外にも大きくアピール
何よりすごかったのが、「DVD再生機能を搭載する」ということが発表されたこと。今では当たり前になっているけど、当時はまだほとんど普及していなかったDVDを再生するには、通常では4〜5万円(当時)くらいはする再生専用プレーヤーか、高価なPCが必要でした。その再生専用プレーヤーよりも安い価格で、美しい3D映像のゲームが遊べる上に、プレステとも互換性があるということで、非常に話題になりました。ゲーマーとしては買わない理由がない、というような存在です。
3月4日の発売日には各地でものすごい争奪戦が繰り広げられました。大量に出荷されたものの、砂漠に水をまくような状態であっという間に品切れになり、どこに行っても手に入らない状態に。ぼくもPlaystation.comで入手しようと予約販売サイトに何度もアクセスして、頻繁にダウンするサーバーにイライラしながらなんとか予約に成功。3月4日に無事入手することができました。
ソニーはゲーム機の発売日には異常なまでのこだわりがあるようで、例えば最初に発売になったPS1は「1994年12月3日」、これは「イチ、ニ、サン」というかけ声のCMとともにアピールされていたので覚えている人も多いと思います。PS2は「2000年3月4日」の並び(平成12年なので1234になる)、PSPは「2004年12月12日」、PS3は「2006年11月11日」、最近発売された新型PS3も「11月11日」と、いずれの発売日も並びかゾロ目を選んで決定されています。わざわざ日本を代表するハイテクメーカーなのに、こういった験を担ぐようなことをするのが面白いんですけど、セカンドモデルでしかない新型PS3の発売日までゾロ目にしたいうのは、「このモデルでPS3を再スタートする」というソニーの気合いが込められているのかもしれません。
●DVD普及の立役者
PS2の成功で拡がったのはゲーム市場だけではなく、DVDの映画セル・レンタル市場も大きく拡がりました。それまでは実験的にTSUTAYAなど大手の一部の店に置かれているにすぎなかったのが、PS2の発売後は一気にVHSと置き換わっていきました。DVDはユーザーにとっては、VHSよりもはるかに高画質、高音質であり、お店側にとっても陳列スペースが大幅に圧縮でき、より多くの在庫を確保できるという、両方に大きくて非常にわかりやすいメリットがあったのです。
●やっぱり不具合も多かった
ただ、発売当初はいくつか不具合もありました。ぼくが遭遇して困ったのは、メモリーカードのデータが壊れて消えてしまうというもの。それまで遊んでいたデータが全部飛んでしまい、頭が真っ白になったこともありました。あわててソニーに電話したところ、さしたる謝罪の言葉もなく「送ってくれれば交換します。でもセーブデータは戻せません」と言われ、「不良品ならまずそっちから良品を送るのが筋だろう!」と憤慨したこともありました。だって交換している間は遊べないもんね。ほかにもDVDがすぐに読めなくなる(ウチは2回修理に出した)、トレイの動きがぎこちなくなる、などの症状もよくありました。この頃から「タイマー」という言葉がよく使われるようになったんじゃないかと思います。今はソニーよりもマイクロソフトの方が信用できませんが。
●PS2でオンラインゲームにハマる
PS2で最も遊んだゲームというのは何といっても「ファイナルファンタジーXI」(以下FFXI)です。それまでもPCではボチボチとオンラインゲームで遊んではいたんですが、FFシリーズにはとくに思い入れがあるわけでもなくて、最後に遊んだのはスーパーファミコン版の「FF6」っていうくらいなので、「FFだから」という理由で手にしたわけじゃなかったんですが、家庭用ゲーム機初のオンラインRPGということで興味があり、「PlayStation BBユニット」を購入。これはPS2にハードディスクとインターネット接続用のLANを増設するもので、2万円くらいしました。
ひとつのゲームを遊ぶためだけに周辺機器も買わないといけないから、プレイするまでの敷居はかなり高かったんですが、いざ始めて見るともう徹夜の連続に。平日も会社をすぐに切り上げて夜遅くまでプレイ、週末は朝方近くまで遊んだあと、昼過ぎに起きてまた夜遅くまでプレイ、という生活が続きました。あまりにもハマったので、PS2とBBユニットとFFXIのソフトをもう1セット購入してしまったくらいです。
社会人じゃなくて学生時代にこのゲームに出会ってたとしたら、間違いなく引きこもり生活になって、人生が破綻していたんじゃないかと思うくらいでした。いや、このゲームが危険だというんじゃなくて、それくらい熱中して遊べる、という意味なんですけどね。
なぜそんなにハマったのかというと、まずひとつは「自分の周囲にある世界が圧倒的な情報量を持っている」ということ。街や外のフィールドは、全てリアルなスケール感で描かれています。例えば隣の国にある街へ行こうとすると、街を出て野原をずっと歩き、山岳地帯や荒野を越えて、港町にある船の出発時間を待ってチケットを買い船に乗り、船にゆられて隣国の港に到着。そこからまた野原を越えて山を越えて、街道上に出没するモンスターを避けながらてくてくと歩いて、森の中を抜けて川を渡り、ようやく見えてきた城門をくぐると石畳の街並みが広がっている、という感じなのです。移動するのに1時間以上かかるということもあるけど、実際にその世界の中に、現実の世界のような“身の丈”のスケール感で存在する、というのが今までのゲームになかった感覚だったのです。
次に、街の中や外を歩いている人たちのほとんどが、「他の誰か」が操っているキャラクターで、現実の世界と同じようなコミュニケーションを取れる相手だということ。初対面の相手と話をするときは、やっぱり現実世界のように多少緊張もするけど、仲良くなって一緒に狩りをしたり、助け合ってそれぞれが自分の役割をこなして、一つの目的を達成しようとするときなどは、オンラインでない普通のRPGをクリアするときとは比べ物にならないほどの面白さと達成感があります。ゲームそのものというよりも、“他の人とのコミュニケーションを通じた遊び”というものにハマった、ということなんですが、これはFFXIに限らず、オンラインゲーム全てに当てはまることだと思うので、「知らない人とゲームをするのはちょっと…」というようなオンライン未体験の人は、ぜひ一度この感覚を体験してみてください。
FFXIはこの後もずっと続けて遊んでいて、今はもうPS2ではやってないけど、Xbox360とPC版で週末プレイを楽しんでいます。PS2版の発売は2002年なのでもう5年以上遊んでいることになるけど、発売当初からオンライン上で一緒に遊んでいる人たちともまだよく遊んでいるし、オフラインで合うということもあります。月会費制なので、今までこのゲームに費やした金額を考えるとちょっとコワイですが、それ以上に色んな楽しさを教えてくれたゲームです。PS2というよりFFXIの話になってしまいました。
投稿者 dennou : 18:00
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2007年11月14日
[1998-2007]家庭用ゲーム機の10年を振り返る 〈その1〉

11/16号のシティリビング東京版の特集は、1998年にスタートした「シティ・エンターテインメント大賞」の過去9回を振り返るというものです。めざましテレビの軽部アナのコメントや、「エンターテインメント検定」などもあるのでぜひ見てね(HTML版・電子ブック版)。
この特集の打ち合わせの席で、「電脳さんも連動企画でブログで何か語ってください」ということになり、ぼくが10年を語れるものといえば当然デジタル関係の話ということになりますが、ケータイについては昔の「電脳さとしの部屋」で記事を書いているので、今回は「家庭用ゲーム機の10年」について語りたいと思います。
1998年はちょうどぼくがこの会社に就職した年で、生まれ育った大阪から東京にやってきたという非常に思い出深い年でした。もちろん当時からゲーマーだったので、ゲーム機がない生活は考えられません。宅配便で実家から送ったものは当面の衣類のほか、大事にしていた本と「セガサターン」と「Mac」でした。引っ越した当日はカーテンもない中、セガサターンとMacを前にして、近所のマルイで買ってきた毛布にくるまって寝ました。
入社式のあとは研修で箱根に連れて行かれて2日間拘束されたあと現地解散になり、小田急のロマンスカーで新宿駅についた途端、「あ、プレステがない」と思いついて、さくらやでプレイステーション(以下プレステ)を買って帰ったということを覚えています。生活用品よりも先にゲーム機を買ってしまいました。
●1998年11月「ドリームキャスト」発売
当時は1994年に発売された「セガサターン」と95年に発売された「プレステ」、96年に発売された「ニンテンドー64」の3機種が競い合っていたという状況でしたが、もう普及率には決定的な差がついていて、プレステが圧倒的な人気を得ていました。セガサターンは末期的な状況になっており、今は絶好調の任天堂も、ニンテンドー64が大失敗して、ポケモン人気に支えられたゲームボーイで何とか存在感を保っているという状況。一人勝ちのソニーに、2番手のセガがどう一矢報いるのか、というのが課題でありました。
そこで11月に投入されたのが「ドリームキャスト」。覚えている人も多いと思いますが、「セガなんてダッセぇよな! プレステのほうが面白いよな〜」という小学生の声に衝撃を受けたセガの湯川専務が夜の街で飲んだくれた挙げ句、ヤクザにからまれてボコボコにされるという内容の自虐CMはゲームファンの度肝を抜きました。
秋元康氏が仕掛けたこのCMの効果もあってか、ドリームキャストは非常に話題になり、発売日には長蛇の列ができて即日完売という状況に。もちろんぼくも発売日に並んで買いに行きました。発売当初の価格は29,800円で、買ったパッケージを見ると、片側の側面全面に湯川専務の写真がどーんと印刷されているのが衝撃的でした。タレントでもない普通の会社員のオジサンの顔が、商品よりも何よりも一番大きくデザインされたパッケージというのは未だかつてないのではと思います。
発売後はCM人気と出荷台数の少なさから品薄状態が長く続いて、お店に行ってもなかなか買えない、ということが多かったのですが、そんなトラブルまでもネタにして「責任を取って湯川専務は常務に降格です」というCMが作られたりと、何かと“ゲーム以外”での話題が多かったというのが印象だけど、この一連のCMは非常に面白かったです。今見ても画期的ですよね。
ちなみに、CDやグッズも販売されるほどブームになった湯川元専務は、現在はプリペイドカード大手の(株)クオカードの代表取締役会長をされているようです。
●ラインナップには良作がたくさん
ゲーム自体も、非常に良いものがたくさん発売されました。「バーチャファイター3」「セガラリー2」「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド2」「ジャイアントグラム」「ソウルキャリバー」「電脳戦機バーチャロン」「ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド」「カルドセプト」「サンバDEアミーゴ」「クレイジータクシー」などなど、今でも十分遊べるような名作が揃っていました。ぼくも社会人となって経済力をつけたのをいいことにゲームを買いまくりました。
でも、社会人になってゲームを買う資金が格段に増えたことに反比例して、ゲームをやる時間がどんどんなくなっていき、買ったゲームをクリアせずに放置するようになったのもこの頃です。買って2時間くらいプレイしたらもうおなかいっぱいになってしまう、というのは、社会人ゲーマー共通の悩みといえるのではないでしょうか。最近はまた1本のゲームをクリアするまでじっくり遊べるようになってきたんですけど、この頃は10本買って最後まで遊ぶのは1〜2本、という「積みゲー」が激しい状態でした。
セガのソフトはアーケードの移植作品が多く、それ専用のコントローラーが発売されるということも非常に多かったため、家にも特殊コントローラーがあふれかえるということになりました。「バーチャ」用でアーケードスティックを2セット、「ハウスオブザデッド」用でガンコントローラーを2丁、「バーチャロン」用でツインスティック、「タイピングオブザデッド」用でキーボード、「アミーゴ」用でマラカスコントローラー…etcという感じで部屋の押入がいっぱいになってしまいました。今考えると、「友だちが来たとき用に」とちゃんと2セット揃えておくというのが涙をそそります。東京で一人暮らしを始めたばっかりの部屋には、実際には友人などめったに来ないんですけど…。あれ、なんか目からしょっぱい水が…!?
その他には、何しろコントローラーがへっぽこで、大きくて使いづらい上に故障しまくるという印象でした。とくにLRボタンが押せなくなるという症状が多くて、今ウチにあるコントローラーも故障していて使えなくなっています。あとコントローラーに装着するメモリーカードにボタン型電池が必要なんですが、これがまた電力の消費が激しくて、交換しても数ヶ月で電池切れの「ピー」という音が鳴るというのが非常にイライラしました。
ドリームキャストはゲーマーには非常に受けた良いハードで、2007年になってもまだソフトが発売されるというくらいのコアなファンを得たのですが、何しろプレイステーション全盛の時代です。2000年3月に「プレイステーション2」が発売されたあとは見る見る間に縮小してソフトの発売本数も少なくなり、2001年3月、発売からわずか2年半で生産終了となってしまいました。生産終了時には価格も9,900円となり、在庫処分されることになったんですが、皮肉なことにこれでまたドリームキャストの争奪戦が繰り広げられ、あっという間に売り切れることになりました。
この失敗を機に、セガは1983年の「SG-1000」から続いた家庭用ゲーム機のハード生産からは撤退することになりました。
投稿者 dennou : 16:00
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2007年11月08日
iPod touchで買い物がとめどなく連鎖してしまいました
iPod touchを1ヶ月以上使って、このタッチとかいう奴は本当に楽しいデジタルツールだなあと実感する毎日なのですが、それにともなって買い物の大連鎖が発生してしまって大変なことになりました。
●HOMEボタンがききにくい!
まず不具合から。HOMEボタンが反応しない、というか反応しにくいことが多いです。アップルのサポートやDiscussion boardで探してみても似たような症状がないので個体の問題だと思うんですが、いつも反応しないわけではないので、再現性に難があるのがまた困りもの。
しかも、「あ〜また反応しなくなった、こりゃ明日ジーニアスバー(銀座のアップルストアの窓口)に持って行かないと」と思って、受付をネットで予約すると大抵直るという、明らかに病院嫌いのダダっ子的症状を見せてるんです。最近では頭の中で「明日こそは修理に行こう」と念じるだけで直るようになったので、毎日強く念じ続けるようになりました。この子は本当に修理がキライなようです。
いつもこんな感じなので、窓口に持って行ったら絶対に完全に動作しやがるはずで、「問題ないですね」と突き返されてしまうことが予想されるので、修理に出したくても出せないという状況が続いてます。どうしたらいいでしょうかね〜?
●今さらながら海外ドラマにハマる
iPod touchは非常に薄くて手のひらに乗る大きさなので、通勤時にビデオを見るのに本当に適したもんだと思います。PSPやケータイでも見ようと思えば見られるけど、PSPは片手では持ちづらい大きさなので立ち見がしづらいし、ケータイでずっと動画を見ていると、いざ通話に使うというときに電池が切れてしまうかもしれないのであんまりよろしくありません。
ということで、以前から見ようと思っていたけど時間がなくて見ていなかった海外ドラマを片っ端から消化するのに活躍中。今は「24 -twenty four-」のシーズンIIまでたどりつきました。このペースだと来年の春くらいまでにはシーズンVIまで制覇できそうです。電車に片道50分くらい乗っているので、CM込みの1時間のドラマを見るのが時間的にもちょうどいいんですよね。ケータイの着メロもCTUの内線の呼び出し音にしてみました。今ごろかよ!って感じですけど。
あ、「24」の次に見るべきおすすめのドラマなんかあったらぜひ教えてくださいね。
で、iPodで動画を見るためには、元の動画データをiPod用にエンコードしないといけないので、家のPCはひたすらエンコードをするために日夜シバキ回してこき使われる状況に。
そこで、こき使うのであれば、なんとなくメモリくらいは増やしてあげようかな〜と思って、まずは1GBのメモリを購入しました。そして「あ、どうせだったらこの機会にVistaも買っておこう」と思って、一緒にDSP版のWindows Vistaも購入。パッケージ版にくらべると半額近いDSP版のWindowsは、メモリやHDDなどのパーツと一緒でしか購入できないので、ちょうどいい機会だったんです。メモリのおまけってことですね。
![]()
※1GBメモリ+Windows Vista…2万2000円(写真はパッケージ版)
ちなみに、iPod用動画の作成には「Videora iPod Converter」というフリーウェアを使っています。主要な動画形式と各種iPodに対応しているのでとても便利。
かんたんな設定のあとに変換したい動画とiPodの種類を選んでスタートをクリックするだけです。変換が終わるとムービーファイルを自動的にiTunesに登録までしてくれる気の利きよう。iPodで動画を楽しむのに、市販のソフトは一切必要ありません。全部フリーウェアでまかなえます。
●Vistaに変えたらソフトが動かない!
で、Vistaをインストールしたところ、当たり前なんですけど動かないアプリケーションがけっこう多いことに気づきました。とくに困ったのは、今まで使っていたCD/DVDのライティングソフト「nero」が最新バージョンじゃないとVistaに対応していないということ。こりゃーアップグレードしないとね、と思ってソフトの価格を見ると、1万円前後もします。
これはソフトを単体で買うより、neroが付属するDVDドライブを買ったほうが安いかも、と思ってLGのDVDドライブ「GSA-H44N」を購入。正直DVDドライブの性能なんて3年前とほとんど変わってないと思ってたけど、実際は読み書きの速度が思った以上に早くなったので満足です。しかしゲームソフト1本よりもDVDドライブのほうが安いなんて、いい時代ですな〜。
そんなふうに新しいDVDドライブとWindows Vistaでエンコードにいそしむ毎日でした。が、iPod用動画というのはH.264というフォーマットなんですが、これは高画質でかつ低容量という今どきの圧縮フォーマットなだけに、CPUの性能が高くないととにかく時間がかかって仕方ありません。3年前に作ったPCのペンティアム4/3.2GHzというCPUでは、動画の実時間+αくらいの時間(つまり1時間の動画なら1時間+α)がかかってしまうのです。数年前のノートPCクラスなら、実時間の倍以上かかるということもあるかも。
もし「iPodで動画を見たい!」と思っている人で、2〜3年前くらいのノートPCを使っている人がいたら、まずPCを買い換えるところから始めたほうが良いかもしれません。1時間のドラマを見るために、準備に数時間もかけることができるほど人生はヒマではないのです。
まあエンコードに時間がかかるのは、前の晩にエンコードを開始しておいて、朝の出社前にiPodに転送、という感じでこなせなくはないけど、それにしてもフル回転のPCをひと晩中つけっぱなしにしておくというのも、昨今のエコブームの中ではなんだか罪悪感があるような気がしないでもないような感じの雰囲気です(棒読みで)。
しかし電気代で言うと300WクラスのPCを8時間つけっぱなしにしておくと、それだけでも50円くらいはかかってしまうんです。フル回転で回るPCのファンのぐぉ〜という音の中で寝るというのもつらいものがありますしね。
そこで、「エンコードが早いCPUが欲しい〜」と考え始めるようになりました。今までの経験から言うと、一度「あれが欲しい」と考え始めたら、実際にそれを買うまでそのことが頭から離れることはありませんでした。一度考えたが最後、「BUY or DIE」ということになってしまうのです。全くガマンのできない大人ほど始末に困るものはありません。
●PCの中身を総取っ替え
求めるのはひたすらエンコード性能のみ! 今そこそこ手頃な値段で性能の良いCPUといえば、インテルの「Core 2 Duo/E6750(2.66GHz)」が最も人気です。メーカー製のPCだとハイエンドクラスじゃないと搭載していないものが、CPUだけだと2万円台前半で買えるというのは自作PCならではの良さです。
が、最新のCPUを利用するには、CPUを装着するマザーボードが対応している必要があります。残念ながら今のPCで使っているマザーボードはちょい古めなので、Core 2 Duoには対応しておらず、マザーボードごと買い換えないとダメ。
その上、新しいマザーボードが対応しているメモリはPC2-6400という規格なので、今使っているPC2-3200のメモリが流用できません。買ったばかりなのにもったいない!
幸いなことにメモリの価格はこれ以上ないほど下がっているので、アキバ価格なら2GBでも6000円くらいで購入可能。まあこれくらいなら仕方ないか…ということでこれも買い換え。
そんなわけで先週末にアキバで一式を買ってきました。
![]()
※CPU「Core 2 Duo/E6750」…2万2000円
![]()
※マザーボード「GA-P35-DS3R」…1万6000円
※メモリ PC2-6300 1GB×2本…6000円
●それだけではまだ終わらない
古いPCからマザーボードとCPUを取り外して、新しいマザーボードとCPUに換装し、OSの再インストールやらいろいろあったもののなんとかVistaの起動に成功! ガワはそのままだけど中身だけは最新のパソコンになりました。いざiPod用動画へのエンコードを試してみると、1時間の動画の変換に1時間ほどかかっていたところが、なんと15分程度と、1/3〜1/4にまで短縮されました。これなら他の作業をしている間にエンコードも済んでしまいそうで、投資分の価値は大いにあったというもんです。
エンコード以外の普段の作業だと前のペンティアム4と体感ではほとんど変わらないんだけど、CPUの性能がダイレクトに効いてくるエンコード作業では圧倒的な速さです。動画の変換にお困りの方は「Core 2 Duo」搭載のPCをおすすめします。
で、大量の動画をサクサクとエンコードしまくっていたら、ハードディスクの容量が残りわずかになってしまいました。160GBと250GBの2台のHDDを内蔵しているんですが、すでに数十GBずつしか空きがなくなってしまい、このペースで使っていくと近日中に満タンになってしまうことは間違いありません。快適な動画ライフを送るには、さらに大容量のHDDが絶対に必要なのです!
というわけで、500GBのHDDも追加購入。なんだかんだでハード+OSで8万円以上も突っ込んでしまい、結局は新しいPCを1台作ったのと同じことになってしまいました。
●iPod touchは非常に危険なデバイスだ!
というように物欲が連鎖するため、iPod touchは非常に危険なデバイスだと言えます。音楽だけ聴くなら断然iPod nanoの方が使いやすいしおすすめだけど、写真を持ち歩いて手軽に見せたり、家ではなかなか見る時間が取れないようなドラマを、通勤時間を利用して楽しみたい、という用途なんかには持ってこいです。
来年の2月以降にはアップル製以外のアプリも追加できるようになるということなので、これからのiPod touchの進化がとても楽しみですね!
アップル「iPod touch」
http://www.apple.com/jp/ipodtouch/
投稿者 dennou : 11:00
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2007年11月05日
ドコモ905i/705iの発表会に行ってきました
11/1(木)に都内ホテルで行われたドコモの新機種発表会。905i/705iの全23機種が一斉に発表され、来年までのラインナップを一度に見ることができました。
●全機種が“全部入り”に!
今回発表になった905iシリーズの大きな特徴は、なんといっても全機種※が「海外(GSM)対応」「ワンセグ」「GPS」「ハイスピード(HSDPA)」に対応したということ。今までこれらの機能は、一部の機種が対応していたに留まっていて、全ての機能を網羅した“全部入り”のものはなかったのですが、今回は905iの標準機能として全機種が対応しました。今まではドコモのラインナップでは、「デザインはこの機種がいいけど、ワンセグがない!」みたいなことが多かったので、そのような悩みがなくなるというのはとても良いです。
また、液晶画面がワイドQVGAからワイドVGAへと、解像度が倍になっているというのも大きな進化。高解像度になったので、文字や写真のキレイさが格段にアップしています。これは誰が見ても「キレイになったな〜!」と思えるほどの進化で、文字などは印刷物並みのなめらかさで表示されます。
※派生モデルとなっているN905iμ、SO905iCS、P905iTV、SH905iTVを除いた905iシリーズ6機種という意味
まずワンセグに関しては、904iシリーズではF904iのみが対応という貧弱なラインナップだっただけに、ワンセグ待ちだった人にはかなりうれしいニュースだと言えるのではないでしょうか。
「海外(GSM)対応」は、海外で通話できる範囲がかなり限られる「3G」形式だけでなく、世界の隅々まで普及している「GSM」形式に対応したことで、普段のケータイを世界のどこに持って行っても“ほぼ”通話ができるようになりました。今までGSMに対応していたのはごく一部の機種のみだったので、海外旅行や出張の機会の多い人にとっては非常に便利になります。「海外対応」という点については、他のキャリアに比べて大きく差をつけることになりました。
「ハイスピード」は、今までのFOMAに比べてダウンロードの速度が格段にアップした「HSDPA」という方式に対応したということ。iモードやフルブラウザでのサイトの閲覧がサクサクできるようになり、着うたなどのダウンロードも短縮されるので、今までよりもかなり快適にネットが使えるようになるのではと思います。
さらに、905iシリーズの大きなポイントは、これらの機能追加だけではなく、端末の購入方法が変わるということ。販売奨励金がなくなって端末価格が高くなるかわりに、基本料金が安くなって割賦販売(ローン)が利用できる「バリューコース」が利用できるようになります。905iシリーズ以降の端末を購入するときは、この「バリューコース」か、2年契約という条件のついた「ベーシックコース」のどちらかを選んで買うことになります(詳しくはドコモのサイトを参照)。
●各端末の印象は?
デザインにはほとんど変わりがないものの、若干厚みが増して重くなっています。ワンセグが入ったので仕方ないのかもしれないけど、「薄いスライド型」というのがDの良さだっただけに、これは惜しいところ。キーの表面がすこし凹凸のあるデザインになっているので、今までよりも押しやすくなっています。
これはDに限らず、905iの全機種がキーについてはかなり押しやすくなったという印象。薄型化の弊害で、キーがフラットになっているものが多くて打ち間違えることも多かったのですが、905iシリーズではそのような端末は見られず、どの機種も微妙な隆起をつけることで打ちやすさを確保しているようです。
F904iよりも直線的でシャープなラインで、シルバーの縁取りのおかげか高級感のあるデザインになりました。画面が横に回転する「ヨコモーション」の採用で、ワンセグ視聴も快適です。「らくらくホン」シリーズに採用されている「スーパーはっきりボイス」「ゆっくりボイス」が採用されたことも特徴。付加機能がどんどん強化されていく中で、通話という基本的な部分もしっかり改善していくという姿勢は必要ですよね。
F904iユーザーのみにわかってもらえるポイントとしては、カメラ機能で、全てのピクセルサイズで横画面での撮影が可能になっていました。904iでは、画面を横にした状態でも表示される画像は縦画像でしかなぜか撮れなかったので(特定のピクセルサイズのみ横表示されていた)、これは小さいようで大きな改善です。あと「プライバシーモード」はフォルダの非表示が可能になるなど、さらにパワーアップされています。
一見して「あ、いいな」と思ったのがN905i。PCのキーボードのような凹凸のある「PCライクキー」を採用することで、一定のストロークが確保されているので、入力がとても快適です。キー入力で選ぶならNでしょうか。
シンプルなラインでまとめられている中で、手に持つ部分は角に丸みがあったりとデザイン上の変化もあり、突出してはいないけど実用度が高く、長く飽きずに使えそうな印象です。
見た目の変化では一番引きが強いのがこれ。縦だけではなく横にも開く「Wオープンスタイル」を採用しており、ニンテンドーDSや小型のPCのような状態でワンセグが利用できます。
端末下部についているヒンジは、出たり入ったりする不思議な仕組みになっていて、縦に開くとき(通常の開き方のとき)はヒンジは引っ込んだ状態になるので、通話の邪魔になったりすることはありません。横に開くときだけピョコっと出てきて引っかかるようになっています。
SHといえば“AQUOSケータイ”なのに、なぜかワンセグ対応じゃなかったSH904iですが、905iはちゃんとワンセグ対応です。ただし、薄さを優先したためか画面がクルっと回転する「サイクロイドスタイル」ではなく、SH704iと同じで画面をひねって裏返す方式になっています(「サイクロイドスタイル」はSH905iTVで採用)。AQUOSケータイといえばあの形、と思っている人にとっては少し残念かも。
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画面の上部にはボタンがあり、ワンセグ視聴時の裏返しスタイルでも一部の操作ができます。
なんと、あの「ジョグダイヤル」が復活! SOのジョグダイヤルとPoBOXの組み合わせが最強の入力環境だと思っている人も多いかと思いますが(ぼくもその一人ですが)、これはうれしいニュースです。そこでさっそく入力を試してみました。が、なんか…微妙に慣れが必要かも。
ジョグダイヤル部分が凹んでいて、そのまわりを十字キーが囲んでいるという形になっているのですが、ジョグダイヤルが小さいのと凹んでいることから、若干クリクリしにくい感じ。さらに周りのフチ(十字キー)が指に引っかかるので快適さがマイナス、という印象です。ジョグダイヤルと薄さ・十字キーとの共存を考えたらこうなったという良く考えられたデザインだとは思うのですが、昔のような快適さはもう望むべくもないんでしょうかね〜。
ちなみに外部メモリーはメモリースティックではなくmicroSDです。
90xシリーズ最薄をうたうモデル。ただし残念ながらワンセグには非対応です。見た目の一番の特徴はなんと「キーがない」ということ。線状に突起しているのはキーではなく“仕切り”で、文字がプリントされている部分がキーになっています。見た目にはいかにも「押しにくそう〜」と思ってしまうのですが、意外や意外、仕切りの突起があるためか、入力に関しては問題なく、今薄型モデルによく採用されているようなシート型のキーよりもずっと押しやすかったです。
とにかく薄くてスタイリッシュなのが欲しいけど、性能には妥協できない! ライバルには差をつけたい! ワンセグみたいな遊びの機能はいらない! というヤンエグ?な人におすすめです。
●705iシリーズにも注目機種が
来年発売の705iシリーズにも、注目したい機種がいくつかありました。
今となっては貴重になったストレート型の端末。スリムでメタリックなデザインがとにかくかっこいいです。単なるポッチになってしまったボタンが押しやすいのかどうかが気になるところですが…。
リアルフリートが展開する「amadana」ブランドのケータイ。木目の限定モデル(5000台限定)が、70年代のラジオやステレオみたいな“家具調”という感じで惹かれます。
これはamadanaの店頭かネットショップで、高級イヤホン同梱で6万3000円で販売されるとのこと。
●会場にはCMタレントも勢揃い!したんですけど…
発表会では、「DoCoMo 2.0」のCMに出演中の長瀬さん、浅野さん、妻夫木さん、瑛太さんら8人のタレントが登場。超人気のタレントが勢揃いするということだけあって、マスコミの数も通常よりもかなり多かったです。が、大人の事情※によりネットでは写真が一切掲載できないので、残念ながらお見せすることができません。
が、エピソードを一つ紹介すると、「ケータイでの撮影は禁止」と何度もアナウンスされていたにもかかわらず(報道だからケータイで撮っているほうが非常識なんですが)、写真を撮っている女性が何人もいたので、司会の人が「ケータイでの撮影は行わないでください」と注意したところ、妻夫木氏が「ケータイのCMなのにねぇ?」と苦笑していたのが面白かったです。
※ジャニーズ事務所所属タレントの写真はWeb掲載が一切禁止になっています
●結論・905iシリーズはかなりおすすめ!
今回の905iシリーズは、ワンセグなどの“高付加価値”な機能が標準装備になり、「多くの人に求められる機能がどの機種にも備わっている」という状況になりました。今までは端末を選ぶときに「デザインを重視するか、機能を重視するか」と、どちらかを妥協しないといけないということもあったけど、これからはあまり悩まなくても良さそうです。
また、どの機種も液晶画面が今までよりも格段にキレイになっていたり、キー入力がしやすくなっていたりと、カタログやスペック値ではわかりにくい部分の改善が顕著だったことも印象的です。他キャリアとの競争のために、単に新機種のラインナップの幅広さや色数で勝負するのではなく、ユーザーの使いやすさというところにちゃんと手を入れてきたというのが良いです。
デザイン面でも、D705iやamadanaケータイみたいなデザインコンセプトなモデルだけではなく、平均値がググっと上がったような印象を受けました。auではdesign projectのインパクトがあまりに強いので、「デザインの良いケータイといえばau」というイメージになっているけど、実際のところdesign project以外のラインナップはわりとフツーのデザインです。905iのデザインはインパクトはそれほどではないけど、今までのモデルをブラッシュアップして使いやすくした完成度の高いデザインになっています。
ただひとつ気になったのは、液晶が高精細になりすぎて、ワンセグの画質の粗さがけっこう目立つようになったということ。ワンセグの解像度が320×240ピクセルのところを、905iシリーズの液晶は864×480ピクセルと、倍以上の解像度があるので、画面一杯に表示させるとかなり引き延ばして映すことになってしまいます。
ハイビジョンの大型テレビでアナログの地上波放送を見るとかなり粗く見えるのと同じような感じで、いままでは液晶のほどほどの粗さであまり気にならなかった低画質が際立ってしまうようになりました。これは高画質化の副作用という感じですな。むしろ、ここまで高解像度になったら、ワンセグじゃなくて普通の地上デジタル放送に対応することを期待したいです。まだまだ先の話だろうと思うけど。
ただし左右幅が864ピクセルもあると、フルブラウザでほとんどのサイトが原寸表示できることになるので、HSDPAの採用とともにネットの使い勝手は飛躍的に高まりました。ケータイでバリバリネットを使う人にとっては、905iへの買い換えは必須とも言えるかもしれません。
今までとは買い方が変わり、ほとんどのケースで2年間は同じ端末を使わないといけなくなるということで、これからは「2年間は機能的にも陳腐にならずに、飽きずに使えるケータイ」ということが端末選びの重要ポイントになってくると思います。905iシリーズはその条件を十分に満たしているといえるのではないでしょうか。
NTTドコモ「905iシリーズ」
http://www.nttdocomo.co.jp/product/foma/905i/
投稿者 dennou : 14:00
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