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2006年10月30日
ソフトバンクの宣伝は法律的に問題はないの?

申し込み殺到で、ソフトバンクの契約受付業務が一時停止となるほどの影響を与えた「予想外割」。一連の広告表記で、法的に問題があるかもしれないという部分について検証してみました。
各社が29日に出したリリースによると、受付業務停止の原因の言い分が違っていて面白いです。ソフトバンクのリリースによれば、「予想外割などの申し込みが殺到したため」受付業務を停止、と発表していたのに対して、ドコモ、auはともに以下の全く同じ文面で発表。
(リリースの全文)
| 2006年10月29日 ソフトバンクモバイルとMNP新規受付停止について 平素は、弊社のサービス・商品をご利用いただき、誠にありがとうございます。 昨日10月28日に引き続き、ソフトバンクモバイル社(以下、SBM社)から弊社へ移転されるお客様の増加に伴い、SBM社のシステム処理遅延障害が発生したため、弊社携帯電話へのMNP受付を停止しております。 また、弊社からSBM社へのMNP受付につきましても現在停止しております。 現在弊社からSBM社へ厳重な抗議を行い、システム回復に向けた早期対策と、抜本的な対応を求めています。 お客様に対しましては、再度ご迷惑をお掛けいたしましたことをお詫び申し上げます。 |
auはわりと冷静にこのままの文面で掲載している一方、感情をあらわにする、というか半ばキレ気味なのはドコモ。「弊社へ移転されるお客様の増加に伴い、SBM社のシステム処理遅延障害が発生したため」という部分をアンダーラインと太字で強調するほか、「現在弊社からSBM社へ厳重な抗議を行い、システム回復に向けた早期対策と、抜本的な対応を求めています。」の部分も太字で強調していて、この件に関してのイラ立ちっぷりがにじみ出ています。
「まさかお前んとこ、ワザとじゃないだろうな!!」
とでも言いたいかのようですね。公式発表としては異例ともいえる感情の入れようが面白いです(残念ながら、現在は再開のお知らせに差し変わっていて見られないですが)。しかしドコモとauは、こんなところで仲良く足並みを揃えている場合じゃないですね。
●誇大広告を禁止する「景表法」とは?
で、前置きが長くなりましたが、何度もソフトバンクばかり取り上げてすみませんが、今回は一連の発表で法律的に問題があるかもしれないと思われる部分について検証してみました。
消費者の利益を保護し、公正な競争を確保するための法律として、「不当景品類及び不当表示防止法」というのがあります。これはいわゆる“誇大広告”について、根拠のない安さをアピールする広告や、実際のものよりも優れたものだと誤解させるような表示を禁止するもの。“表示”には、テレビ・新聞・雑誌などの広告のほか、サイト上の表記や店頭のPOP、ポスター、ディスプレイなども含まれます。
不当景品類及び不当表示防止法より抜粋
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(不当な表示の禁止)
第4条 事業者は、自己の供給する商品又は役務の取引について、次の各号に掲げる表示をしてはならない。
一 商品又は役務の品質、規格その他の内容について、一般消費者に対し、実際のものよりも著しく優良であると示し、又は事実に相違して当該事業者と競争関係にある他の事業者に係るものよりも著しく優良であると示すことにより、不当に顧客を誘引し、公正な競争を阻害するおそれがあると認められる表示
二 商品又は役務の価格その他の取引条件について、実際のもの又は当該事業者と競争関係にある他の事業者に係るものよりも取引の相手方に著しく有利であると一般消費者に誤認されるため、不当に顧客を誘引し、公正な競争を阻害するおそれがあると認められる表示
三 前2号に掲げるもののほか、商品又は役務の取引に関する事項について一般消費者に誤認されるおそれがある表示であつて、不当に顧客を誘引し、公正な競争を阻害するおそれがあると認めて公正取引委員会が指定するもの
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●「0円」って書いてもいいの?
まず、一番気になるのは以前の記事でも取り上げた「0円」と表示されている部分。現在店頭のPOPには注意書きで「ソフトバンクケータイお持ち帰り価格(頭金)」と小さく書かれています(ITmediaの記事)。
これは単にローンの頭金が0円なだけで、商品の代金が0円ではないということは前にも書きましたが、まずこの表記「お持ち帰り価格(頭金)」というのをどう判断するかが難しいです。普通は“お持ち帰り”というのは、「商品を購入してそのまま持って帰る」「配送ではなく手で持って帰る」「店頭在庫があって予約販売ではなく、今すぐ入手できる」という意味のことを表しますから、この表記によれば「いま0円で購入して、そのまま持って帰ることができる」と理解できます。
ただ、この場合は0円で購入したわけじゃなく、単に何万円かで購入したものをローン契約するわけだから、どう考えても0円とデカデカと書いていいわけはありません。もし書けるとしたら、こんな感じじゃないでしょうか。

公正取引委員会は価格表示について、以下のように記述しています。
「不当な価格表示についての景品表示法上の考え方」
http://www.jftc.go.jp/keihyo/files/3/kahyo-gl.htm
上記より抜粋
------------------------------------------------------------------------
2 景品表示法上問題となる価格表示
上記1を踏まえると,次のような価格表示を行う場合には,景品表示法に違反する不当表示(以下,単に「不当表示」という。)に該当するおそれがある。
(1) 実際の販売価格よりも安い価格を表示する場合
(2) 販売価格が,過去の販売価格や競争事業者の販売価格等と比較して安いとの印象を与える表示を行っているが、例えば、次のような理由のために実際は安くない場合
ア 比較に用いた販売価格が実際と異なっているとき。
イ 商品又は役務の内容や適用条件が異なるものの販売価格を比較に用いているとき。
(3) その他、販売価格が安いとの印象を与える表示を行っているが、実際は安くない場合
------------------------------------------------------------------------
●「ゴールドプラン」70%オフの根拠は?
次に、「今ならゴールドプランを70%オフの2880円」という部分について。
「ゴールドプラン」
http://mb.softbank.jp/mb/price_plan/3G/gp_sb/gold_plan.html
2007年1月15日までの申し込みなら、新スーパーボーナスに加入するとソフトバンク間のメールと通話が無料の「ゴールドプラン」を70%オフの2880円で契約できるというものです。
2880円となると、確かに価格の面で競争力があります。ただ、これが通常価格とされている9600円になると、かなり高いと言わざるを得ません。
もともとこのプランには無料通話分がなく、他社への通話料金が割高になっており、ソフトバンク間の通話が無料だとしても、一般的なドコモ・au・ソフトバンクの契約者の比率(55:25:15)から考えると、「周りみんながソフトバンク」という特殊な環境の人以外では、かなり通話料がかさんでしまうことが予想されます。
2880円だとそれでもかなり安くあがりそうだけど、9600円の通常価格に戻ったときに、誰がこのプランを選択するのかは疑問。これは2880円という価格ありき、で作られたプランではないかと思います。しかし、このプランは上記のように2007年1月15日までの期間限定なので、それ以降は通常価格に戻るということ。もし戻さなければ、9600円というのは提供した実績のない架空の料金であり、完全に不当表示ということになってしまうので、もしかして期間を延長するにせよ、将来的に9600円という価格に戻さないといけないということは間違いありません。
公正取引委員会「不当な価格表示についての景品表示法上の考え方」より
------------------------------------------------------------------------
将来の販売価格を比較対照価格とする二重価格表示
販売当初の段階における需要喚起等を目的に,将来の時点における販売価格を比較対照価格とする二重価格表示が行われることがある。
このような二重価格表示については,表示された将来の販売価格が十分な根拠のあるものでないとき(実際に販売することのない価格であるときや,ごく短期間のみ当該価格で販売するにすぎないときなど)には,一般消費者に販売価格が安いとの誤認を与え,不当表示に該当するおそれがある。
将来の価格設定は,将来の不確定な需給状況等に応じて変動するものであることから,将来の価格として表示された価格で販売することが確かな場合(需給状況等が変化しても表示価格で販売することとしている場合など)以外において,将来の販売価格を用いた二重価格表示を行うことは,適切でないと考えられる。
------------------------------------------------------------------------
通常価格に戻ったあとは、「ゴールドプラン」は価格的にも競争力のない、何の意味もないプランということになりそうです。ただ、そのあとにはゴールドプランと同程度の内容の「プラチナプラン」とか「ダイヤモンドプラン」みたいなのが用意されていそうですけどね。
MNPは今だけのものではなく、ずっと続く制度です。ソフトバンクにはインパクトだけの一時的な客寄せサービスじゃなく、「どこからどう見てもオトクだ!」と胸を張って言えるようなサービスをぜひ提供してほしいですね。
公正取引委員会
http://www.jftc.go.jp/
「不当景品類及び不当表示防止法」
http://www.jftc.go.jp/keihyo/files/1/keihyohou.htm
投稿者 dennou : 17:40
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2006年10月27日
“ボーナス”じゃなくて“ローン”です

MNP関連でケータイ業界は盛り上がっていますが、それにしても混乱するのはソフトバンクの料金に関する話。26日には「端末も全機種0円」と、新たな“予想外”も登場したけど、「そんなことを大きく宣伝してもいいの!?」と思ってしまいました。
26日に新たに発表されたのは、「端末の購入も全機種0円」という内容。孫氏自らが量販店の店頭に立ち、「全機種(新規・機種変)¥0」と書かれたフリップを手に誇らしげに説明したけど、どうもすっきりしませんでした。
その理由は、詳細が明らかになった「新スーパーボーナス」が原因。上記の「端末0円」というのは、新スーパーボーナスに加入したときの代金で、実はほんとに0円で端末が買えるわけではなく、単に分割で端末の代金を支払うだけというもの。確かに購入時に支払う頭金は0円だけど、購入代金がタダになるというわけでは全くないのです(下の方に小さい文字で注釈が書いてあった)。
以前の記事でも書いたように、新スーパーボーナスは27ヶ月単位の契約の縛りがあって、契約から3ヶ月後に24回に渡って分割払いをするというもの。一度契約すると、約2年間は同じ機種を使い続けないと、追加で多額の出費を強いられるという仕組み。実態はスーパー“ボーナス”じゃなくてスーパー“ローン”ってわけです。
24回の分割払いになるということで、新規に契約するときの負担感はなくなるものの、ローンで買うということを「0円」と称するのはかなり問題なのではないかと思います。このようなアピール方法がまかり通るのであれば、「マンション0円!」「新車が0円!」などと、頭金が0円だったらなんでも同じように言えるということに。ユーザーが都合の良いように間違って解釈してくれることを期待するような、不誠実さを感じます。まさに「おいしい話には裏がある」というわけですね。
まあ、ソフトバンクの端末はもともと店頭価格がかなり安いので、分割といっても月あたりの価格は大したことのない金額なんですけど。2年も同じ機種を使い続けていれば、今までもタダかそれに近い金額で機種変更できてましたからね。
ほんとのところ、資金的にも設備的にも他社に比べて余裕があるはずのないソフトバンクが、根拠もないのに非常な安価でサービスを維持できるということはありません。どこかを安くするからには他でバランスを取らないと成り立たないわけです。今回発表された一連のサービスをよく解釈してみると、「別に今までとそんなにかわらないよな…」という内容が多く、単に「0円」を切り口にしたアピールに変えているだけ、という印象なので、ソフトバンクに興味のある人は、自分にとって本当にオトクなのかどうかをちゃんと確認したほうがいいですね。新機能にあんまり興味がなくてケータイを変えるのは2年に1度くらいで、周りにもソフトバンクを使っている人が多くて、ずっとソフトバンクを使い続けたい、という人にとってはいい内容かもしれません。
しかし、孫氏の「ケータイの料金をわかりやすくしたい、ゼロからリセットしたい」というアピールに、おもいっきりツッコミたいと思っているのは、ぼくだけじゃないと思います。
[関連記事]
「わかりにくさ全開のソフトバンク新料金プラン」
投稿者 dennou : 16:30
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赤いノートPCがまぶしい 女優・田丸麻紀さんの「田丸なブログ」
田丸麻紀さんと言えば、ドラマだけでなくバラエティ番組などでも人気の女優さんですが、8月からの期間限定で「BIGLOBEウェブリブログ」でブログをスタートされたとのこと。
ブログには自宅の膨大な靴コレクションの写真など、田丸さんのプライベートの一面がのぞき見できるような内容も。これだけでも興味津々ですが、まあ電脳的には靴よりも「どんなパソコンを使ってるの!?」というところに興味が行ってしまうわけですが、情報によるとCPUにインテルCentrino Duo搭載の「Panasonic レッツノートY5」を使っているそう。赤い天板が見た目にも鮮やかで、さすがにセンスのあるモノを使っていらっしゃいます。
さらに、ブログのオープンを記念して、自らがデザインしたオリジナルマウスまで作ってしまったということ。名付けて「田丸なマウス」。空を飛び回る鳥をイメージしてデザインしたという、可愛らしいマウスになっています。ネールアートに使われるようなストーンをマウスにも使う、という発想が新鮮ですね。
で、なんとこのマウスを特別に、電脳ブログの読者のみなさまのために用意していただきました! マウスパッドとのセットで3人にプレゼントします。
ご希望の方は以下の応募ページから応募してください。
※11/7(火)締め切り
田丸なブログ
http://tamaru.at.webry.info/
投稿者 dennou : 10:00
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2006年10月25日
大賞は「大根おろし」か「サイボーグ」か!? 2006年のグッドデザイン大賞が決定
都内の会場で「2006年度グッドデザイン大賞選出/表彰式」が行われ、非常にユニークな「グッドデザイン」の数々が集まりました。
「Gマーク」でおなじみのグッドデザイン賞も、今年で創設50周年を迎えたということ。グッドデザイン賞は、単なる見た目の美しさを競うのではなく、良いデザインが社会に広く普及することで産業が発展し、生活を豊かにする、ということを目指して行われている運動です。以前は「通産省」という名前が前面に出すぎていて、なんとなく“お上”が下々に与える賞、というようなイメージがあったけど、今は第一線で活躍するデザイナーや専門家、審査員の手によって何段階にも渡って選抜されるという、非常に厳正な仕組みになっています。
グッドデザイン賞の選定基準には、「良いデザインであるか」「優れたデザインであるか」「未来を拓くデザインであるか」という、大きな3つの柱があります。それらの基準をクリアして「ベスト15」に選ばれた製品のプレゼンテーションが行われました。最終的にはこのプレゼンをもとに、会場の審査員による投票で本年度の「グッドデザイン大賞」が選ばれるというわけです。
最初の投票で選ばれたのは、三洋電機の充電式ニッケル水素電池「eneloop」、パイオニアの家庭用のコンセントを使った音楽配信システム「music tap」、三菱自動車の軽自動車「i(アイ)」、オクソー・インターナショナルの大根おろし器「ダイコン グレーター」、サイバーダイン社のロボットスーツ「HAL-5」の5製品。
え、ちょ、サイバーダイン社って、あれやん、「T-1000」のことか〜!! そんな危険な企業が何喰わぬ顔をして出ているとは…あやしすぎる!
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初回の投票で1位を取ったのがこの「HAL-5」。実際はターミネーターじゃなくて真面目な「身体機能補助機器」。この“パワードスーツ”を身につけることで、筋力の弱った人でも自立して歩くことができたり、通常では持ち運べないような重い物を、一人で持ち運ぶことができるという「装着型ロボット」です。近い将来はこのようなスーツを身にまとった「サイボーグじいちゃん」が街中を闊歩するようになるという、非常に素晴らしいことになりそうですね。
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こっちの赤いバージョンは、もちろん例のごとく通常の3倍の速度で行動できます。
というのはウソですが、これが進化したらパワーローダーみたいなのが実現するかもと想像すると、興奮して夜も寝られません。ちなみにこのスーツは各所からの引き合いが非常に強く、量産化も始まるそうです。
そして初回投票の2位が「ダイコン グレーター」。これからの季節に活躍しそうな「大根おろし器」です。一見地味な製品ながら、とても高い評価を受けていました。
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職人が作る銅の大根おろしの歯並びを研究してたどり着いたのが“ランダムさ”というキーワード。これを再現するためにCADとNC(数値制御の工作機械)を駆使して試作を重ね、2年がかりで制作したそう。大根おろし一つに2年もかけるというのはすごい。オクソー社の「グッドグリップス」というシリーズの製品で、非常に使いやすそう。写真のように縦置きも可能。
もしかしてこの2つのどちらかが大賞なのか…!? とにわかに期待が高まります。「HAL-5」のプレゼンでは実演が行われたのでそのインパクトが強く、投票にもかなり影響したのではと思います。
そして1回目、2回目と、投票の上位による決選投票が行われた結果、2006年度のグッドデザイン大賞は三菱自動車の「i(アイ)」に決定。「HAL-5」は惜しくも破れました。
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「i」は見た目がまさに“未来形”。昔図鑑で見ていたような「21世紀のクルマ」が実現したというような、独特の形をしています。エンジンを後輪の車軸前に配置するという「リヤ・ミッドシップ」というレイアウトを採用することで、前面にエンジンがなくなった結果、前輪の可動範囲が大きくなり、小さい半径でも回転が可能、さらに空間を確保できたことで衝突時にも最大限のクッションの効果が得られるということ。後ろからぶつけられた場合も、後部に配置されたエンジンが防御の役割を果たすので安全性も高いという、非常に理にかなったデザインになっています。審査員も少し冷静になって、落ち着くところに落ち着いた、という感じですね。
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他に、人気の高かったソニーの携帯型レコーダー「PCM-D1」。最新のデジタル技術を採用した、プロフェッショナル仕様のレコーダーながら、アナログ感のあふれる“懐かしいデザイン”になっているのがいいです。
グッドデザイン賞
http://www.g-mark.org/
投稿者 dennou : 18:30
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2006年10月24日
わかりにくさ全開のソフトバンク新料金プラン

番号ポータビリティの開始にあわせて、ソフトバンクが新しい料金プランを発表。「一気に攻勢に出た!」と思いきや、その内容をよく見てみると複雑で非常にわかりにくいものになっています。ぱっと見の印象で「安い!」と思って加入してしまうと、思わぬ“ワナ”にはまってしまいそうなので注意。
ソフトバンクが23日に発表した「予想外割」という料金キャンペーン。「ゴールドプラン」に加入すれば「ソフトバンク同士の通話料が0円」「メール代0円」と、インパクトも大きく、気になっている人も多いのでは。さすがに日本のブロードバンドの立役者でもあるソフトバンクだけに、ケータイでも同じような役割を担おうという本気っぷりが感じられます。
しかし、そのプランをよく見てみると、ぱっと見の料金は安いものの、「えー!? なんでこんな縛りがあるの!?」「安い安いって言ってるけど、いろいろ含めると結局他と変わらんじゃないか」というような内容で、なんでこんなにわかりにくくしてるんだろう!?と疑問に思わずにはいられません。そこで、注意点をまとめてみました。
まずソフトバンクの「ゴールドプラン」とは
(1)ソフトバンクの携帯同士の通話が0円
(2)メール代が0円
(3)月額使用料が2ヶ月間0円
(4)パケット定額料金が2ヶ月間0円
(5)基本料が9,600円のところ、70%オフの2,880円
というように、インパクトのある文字で書かれています。
これだけ見ると「おお、オトクだ!」と思ってしまいますよね。
で、もちろんそこには「できるだけ見えないように」と、下のほうに細字の極小のかすれた文字でいくつも注意事項が書いてあります。
そこで、それらの注意事項を交えながら上の表記をわかりやすいように書き直してみると、
(1)ソフトバンク同士なら、夜9時から12時のゴールデンタイムは月200分(1日6分)までしか通話できないけど、それ以外ならどれだけ通話しても0円。でも無料通話分がなくて他社のケータイや固定電話には30秒で15〜29円と割高な料金がかかる
(2)ソフトバンク同士の全角125文字までのショートメッセージサービスだけ0円(他社ケータイ、インターネットメールは0.2円/パケットで、1通あたり3円〜210円かかる。)※10/24にソフトバンク同士のメールは全部0円に変更
(3)機種変更・解約縛りのきつい「新スーパーボーナス」に加入させられる代わりといってはなんだけど、2ヶ月間だけ基本料金をサービス
(4)同じくパケット定額も2ヶ月間だけサービス
(5)ほんとは基本料2,880円のほかに、「パケットし放題」1029円と「スーパー安心パック」498円、「スーパー便利パック」498円、「S!ベーシックパック」315円の加入が必須なので、実は月額5220円
という感じになります。まず「ゴールドプラン」を利用する前提として、「新スーパーボーナス」というプランに加入しないといけないということ。この内容は26日に発表されるということで、まだ詳細についてはわかりません。
※ちなみに通常の「スーパーボーナス」は、「最初に端末は安く買えるけど、27ヶ月以内に機種変更や解約をすると、多額の解約金(実際は割賦販売なのでその残債)がかかる」という内容。例えば「905SH」を契約して15ヶ月後に機種変更した場合、月2280円×残り12ヶ月分=27360円を払わないといけなくなります。解約じゃなくてソフトバンク内の機種変更でもこの費用がかかるので、新サービスや魅力的な端末には目をつぶって、じっとガマンしないといけないという、ユーザーの負担がとても大きい縛りです。「新」になると、このあたりが改善されるのでしょうか?
“オトク”について、まず(1)については、基本料に無料通話がついていないことと、通話料も30秒20円と割高なことを考えると、よっぽどソフトバンク間の通話が多い人じゃないと全然トクにはならなさそう。
(2)も、ソフトバンク同士だけで全角125文字までのショートメッセージが無料というのを「メール無料」と書くのは、どう考えても不親切、というか、実際よりも優良なサービスであると誤認してもらうことを期待しているかのように思えます。
(3)(4)はまあ「オマケ」としていいのではないかとは思いますが、(5)に関しては確かに「基本料」は2880円になるけど、必須の付帯サービスの利用料が書かれておらず、月額費用はそれよりもかなり高額になるという、これも誤認を期待するかのような表記になっているのは問題ではないでしょうか。たぶん何も知らずに店頭に行くと、契約時にプランの実状を知ってショックを受けるかもしれません。
今回の「ゴールドプラン」の発表は、ソフトバンクのサービス内容にあまり明るくない他社ユーザーを、見た目のインパクトだけでむりやり引きつけようとしているような印象を受けました。これでユーザーが増えるのかどうかはわかりませんが、実際にソフトバンクへの移行を検討している人は注意が必要だと思います。
※10/24追記
あまりの評判の悪さにあわてたのか、新たにリリース(PDF)が出されました。内容としては、
(1)ショートメッセージだけでなく、ソフトバンク同士のメール(S!メール)すべてを0円に
(2)「ゴールドプラン」契約に必要な「新スーパーボーナス」加入時に、「パケットし放題」「スーパー安心パック」「スーパー便利パック」はお試し期間として無料期間を設定するが、無料期間終了後は継続しなければならないという制限はない
ということになったようです。企業の公式発表がこれだけコロコロと変わると、いったいソフトバンクの中ではどうなってんの?と感じてしまいますが…
ソフトバンク
http://mb.softbank.jp/mb/
投稿者 dennou : 16:20
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2006年10月19日
ケータイで経路をさくっと検索できる「Googleトランジット(乗り換え)」
Googleのモバイルサイトで、目的地までの経路が検索できる「Googleトランジット(乗り換え)」サービスが開始。外出中でも経路をさくっと検索できるのがすごく便利です。
Googleのモバイルサイト(http://google.jp/)では、以前から通常のWeb検索だけでなく、お店の住所や地図が検索できる「ローカル検索」などが提供されていましたが、今回そのローカル検索内に、目的地までの経路が検索できる「Googleトランジット」が追加されました。
PC用のGoogle検索窓でも「有楽町(出発駅)から新橋(目的駅)」などと入力すると経路を検索できるけど、「Googleトランジット」の一歩進んだところは、駅名じゃなく地名や施設名で検索できるというところ。例えば目的地の最寄り駅を知らなくても、例えば出発地に「有楽町」、目的地に「東京都庁」と入力するだけでいいというのは非常に便利です。
![]()
ケータイでhttp://google.jp/にアクセスして、「ローカル/乗り換え」を選びます。
![]()
結果が表示されます。事前にPCなどで経路を調べておかなくてもいいので便利!
Googleトランジット
http://www.google.co.jp/mobile/loc_search.html
[関連記事]
「Googleの真の力を見た! ケータイでも「Googleローカル」が開始」
投稿者 dennou : 14:30
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ブランドカラーに主役の“赤色”を手にしたイー・モバイル

ボーダフォンがソフトバンクになり、ブランドカラーも赤からシルバーに変わったことで、イメージががらっと変わりました(以前の記事)。そこで空席になった赤を、携帯電話事業に参入するイー・モバイルがさっそくブランドカラーに採用。
赤というのはよく目立つし、しかも力強い色なので、コーポレートカラーやブランドカラーとして、多くの企業が採用する人気の色でもあります。競争の激しいケータイブランドで、そんな“主役の色”とも言える赤が空席になり、ここぞとばかりに採用したのがイー・モバイル。新たにロゴも作成し、この事業にかけるという決意を表しました。
コーポレートカラーやブランドカラーを選定するときには、後から参入する場合、まず他社との差別化というのが重要視されるので、他の企業とかぶらない色から選ぶというケースが多いです。あとはその色が目立つかどうかとか、企業理念にあっているかとか(といっても、これは後でどうとでもこじつけられる)、いろんな理由で決められます。他社との差別化が重要なケータイ業界としては、より目立つ赤が偶然にも空いたというのは奇跡的ともいえ、新規参入企業のイー・モバイルにとっては「ラッキー!」という感じじゃないでしょうか。
赤といえば「○○レンジャー」みたいな戦隊ものの例を出すまでもなく、“主役”の色でもあります。イー・モバイルは音声通話よりもデータ通信に注力するということで差別化を図るということだけど、その分野でも主役といえる存在感を出していって欲しいと思います。
イー・モバイル
http://www.emobile.jp/
[関連記事]
「ソフトバンク(ボーダフォン)のお店が目立たなくなった」
投稿者 dennou : 12:50
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2006年10月16日
発想“は”面白い 人の重みで発電する「発電床」実験がJR東京駅でスタート
JR東京駅で、改札口を通る人の重みを利用して発電するという「発電床」の実験がスタート。クリーンな夢のエネルギーが実現するのか!?
本日からJR東京駅丸の内北口の改札口の床に、黒いシート状の「発電床」が設置されました。発電床というのは、改札口を通過する人がこの床を踏むことで、シートの中に組み込まれた「圧電素子」が振動するのを利用して発電するという仕組み。東京駅といえば、1日あたり70万人以上もの人が乗り降りするという巨大駅だから、この力を発電に利用できるとすれば、もしかしたら相当なものになるかもしれません…!?。
JRによれば、東京駅のすべての改札に導入すれば、100ワット電球を十数分間つける程度の電力が得られるということ。これを以前の記事「夏の電気代を考えてみる」で計算したのと同じように、電気代に換算してみましょう。
電気代は1kwhという単位で計算します。1kwhというのは、1000ワットの電気を1時間使うといくら、という単位。だいたい1kwhが20円前後なので、発電床で得られる発電量が100ワットで15分間とすると、
20円×0.1kwh×0.25時間=0.5円
(※家庭用の電気料金の場合)
つまり、東京駅全体でなんと1日あたり0.5円もの節電効果になるというのです!! 1日で考えると決して多くはないですが、1年だと182.5円、1万年だと182万5千円にもなると考えると、その節電効果の大きさがわかるというものではないでしょうか。
![]()
本日14時頃の発電量。「3628Ws」と表示されています。1Ws=1/3600wh(1Wの電力を1秒間使えるという単位)だそうで、つまり1ワット/時間を大きく超えるということに。ちなみにこの電光パネルにどれだけの電力を消費しているかということを考えるのは、全く野暮というものですね。
しかしコストのこととかを考えると、とてもじゃないけどやっていられないけど、このような実験に真面目に取り組む姿勢は大事だと思います。もしかしたらすごい可能性があるかもしれませんしね。まさにリアル世界に“元気玉”を実現したといえるのではないでしょうか。どうせなら発電量のパネルも具体的な数字じゃなくて、「オラにみんなの力を分けてくれ!」という感じで、元気玉の大きさで表示してくれたらといいと思いました。
[関連記事]
「夏の電気代を考えてみる」
http://www.citywave.com/dennou/archives/2006/08/post_69.html
投稿者 dennou : 15:00
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固定リンクURL:http://www.citywave.com/dennou/2006/10/jr.html
2006年10月13日
血の気の多いゲームばかりやっている

面白そうだな〜と思うゲームはすかさず購入して、せっせとプレイに励んでいるのですが、ふとした瞬間に最近遊んでいるゲームが非常に血の気の多いゲームばかりだということに気づきました。
平日にはそんなに長い時間ゲームで遊べるというわけではないので、もっぱらアクションゲームなど1プレイに時間のかからないものが多いのですが、楽しいゲームのはずなのにプレイ後はなんとなくイライラして、精神がささくれ立っているような気がするので、ふと自分の遊んでいるゲームを並べてみたところ、あまりにも血の気の多いゲームばかりだということに気づいて戦慄を覚えました。
今よく遊んでいるゲーム
●Xbox 360「デッドライジング」発売:カプコン
http://www.capcom.co.jp/deadrising/
内容:
とある事件が原因で閉鎖された街に忍び込んだジャーナリストの男が、ショッピングセンター内において角材、鉄パイプ、木製ベンチ、ピストル、ナイフ、観葉植物、スチール棚、バット、プラズマテレビ、チェーンソー、芝刈り機等を用いて、尋常でない数のゾンビの大群を血祭りにあげるという、非常に楽しいゲーム(18歳以上対象)。
●PS2「ゴッド・オブ・ウォー」発売:カプコン
http://www3.capcom.co.jp/gow/
内容:
ギリシャ神話の世界を舞台に、主人公が鋭利な刃物等を用いて、ヒドラ、メデューサ、ミノタウロス他のモンスターを片っ端から血祭りにあげるという、非常に楽しいゲーム(17歳以上対象)。
●PC「Quake 4」発売:ライブドア
http://games.livedoor.com/retail/quake4/
内容:
宇宙海兵隊の一員である主人公が、エイリアンの母星に上陸し、ショットガン、レーザーガン、グレネードランチャー、ミサイル等の重火器を用いて、エイリアンを血祭りにあげようとするが、逆にエイリアンに捕獲された挙げ句に、凄惨な改造手術を施されサイボーグとなって操られようとした瞬間に仲間に救出され、復讐とばかりにエイリアンを血祭りにあげるという、非常に楽しいゲーム(17歳以上対象)。
●ニンテンドーDS「おいでよ どうぶつの森」発売:任天堂
http://www.nintendo.co.jp/ds/admj/
内容:
「どうぶつの村」で平和に暮らす主人公が、悪徳商人である狸の狡猾な策略によって多額の借金を背負わされ、その借金返済のために村中に生息する果物、昆虫、魚等を採取・捕獲し、売却することで生き永らえようとするが、希少種であるタランチュラを捕獲しようとしたところ、あまりにも凶暴なために逆に血祭りにあげられてしまうという、非常に楽しいゲーム(とても陰惨な内容なのに、なぜか18歳以上対象ではない)。
と、簡単かつ正確に内容を説明しましたが、いかにこれらが血の気の多いゲームであるかは理解していただけたことだと思います。別にそういった類のゲームを選り好んで遊んでいるわけではなく、むしろほのぼのとしたゲームで健やかに遊んでいたいのですが、なぜかこんなゲームばかり手に取ってしまうというのは、今の精神状態が少しばかり反映された結果なのかもしれませんねフシュルルーーーッ^^
投稿者 dennou : 18:40
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2006年10月11日
来年春にもブルーレイ・HD DVDの両方が記録再生できる機器が登場しそう
映画ソフトやプレーヤー、レコーダーが発売を迎えて、規格争いがこれから激しくなっていきそうな次世代DVD。消費者としては、規格が統一されなかったのは残念だけど、そんな悩みが早くも解消されそうです。
次世代DVDの両方の規格の記録・再生を実現するのは、NECエレクトロニクスが10日に発表した新しいLSI。このLSIをレコーダー・プレーヤーに使えば、ブルーレイとHD DVDの両方はもちろん、現行のDVD・DVD-RAM・DVD-RW・CDなど全ての記録方式で読み書きができるということ。
今発売されている製品では、ブルーレイ機器ではブルーレイのディスクしか再生できないし、HD DVD機器ではHD DVDのソフトしか再生できないようになっています。例えばディズニーは今のところブルーレイ陣営に属しているから、ディズニー映画はHD DVD用のソフトは発売されないかもしれません。もしかしたら、HD DVD機器を購入した人はディズニー映画を楽しめないかもしれないという可能性もあります。
とにかく規格が分裂した状態というのは、消費者にとって不便であるというだけではなく、映画会社にとっても両規格に対応した映像ソフトを作らないといけない手間とコストがかかったり(そしてそのコストは価格に反映される)と、デメリットが非常に多いのです。それが解決されるというのは素晴らしい!
そこで思い出されるのは、DVDレコーダーの普及期のこと。DVDレコーダーにも同じような規格争いがありました。「DVD-RAM」か「DVD-RW」のどっちがいいのか?ということで、松下・東芝のRAM陣営と、パイオニア・シャープのRW陣営に分かれて一時期争っていたことがあり、「いかに我々の規格が優れているか」についてメーカーもユーザーも熱く語っていたものでした。
しかし全規格に対応したドライブが普及したおかげで、そんな話も全く無意味になり、今やどっちのドライブを使っているかなんてことが話題になることもなくなりました。このLSIが普及すれば、次世代DVDも同じようなことになるかもしれません。
とにかく、次世代DVD機器がまだほとんど市場に出回っていない段階で発表されたのは、非常にいいタイミングだったと言えるのではないでしょうか。チップの量産開始は来年春ということで、実際に製品になるのもそう遠くない時期と思われるので、どっちかを買おうかな〜と検討している人は待ったほうがいいですね。両陣営はユーザー無視のプライド争いにこだわらずに、両規格に対応した機器を速やかに発売してほしいです。
NECエレクトロニクス(ニュースリリース)
http://www.necel.com/news/ja/archive/0610/1001.html
投稿者 dennou : 13:00
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2006年10月09日
皇太子さま御使用のビデオカメラは日立DVDカム「Wooo」

愛子さまの幼稚園の運動会で、皇太子さまが観覧席でビデオカメラを構えて撮影されている姿がニュースでも話題になりましたが、その映像を詳細に見たところ、ビデオカメラの機種が判明しました。
日立DVDカム「DZ-GX3300」
http://av.hitachi.co.jp/cam/products/gx3300/index.html
液晶パネルの外側のデザインが特徴的。
今年の春に発売されたモデルなので、入園式に備えてご購入されたのかもしれません。しかし意外と言ってはなんですが新しもの好きなんですね〜。
やっぱりデジタル製品ですから、ご購入の際にはカタログをいくつも並べて比較されたりしたのでしょうか。
「ほう、これはDVDで撮れるのですね! 私はこれが良いと思います」なんて。
皇室でも普通にDVDでご覧になられているというのが何だか新鮮な感じがしました。
昔ながらで言えば、「皇室御用達」のデジタル製品として、これで一躍人気の機種になったりして!?
投稿者 dennou : 20:00
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2006年10月06日
ケータイを漢字辞書代わりに使うと書くときに混乱してしまうかもしれない

社会人になると物理的に文字を書くという作業が少なくなって、漢字も忘れがち。「あの字はどんなだったかな〜」と忘れてしまったときには、ケータイで変換して調べるということも多いんじゃないかと思います。
ケータイやPCに限らず、デジタル機器で文字を調べたときに、「あれ、この字ってこんな形だったかな?」って思うことはないですか? 「この棒はまっすぐではなく斜めだったような」「ここってくっついてたっけ?」などと、違和感を感じることがたまにあります。
これは、デジタル機器が表示に使用しているフォントに原因があります。まあデジタル機器に限らず、印刷物もそうなんだけど、一般的によく使われるゴシック体や明朝体が、書き文字とは字形が異なることが多いということに気づいている人は、少なくないと思います。







という感じで、いわゆる教育漢字といわれる範囲の中でも、字形の異なるものがわりとたくさん見つけられるのです。
なぜこのようなことになっているのかというと、印刷物に使われる日本語書体は、1文字が限られた正方形の均等なスペースにデザインされるので、細い線がつぶれてしまわないようにとか、見た目の揃い方や並んだときの視認性を優先させたりとか、いろんな理由があるのではないかと思いますが、これは別に「違うのがおかしい」というわけではなく、文字は情報を伝える手段でありますから、その文字が“その文字”としてちゃんと認識されるのであれば、それはそれで正解であるといえるでしょう。
で、大人ならこのような小さなことで、そうそう混乱することもないかとは思いますが、子供の場合は少し事情が違い、皆にアホかと思われるかもしれませんが、僕が小学校の低学年の時、自分の名前をひらがなで書くときに真剣に悩んでいたことがあります。
それは自分の名前のことで、「さとし」と書くときに、学校では

と習いますが、巷にあふれる印刷物では

と表記されていることがほとんどなのです。むしろ

は世の中では少数派であるといえ、これはどっちが正解なのか?と混乱し、日和見主義の自分としては世の趨勢に迎合するべく、書き文字なのにわざわざ「さ」と書いていたことがあるのです。
しかしこんなふうに思ってしまう子供が世の中には少なくないようで、低学年向けの教科書では、上記の例に出した「教科書体」と呼ばれる書体が採用されていることが多いです。これは普通の明朝体とは違い、できるだけ書き文字の「はね」や「はらい」を取り入れて、本来の字形に近いものになっており、文字を学習中の子供が読んでも混乱しないように配慮されているという書体です。
そこで思ったんですが、最近は低学年の児童でも、ケータイやPCなどのデジタル機器を日常的に利用することが多いと思われるので、わからない漢字などがあると、まず辞書よりもそっちを使って調べるということが多い、もしくは増えてくるんじゃないでしょうか。そうやって調べた漢字はデジタルフォントで表示されるわけで、そこでやっぱり混乱する子供も出てくるんじゃないかと思います。
なので、これからはケータイにも(とくに子供向けには)教科書体が必要になるケースもあるんではなかろうかと思って調べてみたら、なんとすでにありました。
そっちかよ!
(まあ教科書体は楷書体の一種ですから、高齢者には親しみやすいというのもありますけどね)
「モリサワの教科書体、アウトラインフォントで携帯電話に搭載」
http://www.mdn.co.jp/index.php?option=com_content&task=view&id=649&Itemid=78
教科書体を採用する、という判断は素晴らしいと思いますが、
キッズケータイにも搭載したほうがいいんではないかと思った次第でした。
投稿者 dennou : 17:30
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2006年10月03日
今年も行ってきましたCEATEC2006・あのSEDはどうなった!?編
CEATECといえばアレだよアレ! アレはいったいどうなったんだ! ということで、SEDもちゃんと見てきました。
数年前から「もう出る、もう出る」と言われ続けているのになかなか姿を現さないSED。開発が薄型テレビ市場の変化に追いつけなくて、なかなか発売にこぎつけない模様だけど、その後どうなってしまったのでしょうか!? 去年の展示では、プラズマや液晶が65型だ、フルHDだ、などと騒いでいるのを尻目に、36型の展示のみで“わが道をゆく”という感じだったけど、まだまだ終わったわけではありませんよ!とばかりに、今年もちゃんとブースがありました。(去年のレポートはこちら)
しかし展示は小さめのクローズドシアターだけで、完全入れ替え制のデモンストレーションとなっています。外からは何をやっているかが全く見えないので、他のディスプレイのブースがとにかく派手なのに比べると、宣伝したいのかしたくないのか、どっちなのかわかりません。あまり宣伝したくはないけど、私も忘れないでいてね〜という感じでしょうか。
シアター内では55型フルHDのSEDディスプレイ3台でのデモが見られました。昨年は55型はモックのみだったので、実働機が公開されるのは初めてです。肝心の映像ですが、去年の印象と同様「いい意味でも悪い意味でも、ブラウン管のようだ」ということ。コントラストや色の表現力は素晴らしい反面、ブラウン管(に見られるような)特有の“チラつき”が非常に気になるので、大きな画面を長い時間見ていると気分が悪くなってしまいそうです。液晶やプラズマよりもだいぶ離れて見ないとダメかもしれません。
(明滅がはっきりわかる、というわけではないので、個人差もあるかもしれませんが…)
ディスプレイはステージの奥に設置され、最短でも3mくらいの距離があり、間近で映像を確認できなかったのはそういう意味もあったのかも。
「それでも…まだ待つぜ!」という人は…いるのかな!?
投稿者 dennou : 20:20
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今年も行ってきましたCEATEC2006・いろいろ編
他にも気になったものをいろいろ紹介します。
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ドコモブースでは、昨日発表されたN902iX「赤い彗星シャアメテオレッド」もさっそく展示。FOMAの3倍どころか、10倍も早いダウンロード速度です。
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FOMA用の燃料電池“充電器”。1本で3回分以上の充電ができるそう。カートリッジ内の燃料の成分は水+水素発生剤で構成され、小型カートリッジから発生する水素ガスを超薄型の発電セルに供給することで電力が発生するということ。わりと近いうちに製品化されそうな感じでした。
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ドコモの目玉は定額制の音楽配信サービス「Napster」。WindowsPC専用で、月1280円でPCに無制限にダウンロードできる「Napster Basic」と、月1980円で同様にダウンロードした曲をケータイなどのオーディオプレーヤーで持ち運べるという「Napster To Go」の2つのサービスのほか、1曲単位やアルバム単位で購入できる「Napster a la carte」が用意されています。今のところ対応機種はF902iSのみで、「Napster To Go」を契約すると、ケータイに転送して音楽プレーヤーとして楽しむことができます。903iシリーズでは対応機種が増えるとのことで、ドコモもいよいよ音楽サービスに本腰を入れてきました。ただ、ケータイ上で直接ダウンロードできるサービスではないことに注意。あくまでPCでダウンロードして転送するという手順をふむ形になります。
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ワンセグの次はデジタルラジオ対応(写真の機種は参考展示)。CD並みのステレオ音声放送を受信でき、5.1chや静止画、簡易動画にも対応。本格放送の開始が無期延期になってしまったけど、個人的にはテレビより、高音質なラジオ放送のほうがケータイには期待できるので、ぜひ実現してほしいです。
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パイオニアブースにて。目標物や案内が立体映像で表示されるというカーナビゲーション。地図部分はタッチパネルになっていて、地図をスクロールできます。見やすいかどうかは別として、かなり未来的でサイバー感あふれるデバイスかも。メガネもないのにはっきり立体に見えるのが驚きです(ただし真正面からだけ)。これが進化して、フロントのダッシュボード上に立体表示されたりするとすごいですね。
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サンディスクのカードリーダ不要のSDカード「ultra II」。端を折るとUSB端子が出て、そのままUSBポートに差し込めるようになっています。USBメモリーの代わりにも使えるので便利そう。
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PCのアクセサリーを多く販売している「ターガス」では、ディズニーキャラクターをあしらったマウスを展示。「カワイさ全開!」という感じではなく、色合いもおしゃれなので、オフィスでも十分使えそうです。
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これはカメラの三脚ではなく、iPodなどのオーディオプレーヤー用のスピーカー。足の部分から音が出ます。
投稿者 dennou : 20:15
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今年も行ってきましたCEATEC2006・AV製品編
デジタル家電の世界最大級の見本市「CEATEC」が今年も幕張メッセで開催中(10月7日まで)。新世代のデジタル家電はどんなことになっていくのか?ということを見てきました。
昨年の様子は右サイドのカテゴリーにある「CEATEC2005」を見ていただければと思います。2005年はブルーレイ・HD DVDのお披露目や、フルハイビジョンのプラズマテレビなど、新世代を感じさせるような製品がいくつも発表されてかなり盛り上がっていたけど、今年はどんなもんでしょうか。
●パナソニックブース
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まずパナソニックブースでは、103型のフルHDプラズマを展示。部屋に置いたとしたら、壁が全部ディスプレイになる感じですね。
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50インチが子供サイズに見えてしまうほどの、やけっぱちな大きさです。600万円。
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フルHDとそうでないハイビジョン、どれくらい違うの?と比較しているコーナー。はっきりいって静止画ならともかく、58型の大きさでも動いている映像では区別がつきません。映画や普通のテレビ番組を見る上では、価格差ほどの違いは感じられないかも。
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謎の製品か!? パナソニックのAVCHD採用のSDビデオカメラがこっそり展示されていました。ハイビジョン撮影が可能で、記録メディアには4GBのSDメモリーカードを使います。撮影した映像は本体での再生のほか、同社のブルーレイレコーダーに搭載されているSDカードスロットに差し込んで、BD-Rメディアに移すことができるそう。12月中には正式発表されるとのこと。他社のDVDやHDDを採用した製品よりも、当然のことながらかなり小さいです。
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ハイビジョンBDレコーダー「DMR-BW200」。デジタル2番組同時録画対応で、ブルーレイディスクに4倍速でダビング可能。先ほどのビデオカメラで撮影したAVCHDフォーマットの映像の再生と保存にも対応しています。11月15日発売。
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る、ルミックスに何が起こってしまったのでしょうか!? 広角28ミリで人気のコンパクトデジカメ「FX07」の“漆”モデル。「いぶし銀」「黒銀乾漆」がいい感じです。
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デジタル製品ではないけど、注目したい「LED照明」。電球のかわりにLEDを採用することで、カード状で薄型の照明器具などが実現できるということ。寿命も3万時間と、蛍光灯に比べて長くなっています。これが実用になれば、オシャレな照明器具がたくさん出てきそう。
●ビクターブース
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ビクターのブースより。HDD搭載のビデオカメラ「Everio」のハイビジョン版です。仕様に関しては未定の部分が多く、HDD容量や動画のフォーマットはまだ何を採用するかは決まっていないそう。
●ソニーブース
ソニーブースはブルーレイとBRAVIA、ハイビジョンビデオカメラ、PS3を組み合わせ、トータルでのハイビジョンAV生活を提案していました。
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新発売の「BRAVIA KDL-46X2500」のカラーバリエーション。大画面テレビは部屋に置くと重苦しくなりがちだけど、それが部屋の雰囲気に合わせてカラーを選べるというのは大変いいのではないかと思います。
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ブルーレイディスクレコーダー「BDZ-V9」。500GBのHDD搭載で、デジタル2番組同時録画が可能。ハイビジョン番組をそのままの画質でブルーレイディスクに移せます。同社のDVDハイビジョンカメラで撮影したAVCHD方式の映像も再生できるほか、HDV形式のビデオカメラの映像もiLink経由で取り込みが可能となっています。ディスクを出し入れするときの前面パネルの動きがかなりかっこよかったです。価格はオープンで、推定価格30万円前後、250GBの「BDZ-V7」は25万円前後。12月発売予定。
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PS3用のリモコン。PS3でブルーレイの映像ソフトなどを楽しむときには、リモコンがあると便利ですね。
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超弩級バイオ「VAIO type R master」。ハイビジョン映像をゴリゴリ編集するためのワークステーションという存在です。CPUにインテルCore 2 Duoを搭載し、ブルーレイディスクドライブ内蔵。55万円前後で10月28日発売。
●BOSEブース
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BOSEのブースではホームシアター製品を紹介。2本のスピーカーと1個のサブウーファーだけで完璧な5.1chサラウンドを再現する「FreeStyle II」。特設シアターでのデモを体験したところ、「なんでこんな小さいスピーカー2本だけで、こんなすごいサラウンドが!?」と感動してしまいました。リアスピーカーを設置する手間がないので、お手軽ホームシアターを作りたい人にはいいと思います。94,290円で販売中。
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デスクトップPCや小型のテレビ向けのサラウンド「Companion 5」。これも2本のスピーカーと1個のサブウーファーだけで、とても迫力のある5.1chサラウンドを体験できます。机の上に置いたPCにはリアスピーカーを設置しづらいことが多いので、PCでのDVD視聴やゲームなどに最適かも。入力端子はUSB×1、ステレオミニジャック×1。59,850円で11月20日発売。
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PC向けのスピーカー新製品「Companion2 II」。小型ながら迫力のある低音再生で、音楽・DVD・ゲームと万能型のスピーカーです。価格も15,540円と、BOSEにしてはかなり安いです。デザインもMediaMateなどに比べると良くなったし、この音でこの価格だったらかな〜りお買い得だと言えましょう。iTunesなどで音楽を聴くことが多い人や、PC向けの手頃なスピーカーを探しているならこれで決まり。
投稿者 dennou : 20:00
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2006年10月02日
やるなドコモ
ドコモの「N902iX HIGH-SPEED」に新色が追加。以前の記事で「○波!?」「いや、○クロスだろう!」と書いていた機種ですが…。
ドコモのリリースより。
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NTTドコモ(以下ドコモ)は、HSDPA方式対応のFOMA®「N902iX HIGH-SPEED」に新色「メテオレッド」を追加し12月を目処に発売いたします。
「N902iX HIGH-SPEED」はFOMAハイスピードエリア内では受信最大3.6Mbpsの高速パケット通信が可能であり、最大1時間程度の音楽番組を好きな時間に楽しむことができる「ミュージックチャネルTM」に対応しています。また、楽曲を1曲丸ごとiモード®からダウンロードできる「着うたフル®」とSDオーディオをシームレスに再生できる高機能ミュージックプレーヤーを搭載しています。
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新色「メテオレッド」
を追加し
思わず画面に向かって吹き出してしまいました。
どう見ても「赤い彗星」です。
こんなネーミングができるドコモの中の人にはぜひがんばってほしいです。
投稿者 dennou : 18:50
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使い方を間違えると実は怖かった「リチウムイオン充電池」
ソニー製のバッテリーが発火したとして大きな回収騒ぎになっているけど、その騒ぎの主役が「リチウムイオン充電池」。今やデジタル製品のほとんどがこの方式のバッテリーを採用しているだけあって、メーカー各社にとっては相当深刻な問題になっているようです。
充電池といえば、古くは「ニッカド電池」から、ポータブルオーディオなどでよく使われていた「ニッケル水素電池」などがありました。昔のケータイの電池にはニッカド電池が使われていたことがあり、充電するのに一晩かかる上に待ち受けが1日も持たず、予備のバッテリーが必須、さらに非常に大きくて重かったりと、何かと使い勝手が悪いものでした。夜中は電源を切って、“充電の時間”だったんですよね〜。
そんな充電池の姿が様変わりしたのは、「リチウムイオン充電池」が登場してから。それ以前のバッテリーに比べて軽量、高電圧、高密度といった利点に加えて、継ぎ足し充電が可能で使い勝手も良く、新世代の電池として携帯電話はもちろんノートPCなどに幅広く採用。今や携帯できるデジタル製品で、リチウムイオン充電池を使っていないものは見つけることすら難しくなりました。
デジタル製品がこれだけ繁栄したのも、性能の良いリチウムイオン充電池があったからこそ。我々のデジタル生活を影で支える非常に重要な存在なのです。
そんなリチウムイオン充電池が今話題の中心になっているのが、ソニー製のバッテリーの発火・回収問題。デルやアップルのノートPCに採用された同社のバッテリーが、ある特定の条件下で発火する危険性があるとして、リコールになっています。ちょうどウチで使っているPowerBookのバッテリーもリコール対象と判明して、交換になってしまいました(わりとへたってきていたので、新品になるのはありがたいんですが)。
新しいのが届いたので、古いバッテリーを発送するために梱包して保管していたら、今度はなんとレノボからもバッテリーを自主回収するというメールが。今使っているThinkPad X60sが対象となっていて、シリアル番号を確認せよとのこと。調べてみると幸いなことに該当のバッテリーではなかったようで、交換とはならなかったんだけど、さらに加えて東芝、富士通も自主交換を開始するというニュースがあり、主要PCメーカーはほぼ全滅ということになってしまいました。
で、肝心のVAIOシリーズですが、10/2現在では回収はまだ検討中ということで、当事者のわりには対応が一歩遅れている感じがします。まあ絶対に安全だ、というものをやみくもに回収しても仕方はないんですけど。
これだけ次から次へと交換になってしまうと、メーカーだけでなくユーザーの手間も相当なものになると思うけど、一番深刻なのは当事者であるソニーです。各PCメーカーの回収にかかる費用はソニーが負担するとして、総額400億円もの規模になりそうだとのこと。
400億円というと、ソニーグループ全体の2005年通期の純利益が約1200億円だから、その1/3が一気に飛んでしまうという規模になります。回収範囲が拡大しているのでこの金額よりもさらに大きくなる可能性もあり、バッテリー事業だけでなくソニー本体も今回の問題で相当なダメージを受けるということは間違いないでしょう。
そもそもリチウムイオン充電池がそんなに危険なものだったと認識している人はあんまりいないのではないかと思いますが、電池の中身そのものは非常にデリケートで、過充電するだけでも破裂や発火する可能性があり、反対に過放電でも同様のことが起こる可能性があるとのこと。そんな不安定でデリケートな電池が、ハイテクな保護回路のおかげで日常生活の中でも支障なく利用できるようになっているのです。わざわざ読む人は少ないでしょうが、取り扱いについては詳細な注意事項が用意されていたりすることからも、間違った使い方をすると非常に危険である、ということがわかります。衝撃が加わって変形したり、保護回路が壊れたりすると、発火や破裂の原因になるということなので、ケータイやデジカメを落としたりしたら、電池にダメージが加わっていないかどうかを確認してから使うようにしたほうがいいですね。思わぬ事故につながってしまうかもしれません。
問題になっているケースは間違った使い方が原因ではなく、製造上の問題で普通に使っていてもいつどこで発火するかわからないということなので、メーカーとしても片っ端から回収せざるを得ないという状況になっているようです。確率からすると事故が起こるリスクは非常に低いとは言え、もし飛行機など閉じた空間で事故が起こった場合は取り返しのつかないことになってしまうしね。
ユーザーとして心配なのは(メーカーもだろうけど)、今回のことが原因で「リチウムイオン充電池そのものが悪」ということになってしまわないかということ。一部ではすでに飛行機へのノートPCの持ち込みが制限されているけど、問題が解決したあとも他の公共交通機関に拡大したりして、「リチウムイオン充電池採用の機器の持ち込みを禁止」などということになってしまうと恐ろしいことに(心配しすぎかもしれませんが…)。
PCだけでなくケータイやPDA、iPodなどのオーディオプレーヤーなど、リチウムイオン充電池に頼るデジタル機器は非常に多いです。これに替わる電池がない以上、製品に対する不安を払拭するためには、より一層安心できる製品を作る努力とフォローが大切。そういう意味では回収対象を小さな範囲で限定せずに、広い範囲までに拡大したというのは評価できるのではないでしょうか。この騒動の拡大っぷりは、ソニーの尻ぬぐいをしているというだけではなく、ユーザーに思わぬ“危険物”だったと認識されてしまったリチウムイオン充電池に対して、不安を払拭しこれからも安心して使ってもらうために、各メーカーが努力していると考えたほうがいいでしょう。まあその費用はソニーが支払うわけなんですけども。
昨年のCCDのリコール問題とか、PS3のヨーロッパでの発売延期とか、最近“ソニーのものづくり”に関していろいろと言われることが多いので、ソニーにはほんと、ちゃんとしてほしいですよね。
ソニー「ノートブック型コンピュータ電池パックの『自主交換プログラム』のご案内について」
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200609/06-090/index.html
投稿者 dennou : 17:30
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