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2006年09月28日

念願のピタゴラスイッチ映像集がついに発売

「映像集が出たら1万円くらいまでなら出せる」と常々から思っていた「ピタゴラスイッチ」の映像集がついに発売になるとのこと。ありがとうNHK!

NHK教育を見ない人にとっては「何それ?」という番組だとは思いますが、「ピタゴラスイッチ」については以前の記事「NHKのうーたんぬりえが非常によくできている件について」をお読みください。見ていると、とにかく「よくこんな仕掛けが作れるな〜」と感心してしまうこと必至の映像なのです。

その後、例の動画サイトに映像が掲載され、国内だけでなく海外でも非常に話題になりました。外国人の作った独自のピタゴラ装置なるものも公開されたりして、この単純な仕掛け映像が、子供だけでなくていかに大人の興味を引きつけるのかということがわかります。

そしてついにポニーキャニオンよりDVDの発売が決定。19分で2,940円と、収録時間で考えると割高なんだけど、1本ずつが短いのでかなり凝縮された内容だと想像できます。


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[内容解説より]
「ピタゴラ装置」は、NHK教育テレビの人気番組「ピタゴラスイッチ」内で、
軽快な音楽とともに、ビー玉やミニカーを使ってさまざまな仕掛けを次々に展開するコーナー。
その複雑&意外なしくみと爽快感に、子供だけでなく大人までも魅了されます。
奇跡といえるあのメカニズムはいかにして作られたのか、
映像DVDと解説本で、初めてすべてが明らかになります。
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いわゆるメイキングのような解説がつくとのことで、これは大変期待できるのではないでしょうか。ピタゴラファンは必携です。12月1日発売予定。

[関連リンク]
「NHKのうーたんぬりえが非常によくできている件について」
http://www.citywave.com/dennou/archives/2006/02/nhk_1.html

Amazon
ピタゴラ装置映像集 1

Wikiペディア
ピタゴラスイッチ

投稿者 dennou : 12:20 | コメント (1) | トラックバック
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2006年09月26日

もうデジカメの動画モードでいいんじゃないかという気になってきた

ビデオカメラが入院してしまったものの、ほとんど使っていないので全然困らないことに気づいた今日この頃。もうデジカメの動画モードでもけっこういけるんじゃないかと思いはじめました。

海外旅行や結婚式、出産など、人生のイベントに備えてビデオカメラを購入するというケースは多いと思います。「どうせ撮るならいいやつで!」と、大枚はたいて買ったものの、そのイベントの後は出番も少ない。デジタルレコーダーやデジカメなど、他のデジタル機器と比べると、ビデオカメラは比較的稼働率が低いというものの一つなんじゃないでしょうか。

ビデオカメラが使われなくなるのは、

(1)荷物が増える
(2)撮影者の負担が大きい
(3)撮ってもどうせ見ない
(4)編集など、事後の整理がめんどくさい

…などなど、いろんな理由があると思います。

どこかに遊びに行ったときに、静止画はデジカメで、動画はビデオカメラで、なんて使い分けるのであれば、忙しくて遊びに来たのか撮影しに来たのかわからなくなってしまうし、写真撮影なら一瞬で済むけど、ビデオ撮影は撮影者が拘束される時間が長く、負担が大きいのも問題。

撮った後も、テープなら一度DVDに落としたりしないと見るのに手間がかかるし、そもそも自分が遊びに行った場面を、もう一度テレビの前でじっくり観賞するかの?などと考えると、「あ〜今日はデジカメだけでいいや〜」という結論に達してしまうわけです。

とはいっても、その場の雰囲気を伝えることができるのはやっぱりビデオに勝るものはありません。そもそも“動き”を記録することに関しては、ビデオ以外の選択肢はないですから、「ビデオも撮っておけばよかった!」と後悔することもままあります。

そんな場面に遭遇したときには、簡易的にデジカメの動画モードでポツポツ撮影していました。以前は「デジカメの動画モードなんてオマケだからな〜」と考えていたんですが、使う頻度が高くなると、これはこれで結構良いのでは、と思い始めました。

ぼくは写真の整理には、Macの付属ソフトであるiPhotoを使っているんですが、デジカメで写真を撮るとまずiPhotoに取り込んでから、あとで煮たり焼いたりするわけです。で、このiPhotoには写真もデジカメ動画も区別なく取り込め、同じ日付やラベルで整理できるので、あとで見返すときにも便利なのです。これが写真はデジカメで動画はビデオカメラで、というように使い分けていると、別々に取り込んだりしないといけない(そもそも写真とDVの動画を一覧できる管理ソフトがない)ので、“記録の一覧性”という意味では不便です。

またデジカメで動画を撮影すると、メモリー容量の制限からどうしても映像が細切れになってしまいますが、これが逆にいい感じの制限になっています。ビデオカメラで撮影すると、どうしてもシーンの初めから終わりまでの全体の流れを撮ろうとしてしまい、ダラダラとテンポの悪い内容になってしまう傾向がありますが(あとで編集すればいいや、と思ってしまうのもある。ただしその後編集されることはない…)、デジカメ動画なら「ここだ!」と思った部分をピンポイントで押さえる、という撮り方になるので、“見どころ”ばかりが抽出された形に。30分のビデオ映像を何度も見るのはつらいけど、数分の動画なら何回も見返そうか、という気にもなります。

レンズの特性によるメリットもあります。一般的なビデオカメラのレンズは広角側が44ミリ程度で、近くのものを撮るにはかなり苦労しますが、デジカメの場合は35ミリ程度と、室内など後ろに下がれない場面でも広い範囲を撮ることができます。

デメリットは「画質が悪い」ということに尽き、テレビの大きな画面で見るのにはあまり適さないけども、そもそも「ビデオはテレビで見るもの」という考えを捨てれば何の問題もありません。映画やドラマならともかく、素人の撮った何でもない記録映像を、わざわざテレビの前に鎮座して、じっくりと観賞する必要がどこにあるのでしょうか。いや否です。テレビで見ようと思うからDVDに落としたりしないといけない、あ〜めんどくさ〜と思ってしまうのであって、パソコン上で見るのなら、取り込んだだけの素の動画データだけで何の問題もないでしょう。

数分程度なら友人や家族にメールで送れないこともないし、そうやって短い動画を共有することから生まれるコミュニケーションのほうが、「画質よりも価値がある、プライスレス」ということもあるのではないでしょうか。YouTubeの動画には低画質なものが多いのにあれだけ賑わっているのは、画質よりも“共有する面白さ”に価値があると感じている人が多いということを表しています。

まあ高画質なのに越したことはないが、それよりも優先されるものがあるということですな。

このように、最近注目を浴びているハイビジョンビデオカメラを“重厚長大型”とすると、自分の興味はそれとは真逆の“軽薄短小”のベクトルを向いています。しかしデジカメ動画でもいいんじゃない?とは思いつつ、この映像の解像感のなさはどうにかならんものか、そこそこキレイに両方撮れるものがあったらいいのにな〜と思っていたら、ちょうどサンヨーの動画デジカメ「Xacti」の新製品が発表。

「Xacti」シリーズは、以前から個人だけでなくビジネス用途にも人気が高かった製品ですが、本体のデザインなどから少しマニアックな印象でした。それが今回は手ぶれ補正や高感度撮影、4GBのSDメモリーカードに対応と、最近のトレンドを取り入れた形でパワーアップ。リリースを見ると


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個人が簡単に情報を発信できるブログやSNS利用者の急速な拡大は、「パソコンやネット上で動画を簡単に利用したい」といった動画活用ニーズの広がりを見せつつあり、より手軽に動画が撮れるツールへの関心が高まっています。
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という記述が。「Xacti」はまさにネット時代の“軽薄短小”を目指した製品と言え、そのコンセプトは高速回線の普及と大容量メモリーカードの低価格化にともなって、非常に時代の雰囲気に合致してきたのではないかと思います。

動画をQuickTimeでそのまま再生できるというのも、Macユーザーとしては評価ポイント。記録形式がMPEG4なので、iTunes経由でiPodに転送するのも簡単です。動画ファイルの取り扱いのしやすさは、かなり高いレベルにあると言っていいのでは。新製品が話題になりやすい“重厚長大”型だけでなく、こういった“軽薄短小”型の製品もこれからの注目なのではないでしょうか。

サンヨー「Xacti DMX-CG6」(店頭予想価格5万円前後、11月下旬発売)
http://www.sanyo-dsc.com/products/lineup/dmx_cg6/

投稿者 dennou : 16:40 | コメント (1) | トラックバック
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2006年09月22日

「東京ゲームショウ2006」雑感

本日から幕張メッセで開催中の「東京ゲームショウ2006」。プレイステーション3のゲームが実際に遊べるということで、さっそく見てきました。

個々のゲームについての細かなレポートは各情報サイトにおまかせするとして、個人的に気になったことについて書こうと思います。

このイベントには任天堂の出展がないことから、事実上プレイステーション3のお披露目会(Xboxもあるけど)のような感じ。メインといえるソニーのブースでは、大型のシアター内でPS3のゲーム映像が放映され、多くの人が注目していました。

このデモ映像がとにかくすごくて、「うわ〜すごいな〜カッチョええな〜。高いけどやっぱりPS3欲しいかも!」と、リアルな映像にメッタ打ちにされ外に出ると、PS3の試遊台がたくさん。さあどれからやってみようかな、と色んなゲームを眺めながら歩いていたところ、「あれ?」と引っかかるものが。

なぜかプレイ画面を見ていても、自分でやってみたい!と思えるゲームが少なく、人がやっているのを見るので十分というか、お腹いっぱいになるという感じです。リアルな映像にはすごく引きつけられるけど、自分でやるよりも誰か上手い人がやっているのを横で見ている方が楽しいかも、という気分になってしまいました。

レースやアクションなど、ラインナップはバラエティに富んでいるけど、ゲーム内容はPS2のときとそんなに変わるわけでもなく、「ああ、あのゲームがリアルになったのね」と思ってしまうんです。「グランツーリズモHD」や「リッジレーサー7」「デビル・メイ・クライ4」など、これでもか!と技術力を見せつけてくれるゲームはたくさんあるけど、新しいゲーム体験が得られるようなものは少ないかも、と思いました。リアル志向を否定するわけでは全くないけど、わりと目がすぐに慣れてしまうかもしれません。


ソニーコンピュータエンタテインメント「グランツーリズモHD」




バンダイナムコ「リッジレーサー7」




カプコン「デビル・メイ・クライ4」



その中で気になったものもいくつか。「THE EYE OF JUDGEMENT」はカードゲームとテレビゲームが融合したようなイメージで、これは今までになかった!と思わせてくれるゲームでした。


ソニー・コンピュータエンタテインメント「THE EYE OF JUDGEMENT」



ゲームにはカメラとトレーディングカードが同梱されており、3×3マスのゲーム盤を小型のカメラが捉えています。カードを盤上に置くと、そのカードに記載された二次元コードをカメラが読み取り、どんな内容のカードかを認識。読み取ったカードから、あたかもクリーチャーが召還されたように盤上に現れ、相手のクリーチャーと戦闘を行う、といった内容です。

ゲームの主はあくまでカードゲームで、画面に映る映像はその世界観をリアルに表現するためのものになっています。ゲーム進行や勝ち負けの判定をゲーム機が行うことで、カードゲームの世界をより深く味わえるということなので、カードゲームが好きな人にはとても興味深いゲームなのではないでしょうか。最近はアーケードゲームでもカードを利用したゲームがとても流行っているので、家庭でもこのようなゲームで、ネットワークを通じて対戦ができたらすごく楽しそう。



次は「Railfan」。少し地味だけど、実はこれこそが次世代ゲームかも、という印象を受けました。鉄道マニアでなくても注目です。


音楽館「Railfan」



内容は「電車でGO」の実写版といえば理解が早いかも。実写を使った電車の運転シミュレーションには、以前「Train Simulator」というPC用のゲームがあったけど、その映像がブルーレイのおかげでハイビジョンになったという感じで、非常に高精細でなめらかな映像で、車窓からの景色を楽しめます。ブルーレイの大容量を生かして、運転席からの映像だけでなく、空撮や別アングルからの映像も用意されていて、カメラを切り替えたり別ウィンドウで車両の様子を見られるというのが面白いです。



収録されている路線は中央線(三鷹〜東京)、京阪電車(出町柳〜淀屋橋)のほか、ハリウッド映画でよく出てくる「シカゴ交通局ブラウンライン」(シカゴのビル街の間を高架で走る電車)も収録されており、今までの電車シミュレーションとはまた違った雰囲気の映像が楽しめます。これはぜひヨーロッパの街並みや自然の中を走る「欧州鉄道」バージョンとか、京都の京福電鉄や都電荒川線などの路面電車バージョンも出してほしいです。



「AFRIKA」は、ゲーム内容に関しては発表されていないので、画面だけを見てもどんな内容なのかは全くわからないんですが、リアルに表現されたアフリカの動物や自然を眺めているだけでもなんか楽しそう。環境ソフトなのか? それともシミュレーションなのか?とイメージがふくらみます。動物の群れの動きも非常にリアル。


ソニー・コンピュータエンタテインメント「AFRIKA」



あと別の意味で気になったのが、「機動戦士ガンダム ターゲット イン サイト」。新ハードには新ガンダムということで、今までも数々のガンダムゲームが発売されてきたけど、今回は“汚さ”にこだわったガンダムになっています。


バンダイナムコ「機動戦士ガンダム ターゲット イン サイト」



デモを見ると、ガンダム世代のハートをわしづかみにするようなカッコよさで、“今度こそは面白いのでは!?”などと非常に期待させてくれたんですが、実際に遊んでみると「あれ? これ、大丈夫なんかいな…!?」とかなり微妙な印象。動きもなんかガクガクで「PS3の性能ってこんなもんなの?」と、ちょっと不安にさせてくれるような内容でした。


デモだけ見てたらすごく面白そうなんですが…



PS3のゲームで実際に遊んでみて出た結論は、やっぱり「これは待ちだな」ということです。値段が高いことはさんざん言われているけど、その値段が納得できるほどのすごいゲームがすぐに遊べるかというと、そういうわけでもなく、ブルーレイも興味はあるけどHD DVDの動向も気になるし…ということで、しばらくは様子見ですね。

ただ、今日新たに20GB/HDMI端子搭載の下位バージョンが5万円以下で発売されるということが発表されたので、実質的な値段の高さは解消されたといってもいいです。ブルーレイのプレーヤーが10万円近くしていることを考えると、ゲームにはあんまり興味はないけど、ハイビジョンで映画を見たい!という人には俄然オススメのハードとなりました。好きな映画ソフトがブルーレイでたくさん発売されれば、思わず買ってしまいそうです。



Wiiのゲームもちょっとだけ出展。こっちは見ていたらすごく楽しそうで、ぜひやってみたかったんですが、遊べるようにはなっていませんでした。




東京ゲームショウ2006
http://expo.nikkeibp.co.jp/tgs/2006/

投稿者 dennou : 19:30 | コメント (1) | トラックバック
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2006年09月20日

電化製品の故障が続いて困る

Xbox360を始め、なぜか最近になって電化製品の故障が続くようになりました。

Xbox360は修理からすぐ戻ってきたものの(以前の記事参照)、その後すぐに4年ものの電子レンジが故障。見た目は全く問題ないのですが、「重量センサー異常」という症状が出て、全く使えなくなってしまいました。修理窓口に電話すると、約10日後の訪問修理になるとのこと。

10日も電子レンジなしの生活は、はっきり言って厳しいです。その電機会社の本社工場は自宅からほど近い場所にあるので、「この距離で10日かかるんかい!」などと納得できない気持ちを抑えつつ(距離は関係ないですが…)、コンビニでゴハンを買ってしまい、「あ、しまった!電子レンジ壊れてた!」と思い出して慌ててこのゴハンをどうやって温めようかと思案して、「いっそのことチャーハンにしてしまおうか」などと考えたけれどやっぱりメンドクサイので、炊飯器に冷たいゴハンを入れて「保温」にして30分待つという結論に落ち着いたりしていました。だったら最初からゴハン炊いたほうが良かった!

ほんとに不便だったので、真剣に電子レンジのバックアップ機の必要性を検討した次第です。パソコンは2〜3日なくても生活にはなんら支障はありませんが、生活に本当に必要な白物家電にこそ予備機が必要かもしれません。洗濯機が壊れたりすることを考えるとぞっとしますよね。

実は去年も同じ症状で修理しているので、修理に来た方に「去年も同じ症状で壊れたんですけど」と尋ねたところ、「あ〜普通に使ってても壊れるんですよね、この部分は」とのこと。回答が率直すぎます。普通なら「あまりないですね〜」や「普通は壊れないんですが…」などと責任を回避するような言い方でお茶を濁すところですが、よっぽどこの症状が多くて辟易していたのでしょうか。次に壊れたらこのメーカー以外の製品に買い換えようと思いました。

次に壊れたのは2年物のビデオカメラ。上の写真のように画面が緑一色になってしまい、実際に撮影できる映像も緑一色です。今までに撮影した映像は、本体のモニターでちゃんとカラーで見られるので、おそらくCCDが壊れてしまったのだと思われます。幸いにも量販店の5年延長保障に入っていたので、修理代はかからなくて済みそうだけど、ほとんど使っていないのに…と不思議に思っていました。まあ持ち運んだ拍子におかしくなったのかも。

窓口に持って行かないとな〜と思いつつ、兄が使っていたパナソニックのSDビデオカメラのコンパクトさに興味を引かれ、「以前はSDカードが非常に高かったのであまり実用性がないと思ってたけど、秋葉原では2GBのSDカードが今や5000円以下で買えるから、十分使い勝手も良さそう。これはメーカーのサイトをチェックしないと!(買い換えもアリか…?)」と、やにわにテンションが上がり、パナソニックのサイトをなめ回すように見ていたら、壊れたと思っていたビデオカメラがリコール対象製品だったことが判明。CCDの製造上の不具合による症状でした。なんだ、買わなくて済んだのか…。

「壊れたと思ったら、まずメーカーのサイトをチェックする、というのが基本だった!」ということを再度確認した次第です。「自分を疑うよりもまず相手を疑え」ということですな。しかしユーザー登録をさせるのなら、こういったお知らせはメールじゃなく郵送で送ってほしいです。登録することでメーカーの新製品のお知らせが頻繁に来るけど、そういったメールはほとんど見ないから、もしそこにリコール情報が書いてあっても気づかない可能性が高いです。

あと購入した量販店も購入履歴を把握しているはずなので、製品に不具合やリコールが発生したら、お店からも連絡があったら親切だな〜と思います。販促だけじゃなくて、サポートにもちゃんと個人情報を利用して欲しいですよね。修理でお店に足を運んだ人が何か買ってくれるかもしれないし、ある意味これも販促の一種とも言えるかもしれません。

次は何が壊れるか…とガクブルする日々です。


[関連記事]
「Xbox360が壊れた」
http://www.citywave.com/dennou/archives/2006/07/xbox_360.html

投稿者 dennou : 17:00 | コメント (3) | トラックバック
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2006年09月19日

ソフトバンク(ボーダフォン)のお店が目立たなくなった

060919_softbank.gif

よく通る道にソフトバンク(ボーダフォン)ショップがあったんですが、この前そこを通ってみると、お店がなくなっていました。

「あ、いつの間にかなくなったのか」と思ってよく見たら、赤い「Vodafone」の看板が白い「SoftBank」に切り替わっていただけでした。

自分はボーダフォンユーザーではないので、ボーダフォンショップの場所はとくに意識することはなかったけど、赤い看板がよく目立っていたから「ボーダフォンショップはこことあそこにあったな」と勝手に刷り込まれていたようです。目立つデザインだから、普段は利用しない人でも「あ、そういえばあそこにあった」とすぐに思い浮かぶのがなかなか良かったんじゃないかと。

で目立たなくなった原因ですが、「そりゃ〜赤から白になったら目立たないに決まってるだろう」とわざわざ言うまでもなく、ソフトバンクのロゴデザインを含めたCIにあります。


●ロゴに込められた意味

ソフトバンク本体のロゴは、黄色い二本線に「SoftBank」というセリフ書体を組み合わせたもの。それに対してソフトバンクモバイルのロゴは、グレー(シルバー)の二本線という違いがあります。このロゴがどういう意味を持つのかは、リリースに詳しいです。

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[ソフトバンクのリリースより]

(文字に関して)
「SoftBank」の文字の字体は、手段としてのデジタルの先に人々の幸せを目指すソフトバンクを表現すべく、由緒ある明朝体を採用しました。

(ソフトバンクモバイルのロゴについて)
シルバーは、携帯電話本来のベーシックな色です。他の彩りに影響されずその色自体で輝くリアルなイメージ、また時代を経ても色あせることのないプリミティブな力強さは、自らを磨きながら革新的なサービスを提供する会社であることを表現しています。

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欧文でいわゆる“明朝体”というのはセリフと呼び、ラインの末尾にヒゲのような飾りがある文字のことを指します。それに対していわゆる“ゴシック体”はサンセリフと呼び、角張ったシンプルなラインで構成された文字のことを指します。

「SoftBank」に使われているフォントが何かはよくわからなかったけど(Timesを一部修正したような感じ)、上記の文章から読み解くに、その意図するところとしては「老舗・信頼といった雰囲気で、クセのない印象にする」ために、あえてセリフ体を使っているということでしょうか。字の形そのものに意味を込めているデザインではないということはわかります。

次にシルバーの二本線については、「携帯電話本来のベーシックな色」が実は黒だということはさておいて(ケータイメモリアル参照)、周囲の色あいや流行に影響されない色だということはよく理解できます。ただ印刷物やディスプレイ、Webサイトではグレーとしてしか表現できない(印刷では銀の特色が使えますが、雑誌や新聞広告などのメディアは4色なので使えない)という問題点も抱えています。つまりメディアに露出する機会のほとんどで、本来の色であるシルバーが使えずに、代替色であるグレーが使用されるということになります。

要するに、あえて「目立たない色でありふれた書体」を使っている、というわけです。auのオレンジやNTTドコモの水色と比べると、目立たないことにかけては追随を許さないといっても過言ではないでしょう。そういう意味ではまさに狙い通りのデザインと言えます。そもそもロゴのデザインに正解などというものは存在しないので、デザイナーが「このデザインにはこんな意味が込められています」とつけた理屈に対して、クライアントが納得すればそれでOKなのです。


●目立たないデザインはアリなのか?

良いのか悪いのかは別として、デザインの方法論としてはもちろんこのようなデザインも“アリ”なわけです。例えば高級レストランやホテルの看板などはまさにこういった方法論で、お店の雰囲気に合わせた、高級感のあるさりげないデザインがされていることが多いですが、これらのお店は道を歩いている人がフラっと入ってくるようなデザインは求めていないわけで、もしパチンコ屋の看板のように、歩いている人の首根っこをつかまえて強引に店舗内へ吸入するようなデザインになっていたら、雰囲気もぶち壊しというものです。

ただ、ソフトバンクモバイルがそういった路線を目指しているのなら話は別ですが、ナンバーポータビリティを前に、他の業者よりも少しでも目立たないといけないという今の時期、このデザインで大丈夫なんかいな〜という心配はあります。ソフトバンクの携帯を買おう、と思い立ったときに、お店の場所がすぐに思い浮かぶのとそうでないのとでは、けっこうな違いがあるのでは。量販店でも、今までは水色オレンジが並んでいたのに、水色オレンジグレーとなると「あれ? ドコモとauと、あと1社はどこ行った?」なんてことになるかも。

あと店舗のデザインを見て感じたのですが、「これをデザインしている人は苦労しているだろうな〜」と思いました。まずロゴの扱いが難しい。横長でセリフ体の細い線で構成されているので、白く光る看板にレイアウトするとロゴそのものが目立たなくなるし、デザインの収まりも悪い。白地にグレー、黒文字という組み合わせでは、何かポッカリと抜けたような感じになってしまっています。その点ボーダフォンショップのデザインはかっこ良かったし、よく目立っていたなぁ…と、今さら思ってもどうしようもありませんが。

で、こんなことを書くだけではまた建設的じゃないと言われそうなので、全くもって余計なお世話なのですが、今からリ・デザインするとすればどうしたらいいかを考えました。

メインカラーは「緑」にします。理由としては、

(1)他社とバッティングしない色であること
(2)緑は樹木など自然を想起させる色であることから、逆に街中ではよく目立つこと
(3)緑は安心・信頼を想起させる色であり、キャリアとしての信頼感をイメージさせる
(4)スターバックスと間違えて入ってくる人がいる

以上の理由により、デザインを変更することを提案したいと思います。


※ソフトバンクの一連のCIデザインを行ったのは、愛知万博のシンボルマーク(愛・地球博のロゴじゃないほう)や新潮社の「Yonda?」キャンペーン、カップヌードルの広告「hungry?」を手掛けたアートディレクターの大貫卓也氏だそう。日本のグラフィックデザイン界においては重鎮といえる方です。

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2006年09月13日

これを作った人の頭の中をのぞいてみたい

11日の記事「使う人が悪いんじゃなくてデザインが悪いんだ」に関連して、ウチの家の中にある“これはヒドイ”というものをピックアップしてきました。

写真はウチのお風呂の給湯器です。沸き上がりの時間を予約しておけば、その時間にお湯を張ってくれるという、一般的な自動給湯器です。予約できるということは、まず何よりも先に、内蔵時計を正しく設定しておかないといけません。

この手の家電に内蔵されている時計って、なんかしょっちゅうズレまくるんだよね。普通の時計よりも誤差が大きいというか、朝なんかはわりと“時計そのもの”を見ずに、行動半径内にある「時刻を表示しているもの」を見ながら支度するということが多いと思いますが、これに従って行動していたら、実は5分も遅れていた!などということが判明し大あわてになる、という経験がある人も少なくないと思います。

そこで問題です。このパネルを操作して、時刻を合わせるにはどうしたらいいでしょうか。ここに表示されているボタンをどうにかこうにかすれば、時刻設定モードに入ることができるはずですが…。

まあ「時・分」というボタンがあることから、普通なら「このボタンをどうにか操作したら…」と予測できると思います。さらに最近の機器に慣れた人なら、「このボタンを長押しするといいんじゃない?」とも予測できるかと思います。ここまでは、おそらく10人中5〜6人くらいまではたどり着くことができるはず(この時点ですでに問題があるんだけど)。

しかしそこまで予測できたとして、一生かかってもこの時計を合わせることはできないでしょう。ぼくはこの操作に30分以上悩んで、マニュアルを探した方が早いという結論に達し、そこからさらにマニュアルを探すのに数十分費やしたあげく、ようやく見つけた記述を見て「キシャァァァァッツ!!!!!」と何かに襲いかかりそうになりました。












060913_design05.jpg













ウル技(テク)かよ!!


ファミマガに投稿しなきゃ!





などと言って喜んでいる場合ではありません。

運良く「同時押し」にたどり着き、さらにそれを「長押し」するところまでたどり着いたとしても、最後に「5秒押し」という、世の中の常識から外れて天空の高さまでそびえ立つハードルが用意されているおかげで、誰一人として時刻合わせに成功できる人はいないという寸法です。こんな強固な“セキュリティ”が施されているのなら、常人にはもうお手上げというわけです。設計した人はよっぽど時計を合わせてほしくなかったとしか思えません。

ちなみにこの会社の製品で、サイトを見てたらこんなことも言っていましたが。



( ´_ゝ`)フーン




次はIH調理器の操作パネル。最近の家電製品は昔のように機械的なスイッチじゃなく、電子的なボタンを採用しているものがほとんどなので、ボタンの形や位置で機能を表す、ということがなくなりました。ボタンはどれもほぼ同じ大きさ・形で、もし説明がなければ操作は不可能。デザインすることを放棄して、文字に頼りきっているという例です。



ボタンに大きな文字で説明を付けることが「使いやすさ」だ、と思っているメーカーも多いけど、日本語を読めない人が使う場合は? 視力の弱い人が使う場合は? などと考えると、文字に頼りきった設計というのはとても「使いやすい」とは言い難いものです。

確かに電子的なスイッチのほうが押しやすいし、慣れればスマートに使えます。ただこういった製品の場合は、新しく買い換えたとき、または普段使っていない人が使おうとするときには、説明を読まないと使えるものではありません。可動部分がないのでコスト的にも電子ボタンのほうが有利だけど、同じような形で同じような感触のボタンばかりになってしまうと、使う人はどんどん混乱していってしまうと思います。内部的には電子的だけど、感触としては機械的、というような操作方法を取り入れることも必要なんじゃないでしょうか。





ソニーのリモコン。一時のソニーのリモコンはこんなのばっかりで、本当にひどかったです。この中で手元を見ずに操作できる機能は、電源と音量ボタンくらいじゃないでしょうか。同じ形のボタンが整然と並んでいるのは見た目にも気持ちいいですが、使う人のことは全く考えていないデザインです。



ある製品に対して、「デザイン優先なので使いやすさは今ひとつ」などと評されることがありますが、ここで言っている“デザイン”はデザインじゃなくて、単なる“見た目”でしかありません。当然ながら使いやすさもデザインの大きな要素の一つなので、使いやすさを重きに置いていないものは「デザイン重視」と呼ぶのはおこがましいです。




これは良い例ですが、ディスポーザーの動作ボタン。ディスポーザーは「生ゴミのシュレッダー」なので、作動中は非常に危険です。

このボタン自体は何の変哲もないけど、良いというのはこのボタンが設置されている位置。流し台の正面に立つと手が届かず、そこから一歩動かないと押せない位置に設置されています。

流しの排水口に生ゴミを放り込んでからこのボタンを押すとガーッと動いて粉砕してくれるんだけど、もしこのボタンが、流しから手を伸ばせばすぐ届く位置に設置されていたとしたら…。

もちろんその方が便利になるかもしれないけど、前の例のシュレッダーの事故のようなことが頻発することは想像に難くありません。物理的に手が届かない位置にすることで、事故の可能性を少しでも低くするということが図られています。

位置や形状によって、使う人の行動を物理的に制限する、というのもデザインの手法のひとつ。意味のない(または使う人にとって意味がないと思われる)制限はストレスにつながるけど、それが理にかなっていれば問題なしです。

皆さんの生活の中にも気になるデザインがあったら、ぜひ教えていただきたいです。

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iPod miniが復活!? 5色のラインナップになった「iPod nano」

新デザインになったiPod nanoが登場。ボディがアルミになり、一見すると「iPod mini」が復活したように見えます。

新しいiPod nanoの容量は、8GB/4GB/2GBの3種類。1GBがなくなったかわりに、8GBが追加されました。さらに容量ごとにカラーが決まっていて、8GBはブラック、4GBはブルー・ピンク・グリーン・シルバー、2GBはシルバーとなっています。あれ、何か忘れてるような…!?

白がない!!

白といえばiPodのアイデンティティともいえるカラーだけど、iPod mini同様、ボディにアルミ素材を採用したおかげで、白をラインナップから外さざるを得なかったのでしょう(アルマイトには素材感を生かしたまま白で塗装ができないため)。miniでは比較的人気薄だったゴールドの代わりにブラックが加わった形になりました。ブルー・グリーン・ピンクはいずれも鮮やかなカラーで魅力的だけど、アルミのつや消しボディにブラックという組み合わせも相当カッコ良さそうです。

バッテリー駆動時間は最長24時間と長くなり、価格も2GBで17,800円、4GBで23,800円と大幅に値下げ。8GBでも29,800円と、非常にコストパフォーマンスに優れた設定になっています。性能がアップした上に値下げされたことで、iPodシリーズの魅力がさらに高まることになりました。今日から発売開始です。

アップルコンピュータ「iPod」
http://www.apple.com/jp/itunes/index.html

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2006年09月11日

使う人が悪いんじゃなくてデザインが悪いんだ

このようなサイトを運営していると、「機械には弱いからよくわからないんです」「不器用だからこういうのはうまく使えないんだよね」という声をよく聞きます。でもその内容を聞くと、「それは機械の方が悪いだろう!」「そんなのわからなくて当然。あんたは悪くないよ」と思ってしまうことも少なくありません。いちデザイナーとして、この件について考えてみました。

●身の回りにたくさんある「間違えるデザイン」

命にかかわるような事故とまでいかなくても、日常生活の中で、道具を使っていて問題が起こったり、そもそも使い方がわからなかったり、間違えた使い方をしてしまったり、ということはよくあるのでは。たとえばざっと身の回りを見渡したところ、以下の様な例がすぐに見つかりました。


・USBポートの形

PCを使っていると頻繁に抜き差しするUSBポート。これは長方形の対称な形をしているので、反対の向きに入れてしまって中の端子がつっかえてしまう、ということが頻繁にあります。PCの背面のポートに手探りで差そうとしてもかなり困難なので(しかもこういったことはよくある)、そのたびに『これデザインした奴出てこんかい!』などと呪詛の言葉を吐きながら本体を引きずりだして作業をする羽目になります。これを無理に差そうとして、本体側の端子を折ってしまったというケースもあるのでは。USBメモリーなどで使う機会も増えているだけあって、ストレスを感じている人も多いことでしょう。


代表的なUSBポートの例。たとえケーブル・ポートの双方の向きを確認したとしてもまだ間違えてしまうので、いったん差して入らなければひっくり返して差すという感じ(ですよね?>皆さん)。前面にあればまだマシだけど、背面のポートに差すときは手探りでできないので非常にめんどくさい。


よく似た用途を持つポートとして「Firewireポート」がありますが、こちらは非対称な形をしているので、決まった向きにしか入らないようになっています。家電で使われるということも想定して作られたという規格だけに、十分使い勝手に配慮されていて、“間違えない”デザインだと思います。


代表的なFireWireポートの例。これなら間違えて差すのは物理的に不可能です。USBが“PC的”な発想で作られたとすると、こちらは“家電的”な発想で作られた、と言えるかもしれません。ちなみに、USBの規格を作ったのはコンパック/インテル/マイクロソフト/NECで、FireWireの規格を作ったのはアップルコンピュータです。この名前を見ると、なんとなく納得してしまいます。



ケーブル側の端子の先部分がプラスチックになっているので、USBに比べて「スルッ」と円滑に差し込めます。



・メモリーカードリーダー


普通の使い方をすると本体を上から見る視線になるので、どこにどのカードを差せばいいのかわからないし、どっち向きで差せばいいのかということもわかりません。数多くのメモリーカードに対応するのなら、ひと目でわかるようにしておいてほしいところ。

060911_cardreader03.jpg
よく見ると下の方に「SD」のアイコンがありますが、こんな位置についていても全く意味をなさないことだけは一目でわかります。



こちらも同じメーカーの製品。最初からこのように上面にアイコンが記載されていれば一目瞭然なのにね〜。どっちが使い勝手がいいのかは言うまでもないでしょう。



・ニンテンドーDSの電源ボタン

060911_ds.jpg
ニンテンドーDSの電源ボタンはこの赤丸の位置についています。右側の同じ高さの位置にはスタートボタンとセレクトボタンがあり、デザインの意味的には「スタート・セレクトボタンと並列」ということになるのでしょうか。

でもちょっと待っていただきたい!

スタートボタンはゲーム中では“スタート”という機能を持つことはもちろん、ポーズ(一時停止)機能などに割り当てられることも多く、比較的使う機会も多いですが、電源ボタンは本体の起動時と終了時に使うのみ。使用頻度の違うボタンが意味的に並列のデザインになっているのは問題があるし、親指を伸ばすだけで届く非常に押しやすいこの位置にあることで、ゲーム中に間違えて電源を切ってしまったという人は多いんじゃないでしょうか? ぼくも遊んでいて、ポーズするつもりが間違えて切ってしまい、「せっかくここまでやったのに〜!!!」と叫びそうになったことも数知れず。



DS Liteでは電源ボタンは本体の側面に移動していて、さらに引っ張る方式に改善されています。これなら間違う心配もなさそう。DSのデザインは明らかにテスト不足だったと思われます。



・ケータイのボタン

特定の機種の写真を出すまでもなく、ケータイのボタンは悪い例の見本市といってもいいのでは。一見しただけでは機能と関連性のわからないボタンが羅列されていて、しかもその操作のしかたも一定じゃなく、「短く押す」「長く押す」など、いろんな要素が詰め込まれています。もちろん多機能化に従って、仕方なくこのような操作方法が取られているのはわかるけど、最も日常的にあらゆる層が使うという電子機器のわりには、未だにマニュアルを読まないと機能のほとんどが使えないというデザインなのは、デザイナーが仕事を放棄した(または放棄させられた?)と言われても仕方ないんじゃないでしょうか。



・<番外編>事務所のドア

これは電子機器じゃないけど、パーティションで区切られた各部屋に設置されたドア。いまぼくがいる部署に入るためのドアは内開きなのに、隣の違う部署に入るためのドアはなんと外開き。見た目は同じなのに開き方が違う。ここに入ろうとするたびに間違えて引いてしまって開かなかったり、「このドアは内開きだったっけ、外開きだったっけ…あ、ウチの部署とは反対だから外開きか」と、約0.5秒考えないといけないわけです。見た目が同じだけに混乱度も大きく、その罪も大きいと言えます。


何ヶ月経っても全く慣れないんですけど…。押さないといけないのに渾身の力で引いてしまい、大きな音を出してよく恥ずかしい思いをします。




…とまあ、ぱっと目につくだけでもいくつも挙げられるほど、このような「使う人に無用な負担を感じさせるもの」というものがあふれているわけです。説明書を読むのは苦にならないし、むしろ好きな方だけど、よく読んだ上でも「あれ、ここはこうだったっけ?」と迷ってしまうことも少なくありません。



●想定外の使い方が重大な結果を引き起こすことも

ま〜でも上に挙げたようなことは、たとえ間違ってしまったとしても少しイライラするだけで済んでしまうこと。しかし工業製品の中には、ちょっと使い方を間違えただけで、致命的な結果をもたらすものが意外なほど身近に多くあるということが、最近の一連の工業製品にまつわる事故のニュースで再認識されてきました。

例えばシュレッダーで指を失ったという事故について、これらの道具とシュレッダーの件に共通するのは、起こった結果に対して、その製品のデザイン自体が大きく関わっているということ。「ここの構造がもう少しこうなっていれば、このようなことにはならなかったのに」ということが大きな要因のひとつであることは間違いありません。まだ記憶に新しい六本木ヒルズの回転ドアの事故にしても、人間が当然起こすであろう“失敗”を、作った人が少しでも想像することができたら防げたという事故です。

工業製品はその構造の複雑さから、それを使ったことでどんな結果をもたらすかイメージしにくいことがあります。例えば包丁なら、握り手以外の部分は鋭利な金属で出来ていることから、握り手以外の部分に触れると危険であり、またそれを使えば「ものを切る」ことができるというのはひと目でわかるし、幼児であっても少し教えるだけで容易に理解できるものだと思います。

それに対して件のシュレッダーなどは、全く予備知識のない人が外見だけを見て、その用途を理解することは難しいです。直方体の上部に開口部があることから、そこに何かを入れることができる、ということまでは理解できたとしても、そこに指を突っ込んで動作させてしまうと、どうしようもなく悲劇的な結果に結びつく、ということまでは想像できるものではありません。「こうやったらこのような結果になる」という結びつきがイメージしづらいために、間違えて指を入れてしまうということも当然起こりうることです。

また、包丁は見るからに危険なものなので注意を払いやすいが、シュレッダーはそうではないので注意を払いづらい、ということもあります。日常的にシュレッダーを使っている人がその危険性について十分認識していたとしても、例えば友人が子供を連れてきたときに、台所にある包丁は片づけたとしても、自分の部屋にあるシュレッダーを片づける、もしくは電源が入らないようにコンセントを抜いておく、といったことまで気が回らないということもあるのではないでしょうか。

シュレッダーは、そのような状況も当然想定してデザインされるべき種類の製品です。このような事故が起こりうるということを想像できなかったデザイナーの責任は重大だといえます。



●使う人間は悪くない!

いくら使う人が注意をしていたとしても、このように道具を使う上では必ず間違いは起こります。必ず間違えるから、その間違いをどう防ぐか、損失を最小限にするか、というのが工業デザインの最も重要な部分のひとつなのです。使い方を間違えて、「自分はこの手の機械には弱いから…」などと考えている人は、自分が悪いのではなく、間違えるようなデザインをしている製品の方が悪いのだ、と胸を張るべきだと思います。消費者の逆ギレではなく、より使いやすい製品が世の中に増えるためには、そのような「間違える製品」を作るようなメーカーを見限るということも必要なんじゃないでしょうか。メーカーとしては、「マニュアルをよく読んでお使い下さい」などと責任逃れの表示をするだけじゃなく、「マニュアルを読まなくても使える、しかも間違えない」ことが当たり前だというくらいに、デザインに力を入れていただきたいです。

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2006年09月06日

テレビ東京で高橋名人がインタビューされる

ご出産のニュースで街は御祝いムードにあふれていますが、われらのテレビ東京がまたやってくれました。さすがに在京テレビ局の中でも、常に“斜め上”をいく存在だけあります。

高橋名人のブログ「16連射のつぶやき」
http://www.16shot.jp/blog/archives/2006/09/post_363.html

なんと高橋名人に一般人としてインタビューしていたとのこと。
こんなにインパクトのある一般人いないよ!
昔テレビ東京の番組にレギュラーで出てたんだから(20年くらい前だけど)わかれよテレビ東京の人!

というか有楽町に名人がいてニアミスしていたというのが感慨深いです。

投稿者 dennou : 16:40 | コメント (1) | トラックバック
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デザイン一新 L判より大きなプリントで写真を楽しめる「カラリオ ミー」の新シリーズ

コンパクトながら、簡単に高画質のデジカメプリントが楽しめるということで人気の「カラリオ ミー」の新シリーズが登場。デザインも一新されています。

「カラリオ ミー」シリーズは、メモリーカードから写真を読み込んで、PCを使わずにダイレクトにプリントできる写真専用プリンター。新たに「E-700」「E-500」「E-300」の3モデルが登場しました。

リニューアルのポイントのひとつは、筐体のデザインが一新され、よりスタイリッシュでシンプルな形状になったこと。このデザインは無印良品の電話機などで有名なプロダクトデザイナー、サム・ヘクト氏と、エプソンのデザインセンターとのコラボレーションで生まれたそうです。上部にフタがついているので、使っていない間にホコリが入るということもなく、合理的で使いやすいデザインになっています。

2つめは、プリント可能なサイズに「ハイビジョンサイズ」と「KG判」が追加されたこと。Panasonicの「LX1」「LX2」などのデジカメで撮影した16:9のハイビジョンサイズの写真が、家庭でも気軽にプリントできるようになりました。今のところ家庭用インクジェットプリンターの中では、このハイビジョンサイズに対応している機種はほとんどないので、このサイズで撮影できるデジカメを持っている人にとってはかなり注目だと思います。

「KG判」というのは、L判の89mm×127mmよりもひと回り大きい102×152mmというサイズ。L判より大きいので見やすいというのと、ほぼハガキサイズなので、ハガキ用のフォルダーに収納しやすいというメリットがあります。あんまりなじみのないサイズだけど、これから普及させていきたいということで、用紙も同時発売に。入手のしやすさについては心配はなさそうです。プリンター(インク)メーカー的には印刷面積が広がることで、よりインクの消費を促そう、という狙いもあるのではないでしょうか。印刷コストは、L判が16円程度、KG判で20円程度だそうです。

※E-100/150/200でも、新ドライバをインストールすればKG判に対応するみたいです。


各モデルの特徴ですが、最上位機種の「E-700」は2.5型液晶を搭載。画面を見ながら写真を選んでボタンを押せばプリントできるというカンタンさはそのままに、印刷時間もL判で42秒と、E-150の71秒に比べて大幅な高速化が図られています。

また赤外線(IrSimple)での受信に対応し、ケータイで撮影したものも、メモリーカード経由ではなく赤外線で送信してプリントできます。オプションのバッテリーを使えば、出先へ持ち運んでのプリントも可能。こういったコンパクトプリンターは、家の中でも頻繁に持ち運んだりするので、いちいちコンセントに繋ぐわずらわしさがないのがいいです。

本体下部にはCD/DVDのコンボドライブを搭載しており、CD-R/RWへの読み書きと、DVDからの読み込みに対応。PCがなくてもメモリーカードの写真をメディアに直接記録できるようになっています。いくらPCなしでプリントできるといっても、プリントしたあとのメモリーカード内の画像はやっぱりPCに取り込んで保存しておかないといけなかったけど、メディアにも直接記録できるのであれば「完全PCレス」になるので、画像の整理もラクチンになりそうです。「E-500」はE-700からドライブを除いたもので、それ以外は同じスペックです。



「E-700」(写真左)市場想定価格2万円台後半で10月5日(木)発売、「E-500」は同2万円台前半、9月14日(木)発売。本体下部にドライブがあるかないかという違い。



「E-300」は入門モデルという位置づけで、液晶が2.0型、バッテリーに非対応、印刷速度が少し遅い、という違いがあります。

「E-300」市場想定価格1万円台半ば、9月14日(木)発売。


少し体験した感じでは、「赤外線通信が意外とイケる」ということ。ケータイのメモリーカードはmini SDやメモリースティック Duoなど、アダプターを使わないといけないサイズなので、いちいちPCに転送して整理したりするのもめんどくさい(なんでもめんどくさくてスミマセンが…)から、「この写真だけプリントしたい!」というときに、直接赤外線でやりとりできるというのは非常に便利。ただし転送速度が遅いので、枚数が多い場合には向いてません。


こんな感じで転送します。



また「LX1」を愛用している自分としては、「ハイビジョンサイズ」に対応したというのが最も魅力的なポイントでした。今のところこのサイズをプリントする手段は限られている(以前の記事参照)ので、ユーザーとしてはありがたいです。LX1に限らず、最近の28ミリ広角に対応したコンパクトデジカメには、16:9で撮影する機能があることが多いので、ハイビジョンサイズのプリントが普及するといいな〜と思います。


エプソン「E-700」
http://www.epson.jp/products/colorio/printer/e700/index.htm

「E-500」
http://www.epson.jp/products/colorio/printer/e500/index.htm

「E-300」
http://www.epson.jp/products/colorio/printer/e300/index.htm

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2006年09月05日

iPodやiTunesと連携して楽しめるステレオとスピーカー

ロジクールから、iPodを接続してリモコンなどで操作できるホームステレオ「AudioStaion」と、PC上のiTunesで再生中の曲名などの情報を表示でき、直接操作できるスピーカー「Z-10」が登場。単なるスピーカーと違い、オーディオプレーヤーとの密接な連携機能が魅力です。

iPodが接続できるステレオについては以前の記事にも書いたけど、BOSEの「Sound Dock」やアップル純正の「iPod Hi-Fi」などが有名。最近ではCDやMDを使うこともほとんどなくなったから、家庭のミニコンポをiPod+スピーカーに置き換えよう、という人にとっては手頃な製品だと思います。家に帰ってきたらiPodをセットしておけば勝手に充電されるので、家の中でも外でも手軽に音楽を楽しめるという使い勝手の良さも魅力。

ただ、それぞれの製品について言うと、「もう少しこうだったらいいのに!」という点がなきにしもあらず。「SoundDock」には外部入力がなく、他のオーディオプレーヤーなどの機器を繋ぐことができなかったり、「iPod Hi-Fi」は外部入力があるけど値段がちょっと高いし(しかも音にあんまりステレオ感がない)、どっちの製品にもラジオがついてないので、たまにラジオを聞きたいと思ったときにはやっぱりミニコンポを捨てきれない、という、致命的ではないけど“微妙な不満足感”がありました。

で、今回登場の「AudioStation」。簡単に言うとそれらの不満点をクリアした製品となっています。本体の真ん中にiPodをセットして、リモコンで操作できるのは共通するところだけど、FM/AMチューナーを搭載し、さらに外部入力端子も備わっているので、iPodに加えてPCや他の機器を繋いで、スピーカーとして使うことができるというのがポイント。これならもう完全にミニコンポを置き換えられるんじゃないかと思います。

しかし色はなぜか黒のみという潔さ! iPodと言えば、黒が増えたといってもやっぱり“白”が圧倒的。「白いiPodと黒のコントラストもなかなか良い」などと思ってるのかもしれませんが、やはり普通はメインカラーが白で、黒もありますよ、というラインナップにしてほしかったです。あ、これも“微妙な不満足感”か。



「AudioStation high-performance stereo system for iPod」。写真はスピーカーネットを外した状態です。 価格はオープンプライス(市価36,800円程度)で10月20日(金)発売。



「Z-10」はPC用のスピーカーで、PCとはUSBで接続。ここまでは普通のUSBスピーカーだけど、本体にLCDのディスプレイがあり、iTunesや他の再生ソフト、ネットラジオ局で再生中の曲名を表示したり、さらに本体から選曲などの操作ができるというのが特徴。選曲や曲情報を知りたいと思ったときに、いちいちiTunesのウィンドウを前面に出したりするのも面倒だけど、それがタッチパネルで操作できるというのが斬新です。

モニターがなくてもスピーカーから直接操作ができるということで、「お、これならMac miniあたりの小さいPCをモニタなしでミュージックサーバーにしたら面白そう」と思ったら、なんとMacには非対応(音は出るが選曲などの操作ができない。対応予定もなし)! iTunesとの親和性をうたいながらMacに対応しないというのは、なかなか潔いではありませんか。iPodの熱心なユーザーにはMacユーザーが非常に多い(はず)ですが、たぶんiPodの発売元であるアップルコンピュータ社が、実はMacというコンピューターも発売しているということを知らなかったのかも? いや、もちろん冗談ですよ。


まあ世間の大多数のWindowsユーザーには関係ないことでしょうが…。価格はオープンプライス(市価16,800円程度)で10月6日(金)発売。



プレゼンでは「新製品を開発するときには、消費者のニーズをくみ取るために、綿密な市場調査を行っている」と熱心にアピールされていました。


肝心の音質ですが、どちらの製品も低音はかなり迫力があり、女性ボーカルなどの高音もわりとちゃんと出ていたものの、中音域がちょっと物足らない印象(じっくり聴けなかったけど)。いわゆる「ドンシャリ」という音でした。音質的にはSoundDock>AudioStationという感じです。


ロジクール「AudioStation」
http://www.logicool.co.jp/index.cfm/news/JP/JA,contentid=12706,crid=34

「Z-10」
http://www.logicool.co.jp/index.cfm/news/JP/JA,contentid=12700,crid=34

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2006年09月01日

地味ながら、底知れない楽しさを秘めていそうなPSP用の「GPSレシーバー」

ソニーからPSP用のGPSレシーバーが発売。一見すると地味な周辺機器だけど、個人的にとても期待しています。

GPSは主にカーナビ等でよく利用されており、簡単にいうと衛星からの電波をもとに位置情報を測定するシステム。地図表示と組み合わせることでナビゲーションが可能になるというものです。最近はケータイなどにも搭載されていて、クルマだけでなく歩行者のナビゲーションも実現しているというのは、周知のことだと思います。

そんなGPSが、PSP用の周辺機器として発売に。据え置き型でなく、手に持って使える「ハンディ型」のGPSというのは今までにも数多く発売されているけど、地図表示までできるものは非常に高価で、使い勝手もこなれたものではありませんでした。PSPなら液晶画面もカラーでキレイだし、高解像度だし、ゲーム機ならではの操作性で操作感も問題なさそうだし、ソフトの入れ替えで地図だけでなく様々な用途にも使えそうだし、なんだか「これ以上GPSを活用できる機器はない!」というようにも思えてきます。

個人的には「自転車ナビ」が欲しい!と常々思っているので、自転車で遠出するときや知らない街をフラフラと走るときにぜひ使いたいです。走ったルートや距離、平均速度などのデータをメモリーカードに記録できれば、自転車乗りの必須アイテムになりそうな感じなので、(株)エディアから発売予定の「ナビゲーションソフト(仮)」に期待。ただネックはPSPのバッテリーの動作時間で、予備電池は必須になるかも? 単純なナビ以外にも、PSPの無線LAN機能と組み合わせれば非常に実用的な情報ツールになるのではと思います。

そういった実用のツールとしてはもちろんだけど、PSP用ということで、ゲームにどういった形で応用されるかということも気になります。位置情報を使うということは、バーチャルなゲームに“実地”を取り入れることになるから、遊ぶ側に負担を強いることになってなかなか難しいかもしれないけど、陣地を取っていくようなオンライン国盗りゲームとか…? 面白いのかよくわかりませんが…。

GPSレシーバー自体は6000円で12月7日(木)発売。PSP本体やソフトと合わせても3万円前後で「ナビゲーションシステム」が使えるので、ゲーム業界だけでなくアウトドア業界などにも注目を呼びそうです。

ソニー「PSP用GPSレシーバー PSP-290」(ニュースリリース)
http://www.jp.playstation.com/info/release/nr_20060831_camera_gps.html

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