| いよいよ12月23日(土・祝)から全国ロードショーとなる桃井かおり第1回監督作品「無花果(いちじく)の顔」(特別製作協力/シティリビング)。公開に先がけ、プレミア試写会が11月21日に東京・渋谷の映画館「渋谷東急」で行われました。上映前には、桃井監督をはじめ、桃井かおり、山田花子、石倉三郎、高橋克美、岩松了、HIROYUKIら主要キャストが一堂に会して、舞台あいさつが行われました。
桃井監督は、「久しぶりにみんなに会ったんですけれど、本当によく付き合ってくれたと思います。ただの勇気と元気だけで撮っちゃったんですけど、今日ぐらいから緊張し始めています」と今の心境を語りつつも、「花ちゃんの使えないシーンをカットしたせいで、私のシーンが多くなってしまった」と、相変わらずの桃井節で会場を沸かせてくれました。
桃井かおり「本当に今日はよくきてくださいました。監督をやってから、頭を下げられる人間になれました(笑)。釜山国際映画祭では、言葉をいじくっているので、例えば塩辛とか意味分からないんじゃないかと思っていたんですが、けっこうどっかんどっかん笑ってくれて、うれしかったです。質問もたくさん出て、見た方がいい映画10本の中にバラエティで選ばれました。ただ、もう少し出ていなければよかったのにと言われましたが(笑)。それは花ちゃんの使えなかったところをカットしていったら私のシーンが多くなってしまっただけで、それは花ちゃんのせいなんです(笑)。ここまでしゃべれるようにするのが大変だったんです(笑)」
山田花子「初めての主演で、早くも女優桃井かおりを超えたと確信しました(笑)。セリフの深みとか(笑)。撮影では、先に桃井さんが見本を見せてくれるんですけど、“できるかいなっ”って思いました。隠し撮りのように、本番かどうかも分からない撮り方だったんですよ」
石倉三郎「ワクワクしながら撮影に臨みました。なにしろ桃井さんは天才肌の方なので、監督の意向についていくのがやっとでしたが、張り合いがありましたね。超リアルな芝居というか、芝居をしてはいけないみたいなところがありまして、ボーッとしている間に終わった感じでしたが、とても勉強になりました。一番思い出に残っているのは、やはり家族で食事をするシーンですね。スタートがかからないままカメラが回っていて…。あれは自分の俳優のキャリアのなかでも傑作と呼べるシーンだと思います」
高橋克実「衣装合わせの時に桃井監督から、セリフは覚えなくていいからと言われましたが、気を抜くとまずいなと思って一応全部入れていったんです。その日は花ちゃんと二人でのシーンだったんですが、延々長回しでやらされて(笑)。セリフ覚えてなかったらどうなっちゃったんだろうと思いました。本当に落とし穴が多い、なにが起こるか分からないスリリングな現場でした。監督が一番働いていました。自分で出て、監督して、その場で思いついたことをどんどん伝えて。ものすごいエネルギーだと思いました」
岩松了「この作品のモチーフは10年以上前に、僕が演出家として桃井さんに出演交渉していた時に聞いていたので、それが今現実に映画になっていく過程に参加できてうれしかったです。ぼくは役者で出るときはとなりのおじさん的な役が多いので、今回は花子さんの恋人役ということだったので、ふだんの(二枚目の)自分を出しましたね(笑)」
渡辺真起子「桃井さんとは、遊び場友達だったんです(笑)。現場の雰囲気はいい意味で緊張感がありました。ふだんはだらだらしている私ですが、ここぞとばかりに頑張りました」
HIROYUKI「芝居は初めてに近かったんで、僕としては歌の方が楽です(笑)。今も緊張しちゃってどうしようもないです。衣装合わせでも棒立ちの状態でした」
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