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カイシャの小羊

飲みニュケーションのすすめ

日ごろ、あの人とは世界が違う、と自分から境界線をひいてしまったりしていません?
いろんな人と、隔たりなく付き合える柔軟性を持つと、新しい発見があると思うんだな。

新しい大統領になり夢と希望に燃えていたアメリカですが
現実はきびしーい。
オバマ大統領になってからも株価は暴落し続け、「どうか亭主がクビになりませんように」
とじっと息を潜めて波風がたたぬよう祈るような毎日。
もう春だというのにさ、なんかいいことないかなあ。
……ないなあ。
じゃあ、飲み会でもするか……ってことで
先日我が家で日本人女性だけ集めて飲み会を開いた。

「子供同伴禁止、下戸以外運転禁止、だんなに子守をさせて送り迎えをさせろ、料理はポットラック。お相撲さん10人分くらいのうまいもの持参」
との厳しい条件つきの飲み会。
いつもの仲間たちだけではつまらないので
娘その2の日本語補習校のクラスのみなさんもよぶことにした。

シアトルの日本語補習校には500人以上の生徒が通っている。
土曜日だけの学校だし、日ごろから一匹狼のわたしは(またの名をひきこもり?)、
数名のママ友しかいなかったけれど、
まあ、ぱーっと知らない人をよんでみるのもおもしろいかもと
1年1組さん18人のお母さんたちみんなも誘ってみた。
夫が日本人じゃ子守も送り迎えもしてくれないだろうなあ、
飲める人だけでも数人きてくれればいいなあ、と思っていたのだが
ふたを、いやドアを開けてみたらびっくり!
どうしても都合のつかなかった3人を除き、15名が
大きな風呂敷にお相撲さん10人分の料理を抱えてやってきたではないか!

わたしは感動した。
おいしいものもいっぱい食べられたし(ポットラックは日本人とやると最高! アメリカ人はろくなものを持って来ない!)、話したこともなかった人たちのおもしろい話をあれこれ聞く事ができた。

総計30人近くの日本女性たちが一同に集まったのだ。
みんなのことを知り合わなければ! とひとりひとり自己紹介をしてもらい「野望」も語ってもらった。日ごろおとなしい主婦のみなさんは、こういうことは苦手かなと思ったが
これまたみなさん立派な「野望」があってわたしは感動したのであった。
新しいビジネスを考えている人、趣味を仕事にしようとしている人、夢を目指して勉強をしている人……。

働いていると、主婦のみなさんとの交流も少ないし、
「あっち」の世界と「こっち」の世界は違うのよ! っと自分から境界線を引いてしまったりしていません?
「あっち」も「こっち」も関係なく付き合える柔軟性を持つと、
働くみなさんにも新しい発見があると思うんだな。

我が宴会は、下戸のみなさんもアルコールを空気感染したかのように陽気で饒舌になり、
30代、40代の女たちは語りまくり笑いまくり、深夜まで楽しい時間をすごしたのでした。

紅茶片手じゃこうはいかない。
腹を割って話すには、やっぱお酒だな……と大酒飲みのわたしは
自分の生きてきた道はまちがっちゃなかった!と自負したのでありました。
日本に帰ると元の会社の仲間たちが「今時の若いやつらは、一緒に飲みいったりしたがらないんだよなあ」と嘆いているのを耳にする。
人と交じり合うには一緒に飲み食いするのはとっても大事。
「飲みにケーション」とはよくいったものだけど、
人間関係向上、自分向上に、お酒はとってもよく効くよ!

「15年ぶりにこんなに飲んだわ〜」
「ひさしぶりに筋肉がひきつるほど笑ったわ〜」
我が宴会のお客さんたちは、みなお互いにパワーをリチャージしてだんなに連れられて千鳥足で帰っていった。学校の廊下ですれ違うだけじゃ知ることもなかったみんなの「野望」。みんなもがんばってるんだ。わたしもがんばろう! とお酒パワーは、自分のあしたへの活力として燃焼されていくのでした。

みんなも今夜一杯どうですか?

いじりめぐみさん [情報掲載日:2009.03/25 06:30]  | コメント (3) | トラックバック (0)

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コメント(3)
ごまぷりん
2009.03/27 09:00

最近、家で飲むのが大好き人間になっていて、そういえば、仕事がらみや、ママ友との飲み会はずっとご無沙汰。疎遠になればなるほど、面倒になり、よっこらしょ、という感じになりますよね。
やっぱりいくら親しくなっても心底腹を割って話そうと思うと、お酒なしでは難しい、と思うこともあります。飲みニュケーション、いいかも知れませんね!

aki
2009.03/28 16:26

飲みにケーション。
いいですよね!

私は人見知りな方ですが、いったんお酒が入るとすんなりとけこめてしまいます。
深いお話をする人が少なくなったなーと思う今日この頃ですが、
飲みながらお話しすると、みんな心を割って話してくれるんですよね。
お互いとても親密になれる気がします。
飲みにケーションを通じてであった人と、
これからも楽しく飲み続けられたら。。と思います♪

まりあ
2009.04/29 23:22

飲みにケーション。気持ちは解るけど、飲みたくても
飲めない人もいます。
飲まなくても深いコミュニケーションができるような
柔軟さを持てるようになれば、もっといいと思います。

[シカゴ 23日 ロイター]
日米の研究チームが23日、多量のアルコールを
飲んで顔が赤くなるアジア系の人々は、食道がんに
かかるリスクが通常より高いという研究結果を
発表した。

ムリに下戸に飲ますのもどうかと思うんですが・・

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執筆者プロフィール

いじりめぐみさん

 学生時代は、ずっとバスケットボール部だったといういじりさんは、スラリと長身の会社社長&2児のママ。シアトルの自宅には友達を呼んでパーティーをするのが大好きなのだそう。お酒も相当強いというウワサ。子育て、海外留学、転職など、経験を踏まえて教えてくれます。ちょっと弱気になってしまったとき、パワーを与えてくれるよ。

プロフィール
89年から96年まで大手広告会社でCMプランナーとして勤務。93年にアメリカ人と結婚し、現在シアトル在住。専業主婦、子守り、シアトルの日本語新聞コラムニスト、ベンチャー会社の副社長…、新天地でいろいろチャレンジし、自分探しをしながら落ち着いた先が、“世の中をいじる”をモットーに自宅の一室に設立した「IJIRIYA USA」。日本関連企業へのマーケティングコンサルティングのほか、クリエーティブハウスとして企画立案、出版、インターネット事業に取り組んでいる。現在11歳と6歳児の母親。
★著書:「デカくて悪いか!」(角川文庫) 「デブで悪いか!」(角川文庫)

いじりさんの主催するウェブサイト
「Go Feisty!」

http://www.gofeisty.com

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