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カイシャの小羊

少子化対策の特効薬〜「まずは日本男児を変えよう!」

女性だけが育児にしばられて働けないなんて不公平。男性もどんどん育児に参加することが一番の少子化対策では?

  どうしたら少子化に歯止めをかけられるか!が大問題の日本。
 「少子化担当大臣」もお目見えして今後の展開が期待されているがそんなこんなのニュースをシアトルで眺めながら思うこと。

「日本の男が変わらなきゃ産まないよなあ」

 夫の稼ぎだけで満足する女性が少ない昨今、女性が結婚しても働き続けるのは当たり前。当たり前に残業し、当たり前に飲み会にでかけ、当たり前に自分の好きなように時間を使い、「結婚」という制度に束縛されることなく生きているディンクスの女性にとって、結婚生活は悠々自適な快適なもの。そこへ子どもがやってきたとき、働く夫と妻のどちらの環境が大きく変わるか? それは、やっぱり妻のほう。

 夫は相変わらず遅くまで残業したり飲み歩いたりしていても、妻は仕事から直帰で保育園へ。仕事と育児。それだけで毎日は忙しく過ぎていく…。「結婚」では変わらなかった自分たちの生活スタイルが「出産」によりガラリと、それも妻のほうだけ変わってしまう。そんな男女不平等な状況、誰が好んで選ぶだろうか?

 女性に子どもを生んで欲しい政府は、女性にやさしい制度をいろいろ考えるだろうけれど、例えば「働くお母さんは午後5時で即刻退社OK」といわれたとして、私なんかはそれを素直に喜んで受け入れられないタイプである。
 ずーっと男性と肩を並べて働いてきたのに、肩たたきにあったような気がするであろう。
 「なんでなんでも私がやらなきゃならないの?」と不公平さを感じると思う。

男性が遅くまで働いているのに、自分だけ早めに切り上げていたら同じような仕事をこなしていられない。自分がいない間の会社で何が起きているのか気にかかる。今まで「男女平等」で男性と同じように働いていたのに突然女扱いを受けるのもおもしろくない。
「男だって5時で退社して子どもの面倒をみよ!」とメガホン抱えて暴れることであろう。

 子どもは女性のおなかからでてくるが、育てるのは男だって女だってできること。なのに今の日本は「子どもは女が育てるもの」という暗黙の了解が社会全体にあるよね。
 日本の女性のみなさん! 今こそ、それをぶちこわそう! 男性は、妊娠&出産という神聖なる経験(試練?)なく父親になる。だったら出産後は、思いっきり育児を味わっていただいてそのハンディを克服してもらわなくっちゃ。会社を早く切り上げて子どもを保育園に迎えにいき、ごはんをつくり、子どもをねかしつけるのは男性にもできること。 できることは、どんどんやってもらいましょう!

お役人のみなさんだって女性に「産めよ増やせよ」という前に、男達を教育し「産んでくれたら僕協力して育児をします」と誓約書をとるほうが即効力があるのでは?
そこに上司の「会社をあげて彼の育児支援をいたします」なんて一言がついていたら女性だって「産んでもいいかな」って思うのではないだろうか。

今、日本に足りないのは「私だけが育児をしなくっていいんだ」って女性の心の支え。女性に子どもを生んでほしかったら男を変えるのが先決!だと思う。
子どもは私たち女性の体からでてくるけれど、育てるのは夫婦ふたり。日本男児をいかに調教し、母なる私たちを楽にさせてもらうか。
そこに少子化問題のカギがある…と思う。

ちなみに我が夫は、子どもの送迎、風呂、ねかしつけ、なんでもやります。上司にも「家内が怒っているので失礼します」といえば「それは、やばい。早く帰れ!」といってもらえます。
「そうじゃなきゃ、こんなのふたりも産んでないよなあ」
ぎゃーぎゃーとけんかをしあう娘たちを見ながら、シアトルの母は思うのでありました。

いじりめぐみさん [情報掲載日:2006.03/22 11:00]  | コメント (0) | トラックバック (0)

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執筆者プロフィール

いじりめぐみさん

 学生時代は、ずっとバスケットボール部だったといういじりさんは、スラリと長身の会社社長&2児のママ。シアトルの自宅には友達を呼んでパーティーをするのが大好きなのだそう。お酒も相当強いというウワサ。子育て、海外留学、転職など、経験を踏まえて教えてくれます。ちょっと弱気になってしまったとき、パワーを与えてくれるよ。

プロフィール
89年から96年まで大手広告会社でCMプランナーとして勤務。93年にアメリカ人と結婚し、現在シアトル在住。専業主婦、子守り、シアトルの日本語新聞コラムニスト、ベンチャー会社の副社長…、新天地でいろいろチャレンジし、自分探しをしながら落ち着いた先が、“世の中をいじる”をモットーに自宅の一室に設立した「IJIRIYA USA」。日本関連企業へのマーケティングコンサルティングのほか、クリエーティブハウスとして企画立案、出版、インターネット事業に取り組んでいる。現在11歳と6歳児の母親。
★著書:「デカくて悪いか!」(角川文庫) 「デブで悪いか!」(角川文庫)

いじりさんの主催するウェブサイト
「Go Feisty!」

http://www.gofeisty.com

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