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日ごろ言いにくい励ましの言葉や、やさしい一言。面と向かっては言えなくてもメールなら言える。受け取った人も、何度も読み返して元気がもらえるのです…。
東京の会社員生活から足を洗って(?)早10年。
この間のコミュニケーション手段の変化というものには驚かされる。
特に小さな携帯電話ですばやくメールを打つ人々!
わたしには宇宙人に見えてしまう!(わたしは、指ガ太くて打てませーん)
アナログな時代に会社員をしていた私。
社内にEメールが導入されようとしていたのはわたしの会社生活終末期のこと。
当時は、
「会議のスケジュール、Eメールで送ったんですけどー」
「えー? いいめえる?? そんなの見れないよー」
とおじさまがたは拒絶反応を示し、Eメールを打っても必ず電話でフォローしないと
仕事にならない状態であった。会社の掲げていた「全コミュニケーションオンライン化!」スローガンは失敗に終わるのでは、と冷ややかに見ていたものである。
しかし、10年がたった今、会社は立派にオンライン化に成功し、コンピューターを恐れていたおじさまがたも立派にEメールを使いこなせるようになっている。
Eメールは、すばらしい。
世界のどこにいようが連絡がとりあえ、距離を感じずに仕事もスムーズにできるようになった。アメリカに住むわたしは、とてもこの時代の到来をありがたく感じている。
Eメールのおかげでホームシックにならずに外国暮らしができるといってもいいほどだ。
そしてまたEメールが普及して喜ばしいことがある。
それは、今まで手紙などもらったことのない人々から仕事のこととはいえ「手紙」をもらえるようになったことである。年賀状の返事ももらったことのない筆不精のみなさんが、いまや毎日せっせと筆を走らせ(タイプを走らせ?)Eメールをくれるようになったのだ。
今まではいつも電話で「おー、いじり! 仕事だ! よろしく!」なんて用件しか口にしてくれなかったおじさんが
「東京は寒いです。シアトルはどうですか? こどもたちは元気ですか?…」で始まる
立派な仕事の「手紙」をくれるのだ。
長いつきあいの人々ではあるが
「ふうん、Hさんて結構やさしいんだなあ」
「Sさんて顔に似合わず結構詩的な表現するんだなあ」
と新たな発見があるのである。
あるひとりのおじさんは、Eメールの終わりをいつも
「期待しています」の一言で結んでくれる。
このおじさんのメールをもらったあとはいつも
「期待されてるんだ! がんばらなくては!」とやるき満々のエネルギーが沸いてくる。
電話とちがいEメールは記録に残る。
例えば「がんばってね」の一言は、電話では聞き流されても
Eメールに書かれていれば、受信した側は何度でも好きなだけ読み返すことができる。
一言の「ありがとう」が、「ありがとう、ありがとう、ありがとう…」と反芻されて
受信した人の心に響く言葉となる効果を持つのだ。
今年もまた星の数ほどのEメールをやりとりするだろう。
忙しいと用件だけを書き記す味気のないEメールになってしまうこともあるだろうが
わたしは、「期待してます」おじさんをみならって
Eメールを受け取る側のみなさんが
ちょっと元気が出る言葉を添えることを心がけていこうと思う。
今年もまた先輩になっていくみなさま
なかなかやさしい一言を部下にかけてあげられないみなさま
「いつもありがとう」「がんばってね」「Good Job!」
みなさんも今年はEメールの用件のあとにあなたならではの一言をそえてみませんか?
今年もみんながんばってね!
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