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●今月のテーマ●
モチベーション
アップ
仕事へのモチベーションを高めるには

マイナスをプラスに変える楽観的な視点をもとう

 仕事始めから約3週間。年明けの気ぜわしさも一段落し、仕事へのモチベーションが下がり気味…、ということはないですか? ちょっとした心がけでモチベーションをアップする方法を、小倉美紀さんに聞きました。

取材・文/渡邊良子

誰だって落ち込むことはある
まずは自分を認めてあげること

 会った瞬間からエネルギッシュなパワーを感じさせる、エナジー・コーチの小倉美紀さん。でも、過去には、やりたいことに踏み出せずにもんもんとしたり、落ち込んで朝起きられなくなったりしたこともあったとか。「モチベーションをずっと一定にキープしようと無理しなくていいんです。でも、私自身の経験も分析してみて、落ち込んだときでも視点の置き方、考え方一つでかなり楽になれることが分かりました」

 まずは、自分のパターンを知ること、と小倉さん。「どんなときにモチベーションが上がったのか、逆にどんなときに下がったのか。周囲の環境、人間関係、誰かの一言、自分の感情、そのときの目標など、要素ごとに分析してみてほしい」。そうすると、いまいちモチベーションが上がらないというときでも、自分が落ち込まないようにコントロールできるようになる、と言います。

 「否定したり、卑下したりしないで、落ち込んでいる自分も認めてあげること。誰だって落ち込むことはあるんですから。落ち込む力があれば、はい上がる力もあると、自分自身を信頼して」

楽観的な視点で、毎日を前向きに

 小倉さんから見て、モチベーションが高い人とは? 「やりたいことへの強い思いがある人、自分がやるべきことを明確に意識している人、人には譲れない大切なもの(価値観)を持っている人、自分の強みを知っている人、などでしょうか」

 では、モチベーションをアップし、キープするには、どうすればいいのでしょう。

1.やりたいことを明確に

 「私のセミナーにも“やりたいことが分からない”という人が大勢います。でも、自分が好きなこと、楽しいと感じることの中に、やりたいことは必ずあるはず。自分の好奇心のアンテナの感度を上げて、“やりたいこと”を探ってほしいですね」

2.意味を見いだす

 仕事では、やりたくないこともあるもの。そんなときは、「きっと、私がやるべき意味があるんだと考える。“やらされていること”を“やりたいこと”ととらえると、前向きになれます。また逆に、意味を深く考えずに、流れにまかせるのも手。もちろん、やりたいことへの努力を続けながらですけどね」

3.楽観的な視点をもつ

 「女性は“○○しなければダメ”“○○すべき”と、ともすれば自分を追い込みがち。それよりも“なんとかなるさ”という楽観主義で。“こうあるべき”と自分を自分で縛るよりも、“こうなったらいいな”と、よい結果をイメージするほうが疲れない。気持ちも楽になり、幸運を引き寄せると思います」

 モチベーションが上がらないときには、“マイナス感情のデトックス”がおすすめ、と小倉さん(下の囲み参照)。今年一年、モチベーションを上げて、前向きに仕事を楽しんでいきたいですね。

小倉美紀さんがすすめる
マイナス感情のデトックス
5つのポイント
1. 自己批判

自己批判しても余計に落ち込むだけ。もっと自分をいたわって見てあげるようにする

2. 後悔

後悔しても何も変わらない。後悔の気持ちを捨て去り、そのことで学んだことだけをキープしておく

3. 罪悪感

女性が陥りやすい感情。罪悪感を感じたところで何も改善しない。むしろ現状に感謝を

4. 怒り

怒りのエネルギーを、ポジティブなパワーやモチベーションに転換する

5. 許せない

心を開いて許してみる。自分が楽になれる

今月の達人

小倉美紀(おぐら・みき)さん

小倉美紀
(おぐら・みき)さん

1993年ニューヨーク州立大学卒業後、東京で外資系コンサルティング会社に勤務。1997年ドイツオフィスへ転職、国際人事分野に従事する。現地での転職・リストラを経て、コーチとしての活動を開始。ヨーロッパを中心に女性向けのセミナーを開催する。アメリカCoach Universityのコーチ・トレーニング・プログラム(CTP)を修了した唯一の日本人女性コーチ。2004年、ドイツでWomen's Life Improvement Clubを設立。2006年、活動の拠点を東京に移し、“女性の元気とハッピーを応援する”をテーマにセミナー・執筆活動を展開中。著書に「自分らしくライフバランスを手に入れる」(ファーストプレス)がある
公式ホームページ
http://www.mikiogura.com

小倉美紀さんの
女力アップの秘けつ
マラソン

 小倉さんのストレス解消法の一つがマラソン。「42.195kmを完走するためのプロセスを考え、トレーニングをします。無理だと思わないで、一歩踏み出してみることが大事かな、と。やり遂げた達成感は、仕事への原動力にもなります」。写真はベルリンマラソンでの1枚。2007年には東京マラソンにも出場したそう。

小倉美紀さんの女力アップの秘けつ マラソン
ム通い

 マラソンに加え、ジム通いも好きだという小倉さん。「30歳を過ぎてから、体を鍛えて外見を磨くことも大事だと思うように。体ってこういうふうにできているんだ、と分かるようになりました。肌の調子もいいです」。また、無心に運動することで、日常を離れ一人で考える時間にもなる、と小倉さんは言います。


 取材当日、オレンジのジャケット、赤のネイルで現れた小倉さん。「昔から、赤や茶、オレンジが好き。最近分かったのですが、風水的に赤系は私のラッキーカラーだったんです」。マラソンをするときでも、どこかに赤を身につけるそう。また、「手先が華やかだと気分も華やかになる」と、ネイルは20年欠かしたことがないとか。


 「知らないところに行って、普段と違う体験をするのが好き。好奇心が刺激されるんです」と小倉さん。これまで行った国は、30カ国に上るとか。1997年、ふとしたきっかけでドイツで仕事をすることになり、約10年暮らしたそう。「ドイツにいたからこそ、日本でできることが見えてきた感じがしますね」

[情報掲載日:2009.1/21]