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まずは、自分のホンネを
自分で受け止めることから
失敗やトラブルをいつまでも忘れられず、気持ちが切り替えられないことがあるのは、どうして? 「自分の本当の気持ちを自分で受け止め、発散できていないからでしょう」と伊藤恵理さん。「つらいな、イヤだなというネガティブな感情を発散できないでいると、潜在意識(無意識)にどんどんたまってしまいます。そして、自分では“忘れた”と思ったころに、不意にくすぶってきて、また苦しめられるんです」
友達に話してスッキリすることもありますが…。「人に話すのは、自分で自分の気持ちを収めてから。でないと、逆効果になることも」
自分の気持ちを収めるには、(1)悩みや苦しみを見つめ直す、(2)なぜつらいのか原因を探る、(3)自分のホンネを理解する、の3つのプロセスが必要だそう。「私のカウンセリングでは、ぬいぐるみを自分だと思って抱きしめさせ、“つらかったね”“がんばったね”と、気持ちを吐き出させます。子どもっぽいと思うかもしれませんが、すごく効果がある」と伊藤さん。
新聞紙を破る、サンドバッグをたたく、全力で走るなども気持ちの発散になるとか。
考え方のクセやゆがみを正していく
せっかく気持ちを切り替えたのに、またイヤなことがあってブルーな気分に。こんなときはどうすれば? 「落ち込みやすい人、ネガティブに考えやすい人は、考え方のクセ、いわゆる“認知のゆがみ”がある場合が多い」と伊藤さん。例えば、先輩に「あなたって空気読めないわね」と言われてショックを受けたとき。「“ちょっと待てよ”“こう言ったら、どうなっただろう”と、いろいろな角度から考え直してみます。自分の気持ちを冷静に見つめて、整理するわけです。これは“認知行動療法”といって、うつの治療などでも使う方法。毎日ノートに書き出して、“月曜日は落ち込みやすいなあ”など、自分の傾向を知ることも効果的」と伊藤さん。
また、午前中の失敗を午後まで引きずって、今日は何にも仕事がはかどらなかった…という日も。そんなときに有効な方法があるとか。
「“クイック気持ちの切り替え術”です。まずは、自分の席から離れること。外の空気が吸える場所がグッド。そして2〜3分目を閉じ、自分の中にたまったもやもやを吐き出すことをイメージします。“ああ、スッキリした”“エネルギーチャージ完了”と思い込む。これだけでかなり変わります」
ストレスに耐える力を高めるには、寝る前やお風呂の中などで自己暗示をかけるとよいそう。「眠る前のうとうと状態は、意識と潜在意識の境が揺らいでいるとき。潜在意識に、上司とうまくいくイメージ、仕事がはかどるイメージを刷り込むわけです。潜在意識に入ったイメージはやがて実現します。よく眠れて、朝の目覚めもいいですよ」
自分なりの切り替え術を身につけて、毎日、気持ちよく働きたいですね。
伊藤さんがすすめる
クイック気持ちの切り替え術
| 1. |
自分の席から離れ、外の空気が吸える場所に行く |
| 2. |
目を閉じて、イヤなこと、つらいことを吐き出すことをイメージする |
| 3. |
“ああ、スッキリした”“エネルギーチャージ完了”と、自分で自分に暗示をかける |
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