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デキる女の仕事術
ストレスを減らし、幸せに働くために

相手に求め過ぎず自分でトラブル回避を

●今月のテーマ●
人間関係乗りきり術
 どうして上司と話がかみ合わないんだろう、あの同僚はなんでいつも怒っているのかしら…。会社の人間関係って難しいと感じていませんか。肩の力を抜いて人間関係をとらえる方法を、深澤真紀さんに聞きました。
取材・文/渡邊良子

誠実に仕事をしていれば
いい人間関係がついてくる

 ウマが合わない上司、イヤミな同僚、人の話を聞かない後輩…。仕事のストレスの大半が人間関係にかかわることではないでしょうか。「そもそも他人は自分の思い通りにはならないものなんです。なのに、人間関係で悩むというのは、相手に期待し過ぎるからじゃないでしょうか」と深澤真紀さん。

 「仕事の目的は、人間関係がうまくいくことよりも、売り上げを伸ばしたり、プロジェクトを完成させたりすることのはずです。誠実に仕事をしていく中で、いい人間関係というのは、あとからついてくるものだと思うんです」

 特に女性の場合、「感じよく思われたい」「誰からも好かれたい」「ほめられたい」「頼られたい」など、欲求が多過ぎる傾向が。「そんなにいろいろ考えてたら疲れますよ(笑)。仕事の究極の目的は、“自分のため”に働くことでしょ? 人間関係で悩む前に、まず、自分が仕事に何を求めているのか、何が目的なのかをはっきりさせることが大切だと思います」

 人からどう見られているか、他者評価を気にする前に、自分自身を見つめ直すことが必要かもしれません。

考えうる限りのトラブル回避の手立てを

 新入社員が入ってくるこの時期。新人の指導を任される人も多いのでは。そんなときも、“目標にされる先輩になろう”なんて思わなくていい、と深澤さんは言います。

 「目的は、新人を“仕事人”として育てること。新人が仕事ができるようになれば、結局は自分のためにもなる。そう考えて接してみては」

 たとえば、何度も同じことを聞いてくる新人には?

 「“私の説明が不十分だったから、まとめてみたの”と言って、紙に書いて渡し、“ここで読んでみて”とその場で読ませる。質問があればすぐに聞く、というふうにすれば、改善していくと思います」

 方向音痴で、約束の場所に遅れてくる後輩には?

 「前もって地図を渡しておいて現地集合にしても迷うでしょうから、現地集合はやめて“一緒に行こう”と言う。朝に弱い子だったら、モーニングコールをしてあげる。そこまでしなきゃいけないの、って思うかもしれないけど、目的は仕事がうまくいくこと。だから、考えうる限りのトラブル回避の手立てを用意しておくわけです」

 上司に対しても同じ。パソコンの操作が苦手な上司なら、「私がやっておきますから、部長はこちらの書類に目を通していただけますか」と言って、自分がパソコン操作をする。そんなふうに、トラブルを自分でコントロールするようにすると、ストレスも減っていきそうです。

 ただし、どうしても相性が悪い人も。「なるべく近寄らないほうがいいけど(笑)、仕事だとそうもいきませんから、最短のコミュニケーションで済む手立てを考えておく」と深澤さん。苦手なタイプとの付き合い方を考えてみることは、自分を知ることにもつながりそうです。

深澤さんがすすめる
人間関係乗りきり術

3つのポイント
1. 今の仕事をしている目的は何か、何のために働いているのか、仕事の目的を見直す
2. 究極の仕事の目的は“自分のため”と割り切って、相手に期待し過ぎない
3. 自分の苦手なタイプを書き出してみて、あらゆるトラブル回避の手立てを考える
今月の達人
深澤真紀さん
深澤真紀(ふかさわ・まき)さん

編集者、コラムニスト。1967年、東京生まれ。早稲田大学第二文学部社会専修卒業。学生時代に「私たちの就職手帖」副編集長を務める。いくつかの出版社で編集者を務めたのち、98年、企画会社タクト・プランニングを設立、代表取締役社長に。書籍、雑誌、ウェブのプロデュースや、作家のマネジメントを行うほか、さまざまなテーマの企画や執筆、講演も行う。著書に、「平成男子図鑑」(日経BP社)、「思わず使ってしまう おバカな日本語」(祥伝社新書)など。ウェブ上で、「自分をすり減らさないための 人間関係メンテナンス術」を連載中

企画会社タクト・プランニング
http://www.tact-planning.com
深澤真紀さんの
女力アップの秘けつ

はらへり旅

 「くらたまとフカサワのアジアはらへり旅」は深澤さんが漫画家の倉田真由美さんとアジアを旅するウェブ連載。「くらたまは海外旅行初心者でスタッフもいないので、手配から撮影まで全部私。ガイドブックや地図でしっかり事前勉強し、快適な旅ができるよう心掛けています」
いソーセージ
「はらへり旅は、現地の人の生活を“食”中心の目線で体験しようというもの。地元の人が行く食堂とか、市場なんかも行きます」と深澤さん。「私はだいたい何でも食べられるんですが、タイで食べたメチャ甘のソーセージだけはダメでした(笑)。でも、旅って、こういう違いに出合うことが面白いって思うんです」
ーガニック
 アトピーのため、20年ほどオーガニックな食生活を続けているという深澤さん。「最近気が付いたんですけど、自分の体があまり痛んでいない。大病もしないし、肌のトラブルもない。アミノ酸シャンプーと自然乾燥で、白髪もないし。体にいいものを入れておくと、そこそこの状態をキープできるということだと思いますね」
事道具
 仕事柄、文具やデジタル小物にはこだわっているという深澤さん。「たとえば、一見ただのシンプルなペンだけど、実は黒・赤のボールペンとシャープペンシルが内蔵された3色ボールペン。これがあれば、どこでも校正ができます。書いた字を消すことも多いので、シャープペンシル&消しゴムが一体になったものも便利。私が使っているのは、消しゴムの部分が大きくて消しやすく、リフィルも買える優れものです」

[情報掲載日:2008.4/16]

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