|
誠実に仕事をしていれば
いい人間関係がついてくる
ウマが合わない上司、イヤミな同僚、人の話を聞かない後輩…。仕事のストレスの大半が人間関係にかかわることではないでしょうか。「そもそも他人は自分の思い通りにはならないものなんです。なのに、人間関係で悩むというのは、相手に期待し過ぎるからじゃないでしょうか」と深澤真紀さん。
「仕事の目的は、人間関係がうまくいくことよりも、売り上げを伸ばしたり、プロジェクトを完成させたりすることのはずです。誠実に仕事をしていく中で、いい人間関係というのは、あとからついてくるものだと思うんです」
特に女性の場合、「感じよく思われたい」「誰からも好かれたい」「ほめられたい」「頼られたい」など、欲求が多過ぎる傾向が。「そんなにいろいろ考えてたら疲れますよ(笑)。仕事の究極の目的は、“自分のため”に働くことでしょ? 人間関係で悩む前に、まず、自分が仕事に何を求めているのか、何が目的なのかをはっきりさせることが大切だと思います」
人からどう見られているか、他者評価を気にする前に、自分自身を見つめ直すことが必要かもしれません。
考えうる限りのトラブル回避の手立てを
新入社員が入ってくるこの時期。新人の指導を任される人も多いのでは。そんなときも、“目標にされる先輩になろう”なんて思わなくていい、と深澤さんは言います。
「目的は、新人を“仕事人”として育てること。新人が仕事ができるようになれば、結局は自分のためにもなる。そう考えて接してみては」
たとえば、何度も同じことを聞いてくる新人には?
「“私の説明が不十分だったから、まとめてみたの”と言って、紙に書いて渡し、“ここで読んでみて”とその場で読ませる。質問があればすぐに聞く、というふうにすれば、改善していくと思います」
方向音痴で、約束の場所に遅れてくる後輩には?
「前もって地図を渡しておいて現地集合にしても迷うでしょうから、現地集合はやめて“一緒に行こう”と言う。朝に弱い子だったら、モーニングコールをしてあげる。そこまでしなきゃいけないの、って思うかもしれないけど、目的は仕事がうまくいくこと。だから、考えうる限りのトラブル回避の手立てを用意しておくわけです」
上司に対しても同じ。パソコンの操作が苦手な上司なら、「私がやっておきますから、部長はこちらの書類に目を通していただけますか」と言って、自分がパソコン操作をする。そんなふうに、トラブルを自分でコントロールするようにすると、ストレスも減っていきそうです。
ただし、どうしても相性が悪い人も。「なるべく近寄らないほうがいいけど(笑)、仕事だとそうもいきませんから、最短のコミュニケーションで済む手立てを考えておく」と深澤さん。苦手なタイプとの付き合い方を考えてみることは、自分を知ることにもつながりそうです。
深澤さんがすすめる 人間関係乗りきり術
| 1. |
今の仕事をしている目的は何か、何のために働いているのか、仕事の目的を見直す |
| 2. |
究極の仕事の目的は“自分のため”と割り切って、相手に期待し過ぎない |
| 3. |
自分の苦手なタイプを書き出してみて、あらゆるトラブル回避の手立てを考える |
|
|